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▼2018年05月23日

武蔵小杉の思い出

 恥ずかしながら武蔵小杉…というか隣の新丸子でちょっとの間異性と暮らしていたことがあります。
 東横線に乗って新丸子駅に降りると、なんというかあまり冴えない感じの駅前で、駅のガード下にあるスーパーで食材買い、マンションにある狭いキッチンで、あまり手間もかからず美味しそうでもない料理を作って食べたりしていました。
 新丸子駅のガード下には小さな東急ストアがあったのですが、ちょっと歩けば武蔵小杉の駅があり、駅前にはイトーヨーカドーマルエツがあって、そっちの方が大きなスーパーだったので、初日以降の食料品はそちらまで買いに行きました。駅からの移動も、優等電車が止まる武蔵小杉駅まで歩いていました。

 当時の武蔵小杉駅は一応優等列車が止まる駅ではありましたが、新丸子同様イマイチ冴えない感じの駅で、例えていうなら東武伊勢崎線の草加駅みたいな雰囲気(つってもわからんかw)南部線との乗換駅ではありましたが、まぁ…用がない人は降りないだろうな。
 駅の西側にはスーパーマーケットや団地がありましたが、東側はNECだったかキヤノンだったかの工場があるだけで人は住んでいません。その工場の奥には武蔵野線が走っているのが見えて「東横線と武蔵野線って結構近いところを走っているんだな」なんて思ったものです。

 季節は冬で、滞在中大雪になった日があり、早朝になんとなくひとりでベッドを抜け出し、雪景色を見に多摩川沿いまで散歩に出かけたことがありました。雪が積もった新丸子の街を抜け、多摩川河川敷を散歩した後に丸子橋を渡ってみると、その先には高級住宅街が広がっており「そっか、ここは田園調布か」なんて気が付きました。そして田園調布入り口付近を適当に散歩して、新丸子のマンションに戻りました。
 その時は、なんだか川を挟んだだけなのに、わかりやすく言えばお金持ちの街と庶民の街できっかり別れているなぁ、なんて思いましたし、その割にはこの新丸子〜武蔵小杉の一帯って、電車で都心に出るのも楽そうだし、街中もあまり混雑していないし、実は暮らしやすいゾーンなのかも…などと考えたりしたものでした。

 タワマン住民が過酷な生活に悲鳴…「買わなきゃよかった」と後悔するワケ:日刊SPA

 タワマン買ってる人には全く同情しませんけど、最近よく見るムサコ(ムサコはニワカで昔からの住民は“コスギ”と呼ぶらしい)大混雑のニュースを目にする度に、あの一体ののんびりした雰囲気を思い出し、そしてあの辺りに昔から住んでいた人達にとっては、大規模な再開発もある意味災難であったのかもと思ったりもします。

 その後武蔵小杉駅と新丸子駅で降りたことはありませんが、今、武蔵小杉と新丸子付近に出かけても、あの何となく冴えないけど居心地が良さそうな雰囲気はもうないんだろうなぁ。

▼2018年05月22日

栗城史多さんの死

 なんだかんだで死なないんじゃないかなぁ…とは思っていましたが。

 栗城史多さん、エベレストで死亡。事務所が発表「遺体となり発見されました」:HUFFPOST

 死なないんじゃないかなぁ、と思っていた理由は、頂上に達することはおそらくないからなぁ…という意味です。

 彼についての話は、われらがへなちょこ登山部の中でも昔から話題になっていて「登頂できるレベルに達していない」という事は知識として知っていました。なので時折チャレンジの話が話題になる度に「まだ頑張ってるんだな」ってくらいには思っていました。
 でも「あれ?でもエベレストって最近ではしっかり装備を調えれば比較的誰でも登頂できるのでは?」なんて思う人もいるかもしれません。

 栗城史多という不思議2:森山編集所

 上記は友達が教えてくれた記事です。
 栗城さんが登頂できるレベルに達していない、そしてチャレンジしていることがどれだけ無謀なのかって理由がわかりやすく書いてあります。

 で、栗城さんが亡くなって、スポンサーであった企業から追悼コメントが出ています。

 登山家 栗城史多さんを応援しています:グリコ

 その他、リクルートサイバーエージェントなども彼をスポンサードしていたようです。

 もちろん、これらの企業は善意、あるいはCSR活動などの一環で栗城さんを支援していたんでしょうし、そこは批判されるべきなのかわかりませんけど、いわゆる一流の登山家の人の「アレは無理」といっている声をもう少し真摯に受け止めていたら、こういった無謀な登山への支援活動も事前に打ち切られていたかもしれませんし、栗城さんも命を落とさずに済んだのかもしれません。

 チャレンジしたことに意義はあったのかもしれませんが、それは死なないことが大前提です。死んでしまった以上、このプロジェクトは美化されるべきではなく、今後このように無謀なチャレンジを防止する意味においても、または企業が支援活動として冒険に資金を出す意味においても、しっかりと批判されるべきかと私は思いました。

▼2018年05月21日

命の価値

 この歳になってちょっと昔のティーン向けSF小説やアニメなどを見ると、命の価値って昔と今では違うんだなぁ〜と思う時があります。

 例えば、割と有名な日本人の巨匠(といわれる?)作家のSF作品の中でも、シリーズが進むにつれて大量に人が死ぬ描写が増えてきたりするのですが、改めて思うとそれらを悲劇としてじゃなくてギャグみたいなノリで書いてるんですよね。主人公の美少女2人がちょっとしたミスで惑星を吹っ飛ばすなんてエピソードもあったりして、現在のノリだとちょっと引く(私は昔でもちょっと引いていた)んじゃないかと思うんですけど、少なくとも世間ではそういうのもギャグの1つとして認識されていました。

 人間ではありませんが、昔の円谷作品である「恐竜探検隊ボーンフリー」というテレビ番組も、シリーズ一作目は「恐竜を保護する」といったドラマなのですが、シリーズが進むにつれてなんとなく恐竜が死ぬエピソードが増えてきた感じで、その続編となる「恐竜大戦争アイゼンボーグ」では既にサブタイトルに「戦争」って文字が入っている事から察するように、恐竜軍団との殺し合いになっていました。そういえば「エイリアン」という映画もシリーズ二作目には「今度は戦争だ!」なんてキャッチがついてたっけ?

 というように、1980年代頃の時代とは、何故かこういったメディア作品で「命」の価値がかなり低下していた時代だった気がします。大ヒットしていた映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」だって、メインクルーみんな特攻で死んじゃいますし(続編では何事もなかったかのごとく生きていますが)、その数年後に放送されたアニメ「伝説巨神イデオン」では、知的生命体全て死亡…もっともヤマトとイデオンは命の代償についてかなりねちっこく描写されていましたから、命が軽いって訳でもないかな?

 命は尊い!人の命は地球1つよりも重い!なんて考え方って、実はそんなに昔からあった訳ではなく、古い文学を読んでいると、割と人の命というか、死については淡々と書いている描写も多いです。考えてみれば人の死を見るのが珍しくなかった時代ですからね。それこそ戦争にでもなれば大量に人の死体を目撃することになりますし、人の死についても当然ながら現代よりも冷静な事象として受け止めていたでしょう。
 逆にいえば、一生の間にほとんど人の死…それも病室などではなく屋外でののたれ死になどを目にする機会がない今の先進諸国の人達にとっては、人の命の重さというか、人の命の価値というモノがよくわからないってのが本当のところではないかと。

 以前もどこかで書いた記憶がありますけど、例えば江戸時代、勝海舟の父親である勝小吉が書いた本には、記憶で書き起こしますけど、笑い話としてこんな一文があります。

 「生まれた子供が死にそう?どうせ死ぬなら速く死んだ方がトクだ」

 これは今の価値観でいうと非人道的というかかなりひどい考え方ではあると思うのですが、冷静になって考えてみると、あの頃の時代の人の命とはまさに労働力そのもので、生きて労働に従事して富を生み出すことが命の価値でした。そのため子供にある程度の育成コストをかけてから死なれるよりも、生まれてからまだほとんど育成コストを投じていない時期にサッサと死んでくれれば、当然無駄な育成コストをかける必要もなく、夫婦は次の子作りに移れるって話でもあり、ここには「人の命」を冷静に実用品として捉えていた時代背景が想像できる訳です。

 こういう細かいエピソードの他、国家による徴兵制度なんてのも、命を実用品として捉えている故の話でしょう。よく戦後に書かれた小説では、息子宛に政府から赤紙が届いて、母親はなくなく息子を戦地に送るなんて悲劇のエピソードがありますが、これは戦後社会向けに作られたエピソードである事が多く、当時の価値観ではもちろん悲劇ではあったでしょうがある意味みんなそうしていたわけです。
 息子が自分の意思で戦地に赴くのならいざ知らず、他人に強要されて戦争に行くとか、今のように人の命が無限大に近いインフラ的価値を持つ世の中だと到底容認されない判断でしょうが、これは人の命に対する価値観が今と違うとしか言いようがありません。

 そういえば、昔の陸戦でよくあった、戦場でも兵隊を機関銃の前に突撃させるなんてやり方、兵士の命を大事にするとかしないとかそういう意味でもなく、今ではそんなアホな作戦たてませんよね。これも「人の命なんてほっとけば生えてくる」みたいな価値観が根底にあったから、単一の陣地攻略戦で数百人死んでもあまり気にしなかったのでしょう。
 もちろん今では兵隊の命は貴重なモノですし、それよりも工業化によって、人の命を差し出すくらいなら、改良された兵器を投入する方がずっとコスト安なので、人道的な見地とは別な視点でも、そういう無駄に人の命を捨てるようなやり方はしません。これも冷静に書くと、現代は命の価値が大多数の工業製品を上回っている社会構造故の話かと。

 いろいろな時代の小説、あるいはノンフィクションなどを読むとき、大体私は結構その時代の人の命の価値について考えます。そうでないと価値が読み解けない文章も意外と多いですし、また逆に、今の時代って少なくとも命を失いたくない人にとっては、割と最高な時代なのかもとしみじみ思ったりもします。

バポナの季節

 週が明けて少し涼しくなってきましたが先週は暑かったですね。今週も後半から暑くなるらしいのですが、熱くなり始めると悩まされるのが虫。

 私の家の立地はかつて湿地帯だった場所を埋め立てた住宅地なので、暖かくなるとすぐに蚊が発生します。特に自宅のガレージは伝統的に蚊が多く、クルマに乗ろうとガレージに入って車のドアを開けてエンジンをかけるまでの短時間で蚊に刺されたりもします。奥には通勤用の自転車も置いてあるのですが、毎日ではないにせよ、ほんの1分未満の滞在でも蚊が緊急出動してきて刺されたりすることがあります。

 玄関の軒先にできた蜂の巣などは割と放置な私ですが、蚊は不快。なのでいろいろと殺虫剤を試してはいたのですが、やはりガレージという半屋外みたいな場所なので、市販の殺虫剤ではほぼ効果がありません。

 そんな中、別荘のある千葉県鹿嶋市のホームセンターで見つけた殺虫剤、正確には殺虫プレートですが、アース製薬のバポナ・殺虫プレート。数年前までは薬剤師の許可と身分証明書の呈示がないと買えなかったみたいですが、ここ数年規制が緩和されたようで、身分証明書の呈示は必要なくなりました。今でも一応薬剤師からではないと買えないようですが、鹿嶋市のホームセンターでは、カゴに山積みで売られている製品を普通に買うことができました(ただし売り場近くにいた薬剤師さんから「注意してね」と声はかけられましたが)
 当初は別荘内で使おうと思っていたのですが、パッケージにある解説文を見ると、さすがに一般家屋屋内はマズそうだと思い、持って帰って自宅のガレージで使用する事に。

 これがまた効果てきめんで、今まではほんの1分で数カ所指されていた蚊が、夜間にガレージで長時間作業をしていても、まったく蚊にさされないという事態に!スゲーなと思いつつも、やはり屋内で使わなくて良かったかなと思いました。
 ちなみにこのプレートの成分は、虫が忌諱するという生やさしい成分ではなくハッキリ生体を殺す効果があるようです。なので中にある薬剤が塗布されている黄色いプレートには絶対に手を触れるなと書いてありますし、密室で使用した場合は鳥や子猫などは死ぬ場合もあるみたい。もちろん人間に対しても危険です。

 ガレージで使ってとても良い効果が得られたので、翌年も購入しようと思って探してみると、都市部のホームセンターではどうも売っていないようで、ネットで販売店を検索して近所の大手ドラッグストアまで買いに行きました。そこのお店でも店頭には陳列しておらず、薬剤師の人に商品名を伝えると棚の奥から出してくるという感じです。やはり都市部ではここまで強力な殺虫剤は必要ないのかな?人家が密集しているような場所ですと、自分の家だけではなく、周辺への影響も考える必要があります。

 効果はおよそ2ヶ月程度。ただし私の家で使う分には、シーズンはじめに設置するだけで通年効果がありました。以前は晩秋でも蚊が発生していましたけど、このバポナのお陰で蚊の発生自体が抑えられているのかな?

 使いどころには注意ですけど、ガレージのように普段人がいない場所、密閉されてない箇所で虫に悩まされている人には、お勧めの殺虫剤です。尚、屋内での使用はお勧めしません。特に食器がある部屋では食器の洗浄が必要になるようです。

▼2018年05月20日

腰がいたい

 この週末はいろいろと歩く機会が多くて、ちょっと腰が痛い今日この頃ですが、実のところ今までの私は、肩こりや腰痛に悩んだことがありません。
 こういう話をするとたいていの人が驚くのですが、逆にいうと、肩こりや腰痛ってそんなにメジャーな病気(病気ではないけど)だったんだなとこっちが驚きます。

 もちろん、今も腰が少し痛いですし、山などに行って重い荷物を背負った後は肩だって人並みに痛くなります。ただ、世間一般でいう肩こりや腰痛って、そういう因果関係がハッキリしている痛みは含めないみたいです。
 なので、私も当然それらの部位を酷使すれば肩だって腰だって痛くなりますが、そういうのは理由がハッキリしているので、数日で直ります。今回の腰が痛い症状も、2〜3日すれば治るでしょう。

 別に私は健康に気を使って生きているわけではありません。食べものだってどちらかというと不健康ですし、体重管理も全くしていないので、今までの人生は痩せたり太ったりしています。今はおふとりさまモード(笑)なので、昔買った服を着るために少し痩せようかなんて思っていますが、痩せようと思って痩せた経験もありません。特に何も管理せず、痩せたり太ったりします。

 もちろん筋トレみたいな事もしません。運動は…自転車に乗ることが好きですが、いわゆる通勤時のママチャリ以外では、乗らない時は数ヶ月乗らない時もありますし、ふと毎週のように100km以上走ったりしたり、こちらも適当。

 適当と言えば睡眠時間もかなり適当で、最近では逆にしばらく飲酒を控えたせいか、毎晩の睡眠時間が3〜4時間って日が続きました。飲酒したりするとたっぷり8時間は寝たりしますので、どっちが健康なのかわかりません。

 そういえば、目についてもおそらく同年代の人よりは苦労してないようで、さすがに最近は老眼気味かなぁ?なんて細かい作業するときに実感したりしますが、それでもアナログカートリッジの針先を肉眼で磨いたりするので、世間でいうところの老眼にはまだまだ遠い感じ。

 なんか自分の肉体の健康自慢みたいになってきましたけど、改めて思うと、世間一般の人達が感じる肉体の衰えよりも、今のところ自分はそのペースが少し遅いみたい。こういうことって今だと「老人力」が足りないなんて言うのかな?ま、そんな感じです。

 そんな中で若い頃に比べて劣化したなと実感できるのが、走る事が苦手になりました。もちろん今までの人生で走る事が得意だったことはないのですが、そういう意味ではなく、10代の頃に走っていたのと同じフォームが多分今ではできません。少しおっとりした感じの走り方になっているような気がします。

 それと視力の一部…計測する視力そのものもここ数年下がってきてはいますが、そういう意味の視力ではなく、目のダイナミックレンジがかなり狭くなった気がします。昔は暗闇の中でも見えたモノが、ここの所は黒一色に塗りつぶされている雰囲気。これは主に夜間に自動車を運転したりすると実感しますね。ヘッドライトで照らされていない部分の認識力が若い頃に比べると全然落ちました。また、暗順応にかかる時間も長くなりました。

 ここまで書いてふと思い出しましたけど、自分は若い頃(20代前半)に、MTBでのダウヒルで鎖骨粉砕で全治3ヶ月なんていう大怪我をしていますけどそれでも肩こりないですね。
 今でも鎖骨ではなく肩の骨に金属のプレートが入っているはずですが、あまり違和感もないのでそのままです(いちおう弱い異物感はある)。撤去するには全身麻酔の手術が必要になるなんていわれてますし、気にならなければ一生そのままで良いともいわれています。ひょっとしてこれが肩こり防止によい影響があったりするのかな?

老人力/赤瀬川原平

たまには時事問題でも

 昨日街を歩いていたら、共産党系の人が駅前で署名活動を行っていました。その横の演説を聴いてみると「北朝鮮との話し合いは、韓国とアメリカだけで行われ、アメリカでは拉致被害者が帰ってきた!安倍政権は拉致被害者を取り返せないどころか話し合いすら無視されている!まさに安倍無能政治が〜」みたいな事を言っていて、理論の飛躍ぶりがすごいなと思いました。というか理論になってない?
 そういえば、その署名活動も面白くて、署名のお願いで手を出すのは必ず老人相手、それもハキハキ歩いていない系のご老人ばかりで、若い人や中年、同じ老人でも背骨を立てて普通に歩いているような老人には全く署名をお願いしない。多分そういう人からは無視されるだけってのがわかってるんでしょうね。

 先日発表されていた政党支持率調査で、野党はもはや多くても数パーセント、中にはゼロカンマみたいな政党だらけになってしまい、これで少しは野党もおとなしくなるかとおもいきや、それは間違いで、組織というのは支持率が減れば減るほど先鋭化します。

 例えば現在野党第一党の立憲民主党ですが、ちょうど5%の支持率です。これはおおよそ20人に1人が立憲民主党を支持しているという割合。イメージでいうと、たとえば学校のクラス…私の時代はおおよそ40人ひとクラスでしたが、そのなかで2人だけの仲の良いグループがあるという意味です。それだけならそれでいいのですが、その2人はいつもずっと2人でいて、さらに2人だけクラスに溶け込もうとせず独自の世界を作っている…そういう人達っていましたよね。
 これが2人でなにやら楽しそうな事をしているなら、自然と仲間は増えていきます。2人が3人…いずれかは10人以上になるかもしれません。でもずっと2人だけ…何故かというと2人だけでしか理解できない事をしているからです。イメージとしては既にこの国の最大野党とは、普通の人から見ると、もはやそういう人達なのかと。

 もちろん、これがクラスの少数派グループでしたら、別に彼等の活動にはなにも生産性を求められないのでずっと2人だけで全然構わない訳です。ただ政治家は違います。彼等は自分達が考えている政治、政策を広く国民に理解してもらう事が仕事な訳で、いつまでも2人きりのままではいけないわけです。でも、ずっと2人でやってきたことだから、普通の大多数の人達が考えていることがわからない、理解できない。なので、どんどん自分達の世界に没頭してゆくしかありません。その結果、ますます一般の人からすると理解できない世界へ潜っていく…。
 繰り返しますが、これがクラスのグループならなんの問題もありません。問題があるのは彼等が「政治」という仕事をしているから。一部少数派の人達だけが納得する価値観を追い求めても仕方ない訳ですし、そういう価値観が必要だとするなら、大勢の人にそれを理解してもらうのが彼等の仕事。別に少数派の意見がダメと言っている訳ではない、ただ、少数派の意見を大多数のひとに伝える努力をしないのであれば、政治家としてやっていく意味はありません。
 今の野党ってこんな感じですね。カルト同然で彼等が何を考えて何を目指しているのか、普通に生きている人には理解できなくなりました。かといって政治家の仕事を辞めたくはないので、そういう普通じゃない人達を相手にして、そういう人達を喜ばせないと、例え最下位だろうと選挙に受かりません。つまり、完全に政党として議席を失うまでは、支持率が下がれば下がるほど、普通の人には理解しがたい事を言い続けるようになるのです。私は残念ながら凡人なので、国会を平然とサボリながらも与党議員への任命責任だの疑惑だのを追求し続ける精神がわからないのですが、これは当然です。逆にその精神が理解できるような人じゃないと、現在の野党の支持者にはなれないのですから。

 そういえば愛媛県の方でアイドルが自殺したそうです。自殺の理由については色々ありそうなのでよくわかりませんが、そもそも18歳以下で就学中の未成年をアイドルとして働かせる側に問題はないのか?
 大学時代ならいざ知らず、私が高校生だった頃はアルバイトにも規制が入っていて、家庭の事情(ハッキリいえば貧乏な場合)か、夏休みなどの長期休暇中に限り、学校へ出勤日や時間などを申請を出してようやくアルバイトが認められました。もっとも普段から勝手にアルバイトしてる生徒もいて、たまにバレて停学食らってる人もいましたが、まぁ…原則として学校側は生徒が外で働くことを管理していた訳です。今の時代がどうなっているのか知りませんけど、当時で就学中に普段からアイドルなんてやってたら、まず確実に退学くらいにはなっていたと思います。

 この自殺のきっかけとなった事務所とのやり取りが公開されていますが、こちらが良いか悪いかの判断は別にして(もちろん悪い以外にないわけですが)、社会に出て賃金をもらうというのはある程度の責任も背負うわけで、その楽しさも恐ろしさも理解できない年齢の子供には、アルバイトなどの時間給仕事ならともかく、こういった契約事前提の仕事は原則させるべきではないというのが私の考え方。もしやらせるなら、出勤日や出勤時間、賃金計算などを100%保護者が管理し、更に学校などの行政機関に届けるくらいの決まりがあった方がいい。仕事中は保護者の立ち会いを義務付けるとかね。
 それでも(それでないからか)今の世の中には、平成の時代になっても未成年のアイドルが山ほどいます。何故なら未成年は金になるから…言い方を変えればロリコンやショタコン、人が成熟する前の二次成長直後の姿に価値を見いだす人が大勢いるからです。その一方で未成年のポルノやエロメディアへでの仕事は絶対に許せないなんて正論吐いている人もいるわけですが、彼等は中学生や高校生の少女がステージの上でミニスカートひらひらさせて踊ってる姿に対しては何も感じないのでしょうか?
 これは、この国の遊郭の伝統ってのもあるかもしれません。まだ一般常識を知らない年齢の子供を契約で縛り付けて商売の道具にする、この国の芸能界ってのは昔の遊郭時代からやっていることは変わらないのかな?

 年端もいかないアイドルにうつつを抜かすくらいなら、年端がいった(?)アニメ声優にうつつを抜かすことの方が絶対に健全なはずなのですが、何故かこの国ではAKBファンは健全、声豚(声優ファン)はネクラで不健全みたいな印象があるようです。
 私から言わせると、そんなに未成年の少年少女が好きなら二次元で我慢してろ!と思うのですが、これも不思議ですがこういった二次元のエロ・セクシー漫画は自治体によっては規制の対象になっています。いい歳した大人が未成年のアイドルのファンでいることは微笑ましく、いい歳した大人がごちうさとかのファンであることはキモい。この風潮も変ですよね。

 まぁ、未成年アイドル市場というのは、芸能事務所やそれらと共生しているマスメディア、テレビ局にとっても立派な収益源ですから、末端で実在の未成年が自殺しようと規制の対象とする事はあり得ないんでしょう。実在する人間の二次成長期直後の身体が好きな人達って、この国には男女問わず沢山いるみたいですから、商売としても止められません。
 どうしても実在の未成年アイドルがほしいのなら、行政の許可制にして担当弁護士や専門の第三者機関への登録を義務付けるなど、彼等を守るための施策はいくらでもやれそうな気がしますが、それらの業界にはそんな自浄作用もないんでしょうね。

▼2018年05月17日

個人サイトで文章を読むこと

 私は日本でインターネットの商用サービスが始まった直後(本当言えば商業化前にも少々)からインターネットに触れていますが、当時はあれほど様々な情報が溢れていると思っていたインターネットが、近頃どうも知りたいことにたどり着きにくくなった印象。

 おまえの検索スキルが未熟だからだ…と言われればそうなのかもしれませんが、例えばこのブログでよくネタにしているような古いオーディオ機器の情報なども、昔はいろいろな人が色々な場所でホームページを掲載していて話題にしていた気がするのですが、最近ではそういった個人サイト自体が激減していますし、業者がSEOなんてアホなテクニックを使うようになってから、特に日本語での情報の場合、古いオーディオ機器の情報はオークションページのキャッシュばかりがヒットします。

 それと、これはオーディオとは関係ないのですが、近年はページ辺りの情報が激減していますよね。
 例えば私のこのブログは、昔はさほどでもなかった気がしていますが、今ではページ辺りの文字量がかなり多い方なのではないかと思いますし、Googleの管理ツールだと「モバイル向けに最適化されていません」などと警告が出たりします。つまり文字が小さすぎるらしいです。本当はモバイルなんて言っていますが、もっと老眼の人に配慮せよ…なんて意味なのかも?近頃はインターネット利用者も平均年齢上がってるし。

 そういえば、一時期若い女性達の間でもブログ書くのが流行っていたときもありましたね。今ふり返るとスゲー時代だったなと思いますが、あの時代のやたらと改行が多くて読みにくい文章も、今となっては懐かしい。そういう人達は今どこにいるのか?というと、みんな閉じられたSNS内に活動場所を移したなんて話もありますが、いくつかそういったSNSに参加している自分の見解だと、そもそも情報発信に興味を失ったってことのような気がします。逆にTwitterやインスタグラムなどを使って、情報の発信というより垂れ流しを行う人は増えた気がしますが(自分も好きですけどw)

 一時期は世界中の原語で最もブログで公開されている文字数が多いと言われていた日本語ブログも、今となってはすっかり閑古鳥(?)、自分の仲間内を見回すだけでも、ブログという形式で外部に情報を発信している人はほぼ皆無になってしまいました。まーブームってのはそんなモノなので仕方ないのですが、ちょっと淋しい気もします。

 これは英語圏でも程度の差はあれども同じような傾向のようで、昔は「なんじゃこりゃ!」と思いながらも、読み慣れないアルファベットを必死で追っていたようなページも結構ありましたが、今ではそういうサイトもあまりないですね。
 ただ、情報入手という視点だけでいうと、フォーラム形式のサイトは海外の場合オープンで公開されている場所も多く、そういった所で古い機械や怪しげな情報を得る機会は案外多いです。逆に日本語の掲示板形式のページは、ほとんどが非公開なのか、検索などで引っかかってくることがほとんどありません。みんなどこに行っちゃったのか?

 私は文章を読むことが苦にならないタイプの人間なので、むしろ検索で引っかかったページが細かい文字で埋め尽くされていると嬉しいと感じる方なのですが、ページを制作する側のトレンドはというと、近年のWebサイトは、写真やイラストを大きくして、文字は必要最低限…むしろなくてもいい、なんて方向に行っているようで、世の中の大多数のwebサイトがそっちの方向になってしまったら、自分はインターネット止めるかもな…なんて思ったりもしています。

 そういう中でしつこくこの文字が小さくて読みにくいブログを更新し続けるって道もありますが、何度も書いている通り、私がこのブログというかWebサイトを公開している理由は、インターネットで得られた情報に対して少しでも何か恩返しをすべきかと考えているからであって、私がネットを利用しなくなればそういう意味もなくなります。大した金額でもないですけど、こうやってネット上にサーバー借りてるのだってタダではないですしね。

 本来、ネットワークの基本理念とは情報の共有だったような気もするのですが、今ではそういうのを基本と考えている私のような人間が、今ではネット上でも老害扱いされる時代なのかもしれません。
 これも時代の流れなので仕方ないですけど、インターネットを使って、自分が全く知り得なかった情報にたくさん触れられたあの時代は、ちょっと懐かしくもありましたというおはなし。

シューマン共振発生装置をお借りしました

P5171150 “シューマン共振”という言葉があります。ひとことでいうと、地球の大地と大気の電離層の間を空洞と捉えた場合の固有振動。この数値には解釈によって1次2次3次など色々ありますが、大体は最低周波数である7.8Hzを指すようです。

 この数値、ヲデオ的(自作スピーカーな人的)にいえば、地球の大気が持つfo(エフゼロ)となりますかね。地球を密閉型キャビネットと捉えれば、fo以下の低音は出ない(発生しても地球規模で振動が伝わらない)こととなり、逆にいえば地球の大気の中で万遍なく伝わる最低の音(周波数)が7.8Hzとなります。

 これらの音(電磁波)の主な発生源といえば、地球上で絶えず起きている雷で、それらが発生させる音(電磁波)の中で、7.8Hzの周波数、もしくは倍数を持つ振動だけが、固有振動(共振)数として減衰せず地球の大気を駆け巡ります。他の帯域のエネルギーは、地球の大気環境下では共振しないために減衰、もしくは吸収されてしまい、発生源からの距離に乗じてエネルギーが弱まり、地球全体には到達しません。

 ここまでが科学の話。

 ここから先は科学的には証明されていない話ですが、この7.8Hzという周波数は、絶えず地球の大気を駆け巡っているため、私たち地球の生物に対して大きな影響を与えているとのこと。
 逆にいえば地球の生命は、この7.8Hzという波を絶えずゆりかごの振動のように感じて生きているため、これが不足すると精神が不安定になったり、体調が悪化したりするそうです。
 その7.8Hzのシューマン共振を補完してあげようというのが、この“シューマン共振発生器”となります。

 シューマン共振発生器と言えば、私たちヲマニがまず思い出すのはアコリバのこれ。発売当初はハッキリいって物笑いの種でしかありませんでしたが、意外と効果アリ!みたいな証言も多く、最近ではむしろオーディオアクセサリというより、その手の人達の中で、手軽に買えるシューマン共振発生装置として需要があるようです。確かに定価はともかくとして実売2万円前後ならこの手の機械としては高いモノでもありません。

 ただ、見た目を気にしなければ、この手の製品はもっと手軽に入手可能です。効果としては本当に7.8Hzを発生しているのであればどっちも変わらないと思いますし、逆に綺麗なケースに入ったオシャレ(?)な製品がほしければアコリバって手もあるでしょう。この手の部屋に設置する機器は、インテリア性っても重要なポイントなので。

 私が今回お借りしたのは、上記のモノよりはるかに安く、アメリカのebayで仕入れた送料込みで$30くらいのモノ…らしいです。基板丸出しのスタイルではありますが、大きさも小さいので、設置場所を工夫すれば特に気にならないと思います。

 一応、本機を使うと音質向上…というか、音が変わるという効果があるようで、その他にも熟睡できるとか肩こりが治るとか体調の調整にも役立つらしいです。ただ、こちらを貸してくれた友人によると「オーディオの音は変わるのはわかったけど頭が圧迫されるようで気分が悪い」との事だったので、個人差があるのかもしれません。
 それか、本当にシューマン共振を補完する機械だとするなら、もともとそれらの波を不足なく浴びることができる地域と、鉄筋コンクリートや様々な振動、電磁波で毒されている都会では当然効果も違ってくるでしょう。元から7.8Hzを感じられる場所で同じ周波数の波を発生させると、理屈では共振で周波数が変わってしまいますからね。

 で、自分の部屋で一晩使ってみました。
 まずはオーディオ的な効果があるのかないのか…、ハッキリいってよくわかりませんw。気のせいかちょっと音がスッキリしたようにも思えましたが、この程度だとプラセボかも。
 なら、体調的にはどうか?と言われると、一応装置を布団の上1m程度の場所に設置して寝てみましたが、確かにスッキリ眠れた気もしないでもない。でも、これも一晩の検証ではわかりませんね。
 それに、この手の装置のレポートでよくある「電源を入れると明らかに辺りの空気が変わった!」とか「よくわかりませんが何か出てるのが実感できた」みたいな事は全くありませんでしたので、自分の身体はどうも鈍感にできているのか(笑)
 まぁ…この手の方向に敏感過ぎる身体をもっていてもロクな事はないので、それはそれでいいのですけど、もう少し使ってみて何か変化がありましたら、またエントリ立てます。

 このシューマン共振発生器についてのエントリ書いていて思いだしたのは、星野之宣/サーベルタイガーという本に収録された「ユニコーンの星」という短編SF。この話は人間が惑星エデンという未知の星に調査のため上陸した際、乗員は絶えずその惑星が発生させる不気味な低音に晒され、だんだん精神が崩壊してゆくという話です。
 地球の生命体は元々地球が発生させている低音がある環境で暮らしているため、その音が気にならないそうですが、エデンではその音(周波数)が違うために地球の生命は精神に異常をきたすとのこと。それこそが地球でいう“シューマン共振”の音なのでしょう。
 人類が将来惑星探査に出かける際は、アコリバの低周波発生装置が必需品になるのかな?

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro


▼2018年05月14日

Cyrus PSXの謎

P5141130 謎という訳ではないのですが、ふとPSXがないCyrus Twoの音は記憶しとくべきかなと、まずはPSXを取り外した状態でさらっと音楽を聴いてみて、その後、PSXを接続した状態に戻してみました。

 昨日のエントリでは書き忘れましたが、Cyrus TwoにPSXを接続するためには、Cyrus Twoの中身も弄らなければなりません(だから単体に戻すのが面倒と書いています)
 弄るって程でもないのですが、PSXを接続する際はCyrus Twoの基板上にあるFS1とFS2のヒューズを外す必要があります。場所は写真中央ちょい左側に見えるヒューズソケットがそれです。規格は250V/F4A。FはFast、つまり速断タイプのヒューズです。
 それとは別に、Cyrus Twoのメインヒューズは100V/120環境下では250V/T2.5A、PSXのメインヒューズも同じ環境下で250V/T4Aが指定されており、こちらのTはTime-lagという意味で、溶断まで時間差があるスローブロータイプのヒューズとなります。

 ちなみにFS1とFS2のヒューズを外さずにPSXを接続すると、アンプか電源…どちらかの基板上にあるヒューズが飛ぶ…もしくは基板上のパーツに深刻なダメージを与えるそうで、このPSXが入手時、基板上にあるヒューズが2本とも切れていたのは、誤った接続のせいだったのかもしれません。一説によるとCyrus Two側のインレットに電源ケーブルを接続してメインスイッチをONにしなければ大丈夫という話もありますが、わざわざ試す必要はないと思います。

 この変更は本来ユーザー自身での作業が許されている部分ではなく、マニュアルには販売店を通してサービスに依頼せよとの指示があります。
 もっとも今時Cyrus TwoとPSXを日本国内で入手した人は、既にサービスに依頼できる状況ではないと思いますので、該当部分のサービスマニュアル、テキスト起こしを掲載してみましょう。スペルミスがあったらゆるして。

Cyrus Two - PSX Modification

1. Disconnect the Cyrus Two amplifier from the mains and leaved discnnected overnight.

2. Remove all interconnect and loudspeaker cables.

3. Carefully remove the ground nut situated close to the phono inputs at the rear of the amplifier.

4. Carefully remove the two case securing screws/bolts located on the back of the unit. Then remove the two or four which are located on the sides of the amplifier close to the front panel.

5. With the amplifier in front of you gentfy lift the back of the case to an angle of approximately 45 degrees then gently pull the, case towards you.

6. You will now be able to see the circuit board. There are two glass fuses located near the mains transformer (See Diagram) these need to be removed. Using the Allen key -- hook the short end under one end of the fuse and lift, once. the fuse has been lifted remove it from the fuse holder, Remove the other fuse in the same way.

7. At the rear of the amplifier you will see the PSX socket, this is normally blanked off using either a plastic disc or a rubber bung in either case remove the item so that the socket is clear and ready to accept the PSX lead.

8. Replace the case by inserting the front under the front panel and then lower the case to its normal position.

9. Replace all the case screws/bolts. Do not force any of the screws/bolts as this may cause damage to both the case and chassis, in this event remove and refit the case ensuring all holes are aligned.

10. Replace ground nut.

11. Connect lead from the PSX to the Cyrus two PSX socket.

12. Connect interconnects and loudspeaker cables, double check all connections.

13. Connect mains leads .

14. Ensure "Cyrus Two volume control" is set to minimum and that the listen selector is set to mute.

15. Turn on both the "Cyrus Two" and PSX.

16. Select a source and listen.

 必要な方は上記の手順をしっかり守って作業して下さい。もちろん自己責任だし、私は情報を開示しているだけで作業を推奨している訳ではありません。責任は全く取れませんが、特に事故を防ぐために「1」は重要です。

 で、話を戻しますと、Cyrus Twoを単体のプリメインに戻すためには、再びカバーを開けて基板上のヒューズを再装着する必要があります。

 この状態で音を聴いてみると…あれ?以外といいのでは??思ったよりも音が劣化しないというかPSX駆動の状態と差がない気がします。
 う〜む…と思って、しばらくしてから再びCyrus Twoのカバーを開けてヒューズを引っこ抜いて、PSXから電源を供給してみたら、これはすごい!やっぱり全然違う!!音のレンジも広がるし特に驚くのがステレオ空間がグンと前後に広がること。やっぱり比較してしまうと当たり前だけど全然違いました。
 Cyrus Two単体に戻したときは、その前にPSX駆動の状態を聴いていなかったから「あれ?以外とイけるのでは?」と思ったのかも…いや確かにCyrus Twoの音は単体でもイけているので、この感想も間違いではないのですが。

 ということで、Cyrus Two単体の音を聴いたことある人は案外いると思いますが、PSX駆動を比較した文章ってあまり見たことない気がしましたので、ちょっと書いてみました。

 くれぐれもアンプ側の基板上にあるヒューズ引っこ抜く前にPSXつながないでね(とくにアンプ側の電源がONの状態で電源ケーブルをインレットへ差し込まないで)!どちらかがぶっ壊れますよ。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年05月13日

Cyrus TwoとPSX

P5131124 もう10年20年前でしょうか…都内の某高級オーディオ店で、状態があまりにもアレなので処分する寸前というCyrus Twoを何かを買ったオマケということもありタダ同然の値段で仕入れてきました。
 その状態といえば、見た目がボロボロ(というかこの時代のネクステル塗装の機械はみんなそう)ということと、電源ボタンが死んでいること。電源ボタンについては単にスイッチを動かすプラ製のパーツが折れていただけだったので、基板上でスイッチを直接ONにして電源ケーブルをつないだら音が出ました。

 その音は、LINNやNaim等のプリメインと違い、ちょっと乾いた感じの音だったのですが、他の英国製小型アンプ同様、スピーカー駆動力と空間表現は実に素晴らしく、メインシステムとしては使っていませんでしたが、時折取り出しては音を出して、そのブリティッシュサウンドを堪能していました。

 このCyrusのアンプには、強化電源のPSXというモデルがあります。
 「強化電源」という考え方は、あまり日本のオーディオメーカーだと聞かない商品なのですが、海外製品の場合は割とオーソドックスなアップグレード手段として認知されています。
 同じイギリスのメジャー所だと、LINNの場合はアナログプレーヤー用のLINGOという強化電源、Naim Audioの場合だとSNAPSやHi-Capといった強化電源など。もちろん音質向上効果はその価格以上の価値があるのですが、いうなればただの電源、どうもこのジャンルの製品は日本のオーディオメーカーでは定着しなかったようです。

 Cyrus Two用の強化電源PSXは、ボディの中身半分を占めるのでは?という巨大なトランスから、DC+36Vと-36V(だったかな?)とグランドを供給して、Crysu Twoを駆動します。
 PSXからの電源でCyrus Twoを駆動している場合、Cyrus Two側の電源ケーブルは必要ありません。インレットから電源ケーブルを抜いてしまってもCyrus Twoは動作します。ただ、内蔵フォノイコだけはCyrus Two側の電源から供給されますので、アナログレコードを聴く場合は電源ケーブルを接続する必要があります。逆にいえばPSXから電源を供給されている状態のCyrus Twoは、その内部電源の全てを内蔵フォノイコライザーのみに使う事になりますので、アナログレコード再生において劇的な音質向上効果が得られるようです。一説によると「レコードは腰を抜かすほど音が良くなる」とか。

 このPSXは、ジャンク品を数千円で入手したモノ。私が所持しているCyrus Twoとちょうど釣りあうかのごとく、筐体はボロイ感じでむしろ私的には好ましい(笑)
 ジャンク品とのことで当初はCyrus Twoに接続しても音が出なかったのですが、調べると基板上のヒューズが2本切れていました。なのでそちらを交換して再び電源を入れたら、今度はメインヒューズが瞬断。いわゆるヒューズ内の導線が破裂するように切れたという状態で割と重症。どこかで回路がショートしてるのかな?と、テスターでいろいろ追っていくと、トランスからの出力線で一箇所ショートしていまして、それを再接続して電源を投入してしばらくしたら、今度は筐体の一部が千切れて落下し、それが基板上でショートしてまたメインヒューズを飛ばすなんてミスをしてしまいました。なのでそういった事故を防ぐため、筐体上部、穴が開いた部分を内側からアルミ製パンチングメタルで塞いで使っています。
 
 音質はどうなんでしょうね。
 最近Cyrus Twoの音を単体で聴いていなかったので、実はあまり良く分からないのですが、以前よりも音がハキハキしてパワーが出ているような気がしますので、おそらく音も向上しているのでしょう。少なくとも現状では、比較のためにCyrus単体で聴いてみるのがが面倒くさいくらいいい音が出ていますので、PXSの効果は出ているんだろうと思います。見た目はかなりボロボロですが、音は実に気持ちが良い。

 日本におけるCyrusは、同じくコンパクトな英国製プリメインアンプでも、LINNやNaimに比べてマイナーではありますが、その音の魅力は引けを取るものではありません。他の英国アンプの音が割と湿り気を持ったイメージの中で、Cyrusのこのカラッと乾いたキャラクターを持った音もハマると他に代えがたい音であり、日本でCyrusのファンが少ないことは、ちょっと残念な気がします。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年05月06日

間々田のジャガマイタ

P5050455 栃木県小山市間々田にはジャガマイタという奇祭がある!

 というのを、ススメ!栃木部の19話で知ったのですが、なかなかすごそうなマツリだなと思って、ちょうど祭りが連休中の5月5日に開催されるとのことで、カメラを担いで見に行ってくることにしました。

 家からは、東武伊勢崎線を延々と北上して、清和という駅で下車、そこからブロンプトンに乗って会場である間々田八幡宮を目指します。途中は適当に北関東の風景を堪能しながら、クルマでは入ることがはばかられるような裏道を攻めて、八幡宮に到着したのは正午頃。
 駐輪場にブロンプトンを置いて、まずは八幡宮本殿の方に向かいます。そこには水飲みの儀をまえに一丁目から七丁目まで七匹の蛇が勢揃いしていました。

P5050389 一丁目から七丁目までそれぞれの蛇には個性があるそうですが、とにかく人が多くてあまりきちんと見ることができませんでしたが、にしても竹籠?と草でできた蛇は迫力満点です。

 蛇よせと修祓式が終わり、いよいよ祭りのクライマックス!水飲みの儀へと入るのですが、その間に栃木県知事やら国会議員やら地元の名士やらの挨拶が長いこと長いこと…。こういう所で名を売るしかないのもわかりますが、もう少しなんとかならないのかと。

 そして、長ったらしい挨拶も終わって、13:30頃からいよいよ水飲みの儀が始まります。それが一番上の写真。池の周りは既に見物客がぎっしりで、私はちょっと離れた場所から望遠レンズで狙います。

 荒ぶる男達が池に入ってヘビの口を沈め、勢いよく頭を上げて水を飛ばします。元気の良い蛇は見物客から拍手を受けていました。

 水飲みが終わるとそのまま蛇を担いで「ジャーガマイタ!!ジャガマイタ」と声を出しながら市街地を練り歩くそうで、そちらの方は見られなかったのですが、その時玄関に蛇を招き入れた家は、厄除けと家内安全の御利益があるとか。

 なんたって蛇のディディールが面白かったですし、祭りとしても見ていて面白い。来年はもう少し早めに行って、良い場所を確保して見てみたいと思いました。世の中にはいろいろな奇祭があるものなんですね〜。


OLYMPYS E-M1 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 / M.Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO

ススメ! 栃木部 1/一葵さやか
栃木の祭り/柏村祐司

▼2018年05月02日

本と電子化(主にKindle)について

 本は紙じゃないと味わいがない…みたいな意見がかつてはありましたが(いまでもある?)、私の場合は昔から本の電子化にはポジティブな気持ちでした。さすがにCD-ROMで販売されていた時代のよくわからない電子書籍やケータイ小説には手を出しませんでしたが、アマゾンがKindleフォーマットの電子書籍を販売し始めた頃から、徐々に自分で買う本は電子化にシフトしています。
 ただ、欲しい本の全てが電子化されている訳でもないので相変わらず紙の本も買いますが、本エントリで後述する特別な理由がなければ、ここ数年はKindle版を購入しています。

 Kindle端末については、日本での初代(?)Kindleから、Oasisのwi-fi、そしてOasisの3Gモデルと私はそれなりに使ってきました。移動中はKindle端末の他、iPhone等のスマホでも本を読みますし、自宅ではiMacでどーんとフル画面にしてマンガを読んだりもします。こういう使い方だとやはり電子書籍は便利ですね。
 問題は将来に渡ってAmazonという会社のサービスが存続してくれるか?という話ではありますが、例えKindle版だけで出版された本があっても、社会的には誰かがアーカイブしてくれているでしょうし、私個人の話でいうと、多分生きている間はそういった心配をする必要もないのではないかと。

 電子書籍で最大のメリットは、やはり保管場所がほぼ不要(ゼロではない)ことでしょう。
 というか、巷で本好きを自称している方が電子書籍に反対している理由がその辺でよくわからなかったりするのですが、蔵書場所の問題は、本をよく読んで買っている人にとっては割と深刻な悩み。
 自分の場合は通称奥の院(書庫兼倉庫部屋)を持っているので、蔵書場所については普通の人(?)よりもちょっぴり恵まれているかなと思うのですが、それでもスペースは慢性的に足りていません。書庫の整理でいうと、奥の院を使い始めてからも既に3回ほど大がかりな在庫整理(売却)を行っています。それでもなかなか本を置いておける場所というのは充分なスペースが確保されれている訳でもなく、机の回りには、しまう場所も無い読みかけの本が積み上がったりしている状況。
 それも電子化されていれば、蔵書スペースは実質ゼロです。今までKindleで買った本が読み放題やマンガを除いても既に数百冊ありますが、これが奥の院に収まった時の場所を考えると、電子書籍って省スペースでいいなーと思います。過去に買った本を探すときも、本棚散らかさないで済むしね。

 Kindleの本で不満なのは、ラインナップが漫画や小説、そしてビジネス書…ビジネス書の場合は割と流行り物系のすぐに店頭から消えるような(ようにに見受けられる)内容の本に偏っていること。そして残念ながら私が欲しいと思うジャンルの本はラインナップが乏しいです。
 巷で「Kindleで読書ライフ満喫しています!」系のブログを見ても「みんなビジネス書大好きだよね〜」としか思えないブログが多く、この辺はもう少し日本の出版社がちゃんとした本(?)も積極的に電子化してくれないとなぁ…なんて思っています。

 私はKindle Unlimitedのサービスにも加入したりしていますが、ここのラインナップも正直かなり微妙で、公開されている本を見る限り、一般的な読書家にはあまりお勧めできません。上記で書いたように、ビジネスが書大好きでいつもキャッチアップとかアグリーとか頭の中で唱えてるような人ならいいのかもしれませんけどね。

 まー読み放題で公開されている本なんて、基本は内容に普遍的な価値があまりないモノ、普遍的に価値があるモノは金出して買えってことなんでしょうから仕方ないのかも知れません(もちろん私にとって価値がないだけで価値を感じている人もいると思います)

 私にとってのアンリミテッドは、コマンドマガジンと、オーディオ系の雑誌が定期的に公開されていること。それと1ヶ月に2〜3冊は読んでもいいかも?って本がある事かな。特にコマンドマガジンは一冊4,000円弱の値段で、ゲーム付という事もあり書店で中身を確認できない仕様なので、購入前の内容確認と、バックナンバーの記事を1ヶ月に1〜2度漁るだけで元はとれます。これがなくなればアンリミテッド解約すると思います。
 それとたまにキャンペーンで公開される漫画を読みあさったり…数ヶ月前には期間限定無料公開で「ミナミの帝王」を50巻位まで一気に読みましたけど、おかげでAmazonのオススメがミナミの帝王で埋め尽くされてしまって邪魔w。

 電子化もそうですが、最近では「紙の本を所有すること」をなるべく止めるようにしています。具体的にはKindle化されていない本は図書館で借りるということ。もちろんお金が助かるというメリットもありますが、メディアとしての紙の本はもういいかな?なんて思い始めている面も大きいです。電子化されていない本はとりあえず借りて読んで、手元に置いておきたければ購入する。それでいっかなと。

 それでも電子化もされていなくて、図書館にもない本というのは意外とありますので、そういう本は仕方がなく買ったりするのですが、コンテンツとしての本は電子化されている本の方がずっとハンドリングもいいし読みやすいし、更に使い勝手でも、Kindle本の場合はワンタップで気になる文章をクラウドにメモで残すことができますし、個人的には既に紙の本は紙で印刷されているメリットを感じません。
 ただ、出版社にとっては全て電子化オンリー、もしくは全てを電子化する訳にもいかないでしょうし、あまり部数の出ない研究書などは、もはや小売りではなく公費による公共図書館や学費購入の売上で生計立ててる出版社も多いみたいなので、そういうエンドの消費者に対するサービスにはあまり積極的でない出版社も多いんだと思います。ま…これも出版価値の多様性といえばそうかもしれないので仕方がないのかもしれませんけどね。

 ちなみに、最近ではあまりブログのネタにもしなくなりましたが、ここ1週間程度で読了した本です。漫画や雑誌は含めていません。

 1:電撃戦という幻(上)【図書館より借覧・非電子本】
 2:電撃戦という幻(下)【図書館より借覧・非電子本】
 3:入門・ブローデル【図書館より借覧・非電子本】
 4:忘れえぬ歳月【図書館より借覧・非電子本】
 5:エドワード・ルトワックの戦略論【Kindle版】
 6:絶滅の人類史【Kindle版】
 7:異世界にドラゴンを添えて【Kindle版】
 8:海民と日本社会【Kindle版】
 9:自分探しと楽しさについて【Kindle版】
 10:戦国の合戦【Kindle版】

 GW中なのでここ数日は比較的読んでいる方です。逆に1ヶ月でほぼ本を読まない時期もあったりします。
 こうやってみると、割と専門書的な本ほど電子化されていませんし、逆にいうと電子化してほしい本は、リストの上の方にある専門的な本だったりします。なんたって厚いし重いし。
 ただ、そういうジャンルの本ほど、電子化に否定的な読者が多いんだろうな…というのも理解もできますけどね。

 Kindleの本は、大体いつも10冊以上は並行的に読書しています。本のこういう使い方が容易なのがKindle化された本、最大のメリットですね。本を並行的に読むことに抵抗がある人って結構多そうですが、私の場合はKindleがない時代から、持ち歩く本と自宅で読む本、風呂場で読む本、そしてトイレで読む本など、あちこちに本を置いて並行的に読んでいたので、今ではKindleOasisとiPhoneを持ち歩けば、既に所有している本を色々な場所でつまみ読みできるのが嬉しいです。

 このエントリには特にオチがある訳でも無いのですが、GW中で籠もって本を読んでいる最中なので、何となく本についてちょっと書いてみたくなりました。

P4270182
↑漫画ですが「キャッチー・イン・ザ・ライム」が面白かったです。

OLYMPUS E-M1 + LUMIX G 20mm F1.7 II

▼2018年05月01日

TRIO KA-800

P4300231 毎度無駄遣いをしています。最近ではとにかくアンプが楽しくて、色々と聴いてみたい欲求がうずうずしているので仕方がない。

 今回のお題はTRIO KA-800。毎度お馴染み鹿嶋に行く途中の千葉県内のドフで、ジャンク棚に並んでいるのを発見。メモで「音出しOK」と書いてあったし、値段も「壊れててもいっか」と思えるほど安かったので、一応レジで通電させてもらい、SP端子にテスター当ててみるとDC電圧は100mvをちょっと越える程度だったので、なんとかなるかな?と思って購入。トリオのこのシリーズのアンプは、例えジャンクでなくても前面パネルがないとかふたがちゃんと閉まらないとか色々あったりしますが、この個体は奇跡(?)的に前面パネルも問題ないし、全体がとてもキレイでした。

 トリオのこの時代のアンプといえば、バシュタールの惨劇でお馴染みのシズマドライブ…じゃなかった、シグマドライブです。技術的な点については私の怪しげな知識で説明するよりググって頂いた方が確実ですが、簡単に説明しますと「アンプのNFB(ネガティブフィードバック)回路をスピーカーユニットにまで拡大した」という技術です。
 アンプからスピーカーに送り出される信号は、スピーカーが駆動することによって逆に発生する信号により歪められます。そのためスピーカーから逆起歪をコントロールするための配線をもう一組引いて、そのフィードバックから得られた歪みを補正して正しいスピーカーに送り出す…なにやら禅問答みたいな解説になりましたが、通常はアンプの中身で行っているNFB回路をスピーカーユニットも含めた1つの回路として補正するという技術。
 当時のトリオ、名前が変わったケンウッド初期のアンプにはこのシグマドライブを搭載した機種が多く、アンプの後ろを見ると通常のSP±接続端子の他に、端子の回りが斜線で囲まれたシグマ用の接続端子があったものでした。

 メーカーではこのシグマドライブ搭載アンプにはシグマ専用スピーカーケーブルを同梱していたりしたものですが、専用ケーブルでなくても、普通のSPケーブルを2組用意すれば問題なく使えます。
 スピーカー側には二組のケーブルをパラレルで接続してアンプ側は通常のSP端子とシグマ用端子に分けて接続、シグマ側のケーブルについてはメインのSPケーブルとは違う簡易的なケーブルでも問題ないそうです。私も実物を見たことがないのですが、メーカー純正のシグマドライブ用ケーブルも、シグマ側はやや細かったようなので、敢えてメインのスピーカーケーブルより少し細目のケーブルを選ぶのもチューニングなのかもしれません。

P4300229 鹿嶋に持ち込んで早速動作チェック。まずはふたを開けて軽くエアダスターでホコリを飛ばしますが、内部にはほとんどホコリの付着がありませんでした。
 とりあえずしばらく通電してからアイドル電流を調整します。規定値は51mVだそうですが、調整しても30mV弱にしかならなかったので、とりあえずその辺りで左右電圧を揃えます。その後はスピーカー端子のオフセット電圧調整。
 調整はどうやらシグマを含んだSP端子Aではなく、シグマがないB端子で行うようで、オフセット調整後に計測すると左右80mV程度あった電圧を、保護回路をカチカチ言わせながらもなんとか20mV程度にまで下げました。その後ふたを閉めてしばらく音出ししていると、右側だけ50mV程度に上がりましたが、そこで止まったので由としましょう。パーツ交換を含めたメンテナンスでも行わない限りこの手の調整はなかなか規定通りにならないものですし、SP端子のDC電圧もおよそ100mV以下でしたら特に問題はありません。ただ、マイナス側に振れると良くないようですね。
 ちなみにアンプのオフセット調整のつまみはかなりシビアな上に、この手の中古品では大体は右に回そうが左に回そうがあまり法則性もなくガツンと電圧が上がったり下がったりします(この状態でスピーカーつないでたら壊すので注意)。電源オフの状態で適当につまみをぐりぐり回してガリを取ってから一度元の位置に戻して、通電後はドライバーでちょいと触るくらいの感覚でやるのがコツ。それでも電圧はコロコロ上下しますので、ある程度下がったら様子を見て安定したところで妥協するしかありません。メンテもされていない古いアンプのDC電圧なんてどうせそんなに下がりません。
 繰り返しになりますが、規定値ピッタリ(0Vなど)にしたければパーツ交換を含めたメンテを行わない限り無理。私のような素人ではここまでが精一杯ですね。それと感電には注意してね。緊張して基盤に汗とか垂らさないように。

 ちょっと話が横道に逸れましたが、調整後にテスト用スピーカーをつないでしばらく通電+音出し。問題なさそうなのでYAMAHA NS-1cにまずは普通に接続、音色に問題なさそうなことを確認してからシグマ接続してみました。

 音の印象としては、調整しながらぐぐって見つけた瀬川冬樹氏によるテスト記事の印象そのもの。普通の接続では普通の音(悪くはなかった)でしたが、シグマ接続だととても面白い音になりました。記事にもある“打音の衝撃的な切れこみ、パワー感”はとても個性を感じて気持ちが良いです。アコースティックな楽器、ピアノなどではやや硬質な印象ですが、こういうモノかな?って気もします。

 このKA-800、筐体はプラ製で薄く、軽く、とても安っぽい見た目なのですが、これでも定価は64,800円もした訳で、当時から重量級であったサンスイのAU-607と同じ価格帯で売られていました。もちろんKA-800の安っぽい筐体には理由があり、ボディに磁性体の採用を極力排除したそうです。そのため天板こそ金属ですが、その他は底面も含めてプラ製です。まるでミニコンポのパーツみたい。

 シグマドライブの効能ですが、ちょっとしたトラブルというかミスからその効果を確認することができました。というのも、スピーカーに接続した際右側のシグマ側だけきちんとSP端子に固定されていなかったようで、音を聴いているとたまにバランスというかF特が変化します。初めはラウドネススイッチや、バス・トレブルのつまみが接触不良でも起こしているのかと思ってぐりぐりつまみを動かしたりしましたが、右側だけやはり音が不安定なので、念のためスピーカー裏のSPケーブルを確認してみると、右側のシグマ側のケーブルが端子にうまくはまっていなくて、配線が浮いたように不安定になっていたという始末。あらま?と思って再接続、すると安定した音になりましたので、やはりちゃんとネガティブフィードバックして信号を変えてるんだなとちょっと感心。

 改めて確認すると、全ての端子でガリも何もなく、スライダ式のプリセットボリウムと、メインのボリウムボタンもちゃんと生きています。ボリウムボタンの電球だけは切れていましたが、ここは交換するか…あるいはちゃんと動いているので放置でもいいかな?あの大きなボタンが常時発光していると、ちょっと視覚的にうるさそうです。

 ちなみに「メインのボリウムボタン」という言い方をしましたが、このアンプのボリウムはちょっと変わっていて、スライダー式のレバーで音量を調整できるのですが、その横のボリウムボタンを押すとすぐにミュート状態になります。その後またボリウムボタン押したり、または1度電源を切っても電源投入後にこのボリウムボタンを押すと、あらかじめセットしてあった位置まで自動的にボリウムが上がるという仕組みです。スライダーの位置は動きません。このレバーは本体に「プリセットレベル」と英文で表記されています。
 このスライダーですが、内部では紐とプーリーでメインボリウムの位置を動かしているようで、頻繁に動かしているとそのうち切れそうな気がします。そうなるとプーリー外して紐を掛け替えてと…意外と直すの面倒くさそう。なるべく音量は固定のまま使った方がいいのかもしれません。

 私は長い間海外製のアンプを使い続けていたせいで、どうしても国産のアンプは「無個性・目方でモノ売ってる」みたいな意識をずっと持っていたのですが、最近ではこうやって古いB級アンプを適当に使ってみると、昔の国産オーディオも色々がんばっていて個性があったんだな〜と思い直しています。

 それと、スピーカーやソース機器をとっかえひっかえすると訳がわからなくなってきますが、それらを固定して、こうやって色々なアンプで遊んでいると、本当に色々な音があって楽しい。今まで聴いた曲もまた違った視点を発見できたりしてとても面白いです。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年04月29日

MGFは20年経ちました

P4290196 20年前の今日、私のMGFは納車されました。

 GW初日に青山のディーラーで受け取って翌日からロングドライブ。GWが終わる頃には5,000km程走っていて、そのまま初回点検に出したことを覚えています。今のクルマでも新車で買うと5,000キロ点検ってあるのかな?

  20年経ったクルマにしては、見た目は比較的キレイな状態を保ってはいますが、中身は割とボロボロです。ただエンジンの調子はいいので、手放す気にはなれないって状態。
 あと何年走れるのかわかりません。足回りについては時限爆弾持ち歩いているようなモノなので、明日走れなくなるかもしれません。なので、初夏のこの気持ちよい季節に屋根を開けて走る心地よさを、しっかりと記憶に残していきたいと思います。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年04月04日

PIEGA TMicro3

P4041263 以前テクニクスのSB-F1を入手したと書きましたが、そちらは長い間探しているという友達がいたのであげちゃいまして、でもあのデスクトップ上のマイクロスピーカーリスニングは、想像してたよりも楽しかったなと目覚めた結果、だったら自分も何か探して買ってみようかなと。そもそも平日の夜はMaster jubileを派手に鳴らす訳にもいかないですしね。

 で、色々探してみたのですが、そういえば以前オーディオショップで聴かせてもらったPIEGAのTMicro3という超小型スピーカーがかなり良かったよなぁ…と。それと現状のデスクトップに設置するにはあのサイズくらいが限界だったりしますし…と思って調べてみたら生産終了

 まぁ…生産終了じゃなくても定価で10万円越えるスピーカーなのでとてもじゃないけど買えません。せいぜい予算は2万円程度までかなぁとヤフオクを探してみると、ちょうどPIEGAのTMicro3が出品されていまして、予算は少し越えるのですが、ちょうど終了日ですし、ついでにその頃キャンペーンでやっていたヤフオク毎日くじを引いてみると落札額の50%をTポイントで還元!(最大1.5万円相当まで)なんて大物が当たってしまいまして、これは使わにゃ損だということで、だったら逝くかと。なのでこのスピーカーは送料入れても実質1.5万円ちょっとで手に入れたことになります。
 まぁ…現金払いという点では予算を超えているのですが、ちょっとしたTポイント長者になったし仕方ないかなと。欲しかったモデルがおトクで手に入ったんだし。

 で、今は上の写真のような状態で聴いています。
 この音はなんというか、ピエガですな〜。すごく繊細な音を出すのですが、中域に不思議な暖かさがある。そして解像度と空間表現もすばらしい!デカいスピーカーで色々セッティングに悩むよりも、こういうサイズでサッと音出してみたほうが楽しいのかも…なんて自らのオーディオ人生否定したくなっちゃうくらい、音についてはある意味驚きでした。

 セッティングについては、まずは机に直置き。机に直じゃなぁ…と思っていたのですが、想像以上によかった。ちなみにこの机はフランス製で板も分厚くとにかく重い。1人では到底持ち上げられない程の重量があるのですが、それが幸いしてるのか、もうこれでいいかな?なんて思いました。

 ただ、折角なので色々やってみないと面白くない。机に直置きだと耳の位置に対してスピーカーが下過ぎるので、またまたヤフオクに頼りまして、小さなサイズの御影石を調達します。サイズはH40×W150×D250mmの黒御影石で送料含め5,000円程度でした。TMicro3のサイズがH190×W120×D130mmなので奥行きはもう少し短くても良かったのですが、この大きさでこの厚みでこの重さ(1枚で約5Kg)がある御影石ってないんですよね。特注だともっと値段上がるし小さなサイズは加工しにくいので割高なのです。

P4041250 御影石が届いてから、まずはそのままインシュレータもなにもナシで置いて聴いてみましたが、悪くはないけど少し余計な響きがつくかな?それにTMicro3本体が御影石の上で滑りやすいので、何かの拍子で机の下に落としそう。これはいかんと近所の島忠で大きさの違う3M製粘着シール付のゴム足を大きさ2種類買ってきました。
 それで大きいの小さいの、3点支持などいくつか試してみたのですが、ベストがこの写真。前に大き目のゴム足で後が小さ目のゴム足というハイブリッド。これだとスピーカーにやや俯角がつくので、耳の方向的にはちょうど良い。

 音は、机・御影石直に置くよりも、音が締まってさらに低音も伸びるようになりました。低音が伸びたのはちょっと意外かな?足が3個と4個では4つの方が断然良い。というか、ゴム足については結構色々やりまして、1週間位かけて3個から6個まで大小色々やりましたが、結局写真のようなオーソドックスな配置がよろしいみたい。

 セッティングも決まったので現時点での音質評価ですが、本当にこの大きさのスピーカー2つが鳴っているの?というくらいの音の力強さと定位感。特にSB-F1でも味わえなかったポイントとして、音の力強さがあるなぁ…と思います。
 なんというか、出てくる音にエネルギーを感じるんですよね。これはこのサイズのスピーカ、というかもう少し大きなサイズでもなかなかキッチリ出ないものですよ。こういう音は聴いていて気持ちいいんですよね、安心できて。
 本機は密閉型ですが、こんな小さなエンクロージャーなのに、デスクトップの距離で聴く限りは低域の不足は感じられませんし、音もストレスなくよく伸びます。ただ、一般的なラウドスピーカー用途としてそれなりに距離を取り始めるとまた別なのかもしれません。

 先に紹介したSB-F1と同様、キャビネットはオールアルミ製で、音楽再生中に天板などに触れても振動があまり感じられない設計。SB-F1もそうでしたが、この定位の良さと独特の空間表現はこういった構造共通なのでしょうか?

 アンプはLINNのMAJIKを使っています。手持ちのアンプ色々試しましたが、このMAJIKが圧倒的に相性いいです。特に小音量時のバランスはさすがマジックだと思いました。スピーカーケーブルはLINNのK10です。

 しかし…これで自宅と別荘でスピーカーの方向性がキッチリ別れましたね。自宅はMasterjubileとカタマリ(写真では見えませんがiMacの裏にあります)とTMicro3、全てがアルミのガッチリ系エンクロージャ。別荘では3本あるスピーカー全て木製キャビネットの鳴きを重視したモデル。意識してこうなった訳ではありませんが、なんだかおもしろい。

P4041251
↑スピーカー端子はWBT製ではないですがケーブル側は余ったWBT端子を装着

OLYMPYS E-M1 + LUMIX G 20mmF1.7


▼2018年03月28日

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROも買っちった

https://farm5.staticflickr.com/4776/39963853705_8f0b9d5b1d_m.jpg そういえば、こちらのレンズについての紹介をしていませんでした。マイクロフォーサーズ渾身の超広角レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROです。

 購入時期については、実はこの12-40mmと同時購入していたのですが、ちょうど店頭在庫を切らしていて、入荷の連絡は翌々日くらいにきましたけど、受け取りは1週間後くらいでした。

 Zuiko Digitalの超広角レンズといえば、ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0が有名。プロのカメラマンでもこのレンズのためにフォーサーズを選んだという人が何人かいた気もします。かくいう自分も、デジカメ雑誌でこのレンズによる見開きの写真を見てフォーサーズのデジカメが欲しくなったのです。

 もっとも、E-1を購入した当時で、このレンズの価格は新品で20万円弱もした時代。まずは標準レンズの14-54mmを手に入れる必要があったし、更にその当時で20万円のレンズを買うのはなかなかの決断を迫られる金額でもありまして、その当時いい仲だったひと(笑)に相談したら「仕事で使う訳でもないのに20万円は高いと思う」なんてありがたいかつ冷静なアドバイスを頂いた事もあり、なんとなく心証的に買えそうで買えないレンズとして、ずっと自分の頭の中でくすぶっていたのでした。

 そんなこんなで時が経ち、フォーサーズもマイクロフォーサーズへと進化する中、2015年になって待望の新型7-14mmがOLYMPUSより発売となります。解放値もF4からF2.8へと進化して、お馴染みの防塵防滴仕様。これは欲しい!と思ったのですが、当時はマイクロフォーサーズのボディ持ってませんでしたからね。その後中古でOM-D E-M1を入手しますが、買った当初はマイクロフォーサーズのレンズはしばらく必要ないかなと思っていました。

 ただ、EM-1でマイクロフォーサーズレンズを使われている人を何人か見るとね…やはりコンパクトなマイクロフォーサーズボディにコンパクトなレンズはうらやましいな…ということで12-40mmを買ってしまった訳ですが、その時に気が大きくなってつい…この7-14mmも発注してしまった訳です。値段もなんだかんだで11万円台まで下がってきましたからね。
 ちなみに、旧Zuiko-Digital 7-14mmと同スペックなレンズとして、パナソニックのG VARIO 7-14mm/F4.0 ASPHがあるのですが、こちらも結構欲しかったんですよね、ただ、防塵防滴じゃないという点と、OLYMPUSのボディにはあまり相性がよくないとのことで、購入を控えていました。

 実際使い始めてみると「あぁ〜このレンズ買って良かった」としみじみ思いました。私は元々被写体としては街並みや風景を撮ることが多いのですが、今まで持っていた一番広角なレンズ11-22mmでは撮れなかった世界が撮れます。
 特に素晴らしいと感じるのは、狭い路地で街並みなどを撮影するとき。
 自分の撮影スタイルは、その風景にある特定の被写体を浮かび上がらせるというより、その場所の雰囲気全てを収めたいと考えてしまう方なので、7mm側にズームしたときに撮れる圧縮された空間は、撮影後にデータを見返してみても我ながら本当に見応えがあると感じます。
 ただ、作品としての写真を撮るためにこの超広角レンズを使いこなすには少し練習が必要かもしれません。適当に撮るだけだと、周辺が変形した何の変哲もない風景写真が撮れるだけです。まぁ…私的にはそれでも充分なのですが。

 この形状から想像がつくと思いますが、当然保護フィルターは装着できません。無理すればこういったリングをかませて保護フィルターを装着することも可能ですが、基本は前玉むき出しで使うしかないかと思います。
 その際ですが、ズームをテレ側(14mm)にすると、前玉がフードの中でそれなりに引っ込みますので、このレンズをキャップを装着せず持ち歩く際は、撮影後すぐにレンズをテレ側にズームするクセをつけた方がいいかもしれません。何かの拍子で前玉を傷つけてしまったら…修理にどのくらいの費用がかかるんでしょうね、あまり想像したくはありませんけど。
 ちなみに上にある写真はズームをワイド側にして前玉を出した状態です。ちょっとドキドキしますよね。

 実際に撮影した写真は、既にこのブログで何枚も公開していますので、ここでは特に作例など掲載しませんが、飛び出た前玉に憶せず、これからも積極的に外に持ち出して使っていきたいレンズです。

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↑この雑コラも早く使わないと旬を逃してしまうw

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▼2018年03月18日

柏…そこは千葉県の最先端で最前線!

P3180569 あしたの今日子さんってマンガがありまして「柏…そこは千葉県の最先端で最前線!」なんてセリフがあった記憶があり、結構前の記憶だったと思いましたが、調べたら最終巻は先月発売だったのね。細々と長いことやってたんですね。
 つことで今日柏に行ったら何となくそのマンガを思い出しました。このマンガ柏フリークには是非お勧め!なんだけど…JR常磐線以北の柏市は全くといっていい程登場しないのがTX系の住民にとってはやや不満。

 と、そんなネタはどうでもいいのですが、今日は天気もいいしブロンプトンで柏市方面へ。途中でおいしいパンが食べたい気分になったので、まずは東武アーバンパークライン(野田線)江戸川台駅近くにあるLIFEというパン屋に寄りました。

 柏方面と言いつつこのお店はギリ流山市になるのですが、それはともかくここのパンはおいしい。
 どうでもいいけど街のパン屋さんって外観だけで何となく売ってるパンの味想像つきませんか?ここのパンはどちらかというとキッチリ堅くて歯ごたえしっかり系のパンなんですが、昔偶然見つけたとき、外の雰囲気からして「こりゃ買わんとあかん」と思いましたからね。逆にふわふわでやわらか〜なパンが食べたい時ってこういう看板のパン屋さんには入らないと思うんですよ。なんでなんでしょうね。

 ライフであんパンとフランスパンを買ってから、江戸川台駅前にある広場のベンチに移動して、途中のおおたかの森のスタバでボトルに入れてもらったコーヒーを飲みながらパンを食べる。文章にするとシャレオッティーな感じですけど、もちろんそんな雰囲気はなかったです。

 昼食後はいよいよ柏市内を散策。まずは気になった街並みからひとつ。まだギリで柏市内ではないんですけど…。

P3180584 こちらは江戸川台9号公園前の商店街。日曜日なのでみんなお休みなのか、或いはもうやってないのか。広い通りの歩道にアーケードっぽい屋根がついているのが一層淋しげというか味わいがあります。

 しかしこの「江戸川台」って地域はなんだか住むのに居心地良さそうな地域ですね。駅の方には先程のLIFEというパン屋さんもありますし、その隣には高級スーパーである京北スーパーもありますし、その隣にはよくわからない激安スーパーマーケットもたくさんあります。私も大人になったら(笑)こういう街に住んでみたいです。

P3180591 その後はふらふらと柏方面に向けてブロンプトンを走らせ、流通経済大学付属柏高等学校のグラウンド方面へ。このグラウンドは柏の雑木林の中にあり、更にグラウンド脇には野馬土手と呼ばれる土手があります。そしてその上にはベンチが置いてあり、地元住民?と思われる人達が、高校サッカーの練習試合を観戦していました。

 自分も15分位?、ネット裏のベンチに座って一休みがてら観戦していましたが、この距離で見るサッカーはなかなか面白いですね。選手同士の当たりなど、テレビで観戦するのとは違った迫力があります。

P3180597 その後は、柏市北部の雑木林地帯を適当に散策。
 しかし…この辺もすっかり開発が進んでこの手の雑木林が消えてしまいましたね。以前はこういう林の中によくわからないため池や湿地帯が点在していたものですが、それらをつないでいた雑木林が既にモザイクのように開発され伐採されたせいか、そういう湿地帯みたいな場所はもう残っていないようです。

 ごんぶくろ池周辺も昔は本当に回りが雑木林だった気もしますけど、今では池の周辺もすっかり開発されています。

P3180624 雑木林一帯を抜けると、次は東大キャンパスの中。広い敷地内にでっかい倉庫で更にそこから鉄道のレール…これって標準軌…いや、広軌かな?一体何のためにこのレールはあるんでしょう?というか、ここって普通に入っていい土地なのか?

 付近を見渡すと、分解されたと思われるでっかいコーン(直径2mくらい?)と、破断したようなでっかい流線形っぽいパーツが置いてありました。一体何なんだろう?調べてみるとここは東大の物性研究所らしいです。

P3180635 そこから少し南に下ると、なんと!千葉県柏市に「蔦屋書店」ができていました。さすが日本の知能の頂点が集まる東大の街柏の葉ですね。

 もっとも、色々なところで書いているとおり、蔦屋書店ってのは本屋さんとしてはかなり微妙なので、一応中は見て回りましたけど、あまり欲しい本も見当たらず。
 2Fには都内でもちょっと珍しい広さの児童書専門フロアがありましたので、この付近に引っ越してきた若い家族連れが過ごすにはいい場所だと思います。

 どうでもいいですが、蔦屋書店と看板はあっても、この建物内だけでカフェが5件もあるという…実は書店というより、フードコートの廊下に本が並んでいるようなもんでしたね。そういう雰囲気もまた今では受けるんでしょうけど。

P3180641 さて、TX柏の葉の方面に向かっていくと、いきなりな超高層の街並みが迫ってきます。なんというか圧がすごいですね。こんなに密集して超高層な物件建てて大丈夫なのかと思いますが、なんたって柏の葉は東大生が通う街ですから、それなりにお金持ちも住んでるんだろうなぁ。

 ここはTXに乗れば30分で秋葉原まで行けるし、空は広いし柏って実は結構住みやすい場所なのかもしれません。ただ…周辺の開発はもう少し慎重にやってほしいなと思います。

P3180666 そこからブロンプトンで20分くらい?JR柏駅前の2番街前にやってきました。さすが千葉の渋谷と呼ばれる柏。日本で始めてペデストリアンデッキができたのも柏。ちょっと前に閉店したメロンブックスも再び帰ってきた若者の街、柏です。
 ちなみにこの2番街、1番街は存在しません。何故1番街が存在しないのかというと、常に一番を目指す向上心を忘れないように、敢えて2番街という名前の商店街にしているそうです。さすが千葉の渋谷である柏!向上心も忘れません。

 ま…JR柏駅前はあまり用がないので(失礼)、ちょっと離れた場所にある柏のユニオンをのぞいてから、帰路に入ります。

P3180712 帰りは柏市から松戸市方面の坂のある辺りをふらふら寄り道しながら帰ります。そしてこの写真!この坂道なんですけどね、ここは松戸市立第三中学校脇にある坂道。何故か私はこの坂道が大好きなんですよね。

 いやべつに…タモリみたいに坂道愛好家って訳ではなく、強いて言えばもう少し視点が広い街並みとか景観を愛する変態なのですが、ここの坂道は何故か大好きで、クルマでも柏市方面に来たときは敢えてこの裏道を通ったりしています。

 坂の上から見る景色と、急坂の途中にある宅地用引き込み道路、そして坂の下にある勾配のついたT時交差点など、どれも見所がいっぱい!付近に休憩できるベンチでもあれば、のんびりとこの坂道を見て過ごしたいのですが、さすがに普通の住宅地の中にあるので、そんな事したら通報されてしまいます。一応坂の上には小さな公園があったりするのですが、園内からはこの道路が見えないので私的には意味がない。この坂道はGoogleストリートビューで見ることができますので、現地に行けない方はこちらでじっくりと堪能なさって下さい。

 坂道を堪能した後は、国道6号線を渡って、つくばエクスプレスの南流山方面へ。こちらも真っ直ぐ向かった訳ではなく、流山市内を色々と散策しながら走っていたのですが、その話はキリがないのでまたそのうち。

 当日の走行距離は、BeeLine NAVIで51km程度でした。

P3180628
↑国産初の大型超高圧高温実験装置の実働模型

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital 7-14mm F2.8 PRO


街に本屋さんが多すぎる!

 今朝ニュースを見ていると、名古屋の児童書専門店メルヘンハウスが閉店するという話題をやっていました。なるほど…確かに少子化だもんな〜子供向けメディアは辛いよなぁ〜ポンキッキも終了するしなぁ〜なんて思って見ていると、ニュースの姿勢としては、児童書と言うより本屋さんの総数が減っているから、みたいな話題を取り上げていましたね。
 最後まで見なかったのでオチがどうなっていたのか分かりませんが、この児童書専門店閉店については、本屋さんの減少よりも昨今の少子化の影響なのではないかと思うのですが、どうなのでしょう。

 若い人が本を読まなくなった!

 という話は、なんだか自分が生まれた頃から聞いている気がしますが、ここ10年位の町の風景を見ていると、確かにみんな本を読まなくなったようです。昔は通勤中の電車に乗ると、週刊誌とか少年ジャンプとか片手に持ってる人沢山いましたからね。今だとそういう人はすっかり見なくなりましたので、なるほど…日本人は本を読まなくなったのかもしれません。

 といいつつ、もう少し考えてみると「読書ってなんだ?」みたいな気も実はします。
 海外だといわゆる書籍を売る本屋さんと、雑誌やコミック(海外のコミックはほぼ雑誌形式)を売るマガジンハウスが割と分離しています。私は不幸ながら海外には生涯一度しか出かけたことがないんですが、その時に町をふらついて入った本屋さんは売り物が全て本。当たり前ですけどね。そしてちゃんとしたお店の形をしています。で、いわゆる雑誌を売っているマガジンハウスは、日本で言うたばこ屋さんみたいに人通りが多い街角にちょこんとあったりします。実はたばこ屋さん利用したことがないのでよくわからないのですが、そんなノリだと思って頂ければ。あ、実は渡航経験が一度ってのも自分は不幸だと思っていません(笑)

 何が言いたいのかというと、最近の読書離れって数字が大きいのは雑誌やマンガ離れだったりして、実はほとんどの人はそういうちゃんとした本を元々読んでなかったのでは?って思うのです。もちろん、雑誌にだって立派に読書と言えるないようようなモノもありますし、書籍にしたって「これが読書?」みたいに感じるモノも結構あったりしますが、そこは大雑把に考えていたければと。

 ここからは完全に私の個人的な印象でしかないんですが、そもそも上記に書いたような偏見で考えると「読書」をしてる人って元からそんなにいたのかな?なんて思ったりします。自分が働く業界はどちらかというと本を読む人が平均より多い業界なのではないかと思うのですが、にしたって以前も書いたように「お勧めの本はなんですか?」なんて聞かれることもあったりと、決してみんなが読書まみれになっている訳ではありません。そう考えると個人的に「実は本屋さんの数ってまだ多すぎるのでは?」なんて思ったりするのですが、そういう話を数少ない読書好き…な人に話すと怪訝な顔をされることがほとんどです。

 統計を見ると、2017年の時点で日本全国には書店が12,526店あるそうですが、それを2016年の全国の自治体数で割ると、一自治体毎に平均7件強の本屋さんがあることになり、そう考えると本屋さんの数ってすごく多い気がしませんかね?もちろん本屋さんが日本全国平均して散らばっている訳ではありません。
 うちからそう遠くないつくばみらい市では市内に本屋さんがないなんて状況もあったりしますけど、現地を知っている人間からすると、ここはつくばエクスプレス開通前だと本屋さんどころかまともなショッピングセンターすらない地域だったので、そりゃそうかなと。

 今時は本を読んでいる人に比べて、音楽を聴いている人は圧倒的に多い訳ですよね。
 通勤中の電車内を見ていても、本を読んでいる人はすっかり消えましたけど、耳にイヤホンやヘッドホンをかけている人はかなりの数がいます。この全ての人が音楽を聴いているのかはわかりませんが、それを考えても、今では読書をしている人よりも、音楽を聴いている人の方が圧倒的に多いであろうことは想像がつきます。

 で、ここで全国のCDショップ数を調べてみると、本屋さんと違ってちゃんとした統計が見当たらないのですが、日本レコード商業組合に加盟しているCDショップの数は、2010年の時点で約700店だそうで、今だともう少し減っているんでしょうかね?これを先程と同じ2016年の自治体数で割ると、自治体毎に平均0.4店となり、これが多いかどうかは別にして、少なくとも読書と比較して街で音楽を聴いているだろうと思われる人の割合を考えてみると、本屋さんに比べてCDショップは圧倒的に数が少なかったりします。

 もっとも、ここにはCDレンタル店は含まれていませんので、それを加えればCDショップ数は全国であと2,000店くらいは増えるのかもしれません、でもそれを言ったら本にだって図書館ありますしね。図書館は全ての市町村にあるとは限りませんが、ほとんどの場所に存在するでしょう。しかも図書館は無料です。

 話は変わりますが、図書館を利用する度に「音楽と違って読書が趣味の人って行政からこんなに優遇されちゃっていいのかな?」なんて思ったりします。時には出版社や著者の方が気の毒に感じる事もありますが、こういうシステムなんだから、もちろん私もありがたく利用させてもらってます。この週末も敢えて品のない書き方させてもらうと、金額にして11,800円(税別)分の本を借りてきました。うち2冊はもう読んだので、明日にでも予約済みの別な本と貸し出し交換してきます。これ全部無料ですよ!すごくないですかね。実は街の本屋さんの閉店が加速してるのって、こういうやりすぎとも思える行政の図書館サービスにも一因がある気もしますが、このシステムは出版関係者から叩かれてるの見たことないです。一部のベストセラー本以外は公費での図書購入も出版社にとっては重要な売上だからなんでしょうけど。

 脱線しましたが、友達に出版社に勤めてる人とか、ライター業やってる人とか、漫画家さんとか、そういう人達がいますので、あまりこういう事を書くのもアレかもしれませんけど、やはり統計で見ると、まだ本屋さんって多すぎるんだろうなと思います。

 こういう事書くと「おまえは街の書店がなくなってもいいのか?」なんて怒る人もいるんでしょうけど、全然そんな事はないです。というか、昔は旅行先で本屋さんに寄るのが大好きでした。
 ただ、最近ではあまり積極的には寄りません。何故なら日本全国何処でも本屋さんに並ぶ本が同じになってきたから。もちろん、POSシステムを使って売れる本だけを並べるってのは、短期の視点のみで考えれば正しいんだろうなと思います。売れる本を置けば売上立ちますからね。

▼2018年03月08日

閉店が迫った松戸伊勢丹へ

P3081246 今日会社を休んだ訳は、閉店が近くなった松戸伊勢丹へ母親を連れて行ったからだったりします。

 松戸伊勢丹といえば、埼玉県の東部に住む田舎住民からするとまさにメトロポリタンな松戸に燦然と輝く一流百貨店で、大げさと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まともな鉄道すらないこの地域の住民からすると、自転車に乗って30分で到達できる一番身近な都会だった時代もあったのです。

 もちろん、子供の頃は親に松戸伊勢丹へ何度も連れて行ってもらいましたし、中学生の頃は友達の付き添いでガンプラ買うための行列に並ばされたり、松戸伊勢丹近くの映画館で当時封切りになった伝説巨神イデオンを友達同士で見に行ったり、当時伊勢丹の近くにあった「わらそう」というオモチャ屋にシミュレーションゲームを買いに行ったりと、私の子供の頃にとって松戸といえば都会、松戸といえば伊勢丹という固定観念が今でもあるのです。

 余談ですが数年前には女の子と松戸のまど☆マギカフェにデートで出かけたり、その後は松戸にある女子大にも仕事で潜入したりと、松戸は大人になってからも何かと縁を感じる街だったりします。

 で、その松戸のランドマークである松戸伊勢丹が閉店すると聞いて、母親が閉店前に一度行ってみたいと言っていたので、今日は会社をサボって、閉店セールの中、母親と松戸の伊勢丹へ出かけたのです。というか自分のMGFに親を乗せるっての、もう10年ぶりくらいではあるまいか?

 現地には10:30頃到着を目処に出かけたのですが、なんと平日の朝から駐車場は満車になっていまして、入庫までに15分位待たされました。
 その後はとりあえず最上階のレストランフロアに登って母からトンカツをごちそうになります。母はなんでも月に1度くらいの頻度で松戸伊勢丹上のトンカツ屋さんにきていたようで、店では馴染みの店員さんとお別れの挨拶をしていました。

 その後は上から順に各フロアを回ります。自分はこういう百貨店巡りが全く苦にはならない(というか旅行中では単独で地方百貨店を徘徊する趣味があるくらいだし)ので、ゆっくり売り場を見てていいよと言ったのですが、親としては子連れで落ち着かないのか、いくつか馴染みと思われるお店の店員さんへ挨拶に回っただけで、やや足早に1Fまで降りてしまいました。自分に遠慮してたのかな?と思ったので、もう一度エレベーターで8Fまで戻って、ジュンク堂脇の店内カフェで休憩してから、再度売り場を回ります。

 途中でハンドバックを欲しそうにしていたので買ってあげて、お返しに母親からはジャケットを買ってもらって、最後はB1の食料品売り場で食材を買って、伊勢丹を後にしました。
 駐車料金を精算するときに時間を見たら、なんだかんだで5時間くらいは松戸伊勢丹の中にいたので、それなりにデパートを堪能したといえるかもしれません。

 松戸伊勢丹の閉店は3月21日。もう自分が行くことはないと思いますが、伊勢丹がなくなると松戸という街自体、もう行くこともなくなるだろうなぁ…なんて思いながら帰路につきます。自分にとっては、物心ついた最初のデパート体験が松戸の伊勢丹でした。長い間おつかれさま。

P3081266
↑モリナガヨウ先生「東京右往左往」より。
埼玉県人にとっての松戸ってまさにこのイメージでした。


iPhone7 Plus / OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital 7-14mm F2.8 PRO


▼2018年03月06日

MADE IN ABYSS Original Soundtrack Vinyl Limited

https://farm5.staticflickr.com/4667/39751528955_538f2097f0_m.jpg 注文したのは去年の秋だったと思いますが、メイド・イン・アビスのオリジナルサウンドトラック、アナログ版が今朝ゆうパックでイギリスから届きました。

 お値段は本体$35で日本までの送料が$10.60。日本円だといくらで決済されたかもう覚えていませんが5,000円はしなかったと思います。最近の国内復刻レコードがもはや5,000円位することを考えると割安ですね。

 当初は500枚限定プレスのクラウドファンディングだったようですが、結局〆切りまでに注文した人分全て、843枚のプレスを行ったようです。

 このレコード、2枚組ではありますが、日本製レコードでよくある中割れ式のジャケットではなく、そのまま普通のジャケットにレコードが2枚入っていました。中にはライナーノーツ、ジャケットイラスト入りのQRATESカードが封入。まだ音は聴けていませんが、盤面は鮮やかなグリーンでカッコイイ!。

 音楽は、ケビン・ペンキンというオーストラリア人。このアニメの他にも日本でゲームとかアニメ関係の音楽をいくつか担当しているらしい。メイド・イン・アビスのサントラについては、ハイレゾ版も買って聴いているのですが、なかなか雰囲気がある音楽です。ゾンアマのレビューでも100%★★★★★の大絶賛ですな。アナログ向きの音楽かといわれると微妙な気もしますが、レコードプレーヤーで聴くのが楽しみです。実際針を落とすのは週末になるかなぁ?

 昨今のアナログブームで、さまざまな音楽がレコードで復刻されるのがちょっとしたブームになっていますが、個人的には往年の名曲をアナログで復刻するのはどうでもいいので、このように中古で存在しない、過去にもアナログレコードでリリースされたことがない音楽にもっと製造リソースを割いてほしいものだと思いました、かしこ。

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