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▼2018年07月05日

キンドール男爵のOasisをゲット!

P4120144 何故か昔からKindle端末のことを心の中で「キンドール男爵」と呼んでしまう。この現象はなんなんでしょう?
 と、特に話題にもしていなかったのですが、そういえば私、キンドルのオアシスを買っていました。しかも1度Wi-Fi版を買って3G版に買い直すというアホな事までしでかして(笑)

 キンドルについては、以前paperwhiteの3Gモデルを買っていて、しばらくは気に入って使っていたのですが、どうもこの時代のKindleは画面解像度が低い(まだレティーナ系の解像度ではない)ことと、端末に本が100冊程度に入った辺りから、とたんに動作のレスポンスが遅くなってしまい、あまり実用的に使えなくなってしまいました。
 それと、その頃はあまりマンガを買っていなかったので気にしていなかったのですが、やはりマンガをこの端末で見るのは色々と厳しい。ただ、電子ペーパーは実に読みやすいなと感じていたので、いつかはもう少し動作がキビキビしたKindle端末に買い換えよう!とは考えていました。

 そんな中2017年の秋頃ですかね、防水になったKindleOasisが発売になり、お風呂での読書も可能になったので、早速飛びつきます。
 その時買ったモデルは、32GBのキャンペーン情報無しWi-Fiモデル。3Gモデルについてはその時では「Kindle端末から本を買った経験もないし(やってみればわかりますが手持ちのスマホで買った方が100倍は便利)、Wi-Fiモデルで問題ないだろう」と考えていたのですが、実際に使い始めると、やはり以前買ったときのように3Gモデルでこそ電子書籍は際立つなと実感します。
 特に思ったのが、読んだ位置の同期、メモ、ハイライト、SNSへの投稿…はどうでもいいですが、とにかくそういった読書情報がリアルタイムで全ての端末と同期していることこそが、電子書籍の醍醐味ではないかと。Kindle端末を家、もしくは完全にWi-Fi環境下でしか使わないのであれば、これらの機能はあまり意味がないのかもしれません。ただ、外出時にKindle端末を使う人であれば(そしてこれら電子書籍の機能を享受している人であれば)絶対に3Gモデルを選択すべきでしょう。
 私の読書スタイルとして、複数の本を同時進行で読むことが多い上に、例えば込んでいる電車内ではiPhoneのKindleアプリを立ち上げて続きを読むということも多くあるので、どんなシーンでも読書位置の同期が取れているのは実に便利なのです。更にメモ機能などもイチイチWi-Fi環境下で同期ボタンをタップする必要もなく、3Gモデルであれば、ある種のコピペ的にいつでも文章の一部を別端末へと抜き出すことができます。これらを考えれば、価格にしておよそ4,000円は充分モトが取れるだけのメリットがあると思います。
 それに日本の公衆Wi-Fiは、アクセスにブラウザからのログイン動作を強いられるものばかりで、Kindle端末だと自宅外でのWi-Fi運用は使うにあたり想像以上に制限がかかります。WWWブラウザがきちんとしているFire系統のタブレットならあまり気にならないかもしれませんけど。

 とは言いつつも、実際Wi-Fiモデルを買った後に3Gモデルを追加購入する訳にもいかないし…なんて思いながら、数ヶ月間Wi-Fiモデルで我慢していたのですが、ふと「中古でKindleOasis売却するといくらくらいになるのかな?」と調べてみたら、何故かわかりませんけど、KindleOasisって恐ろしくリセールバリューが高いんですね。このエントリを書いている現在でも、じゃんぱらの中古を検索してみると何故か新品の買値とさほど変わらない。一体どういうことなんでしょうか?
 もちろんじゃんぱらなどの中古販売店に買い取りを依頼すると、売値よりかなり安く買い叩かれるでしょうが、こういう相場ならヤフオクで売れば新品とさほど変わらない値段で売れるのでは?と考えて出品。綺麗に使っていたとはいえ、落札額は驚きの新品購入時から-2,000円程度という高値で売却!これならと即3Gモデルを注文してしまいました。すげーなKindleOasis。

 写真は落札物を発送する前に届いた3GモデルとWi-Fiモデルを並べて撮影したもの。手前のグリップ部分の一部がプラ製になっているのが3Gモデル。重さはどっちも193gで全く変わりませんでした。この話が大体今年の3〜4月くらいの話です。で、その後は3Gモデルで新たにKindleOasisライフを満喫しています。あ…そうそう、当たり前ですがどちらも広告付きモデルは買っていません。

 実際の使い勝手ですが、まずは防水である事が最大のメリット。お風呂場で使えるという事もありますが、濡れても壊れないという安心感は、日常使いでもストレスフリーですね。手を洗った後などでも躊躇なく端末に触れますし、雨降りの日など例え屋外で使わないにせよ、傘を畳んだ後の湿った手で端末に触っても気にしないで済むのは嬉しい。以外と日常って水滴に溢れていますからね。
 他はやはり物理的なページ送りボタンが秀逸です。このボタン、デフォルトでは上ボタンがページ送り、下ボタンがページ戻しになっているのですが、設定で上下逆にもできまして、私は下ボタンでページ送りに設定しています。このボタンは左右反転しても同じように使えますので、端末を手で持ちかえるときでも問題なし。
 画面サイズはカラーのFire系列を除けば、現行Kindle端末では一番大きい。そして高解像度なので、マンガなどでもむしろKindleで見たほうが綺麗に感じます。この点は現行のpaperwhiteでも一緒かな?
 バッテリの保ちですが、当初公称で6週間と謳っていましたが、もちろんそんなに保ちません。読書好きな人が少しヘビーに使えば2〜3日で充電が切れると思いますし、朝から一日中読書といった用途だと、1日保たないかも。ただ、そういうモノだと思って適度に充電していれば困ることはありません。そもそも公称されているバッテリの時速時間は「通信機能OFFで1日30分の利用で数週間」という読書好きに言わせると「なめてんのかわれ!」といった条件なので仕方がない。ただ、実感としてはスリープしっぱなしでもおよそ1週間程度でバッテリが空になるような気もします。まだ電池切れにしたことはないのですが、放っておいても想像よりバッテリ消費している印象です。

 本体に装着するケースとカバーですが、こちらについてはいくつか試した結果、なんだかんだで評判がイマイチだった純正が最も優れていると感じています。

 まず初めに試したのがこのようなスリーブ状のカバー。こちら、カバーとしては全く問題はなかったのですが、やはり端末を取り出したり収納したりするときに、本体のスリープボタンを押さなければならないのが意外と面倒くさい。

 なら!と次に手を出したのが、スマホみたいに本体をパカッとはめ込む形のこちらのケース。これだと本を読み始めるときに、前面カバーをめくるだけで自動でスリープから復帰しますし、本を読み終えるときもカバーを閉じるだけで自動スリープします。やはりこれでないと…と思って使い始めたのですが、まず不便なのがお風呂場などに端末を持ち込むとき。当然ながらこのケースを本体から外さなければならない訳で、これが意外と力が必要で面倒くさい。更にこういったケースを装着すると、せっかく薄くコンパクトなKindleOasis本体が、かなり分厚く野暮ったくなってしまうんですよね。なのでこちらも不採用に。

 結局、それなりに値段はしますけど、純正の専用カバーがなんだかんだでKindleOasisの利用シーンを一番理解しているようなので、仕方がなく買いました。ただ、こちらのカバーは長らく欠品、というかもう製造されないんじゃないですかね。私が注文したときも本革製でミッドナイトという青系統の色しか手に入りませんでしたので、それにしました。むしろそれよりも安いファブリック製だと濡れても平気なのでそっちの方が良かったのですが、手に入らないものは仕方がない。
 ちなみに、何故製造中止になっているのかというと、どうやらこのカバーの用途をあまり理解せず買った顧客が多かったのが理由みたいです。買ってみるとわかるのですが、このカバー、磁石で本体裏にくっつくのですが、保持力はさほど強くありません。強くないといいつつも普通にカバーとして使う分には全く問題ない保持力なのですが、どうもこの部分をユーザーが勘違いしているようで、磁石が弱くて落下したとかそういうクレームが多かったようです。私としてはこの適度なカバーの外しやすさがむしろ風呂場に端末を持ち込むときなど、パチパチと気軽に本体・カバーを分離できるので、実にいい塩梅と思っていたのですが。こうやって気軽に外せることが逆に低評価につながっていたみたいですね。
 また、純正カバーは本体四隅を保護せず、あくまでも背面の一部と表の液晶面のみのカバーなので、これを装着しても本体の大きさが肥大化せず、またカバー分の重さが気になるのならその場でサクッと外してしまえばいいので、私としてはとても気に入っています。

 KindleOasisを買ってから、再びKindleでの読書は増えましたね〜。もちろん私は紙の本も読んでいますが、基本的に何冊も同時進行で読むタイプなので、今まで紙の本で読んでいたリソースの一部ががKindle分に振り分けられたということ。Wi-Fi時代からの数ヶ月でKindle本は100冊程度(マンガや雑誌を除く)は読んでいるのではないかな?買ったものやアンリミテッド含めてですが、これだけでも元はとれている気がします。

 あと、ここは極めて個人的なアホらしいポイントなんですが、電車内やスタバ(笑)で電子書籍を読んでいるときも、スマホやタブレットで読んでいるより、Kindleなどの専用電子書籍端末で読んでいる方がカッコよく見える気がします。なのでスタバとかでMacBookAirを超えるドヤをしたいひとは、paperwhiteでもいいから買って持ち出すといいよ(笑)

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↑スタバでKindleドヤw

iPhone7 Plus


▼2018年07月02日

貂明朝

 貂(テン)明朝とは、アドビのTypekitからリリースされた“可愛らしくも妖しい”フォントだそうで、確かに怪しいというより、ちょっとレトロな感じのフォントです。

 せっかくAdobe CCのアカウントを持っているので、ちょっと試しにこのブログのindexページの本文を貂明朝に変更してみました。期間限定のつもりなので、しばらくしたら戻します。
 Webフォントなので、ロードするのに少しタイムラグがあったり、ブラウザのキャッシュを保持していると変わらなかったりするのですが、しばらくするとフォントが変わると思います。すぐに変化を見たい方は、ブラウザにあるプライベートやシークレット等のウインドウで開けば、キャッシュがロードされませんのでフォントが変わると思います。下層のページはそのままです。 

 

LOVE

 
 また、貂明朝の拡張文字として上記“貂”の絵文字も用意されています。WebページのCSSにフォントフィギュアセットの属性を追加してロードすると、全角で“LOVE(LOVE)”と書かれた文字が貂のイラスト文字に変換されます。ちょっとかわいらしいですね。
 特にフォントイラストの貂は目玉がかわいいので、1度ブラウザの文字を拡大してご覧になってみて下さい。

▼2018年06月30日

ブラジル先住民族の椅子

https://farm1.staticflickr.com/920/43102716791_fc55594424_m.jpg 東京都庭園美術館で行われている、ブラジル先住民族の椅子という展覧会に行ってきました。

 これらの椅子について、自分は全く予備知識がなかったのですが、なんでもお祭や儀式、結婚式などの特別な機会に用いられる椅子だそうで、ブラジル先住民族の男性は、これらの椅子を1本の木から削り出しで手作りする習慣があるとのこと。そのモチーフとなる動物や図柄などは、部族ごと、コミュニティーごとにそれぞれオリジナルで意味があるらしく、祭礼の際にボディペインティングされる図柄とも連動しているとのことでした。

 また、この椅子の文化ですが、ブラジルのアマゾン川とその支流の上流全域にわたっており、ブラジルというかアマゾン川上流域で広く行われている風習のようです。また、この展覧会で展示されている椅子も、決して古い作品ではなく、ここ数年の間に作られた比較的新しい椅子も多いみたい。ブラジルにおいてこれらの椅子を作るということは、過去の遺産ではなく、今もアマゾンの奥地で受け継がれている文化となります。

 と、予備知識はこの程度にして、面白いのはこれらの椅子の圧倒的なオリジナリティです。サイズは高さ10cm程度から、1m程度、大きさも片手で握れるサイズから、大人2〜3人は乗れるのではないか?と思われるサイズまでバラエティに富んでおり、それぞれのスタイルにしてもオリジナリティに溢れすぎといった多様さで、見ていて飽きません。
 というか、世の中には色々な芸術があるもんだなぁと、しみじみ思いました。

 出かける前は、もう少し小規模な展覧会かと思っていたのですが、庭園美術館、旧朝香宮邸の各部屋に分散して展示してあり、展示物の椅子だけではなく、その空間ごと博物館の展示物のようで、じっくり見ていれば半日以上はかかってしまうのではないかな?自分も終了までにもう一度出かけてみてもいいなと思いました。

 それとねぇ〜これらの椅子、ミニチュアがあったら是非ほしいなと思っていたのですが、確かに庭園美術館のミュージアムショップで何点かミニチュアが売られていましたが、割とガチな現地生産手作りもので、手のひらに載るサイズのミニチュア椅子が数万円という値段で売られていたのでさすがに買えず…立派にできた目録のみを買ってきました。

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↑展覧会の目録、家でじっくり眺めよう

iPhone7 Plus


▼2018年06月29日

MacBookへの充電についてあれこれ

https://farm1.staticflickr.com/919/43066774681_8ea0e298a1_m.jpg USB-Cは意外とクセがある…なんて言われていましたが、覚悟していたせいか私の今の印象としては案外寛容な感じ。

 MacBookの充電に使うUSB-Cケーブルですが、Apple純正品を含め、USBと名が付いている割には、ちゃんとしたお店で買うとそれなりの値段します。例えばApple純正PD対応のUSB-Cケーブルは2,200円して、流石Apple純正品は高いと思っていましたら、ヨドバシでエレコムバッファローの製品を見ても大体2,000円前後で、だったら純正ケーブル買っといた安心だよな…なんて思ってしまう訳です。

 ただ、USB-Cという規格自体はオープンなモノなので、そういうちゃんとした製品以外にも、ちゃんとしてない(?)製品が出回っているのがいいところ。いくつか試してみます。
 まずは秋葉原のパーツ街で280円という価格で投げ売りされていた型落ち品(?)エレコム製のUSB-C/1mのケーブル。上記に比べ随分安いなと思いましたが、電源アダプタに差し込んでみると普通に使えました。これはシメシメと思い、エレコムの同じ型番で投げ売りされていた型落ち(?)の2mケーブルも買ってみましたが、こちらも当然普通に充電できます。
 ちなみに充電用の電源ケーブルは、自宅で使う場合等は2m位はないと使いにくいですね。電源アダプタの差込口が机の上にあるような方は別ですが、そうでないと、1mではケーブルを机の下に垂らすだけで終わってしまう程度の長さです。

 では、もっと怪しげなケーブルはどうかと思って、ソフマップで投げ売りされていた型番も何もないジャンク扱いのUSB-Cケーブル/1mを100円で買ってきましたが、こちらも普通に充電できています。計測した限りでは電力の低下もありませんでした。

 事前に調べていた限りでは、USB-CケーブルでMacBookを充電しようとすると、意外と相性問題があるなんて情報がそれなりにあったので、ちょっと拍子抜け。

 更に、写真にあるように、通常のUSB→USB-Cというケーブル(これもジャンクで200円)を買ってきて、2015年に買ったAnker PowerCore 15600というバッテリ(当然USB-PD対応の訳がない)でMacBookを充電してみたら、これまた普通に充電できてしまいまして、事前に考えていたよりも、USB-Cによる充電ってのは汎用性あるんだなと思ったりしました。
 もちろんこのバッテリからの充電はACアダプタ経由よりも時間がかかるようで、計測したところ出力されている電力は18Wでした。このバッテリで充電しているときにUSB-Cハブを介すと数ワット程電力を食われる筈ですので、そうなるとMacBook本体への充電はできなくなるかもしれません。まとめますと…。

 ・Apple純正ACアダプタの出力:30W
 ・Apple純正ACアダプタ+Apple純正USB-Cアダプタ経由の出力:23W
 ・Anker PowerCore 15600での出力:18W

 となります。
 MacBookの充電自体は、果たして何Wまでいけるのか?ちょっと試してみたい気もします。
 もっとも今回のモバイルバッテリに関しては、MacBookへの充電ができているというより、要求されれば想定以上に電力が流せる…という意味かと思いますので、このような使い方は事故など起きる可能性もあります。あくまでも自己責任で。

iPhone7 Plus


▼2018年06月27日

MacBookに似合うUSB-Cハブを試す

P6271355 MacBookを買って必要なのがUSB-C HUB。これらがないと、充電しながら外部機器との接続ができません。充電用途を考えなくても、外部ポートがUSB-C1つだとどうしても普通のUSBや、その他の機器につなげるためのHUBが必要になります。

 ということで、私は既に2つのUSB-C HUBを用意しました。

 1つはApple純正のUSB-C Digital AV Multiportアダプタ。なんだかんだで1つは純正品を持っていないと、、その後の相性問題などいろいろ問題の切り分けがしにくい。こちらは新品ではなく友達からの頂きもの。端子はUSBポート×1とHDMI×1、そしてPD(パワードライブ)タイプのUSB-C端子をひとつ持っているので、USB-C端子から充電しながらその他の機器を接続できます。
 この純正アダプタを使用して純正の30W電源アダプタを使用すると、他の機器は未接続の状態でMacBook本体への電源供給が23Wとなり、このアダプタは7W程電力を消費していることになります。

 もうひとつは、アメリカのアマゾンから注文したローズピンクのType-C Hub。送料入れて$55くらいで、注文から到着まで3週間程度かかりました。なんでわざわざアメリカのアマゾンに注文したのかというと、私の要求を満たすUSB-Cハブが日本では売っていなかったから。
 こちらのハブは、どちらかというと持ち歩き用に使おうと思っていまして、私の要求仕様は、1:USB-C PDポートは必須。2:USB端子×1以上。3:SDカードスロット。4:HDMIポート。5:本体に合うローズゴールドのカラー。で、この要件を満たすハブはアメリカのアマゾンでしか取り扱っていなかったのです。
 特に色についてですが、Mac向けに作られているであろうUSB-Cグッズについて、以前はちゃんと4色展開してくれていた気がするのですが、今の日本国内だと実質シルバーとグレーしか手に入りません。もしゴールドやローズゴールドの周辺機器をお望みの方は、早目に確保しておいた方がいいかもしれません。
 それはさておき、こちらのハブは、純正の30W電源アダプタ使用時、他の機器を未接続の状態でMacBookへの電力供給は25W。つまりこのアダプタは5Wの電力を消費しています。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年06月25日

レディ・プレイヤー1を見てきました

ヲタ

https://farm2.staticflickr.com/1819/42940565662_d73fb7e2f2_m.jpg もう公開も終わりそうだし、慌ててみてきました。

 この映画がどんな映画かはもうここで書くまでもないでしょう。レディ・プレイヤー1とは、スピルバーグ監督によるVRの世界で起きる事件を解決していく映画。そしてこの作品には1980年代にデジタルキッズ(笑)だったオッサン・オバサンたちが大喜びする様々なネタやクロスオーバーなキャラクター達が登場しています。

 日本人の私たちが注目するクロスオーバーは、まず冒頭に登場する金田のバイク。ちゃんと「成田山」のステッカーついてたかな?
 それと一瞬の登場までカウントしているとキリがないのですが、敵の親玉が使うメカが、メカゴジラ。このシーンはちゃんとゴジラのテーマと共に登場するのが良かったね。
 あと「俺はガンダムで行く!」でお馴染みのモービルスーツ(レビル将軍風)、RX78-II・ガンダムですが、ガンダムはビームライフルが登場しないのが残念。劇場であのモーター音(ビームライフルの音は工業用モーターを急停止させる音から作られている)を聞きたかったです。

 クロスオーバーはさておき、映画としてはどうだったのか?というと…正直微妙かな。スピルバーグ監督作品といいつつも、彼の作品らしい驚きと興奮がちょっと足りなかった。
 私は原作の小説を読んでいませんが、映画でのストーリは、割とありきたりで単調。ラストの大団円もとてもありがちな終わり方で、なんだね…結局女の子はVRよりもリアルがいいよって話ですかね。

 なんとなくですが、本作品、事前の評判ほど世間では盛り上がっていない感じもしていたのですが、確かに見てみると、本作はまごう事なきB級映画そのもので、これは文字通り、良い意味も悪い意味も含んでですけど、世間で大ヒットするような映画ではないよなと思いました。

 この映画については、映画館の大画面で鑑賞するのもいいですが、家のテレビでちまちまと一時停止させながら、画面の端や一瞬登場する様々なキャラクターを確認してゆくって見方もありなのかも。

iPhone7 Plus


ゲームウォーズ・上(SB文庫)/アーネスト・クライン

▼2018年06月24日

Victory Games・Pacific Warのルールブックを楽しむ

ヲタ

https://farm2.staticflickr.com/1722/27935083107_ea13e0799f_m.jpg そういえば、数ヶ月前に今はなきVictory GamesPacific Warが手元に帰ってきたので、箱からルールブックを取り出して眺めています。
 このゲーム、ゲーム自体は太平洋戦争全てを作戦級スケールで扱うというビックゲームなので、ショートシナリオはともかくとして、キャンペーンゲームはプレイ不可能。ルールに習熟した人同士でプレイして、プレイ時間の目安が100時間だったかな?これは毎日朝9時から17時までの8時間プレイしても、12日半かかるということです。キャンペーンゲームを最後までプレイした人っているのかな?

 ルールブックは、A4横3段組で文字がびっしり書かれて60P程あります。更にシナリオブックは別冊です。もっともショートシナリオをプレイするだけなら、冒頭10P程度(?)を読むだけで問題ないはず。練習用シナリオの真珠湾なら対戦相手すらいりません。

 こういったゲームなので、将来でもプレイできるか疑問なのですが、それでもこういったシミュレーションゲームのルールブックは読んでいて楽しい。
 以前もどこかで書きましたが、ルールブックで書かれていることは全て意味があり、それらは当時の戦争を再現するためになくてはならない文章です。ゲームのルールはそういう膨大な調査の上に成り立つある種の報告書とも言えます。
 そのため、これらシミュレーションゲームのルールブックは、読んでいるだけでも思考が研ぎ澄まされていくようで、読んでいるとある種の文学的な快楽すら感じたりします。実際私の仲間内で頭がいい人は(つか自分が一番バカだったんですがw)シミュレーションのルールブックにハマってそのまま法律家になってしまったし。

 確かに法律の文章とゲームのルールブックは似ているかもしれません。特に、ルールブックが文章として美しいのは、活用されることを前提としているから。なので実際のプレイには常にルールブックに書かれている文章の「解釈」という作業・運用が必要で、意図が不明な場合は英文のルールブックを参照したり、あるいはその場のプレイヤーによる合議でルール解釈を定めたりします。
 この辺もなんというか、法律の解釈という行為に通じるものがありますね。なので私の仲間内でシミュレーションゲームをやっていた人は(私を除き)、みんな文章の読解能力がすごいです。また、文章内の矛盾を見つけるのも上手く、これらのゲーム体験は後の人生において有益な資産(私以外)となっているでしょう。なので、若い人達にはみんなシミュレーションゲームをさせたほうがいいよ(笑)

https://farm2.staticflickr.com/1744/40993482570_fdd2def83a_m.jpg PacificWarに話を戻すと、こういったモンスターゲームなので、実際にプレイした経験はありません。ただ、ルールブックを読みながらセットアップまではやった事あります。その時の感想がどういったものだったか覚えていないのですが、ふむふむと感心しながらユニットを配置していた記憶がありますので、私の頭の中でも何らかの有意義な経験が得られたのでしょう。

 個人的に、このゲームのルールで特に印象的なのが「就役」という概念、全てのユニット(陸軍・航空隊・海軍艦船)は就役状態にならないと作戦に参加できません(防御戦闘のみは許可されている)
 作戦を行うには、必要な手持ちのユニットを選び就役状態にする必要があります。そして作戦を終了させるためには必ず全ユニットを解役させなければなりません。この辺、一部のゲームでは「動員」という概念があったりしたものですが、解役までをルールに定めていたのはちょっと珍しいと思いました。さすが戦略級のゲームです。

 そして、特にVictory Gamesのルールブックは文章を鑑賞するという点においても優れていまして、写真にあるように実際の戦争において、このルールは何を再現しているのかがきちんと説明されており、シミュレーションのルールブックとして評価も高いものでした。
 ちなみにVictory Gamesとは、シミュレーションゲーム界の巨人、Avalon Hillの子会社で、当時倒産したSPIからスタッフを引き抜いて設立した会社と言われていました。そのため出版されるゲームの題材はマニアック+ビックゲームになりがちで、評価は高かったのですが、実際プレイした人はあまりいないかも。

 自分はVictory Gamesの製品として、Gulf Strikeと、NATOを持っています。これは唯一Victory Gamesの初期ラインナップの中では現実的にプレイできる規模のゲームで、何度かプレイした記憶があります。NATOは手元にあるけど、Gulf Strikeはどこにいったかな?あの当時はあの地域でアメリカとイラクが闘うなんて思いもしない時代でしたが(このゲームではアメリカの敵はイランとされている)

 この手のシミュレーションゲームですが、私としてはみんなが定年退職した後、有り余る時間をつかってのんびりやりたいという野望を持っているのですが、みんなちゃんと健康で長生きしてくれるかなぁ?

https://farm1.staticflickr.com/883/40993187010_7d9de0414e_m.jpg
↑航空作戦を行うにもこれだけのシークエンスが必要

iPhone7 Plus


▼2018年06月23日

MacBook12の特盛を買いました

P6211353 以前のMacBookAir11からもう7年ぶりですかね。久しぶりにモバイルPCを買い換えました。新しいMacBookです。

 新しいMacBookと言っても、なにかサブネームがないとあまり締まらないですね。MacBook12インチモデルです。色は驚きのローズゴールド(笑)。それにCorei7のCPUと512GBストレージ、それに16GBメモリを足した所謂特盛りの仕様です。

 注文はAppleStoreではなくSofmapの実店舗で。今回はローンでの購入でSofmapでは金利0%のセールをやっていたから。もっとも後で気が付きましたが、AppleStoreでも今は金利0%なのね。それを知らずにかなり損をしてしまいました。
 自分もすっかり忘れていたのですが、自分の今の会社、社割1割引きでApple製品買えるんですよ、注文してから思い出した(笑)。それにCTO製品は原則注文販売なのですが、AppleStoreで注文すれば納期がほぼ5日間。Sofmap注文だと今回納期は12日程かかりました。なので今回は金額も納期も損したことになります。ま…仕方ないですね。

 Sofmapからの入荷連絡は電話で。それから直接店舗に取りに行くか、発送してもらうかになります。私の場合、Sofmapは会社帰りの途中にあるので、直接受け取りに行きました。

 自宅に持って帰り早速開封。
 まず驚いたのは、ローズゴールドの綺麗さと本体の軽さ。MacBookAir11(以下MBA11)も軽いPCではありましたが、重さは実測で1076g、そして今回のMacBook12(以下MB12)の重さは921g。Apple公称より1g重いですが、ストレージとメモリマシマシだからかな?
 MB12が発売された頃に酷評されていたキーボードですが、現在(2017モデル)はかなり改善されていまして、極薄ながらも程よい打鍵感があります。というか私はもう、HHKBに見られる深いストロークを持つキーボードはすっかりダメになりました。たまに手持ちのHHKB使ってみたりするのですが、文字打ちに疲れる…。なのでこのMB12のキーボードは、むしろ単体で売ってほしいとさえ思ったりします。

 このMB12ですが、以外と合う人合わない人別れるようで、ネットでMacBook12と検索してレビューしている人のブログを読むと、結構「売ってしまった」「私には合わなかった」と手放してしまっている人が多いようです。これは「外部接続端子がUSB Type-Cのひとつしかないこと」という割りきった設計や、そして本体のファンレス設計に伴うCPUパワーの低下という点が理由でしょうか。

 外部端子がひとつという点は確かに不便かもしれません。せめて充電とそれ以外には分けてほしかった気がします。そのためPD(パワーデリバリ)仕様のUSB Type-Cハブは必需品となります。

 ファンレス設計によるCPUパワーの不足は…どうなんでしょうね。2015モデルのCPUはm3/m5/m7で、その後i3/i5/i7にバージョンアップされたから問題ない!という人もいますが、2017年モデルだってCPUの名称こそi3/i5/i7ですけど、名称変わっただけで実質はmナンバーのCPUですからね、もちろん新しいモデルの方が処理速度は改善されているはずですが、MB12がモバイルCPUからデスクトップ用CPUに変わったという訳ではありません。

 このモバイル用CPUですが、電力削減のためこまめにクロック速度を上げ下げします。なのでWeb閲覧や文章作成などアイドル時間が多い処理は得意なのですが、連続するCPU負荷はあまり得意ではありません。そのため動画再生時などはクロックが下げられず結構発熱します。そしてMB12にはファンがありませんので、熱を持ったCPUが強制的にクロックを下げてしまい、長時間の連続運転…動画再生みたいな処理だとコマおち…みたいに苦手な処理となっています。昔のLet's noteみたいなもんですな。
 私の場合、連続した動画再生はあまりやらない(旅行中のホテルでプライムビデオ再生するくらいか?)ので、問題ありません。なので、このPCをメインマシンとして、普段の業務から動画・音楽再生まで全てに使おうとすると不満が出るかも知れません。あくまでもモバイルに特化した軽量PCなので、その辺は割り切りが必要かと思います。

 まずは使い始めたばかりなので、報告系のエントリを。実際に使ってみた感想や工夫、使い勝手などは追々公開して行きます。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro

▼2018年06月20日

PIEGA Master Jubileの更なる謎

 昨日に引き続きPIEGA Master jubileについてネットを調べていたら、STEREOというドイツのオーディオ誌が、PIEGA Master Jubileの発売当時にレビュー記事を掲載していたのを見つけました。
 この雑誌の良いところは、ネットから記事が切り売りで買えるという点。早速Master Jubileの紹介記事3P分を1€で購入してみました。そこでMaster Jubileに関する新たな事実(大げさ)が判明します!

 まず、ここで紹介されているMaster Jubileですが、これはドイツ向け販売に割り当てられた7セットのうちの1つ。しかも既にユーザー購入済みだそうで、それを借りてテストしているみたい。
 ちなみに記事が書かれていた時点で既に完売だそうです。この記事が掲載されている号が2011年11月なので、Master Jubileは少なくとも201年の10月頃には既に完売していたようです。

 そして、Master Jubileのエンクロージャ側面から背面にかけて貼られている木目ですが、こちらはマッカサルベニヤの天然木。それも複雑な製造プロセスでエンクロージャに貼り付けられていると、記事には書かれています。
 私はここの木目って、適当にそれっぽい柄のビニルシートでも貼ってあるだけかと侮っていましたが、思ったよりも複雑で手間がかかる工程で製造されていたようですね。考えてみれば販売当時で€8,000(というのもこの記事で知りました)という高級スピーカーなので、そんないい加減には作られてないか。

 ちなみに別なサイトでMaster JubileはPremium 50.2に比べて「全ての面で優れている」と書かれていました。似ていますからね。オーナーとしてはちょっと嬉しい気もしますが、2012年初頭に発売されたPremium 50.2は€3.249(初期ロット)なので、価格も倍以上の差があります。そう考えるとMaster Jubileのオーナーとしては優れてくれてないと困るかも…。
 しかし、これらのモデル、試作品(みたいなもん)と量産品の差はあっても、この価格差と重量差はよくわかりません。フロントのエンクロージャなんて、まんまPuremium50.2から1つウーハーの穴を塞いだだけなのがMaster Jubileにしか見えませんけど…謎が深まりますね。

 他、STEREOの記事では低音について褒めています。周波数測定データも驚異的(どこまで本気なんだか?)と評されていますよ。テスト結果ではサウンドレベル(?)は88%、5点満点で4、エクセレント!という評価でした。グーテンモルゲン!


▼2018年06月19日

PIEGA Master jubileの謎

P3210799 PIEGAのMaster jubileと暮らし始めてはや3年、改めてこのスピーカーと向き合ってみます。
 ここのところはCyrus TwoとPSXで鳴らしているのですが、少しづつこのスピーカーが見えてきたような気がします。

 もっとも私はPIEGAというブランドをそんなに聴いてきた訳でもないんですよね。唯一購入を前提として聴いたのがTP5で、その他PremiumやCoaxのシリーズは、聴いたことはありますが、そんなに真剣に聴いていません。なのでPIEGAファンの方にとっては、ちょっと私と印象違うと思われるかもしれません。

 まず、このMaster jubileというモデルについて。こちらはPIEGA創立25周年を記念して25ペアのみ製造されたスピーカーと言われています…が、何故かPIEGAの正史からは省かれており、ネットを探しても、販売当時に最も流れたと思われるロシア語での紹介記事がいくつかあるだけです。
 正史からは省かれているモデルということで、このMaster jubileは記念モデルといいつつも、おそらくPIEGAがTCシリーズからPremiumシリーズに移行するにあたっての実験的なモデルだったのではないかと。そしてPIEGAの正史にない理由は、Master jubileがPIEGAとしては完全に実験モデルとしての位置づけで、結果として失敗作だったからなのか?真相はわかりません。

 同じようなサイズであるTC50Premium 50.2で比較してみましょう。まずMaster jubileのエンクロージャは、上から見るとTC50の台形っぽい形状からPremiumシリーズのラウンドエンクロージャに変わっています。
 その他では、Master jubileのウーハーのみが1発という点、これはTC50もPremium 50.2も2発なので明らかに設計から違います。Master jubileは所詮25ペアしか作られなかった製品ですから、わざわざコストカットを図ったとも思えません。ただ、Master jubileが後のPremiumシリーズ開発にあたり、ウーハーが1発でも問題ないか?という実験をしていたというなら話は別です。

 そしてMaster jubileより後に発売されたPremium50.2との違いを見ると、まずは見た目の違い(色は除いて)だとウーハーの数程度しか違いがないように見えます。バスレフの穴の位置も同じです。エンクロージャ表面はPremium 50.2がアルミ地そのままのシルバーに対して、Master jubileのエンクロージャは、表面に天然マッサカル・ウッドが貼り付けられワックス処理されています(ここ、ビニルシートかと思っていましたが天然木らしいです)
 ただ、見た目ではわからないところだと、両モデルは重量が全く違います。Premium 50.2の重量がカタログ値37kgなのに対して、Master jubileはカタログ値で重量60kg、Master jubileの方がおよそ40%も重いのです。
 私が過去に書いたエントリでは、PIEGA一般のアルミエンクロージャが押し出し材なのに対して、Master jubileは同社C40などと同様にアルミの鋳物製なのではないか?と推測していますが(Master jubile)、サイズとエンクロージャの形状がほぼ一緒のモデルで、これだけの重量差はちょっとおかしい。Master jubileとPremium 50.2、見た目は似たように見えても、実はエンクロージャの設計が根本的に違うのかもしれません。

 それらを前提に音を聴いてみますと、まずPremium 50.2は、ネットでいくつか試聴記を読んだ限りでは中域がやや前に出る(出過ぎる?)といった傾向のようで、これは自分のMaster jubileとはちょっと違うかなと。
 今までいくつかアンプを取り替えて、このMaster jubileを聴いた印象としては、中域の張り出しは全くありません。逆にボーカル域は少し控えめでもあります。そして感じるのが低音の量ですかね。これはレンジの問題ではなく(もちろん充分な帯域は出ています)、スピーカーの特徴として何らかの低域をチューニングしているような気もします。この辺りは私ネットで読んだ限りでのTC50やPremium50.2の試聴記では触れられていない点なので、Master jubileが他の市販モデルと最も違う点はここではないかと。

 それと、空間表現も私が今まで使ってきたスピーカーとはちょっと傾向が違います。なんというかフォーカスがバッチリと決まった高解像度型の音場ではなく、もう少し広い空間に包み込まれるような音場です。なので、ボーカルがスピーカー中央にはっきりと浮かび上がるといったタイプではありません。もちろん定位はきちんとしていますが、中央で歌手が歌っている空間そのものをまとめて表現しようとしているのか?そんな印象です。

 Master jubileは、近年のスピーカーにしては89dbとなかなか能率が良いのですが、Premium 50.2は更に高能率な92dbです。そんな所にも両者の設計思想の違いが見えてくる気がします。そしてMaster jubileが仮に実験モデルだとするなら、今のPIEGAはMaster jubileとは違った方向でスピーカーを作ることに決めた!という事になります。

 あまりTC50やPremiumシリーズの音を聴いていない中で、これらの特徴を推測するのは迂闊かもしれませんが、Master jubileがピエガの正史で全く語られていないことについては、きっと何らかの理由があるのだと思われます。

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▼2018年06月17日

クワトロ・ラガッツィ

https://farm2.staticflickr.com/1723/28955387828_aa35187a5a_m.jpg 時に「損した!」と思う本があります。

 ひとつは、文字通り「買って損した」というつまらない本。もうひとつは「早く読まなくて損した!」という本。本書はその「早く読まなくて〜」という本でした。

 天正遣欧少年使節団、おそらく歴史に興味がある方ならこの名前を聞いたことがあるでしょう。1590年(天正18年)に日本から欧州に派遣された4人のキリスト教使節団です。

 私もかつて、天正遣欧少年使節団に関する本を読んだことがあるのですが、当時日本に訪れていたキリスト教宣教師が、日本におけるキリスト教の布教を報告するために、日本人を欧州へ派遣した…という程度の認識しかありませんでした。ただ、その使節団も、欧州側からの視点から見ると全く違ったものとなります。本書はその少年使節団を、主に欧州側からの資料を基に解き明かそうとする試みとなります。

 この天正遣欧少年使節団ですが、私たち日本人の認識としては、せいぜい…

 ・当時の宣教師達がキリスト教に改宗した日本人少年4人を欧州に派遣した。
 ・彼等がヨーロッパから帰ってきた頃の日本はキリスト教が迫害されていて、彼等の帰国後は過酷な運命だった。

 という程度ではないかと。
 つまり、上記には何となくですが「欧州から来たキリスト教宣教師が日本人を欧州に派遣した」という、日本側からの視点しかありません。
 では、何故彼等が欧州へ派遣されることになったのか?案外その疑問に答える資料は、日本側からはあまりありませんでした。それを本書の著者である若桑みどり氏は、天正遣欧少年使節について、欧州側からの資料を元に解き明かそうとします。

 後のキリスト教徒迫害の歴史を知っている私たち日本人からするとちょっと意外ではありますが、当時の日本、織田信長の治世下であった日本は、世界的に見てもキリスト教の布教が大成功した地域であり、当時は九州総人口の訳2割がキリスト教に改宗したといわれています。
 また、逆に当時の欧州のキリスト教では、カトリックとプロテスタントという2つの宗派が、互いに信者数を増やすために争っていて、そんな中、東洋の果てからはるばるローマを訪れた日本人少年4人は、キリスト教でいう「東方三賢者」に例えられ(メルキオール、バルタザール、カスパールといえばアニヲタの方ならよくご存じかと)、当時のローマ教皇からは熱烈な歓迎を受けたそうでした。あれ?少年使節は4人ではないの?と思った方は、是非本書をお読み下さい。

 私は文庫版の上下巻を読んだのですが、本書の上巻はまさに、そういった日本でさしたる歴史上の役割を演じたともいわれてこなかった天正遣欧少年使節について、欧州では如何に期待された大事件であったかを知ることができる驚きの章でした。但し下巻の方はちょっと評価が分かれます。

 本書の中で、男性が書いてきた歴史書についての批判が数カ所ありましたのであえて書きますけど、逆に女性が書いた歴史書の多くには、全てとはいいませんが一定のパターンがあります。それはヒエラルキーが厳密に決められていること。つまり彼女らが書く世界の中では、絶対的に正しい価値観とそれ以外がはっきり分かれていること。
 これは塩野七生氏が書くローマ人の物語などでも同様ですね。あの本の中のローマ人は、超絶超人の絶対的な存在で、彼等の価値観こそが正しく、彼等こそがまさに文明を作ってきた、そういう単純な世界認識です。

 もっとも、その手法が悪い訳ではありません。その世界におけるローマ人の価値を絶対的なものとして設定したお陰で、ローマ人の物語は読み物として大変読みやすくわかりやすい。あれを歴史書と言われるとちょっと疑問ではありますが、ローマ史を知るきっかけとしてはとても良い書籍だと思います。

 そのような本を、私の友達は「少女漫画」と称していたのですが、このクワトロ・ラガッツィもそんな世界観で読み解くとわかりやすい。
 著者の若桑みどり氏にとって、絶対的な価値はヨーロッパ・カトリックのキリスト教にあり、それを迫害した豊臣秀吉、そしてその後の徳川治世は悪であるという、単純でわかりやすい世界観の元に本書は描かれています。

 故に「当時のポルトガル・スペインにとって日本を武力制圧する意思は全くなかった」とか「徳川時代は日本が世界に対して目を塞いだ暗黒の時代」のようなステレオタイプな描き方をするのですが、わかって読む分には、本書では世界観と価値観が統一されているので、実にわかりやすく読み進めることができます。うん…徳川家康許せないよね(笑)

 それはともかくとして、私たち日本人が何となく思っている「天正遣欧少年使節団」についての歴史的意義を、別な視点から再確認できるきっかけとして、本書はとても素晴らしいと思います。
 単行本は分厚くて読むのイヤになるボリウムですし、文庫本も上下巻でそれぞれびっしりと500ページ以上ある大作ではありますが、冒頭の展開に心つかまれた人なら、一気に読み進めてしまうだけのパワーがこの本にはありました。

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ブロンプトンのコロコロをかかとに当たらなくするパーツ

P3310990 ブロンプトンと言えば、リアに装着された小さなホイール…というと、タイヤのことを指すみたいになるので、私はこの部分を「コロコロ」と呼んでいるのですが、折りたたんだときに脚になる形で丸いキャスター、いわゆる“コロ”が付いています。

 このコロ、年式によって差があるようですが、純正状態だと本当に“コロ”というべきサイズの小さなプラスチック状のローラー(ほぼ回転しない)が装着されているだけなので、ここを純正オプション品であるやや大きなコロに交換すると、折りたたんだ状態でブロンプトンを楽に転がすことができるようになります。

 この「転がせる」というのがブロンプトンの良いところで、一時期はこの特徴を生かし、輪行袋の下半分を開放状態にして、駅などをコロコロと転がしてブロンプトンを持ち歩くというのがちょっと流行りました。
 ちなみに以前はこの状態で列車にも乗車できた(というか乗車が黙認されていた)のですが、最近では列車内に自転車を持ち込む際は、完全に密封された輪行袋に収納しなければならなくなったので、駅などでブロンプトンを転がして移動するのもすこしだけ気後れする時代に…。
 もっとも、列車内に持ち込まなければ、駅のホームでブロンプトンを転がすことは禁止されていません。それとコロコロ状態での明示的に列車内への持ち込みを禁止しているのは今のところJRのみで…ま、この辺はあまり語ると荒れる一方なのでこの辺にしておきますが、とにかくブロンプトンのリアにあるコロコロは、今となってはブロンプトンのアイコンともいえるべきパーツになっています。

 で、このコロコロなのですが、便利な反面1つだけそれなりの問題点もありまして、それはこのコロがペタルを漕いでいるときかかとに当たること。かかとに当たって痛い程度ならいいのですが、ズボンを裾で折り返していたりすると、そこがこのコロに引っかかったりして、状況によっては結構危ないのです。
 なので昔の純正コロ?は、この部分が引っかかってもすぐに外れやすいよう、外側に向けたテーパー状になっていたりしたモノなのですが、それはともかくとして、この部分はブロンプトンにおける数少ない欠点でもありました。まぁ…慣れてくると自然とかかとを外側に向けるようなペダリングになったりするものなのですが。

 そのブロンプトンの欠点をなんとか改善できないか?ということで開発されたのがこのパーツ。名前はまだないようですが、開発者の名前をとって「山本式コロ?」とでもいうのかな。3Dプリンタ製です(後日質問すると、パーツ名は「コロコロオフセッター(仮称)」だそうで、売りに出す際名前も募集するとのこと)
 試作品とのことで、およそ1年くらい前にモニタ価格で譲って頂き、何度か使ってみた感想を紹介したいと思います。

P3310991 P3310992
↑左がコロを収納した状態、右がコロを展開した状態

 本体は、メインパーツとそれに埋め込まれた金属製のシャフト、そしてフレーム側に装着する蓋。この金属製シャフトは片側が可動するようになっていて、見れば想像つくと思いますが、輪行時には外側に引っ張り出し、走行時には内側に押し込みます。この押し込んだ状態の幅が、ちょうどブロンプトンリア三角でコロを外した幅とほぼ同じまで狭くなるので、ペダルを漕いでいるときでも、かかとにホイールが当たりにくくなります。

 装着方法ですが、まずはリアのエラストマーサスペンションを取り外して本体に挿入します。
 このエラストマーを差し込む部部分ですが、モデルによってはエラストマーの種類がいくつがあるようなので、若干加工が必要なときもあります。私の場合はこのエラストマー表面にあった 「FARM」という文字をナイフで削り取って挿入しました。そして、その上からもうひとつの蓋をかぶせて、ブロンプトン本体のリア三角にボルトと共にねじ込んで行きます。その際、コロを装着するシャフトは上向き水平を保つようにして下さい。パーツの一部がリア三角の間に入り回転方向が固定されます。
 また、ボルトですが、あまりきつく締めず、リア三角の固定フックの具合を確かめながら徐々に締め込んでいくようにします。私の場合ですが、ボルトはあまりキツ目に締め込むより、やや余裕を持つ感じで締めた方が良いみたいです。作業中はブロンプトンを寝かせて装着した方が安全です。ちなみに、初期モデルにはこの蓋がなかったのですが、これがないと輪行中に本体がエラストマーから抜けます。そのため私は後日別便でこの蓋を送ってもらいました。
 本体パーツを無事に装着できたら、本体に埋め込まれている六角ボルトへコロコロを装着します。ネジは純正コロに付属しているネジがそのまま使えます。これで完成。慣れれば5分位で作業できると思いますが…ま、慣れるほど何度も付けたり外したりはしないか。装着後は必ずテスト走行を行って下さい。

 まず、装着後の感想ですが、サスペンションが固くなります。え?と思う人もいるかもしれませんが、これはエラストマー本体の外側への変形が抑制されるから。なのでエラストマーは密閉されたパイプ内で本体の変形を伴わない純粋に素材としての弾力性のみでサスペンション効果を得ることとなります。そのため若干乗り心地も固くなるのです。
 それとやはり一番のメリットは、かかとがコロに当たらなくなること。ブロンプトンのペダルをやや内側で踏んでも大丈夫になります。もっともこの状態でも裾が折り返されているズボンで走っているとたまに引っかかりますが、それはもう仕方がありません。ただ、引っかける頻度は相当減ります。
 このパーツの意味は、ほとんどがこの部分の改善のためだったりするので、普段ブロンプトンのペダリングにどれだけ不満を持っているかによって、このパーツの価値もまた変わってきます。少なくとも「走る」という点においてはきちんと「改善」されます。
 また、コロを展開した際は、折りたたんだ状態でブロンプトンを安定した状態で転がすことができます。

 ではデメリットはないのか?と言われると、若干あります。
 まずは強度の問題。誤解しないでほしいのは、普通に転がして普通に折りたたんだ状態で置いておく分には強度的に問題はありません。
 3Dプリンタ製とのことで、この辺実物を見ていない人は想像しにくいかもしれませんが、パーツそのものはおそらく大型のハンマーでも使わない限り破壊できません、それくらいの強度があります。
 ただ、頻繁に輪行で使う人にとって、その辺の強度はまだ未知数です。というのも輪行してるときって意外とブロンプトンを雑に扱うときってのがあるんですよね。どうしても折りたたんだ状態で「ヨイショ」と電車に乗せたり、駅の段差を持ち上げたりしたとき、割とガツンと地面に置いてしまうことがあったりします。
 私はこのパーツを使っておそらく10回以上は輪行して、さらにガツンとブロンプトンをコンクリートの上に置いてしまったことも何度かありますが、少なくとも壊れそうな感じではありません。ただずっと大丈夫なのか?と聞かれると、さすがにオリジナルのリア三角直付けコロ程の強度はないでしょう。

 それともう一点気になるのは、コロコロの固定がどうしてもエラストマーと同じ回転軸側で遊びが出ること。つまりコロコロが完全に固定されるのではなく、すこし左右に動くんですよね。ここはあまりガッチリとフレームに固定してしまうとまた別な問題が発生しそうなので仕方がないと思うのですが、電車で移動中などややブロンプトンが倒れやすくなりますので、そこは注意です。
 それと、デメリットではないのですが、折りたたんだ状態ですこし(ほんの少しですが)全高が高くなりますので、シートピラー下に装着してある滑り止めのゴムが、若干効きにくくなります。もっともこれは装着しているサドルにもよるかもしれません。私の純正ペンタグリップ+ブルックスB17のサドルでは、少し意識してシートピラーを下に押し込まないと、ピラー下の滑り止めが地面に密着しなくなりました。これも意識して注意していれば問題はないのですが。

 売値は私が聞いたときの話だと、初期ロット7,500円前後を考えているそうです。ブロンプトンのコロをオフセットさせるパーツは他にもいくつかあるようですが、他の製品に比べ半額以下。それに、私の手元にある「山本式〜」は初期の試作品なので、他のロットはもう少し改善されているのかもしれません。

 個人的には、荒っぽくガンガン輪行しまくる人には、強度的な問題があるかも…と思ったりしますが、普通にブロンプトンで走り、適当に輪行も楽しんで…という人にとってはメリットがあるパーツではないかと思います。特にブロンプトンで「走り」を意識している人は、ペダリングの自由度が広がりますのでかなりお勧めです。

 いつから売りに出されるのかわかりませんけど、興味がある方は制作者であるStudio K'sの山本さんまで連絡してみては如何でしょうか?

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善光寺地震における山体崩壊

 1847年(弘化4年)、長野県に後年善光寺地震と呼ばれる大地震が発生しました。
 この地震による被害も大きかったのですが、この揺れで長野平野西部にある虚空蔵山(岩倉山)の南西部が山体崩壊。土砂は山の下を流れる犀川になだれ込み、大規模な堰止め湖が出現します。
 災害を知り江戸から下ってきた藩の役人は、犀川のせき止められた土砂を掘って水を流そうと計画するのですが、当然現場は危険な場所で、人足達は恐れて近づこうとしません。その時藩の役人は「前に進まない人足は切り捨てる!」といって無理矢理工事に当たらせ、現場はまるで戦場さながらの様相だったといいます。

 下流、川中島方面の村は、地震で家屋が崩壊し火災が発生し大被害を受けましたが、かといって当時の村民達は別な場所に移り住む訳にもいかず、余震などが収まってきた後、徐々に村へと帰って災害の後片付けを始めます。
 そんな中、山体崩壊から19日後に犀川の堰止め湖が崩壊、水は下流の村を押し流し、当時の長野平野の犀川沿いは「地震と火事と洪水」という、いわばトリプルコンボの大災害に見舞われたのでした。

 その虚空蔵山の場所がここ。ネットで虚空蔵山と検索すると、同じ名前の山がたくさん出てきますし、更にこの場所から南西3〜4kmの場所にも同じ名前の山があったりしますので、場所を調べるのに苦労したのですが、現在この山は虚空蔵山と呼ばれていないようで、岩倉山、もしくは名もない山丘扱いに留まっているようです。
 その虚空蔵山から南西側の地形を見ると、確かに山肌がえぐられているようにも見え、崩壊部中央にはその時にできた「涌池」と呼ばれる小さな池があります。

 この地震では、虚空蔵山の他にも小規模な山体崩壊は長野県の各所で発生しており、当時この一帯を統括していた松代藩によると、死者は2,000人を超えたとのこと。

 この地震による山体崩壊の原因については、江戸時代も中期の人口増加により、かつては農地として使われていなかった場所にも開拓の手が入り、山の木は切り倒され、かつて湿地帯だった場所は水田として開梱されたことに要因があるといわれ、つまり急な自然開発による人災だともいわれています。
 当時はこういった山の治水、治山というノウハウが広く行政(藩)に共有されていなかったでしょうし、空いた土地は作物の生産地として、どんどん使われていったのは仕方がなかったのかもしれません。

 さて、この地震が起きてしばらくした後、同じく地震で被害を受けた善光寺でしたが、何故か参拝者が前代未聞の勢いで増え、お寺はたいそう儲かったそうです。
 そしてお寺に向かう参拝道には、その「大地震」にまつわる出版物がたくさん売られていたそうで、その中にはそもそも記述が間違っているし、誤字脱字も多く、中には文字をよく知らない人が書いたのではないか?と思われるような粗末な本、パンフレットのようなものが沢山あり、当時大被害を受けた川中島から参拝した人の中には「善光寺の不正ぶりや金さえ取れればなんでもいいという姿勢が天災を招いたのではないか、情けない」などと書き残している人もいました。

 このエピソードには、江戸時代も中期になると、一般町民でも旅行の記念品として書物を買うという風習があったことがわかって面白いのと、いつの時代でもこういった悪徳坊主はのさばってるんだなという点がわかって興味深い。ちょっとニヤリとしちゃいますね。

 で、なんで唐突にこんな話を長々と書いているのかというと、皆さんもう設定忘れているかもしれませんが、私は「崩れ」に萌えるキャラなので…。
 つまり、これはここ数日で私が調べたことをメモ代わりに残しておくエントリなのでした。この場所、現地調査にも出かけてみたいなぁ。

▼2018年06月03日

リズと青い鳥を見てきました

ヲタ

P6031342 当初は「レディ・プレイヤー1」を見に行こうと思っていたんですよね。ただこの「リズと青い鳥」、サントラを試聴したらすごく良かったので、先にこっちを見に行ってしまいました。まぁ、レディ・プレイヤーの方はもう少し上映してそうだし。

 そういえば私、響け!ユーフォニアム続編は最終回まで見てなかった(録画忘れてそのままだっった)ことを思い出しましたが、直接の続編とも違うみたいだしいいかなと。というか、言われないとこれ、響け!ユーフォニアムの続編(?)とわからないよね。

 続編とは言っても、青春しょんぼりクラブの主役“桃里にま“みたいな人はほとんど出てきません。あのあすか先輩も卒業しちゃってます。なので同じ舞台ではありますが、テレビ版のユーフォとは直接関係ない話ですね。

 ストーリはあまり語っても仕方ないので語りませんけど、音楽は良かった。当初はもっとゆりゆりしてる話なのかと思ってましたけど、そうでもありませんでした。

 桃里…ではない、黄前ちゃんはほとんどストーリには関わりませんが、高坂さんは少しだけお話に参加します。ただキャラの絵柄が変えられているので、声を聴かないと高坂さんだ!とはわかりにくい。
 ユーフォ本編の絵は、どちらかというとキャラがふくよかなスタイルに描かれていたのですが、リズと青い鳥では意図的にキャラのスタイルが細くのっぽで華奢に描かれています。脚の描き方なんてちょっと違和感すら感じるレベルなのですが、作品の雰囲気には合ってます。
 なので、ユーフォと同じ舞台だけど、同じ舞台には見えません。あ、滝先生はクビが細くなったくらいであまり変わってなかったかな?

 お勧めか?と聞かれると、正直そうでもないって感じですが、ユーフォのファンだった人はやはり抑えておくべきかと。特に原作の雰囲気が好きな人の方が楽しめそう。
 私の感想としては、見て良かったかなと。ありきたりなストーリではありますが、音楽が特に良かったので、その音と映像に埋もれるだけで満足でした。

 そろそろロードショーも終わりじゃないですかね。私が見に行った回では、私を含めてお客さんが4人しかいませんでした。見ようと思っていた人は急ぎましょう。

 それと、サントラはハイレゾ版を買わねばの娘だな。

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戦車に注目せよ!

https://farm2.staticflickr.com/1736/42469098222_765d88d435_m.jpg この本は、無類の戦車好きである秋山優花里…もとい、ハインツ・グデーリアンが書いた文章を集めた本。700ページ以上もある分厚い本でそれなりのお値段なので図書館で借りてきて読みました。どうでもいいけど、こういう本こそ電子書籍化してほしいものです。

 グデーリアンと言えば、ドイツ装甲師団創設者の1人。
 第二次世界大戦の開戦時には、鮮やかな電撃戦でフランスをあっという間に蹂躙してダンケルクへイギリス軍を追い詰める事に成功し、ドイツ軍に完全勝利をもたらした指揮官。
 もっとも誤解している人がいるかもしれませんが、ドイツによるフランス侵攻作戦を立案したのは彼ではなく、マインシュタインです。当時のドイツとフランスの国境は、フランスによって作られたマジノ線と呼ばれる大要塞で塞がれていたのですが、マインシュタインはそのマジノ線への直接攻略を避け、要塞化はされていませんでしたが、当時大軍による侵攻が不可能とされていたアルデンヌの森を装甲師団で突破する作戦を立案します。
 他のドイツ参謀から「そんな作戦は無謀」といわれていましたが、その中でひとり「出来らぁ!」と声を上げたのが、猛将秋山!…じゃなかった、グデーリアン(当時は中将で軍団長)でした。

 その後のグデーリアンの活躍ぶりは、対フランス戦の大勝利の通り。彼の侵攻があまりにも「出来らぁ!」過ぎて、当時のヒトラーもさすがに不安になって謎の装甲師団の停止命令を出したり、グデーリアンはそれをまた無視して進軍したら参謀本部から怒られてようやく停止したとか、彼の猛将、韋駄天ぶりは、規律を重んじる当時のドイツ軍らしからぬものだったそうです。
 さらにグデーリアンは戦場においても後方に引っ込んでおとなしくしているような指揮官ではなく、セダン(だったかな?)の突破作戦時には、最前線でフランス軍の機関銃に晒されながら仮設橋を構築中の工兵部隊の所にまで出張って檄を飛ばし、現場の兵士から「いいからひっこんでろ」と後に連れてかれたりと、まさに「韋駄天ハインツ」の名の通りの活躍ぶりを見せつけました。
 もっともこの、グデーリアンの「優秀な現場監督」ぶりは、ある意味彼の評価を分けるポイントでもあります。

 本書の白眉はなんといっても、本書のタイトルにもなっている「戦車に注目せよ!」という論文かと。
 この論文では、第一次世界大戦で登場した戦車という兵器、それが戦場で如何に有効で、将来の戦争を支配する兵器になるか、そしてその運用法、装甲師団を要した軍隊の作戦についてなど、様々な提言を行っています。
 細かい記述には時折「んんっ?」となる部分もあるのですが、翻訳者のあとがきにもあるように、彼は歴史家ではなく、あくまでも優秀な軍人でしかないので、細かい部分の誤りを指摘しても仕方がないでしょう。本書巻末の解説には細かすぎるほどの間違いの指摘がありますが、個人的にはそういう兵器のスペックの思い違いよりも、彼が考える戦場におけるドイツ軍兵士とフランス・イギリス軍兵士の描写に少し違和感を覚えたかな。

 後半は、グデーリアンが第二次世界大戦後に発表した記事や論文で、正直この辺りの認識はかなりガッカリな印象。彼が認識していた戦後の世界観を簡単に説明すると、「世界は共産主義者に支配されつつあり、その魔の手から世界を救うため、西側の軍隊はもっと軍事力を増強すべき。偉大な我がドイツの東端は本来タンネンベルグよりも東であり、西側諸国の軍隊は偉大なドイツ復活のためにもっと真剣になってほしい、ただしフランス人は信用できん」といった趣で、今となっては(当時でもか)割と残念な考え方。
 また、グデーリアンの戦後の文章を読んでいて感じるのは、彼にとっての世界とは、ドイツとその周辺だけで、それ以外には全く興味がなかったのかなと。特に第二次世界大戦で一緒に闘った我々日本のことなんて、そもそも認識すらしていなかったのでは?戦後の海軍力についてもチラッと触れていますが、太平洋地域の情勢には全く触れず、彼にとっての海軍理論はドイツ沿岸のことにしか興味がなかったのでしょう。

 わかりやすく言うと、グデーリアンは優秀な軍人、それも「デキる現場監督」ではありましたが、それ以外では決して博識で教養溢れているといった人間でもなかったようです。戦後の論文を読んでも冴えない理論ばかり展開していますし、その背景にはやや排他的とも思える愛国者ぶりが伺えます。今風に言えば「ネトウヨ」みたいな性格かも。

 とまぁ…世界の軍事研究者と日本のグノタの方達から「偉大なるドイツ装甲師団の神」と称されるグデーリアンの人間像を、良くも悪くも深く理解できるという点で、本書はとても面白い本です。私も初めは700Pもあるのか…なんて思っていましたが、読み始めると止まらなくて、前半1日、後半1日みたいなペースで読んでしまいました。
 軍事史などに興味がない人にはさすがにお勧めできませんが、少しでも戦車という世界に興味を持つなら、戦車がどのようにして生まれて、どんな考え方の元に発展してきたのかを読み解く資料として、とても有意義な本だと思います。秋山殿のファンにもお勧めだよw

 最後に「そうはいかない!西ドイツの姿勢に関する論考」より「誹謗中傷の排除」の一文を引用します。

 国家崩壊のこの方、ドイツのジャーナリストの大部分は、軍人という存在の全てに対し、ことあるごとに、あらゆる種類の毒々しい侮蔑、愚弄、卑劣な言葉を浴びせかけてきた。誹謗中傷や悪罵の量たるや、おそらくわが国民、あるいは地上のどれか他の国民の歴史にも類を見ないほど、とほうもないものだった。それらが、自らの使命は神聖であると信じ、国民のために命を懸けてきた人々に対して、まきちらされたのだ。そうした事態は、今日に至っても、ほとんど変わっていない。現在、いくつか勇気ある報道機関は、真っ当な論調を導入し、公正を付そうと努力している。が、ジャーナリズムの多くは、古い憎悪と国民の恥や不名誉を流通させようと操作しているのだ。

 当時のドイツの社会情勢がどのようなものだったかわかりませんが、日本ではこうした敗戦直後に勝ち馬に乗ったジャーナリスト(に分した扇動家)がまだまだのさばってますね。
 戦争に負けた国はどこでも同じようなもんだなと思うと同時に、このように戦争そのものの議論と考察を抹殺してきた日本は相変わらずこの分野では遅れているなと感じました。
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▼2018年06月02日

Bedeeのエアーマット

https://farm2.staticflickr.com/1722/27634183437_45be50ccf4_m.jpg アマゾンのタイムセール祭りでセールになっていたので思わず注文してしまいました、Bedeeという(おそらく中華)エアーマットです。買値は3,000円切ってましたな。

 アウトドア用のエアーマットって実は初めてで、今までは銀シートから、もう少し高級なマットなどを使っていたのですが、やはりこのマット類というのは、軽いのですが物理的にかさばる。薄く折りたためてしまったらマットとして意味がないので仕方ないですね。

 そんな中で登場し始めたのがこのエアーマット。ただ、初期のものはとにかく高価な上に、現地で口から空気を入れるのも結構大変でした。
 空気を入れる手間については、マットの形状や新素材の採用によってどんどん楽にはなっていったようですが、値段はなかなか下がらなかったので、買うまでには至らず。大体外でテントで寝るって機会も減りましたし。

 ということで、届いたので早速使ってみました。
 色はオレンジを選択。というのも私の場合テントはグリーン、寝袋が青なので、暗くなったテント内での視認性を考えてこの色に。例えばぱっと見でテント内の荷物が何に載っているのかがわかりやすいと便利ですからね。
 まずは開梱。大きさは500mlペットボトルを二回りほど太くしたようなサイズ。ただ弾性がありますのでパッキング時にはもう少し狭いスペースに押し込めそう。重量は実測値で498g、まぁまぁですね。
 開いていたバルブを試しに閉じてみます。結構しっかりできてそう…なんて思ってまたバルブを開こうとしたら…か、かたい。このバルブは二段階に別れていて、一段階目は空気を入れるときの状態。とりあえずそちらを開けてみて、口で空気を吹き込んでみます。
 これは結構大変そうなので、インフレータ代わりになる防水バックとか用意した方がいいのかな?なんて思ってましたが、何故か知りませんけど、呆気にとられるほど簡単に充填完了。特殊な素材が使われているようには見えませんので、形状の工夫なんですかね。これなら疲れた山歩きの果てでもなんとかなりそう。

 幅は少し狭い気もしますが、自分のマミー型寝袋で寝る限りは全く問題なさそう。寝心地はまさにエアーマットな感覚ですが、これも慣れるでしょう。思ったよりもしっかりしてる。

 収納時は、バルブの二段階目を開くと、これまた不思議…あっという間に空気が抜けました。おもしろいな。
 折り畳みにはちょっとコツが必要で、初めはバルブの反対側から残った空気を抜きがてら巻き取ろうと思ったのですが、縫い目のせいか途中でどうも巻き取りが上手くいかなかったので、1度巻き取って空気を完全に抜いてから、普通に二つ折り…三つ折りという風に畳みました。付属のスタッフバックも余裕があるサイズでラクラク収納。格安アウトドアグッズでありがちなのが、この手の収納袋がギッチギチに小さいってことだったりするので、この点は合格!

 つことで良い買い物でした。久しぶりにキャンプ△に行きたいなぁ。

https://farm2.staticflickr.com/1725/27634183427_2ef6ee1562_m.jpg
↑展開時の大きさ、長さ方向は割と余裕あります。

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アイアンボトムサウンド 3

ヲタ

https://farm2.staticflickr.com/1734/27622570597_c80362d8db_m.jpg アイアンボトムサウンドという言葉はご存じでしょうか?最近だと「艦これ」の提督勢はイベントの名称として耳にしたと思いますが、本来の意味は「ソロモン諸島のサボ島、フロリダ諸島の南方、ガダルカナル島の北方に存在する海域」とのことで、太平洋戦争時、この一帯で何度も海戦が行われ、海底を鉄の残骸が埋め尽くしている(もちろん比喩表現)とのことから名付けられた言葉です。

 で、その「アイアンボトムサウンド」ですが、私が中学生か高校生の頃、同タイトルのシミュレーションゲームが発売されていました。今回紹介するのはその復刻第3版
 復刻版は既に発売されて2年位?経っていますが、版元で品切れ流通在庫のみとのアナウンスがあったので、ヤバい買っとかなきゃと思って購入しました。実際プレイする機会はしばらくなさそうですけどね。

 このゲームのオリジナルは、アメリカのQuarterdeck Gamesというメーカーが発売したもの。それを日本のホビージャパン(以下HJ)が翻訳・改良して日本語のゲームとして発売しました。このHJ版はパッケージとして出来が良く、アメリカに逆輸入されたそうです。
 その後、難解だったシステムを改良しプレイアビリティーを向上させた第2版がアメリカで発売されます。ただ、この改良はプレイヤーの支持をあまり受けなかったようで、今回発売された第3版は、基本的に第1版を底本として改良されました。

 ゲームシステムの改良についてはここで語っても何が何やらだと思うので語りませんが、例えばユニットについて第3版で改良されたポイントは長門級の速力だそうで、こちらは以前の版だと遅すぎたそうです。逆に装甲についてはやや下方修正されています。これは当時のアメリカと日本の鋼板の質を考慮したとのこと。その他はまだルールブックを読み込んでいないのでわかりません。というか、オリジナル版が今手元にある訳じゃないので、比較はできません。

 このゲームですが、昔は何度もやりましたね。
 戦術級艦隊戦の海戦のゲームにしては珍しく、移動は事前プロット制で、両軍とも船の移動を事前に全て決めてから、同時進行で艦を移動させます。なので思った通りのコースで攻撃ができなかったりしますし、敵艦との衝突などもそれなりにありました。
 プレイしてみると艦隊の綺麗な単縦陣が何本も描かれるように進行していくので、実際の海戦の雰囲気が実に良く出ていました。どんな感じのゲームなのかはねとらぼに記事が出ています。

 高校生の頃に知り合ったゲーマーの人が、このアイアンボトムサウンドを愛しすぎるあまり、ユニットの数値やダメージポイント、そして戦闘結果表を全て丸暗記していて、1人でサイコロを2つ振りながら脳内プレイをしていたことを思い出しました。
 そんな感じで、ハマる人にはめちゃくちゃハマるゲームです。というか、このゲームで艦隊の陣形というのが如何に大事か学んだ人も多いのではないかと。

 定価は8,000円(税別)とややお高いですが、昔のHJ版だって定価5,800円ですからね。それを思えば実質値下がりしてるとさえ感じる価格。

 こういった史実を題材にしたシミュレーションゲームのいいところは、ルールブックを読んでユニットの数値を読み解くだけで、同素材の戦史本数冊分以上の情報を得ることが出来ること。
 ルールブックで決められていることや、禁止されていることには全て意味があり、特殊ルール、選択ルールについは、史実で起きた不確定要素が再現されています。それぞれの艦船の性能についても、ゲームデザイナーが資料を漁り、更にゲームの展開とのバランスを考え決められた数値だったりしますので、盲信はできないにせよ、兵器の基礎評価資料としては一級品(ただ多くのアメリカ製ゲーム同様、アメリカ軍ユニットはやや有利な評価です)

 もちろん、ゲームなのでプレイする以上の楽しみはないのですが、例えプレイできなくても、旧日本海軍の水雷戦を知る資料としても優れています。
 それと、往年のシミュレーションゲーマーにとっては泣ける、ロジャーマクゴワン氏のパッケージイラストもカッコよすぎます。彼の画集とか発売されてないのかな?

https://farm2.staticflickr.com/1746/28631261748_a1ed904bf8_m.jpg
↑各艦船のデータシート、艦これではありません。

iPhone7 Plus


▼2018年06月01日

体育会系がダメな部分

 この話題、しつこくエントリ立てちゃいますけど。

 日大アメフト問題:中竹元早大ラグビー監督が語る「選手支配する虚像の恐怖」「指導者も観客も変わらねば」:ビジネスインサイダージャパン

 何を観客に責任転嫁してるのわかりませんけど(この考え方が実に体育会系)、まず彼等に教えなければならないのは、日本国内に存在している限り、監督も選手も日本国の法律に従う義務があるってことです。

 昨今、日本の企業活動では「コーポレートガバナンス」という言葉が使われるようになってきたのですが、彼等、体育会系の人達に全く足りていないのが、この「ガバナンス」という意識です。簡単に言えば、法令を遵守して、社会のルールを守り、公正公平な活動を行うってこと。

 つまり、例えコーチの命令だろうが、絶対権力者である監督の命令だろうが、日本の法律に違反する行為(暴力行為等)は行ってはいけないってこと。こんなの指導者の問題とか部内の体制とかそんな問題じゃないんですよ、法律を守れなんて幼稚園生でもわかる理屈です。

 記事には「保護者やOBも声を上げるべきだった」なんて他人事みたいに書いてありますけど、当たり前です。彼等は法律に違反した暴力行為が行われているのを知っていながら、どうして警察に届けなかったのでしょう。

 今の日本のいわゆる体育会系な人達には「日本国の法律を必ず守ること、そして日本国の法律を覆す命令は全て無効」ってことを叩き込まないとダメなんじゃないですかね。つまり彼等は指導者も選手もまとめて、幼稚園に戻してから再教育しないとダメだってことです。

 今風に言うと、今の体育会系がダメなのは「ガバナンス」という意識が全くないのが原因です。指導者の資質なんて関係ありません。監督に何を言われようが日本の法律は守れ!ってことです。部内の体制とか指導者の指導法なんてこと考えるのはその後だよ、そもそも法律を守れない人間がそんな事考えられる訳がない。

 彼等にはなんでそんな単純な事がわからないんでしょうか。

グーグルニュースでセッション管理ができなくなってイラつく

980ew 近頃グーグルニュースが新しくなったようで、それは別にいいんですが、ニュース提供元やセッション管理がリセットされたようです。なので不快なニュース記事や、興味のないジャンルが再び私のニュースフィードに表示されるようになってしまいました。

 こういうのをユーザーに無断でリセットするのってGoogleらしくないなぁ…と思うんですが、これはニュース提供元の圧力なんですかね。くだらないニュース提供元を発信している側にとっては、フィルターで情報を遮断されると困るんでしょうし、そういうクレームが日本のグーグルに入ったのでしょうか?

 確かに、グーグルニュースはタダで読ませてもらっているので、再設定の手間くらいは仕方がないだろうと、ここの所、復活したアホな提供元のサイトを「非表示にする」という作業をチマチマとやっていたのですが、その中で気が付いたのが「エンタメ」というジャンルが再び表示されているということ。

 つか、エンタメニュースってなんなんでしょうね、ハッキリ言いきりますけど、こんなニュース喜んで読んでる連中ってバカなの?
 趣味として芸能界大好きってのは否定しませんけど、これらは一般ニュースのジャンルにねじ込むような情報なんでしょうか?
 AKBの総選挙なんて誰が勝とうが私の人生には1mmも関係ないですし、嵐がどうなろうと知ったこっちゃありません。これらは興味ないというか、むしろ積極的に目にしたくない情報。街中でポルノ広告見せられるのと同じレベルのニュースです。

 なのでセッション管理で「エンタメ」のジャンルを削除しようとしたら…あれ?セッション管理の設定画面がない???うーむ、困りましたね。これからもこんな芸能人共のどうでもいいニュースを度々目にしてしまうことになるのか。

 ちなみに、グーグル以外のニュースポータル画面は、どこも「エンタメ」押しが凄まじいですね。ヤフージャパンはもちろんですが、BINGもせっかく綺麗なスタート画面の下には、必ずどうでもいい下品な芸能人共の話題が差し込まれていて不快。つか、みんなそんなに芸能界が大好きなんでしょうかね。私の回りが特殊なだけかもしれませんが、そのようなゴシップ情報に興味持ってる人なんていなさそうなんですけど。

 私が思うに、今の芸能人と芸能界ってのは、常に人々の話題に上っていないとなり立たない商売だから、彼等も必死なんでしょう。世の中のメディアがテレビやラジオメインだった頃は、テレビ局やラジオ局に芸能人共をねじ込んでなんとか商売していましたが、残念ながらインターネットの世界ではそういうゴミ情報をねじ込む先がない。なのでこういう情報ポータル画面へ必死こいて割り込もうとするんでしょうね。
 そういえば、以前のグーグルニュースだと、私の場合エンタメジャンルはくだらなくて排除していたのですが、それでもこういう芸能人共のニュースはスポーツのジャンルに度々割り込んでくるんだよね。それもスポーツ選手とは関係ない連中が結婚したとか離婚したとか、まるで寄生虫だなこいつら。

 幸い、インターネットの世界はまだ芸能人共の圧力も及んでいないようですが、既に地上波のテレビなどはこいつらに忖度(既に一般用語)しまくりですよね。ジャニーズに不利な情報流さないとか、バーニングの意向には逆らわないとか。考えてみれば芸能事務所なんて昔はヤクザもんが仕切ってた業界でしたから、そういう他人へ圧力をかける行為は得意なんでしょう。

 つことで、グーグルニュースのセッション管理もそのうち復活するとは思いますけど、それまではこんな不快なジャンルのニュースも度々目にしなきゃならないのか…ってボヤきでした。

 だいぶ芸能界をDisったエントリですが、別に芸能界が大好きでそういう情報はいつでも見ていたい…という趣味の方がいるのは否定しません。自分だって他人にとっては興味ないであろうジャンルの情報を集めていたりしますし。ただ、そういうのを興味ない人間にまで無理矢理見せつけてるのが腹立たしいってことです。お好きな人達だけでやってほしい。
 私にとって一部の歌手を除けば、今の日本の芸能人と芸能界なんて綺麗さっぱり消えさってもなんも影響ないし。

アマゾン検索:芸能人

ベーシックインカムという幻想

 日本でもベーシックインカムとい言葉が流行り始めてきました。

 「1人7万円」のベーシックインカムは可能か:東洋経済ONLINE

 ベーシックインカムというのは、生活保護を廃止する代わりに、国民全員に一定額のお金を支給するという制度。上の記事にもありますが、日本では実施されると7万円前後ではないかといわれていますね。
 確かに、現在の家計から7万円プラスになれば、生活は多いに楽になりそうです。私なんてその日暮らしの貧乏ですから、毎月何もせずに7万円収入が上乗せされると思っただけで、無駄遣いしたくなっちゃいますね。

 とまぁ…そんな単純に喜んでいいのか?
 個人的には、7万円の支給については、様々なルールと新しい法律で用途を限定しないと生活の足しにならないのではないかと思います。

 まず、例えば私がお金持ちの資本家だったら考えること、国民全員毎月7万円もらえるんだったら、社員への給料7万円減らしていいよね…ってこと。もちろんこんなにわかりやすく実行される事はなく、例えば新卒やアルバイト、派遣などの給与を下げる方向に行くでしょう。
 なんたって彼等は毎月7万円を国からもらっているのです。だったら…今の専業アルバイトに毎月10万円払っているお金も、せいぜい5万円程度渡せば問題ないだろうなんて話になるのでは?

 それと次に思いつくのは住む場所の家賃ですね。今まで5万円で提供していた部屋も、国民全員が毎月7万円もらえている前提なら、12万円に値上げしても生活レベルは変わらない訳です。これもそんなにわかりやすい話ではないかもしれませんが、まぁ、7万円以下で住める場所は消滅しそう。

 あと、他に思いつくのは、人身売買的な非合法の世界かな。つまり、身柄を抑えていれば、誰でもそのまま毎月7万円の利益を生む訳ですから、今まで無い場所からは回収できなかった非合法な金融商売やってる人達には新たなビジネスチャンスになりそう。戸籍の非合法な取引も活発化するかもしれません。

 そして最大の問題点は、国民誰もが毎月7万円何もせずにもらえるということは、逆にいえば7万円という価値は限りなくゼロに近づくということ。さすがに食料品などの日常品は別にしても、いわゆる「耐久消費財」を初めとする高額製品は、あるいみそのまま7万円上乗せされて取引されるようになってもおかしくありません。

 そんなアホな…と思う人もいるかもしれませんが、そもそも経済ってそんなモノですよね。貨幣などの財産価値というのは、所在にムラがあるからこそ価値がある訳で、極端な話国民全員が1億円持っていれば、だれも1億円なんて欲しがらなくなる訳です。で、欲しがらなければ、他人に何かしてもらう為には1億円以上の報酬を用意しなければなりません。例えば派遣社員の給与が1億15万円とかね。1億円は全員持っている財産なので、そこに価値は発生しません。

 もちろん、上記は極論です。
 実際貨幣の利用には流動性があり、ベーシックインカムで手に入れた7万円と労働で手に入れた7万円は区別できないので、単純に7万円という価値がゼロになる事はないでしょう。ただ、貨幣の価値は明らかに下がるはずで、ベーシックインカム実現に当たっては、様々な法整備が必要になるかと思います。

 そういった具体的な話が出てこない所を見ると、日本でベーシックインカムが行われるとしても、ずっと先なのかなと。

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