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▼2018年01月19日

NAPOLEX HA-5の謎

https://farm5.staticflickr.com/4676/39747050792_500546792d_m.jpg 謎という訳でもないのですが、いくつかわかったことがあったので、前のエントリに加えて追記を。

 最近色々調べていたのですが、手持ちのステレオ誌の1976年9月号で、HA-5の広告を見つけました。調べるとナポレックスというメーカーは、定期的な広告をステレオ誌にしか出していなかったようです。
 ステレオサウンド誌と違って、ステレオ誌はほぼコレクションされることがない雑誌(とくにバブル期は広告出稿してるメーカーへの編重ぶりが最悪で資料的価値がほぼない)なので、この雑誌にしか出稿していないとすると、なかなか資料漁りにも手間がかかります。

 まず、前のエントリからの訂正ですが、メーカーはこの製品を「ヘッドホンアンプ」と呼称していなかったようです。なので広告にも「プリアンプ」として紹介されています。それと価格も27,000円ですね。発売後値上がりしたのかもしれませんが、にしても19,800円は安すぎるのでこれは間違いみたい。

 せっかくなので、広告文章のHA-5の部分を引用します。

●ヘッドホン用パワーアンプを内蔵したプリアンプHA-5。
「シンプル・イズ・ベスト」をモットーに、トーンコントロールなど少しでも音質を劣化させる回路をはぶき、増幅素子を最小限にし、その動作点も歪の少ない点に設定。さらに直流をもNFをかける単純な回路を構成。信号回路の単純化により、精密緻密な音質を得ています。また、HA-5は、ダイナミック型ヘッドホン専用のアンプを内蔵。直接プレーヤー及びチューナー、テープデッキに接続して、2台のヘッドフォンを駆動させることができます。ヘッドホン本来の性能を100%引き出し、ソースのディテールまで、あますところなく再生するHA-5-----世界最高峰のプリアンプと比較試聴し、その音質をご確認下さい。/プリアンプHA-5(ヘッドホン用パワーアンプ内臓)標準価格27,000円

 だそうです。

 メーカーは、この製品をヘッドホンアンプではなく「プリアンプ」として売っていたこと。そして、世界最高峰のプリアンプと比較とか、宣伝文章にせよ、本製品の音質には相当の自信を持って世に送り出していたことがわかります。

 世界最高峰かはわかりませんが、自宅のHA-5は通電しているとますます調子が良くなってきました。特にヘッドホン出力の音はいいですね、毎晩ヘッドホンで音を聴くのが楽しみになっています。

iPhone7 Plus


▼2018年01月07日

NAPOLEX HA-5

P1070572 今のオーディオ業界はヘッドホン関係がブームで、むしろ普通のオーディオメーカーの陰が薄くなっているような状況ですが、この現在のヘッドホンブームからおよそ50年前、1970年〜1980年にかけて、ナポレックスという、ヘッドホンをほぼ専業にするという珍しいオーディオメーカーが存在しました。

 メーカーとしては創立が1970年、そして1980年には会社を売却しているとのことなので、会社の存命機関はちょうど10年間。なので資料も少なくて、手持ちだと「絵で見るオーディオがイド」という昭和53年3月発行の本に国内オーディオメーカーのリストとして掲載されているのを見つけました。それによると、本社は東京都の神楽坂に存在していたようです。他、当時のヘッドホン関係資料といえばステレオサウンド別冊の本がある筈なのですが、今は奥の院から出てこないので、のちほど判明した情報があれば随時追加してゆきます。

 当時のオーディオにおけるヘッドホンといえば、完全に本流から外れていて、たまにオーディオ誌で紹介されるときは、ケーブルやインシュレータと同様のアクセサリ扱いになっていました。そんな時代に、ナポレックスがほぼヘッドホンオーディオ専業であったことは、先見の明というか、当時のオーディオ業界を考えると無謀というか…まぁ、個性的なメーカーであったことは間違いありません。ただWebサイトを調べると1機種だけ、スキャンピークと共同開発で普通のスピーカも発売していたようです。

 そしてこのHA-5という製品は、ナポレックスが1976年に発売したヘッドホンアンプ。発売期間は1年程度の短命だったようで、当時の定価は19,800円でした。

 本製品が面白いのは、ヘッドホンアンプながら、プリアウト端子、そしてMMのフォノイコライザも内蔵していること。更にテープモニタまでありますので、機能としては完全にプリアンプですねこれは。更に凝ったことに、それらの回路はすべて別回路になっています。ちゃんと配線追っていないのですが、ケースを開けると、メインの左右バランス同軸ボリウムも3連〜4連装になっていまして、それぞれ通過するボリウムが違うのかしら?他、面白いのは、メインの基板がケース上部から逆さま(しかも斜め)に装着されていて、コンデンサなどは一部を除いて全て上からつり下げられています。電源部分のみが下のシャーシに設置されており、電源部分と回路の分離を狙った構造なのかもしれませんが、実は単にこのサイズのケースに無理矢理基板を突っ込もうとしただけなのかもw。
 とにかく製品のジャンルも個性的ですが、設計もかなり個性的です。

 ヘッドホンアンプとしては、ちょっと高域にクセがある鳴り方ですが、音はとてもクリアでいい意味で当時の高級ステレオっぽい音が楽しめます。入手当時は低音が不足している気がして、それを補うため低音ジャンキーなウルトラゾーンのPRO900で聴いていたのですが、しばらく使っているうちに大分馴染んできたのか、或いは耳が慣れてきたのか(笑)、AKGのK702くらいがちょうどいい感じになってきました。程よい解像感と立ち下がりがやや伸び気味な音のせいか、密閉型より開放型のヘッドホンの方が、このアンプには似合う気がします。

 本製品はプリアウト出力を持っていますので、もちろんプリアンプとしても使えます。現在はNAP250に繋いで聴いていますが、プリアンプとしての音はさすがに私のメインプリであるNAC12と比較できるクオリティーではありません。質もそうですが、中低域に独特なピークを感じますし、高域はもう少しなめらかさがあればと思いますが、新品の状態を知らないので本機の音質評価はできません。ただ、面白い音ではあるので、ここしばらく(といっても年末年始は自宅にいませんでしたが)は、この組み合わせで音楽を聴いています。
 なにせNAC12にはヘッドホン出力がないので、HA-5だと深夜にヘッドホンリスニングを行う時でもスイッチ1つで配線替えしないで済むのが楽w

 フォノイコは正直オマケレベル。聴けなくはないですが、当然ながら自宅のLINN LINTOとは比較になりません。ついでにいうとMM入力なので、SONYのHA-10を挟んで聴いていますが、それに原因があるのかも。使用カートリッジがIKEDA9cIIIなので、評価にはもう少し増幅率が高いヘッドアンプを用意すべきなのかもしれませんね。
 それと、フロントの切り替えスイッチにガリがあるようで、聴いているとノイズが乗ったりしてきます。ここをクリーニングすれば直るか、或いはトランジスタの寿命か…よく分かりませんが、自分が持っているHA-5についてはフォノイコの調子はイマイチです(追記:このエントリを書いた日に再度レコード再生してみましたら、少なくともガリはありませんでした。レコードの再生音も以前の印象より大分良かったです)

 このような個性的な製品を作っていたナポレックスですが、1980年には会社を売却して、オーディオからは完全に撤退したようです。同じ名前でカー用品のメーカーがありますが、同社の沿革を読む限り、全く関係ない会社みたいですね。

 1970年代といえば、住宅も今より狭かったですし、遮音性も現代の住宅よりもありませんでした。本来は現在よりもヘッドホンリスニングが求められる時代だったような気もしますが、何故かあの頃のマニアの大多数は本気でヘッドホンオーディオに取り組もうとは考えませんでした。そんな時代に当時アクセサリ扱いだったヘッドホンをほぼ専業にするとは、時代が半世紀ほど早すぎたのかもしれません。

 もし、現在もこのメーカーが存続していれば、STAXと並んで日本のヘッドホンオーディオを盛り上げていたのかもしれないと思うと残念です。そして当時の社員だった人達は、今のヘッドホンオーディオの盛り上がりを、どんな思いで見つめているのでしょうか?

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▼2018年01月05日

National/Technics SU-50A

https://farm5.staticflickr.com/4725/38612717495_4264d59349_m.jpg どうでもいいけど、乙女のたしなみアンプ道…的なアニメか漫画とかできませんかね?名付けて「ガールズ&アンプリファイヤー!」。萌えっぽい女子高生達が乙女のたしなみを身につけるために、古のアンプを使って闘う…って、何と闘うんだ?w

 それはともかく、ここ数ヶ月私が夢中になっているアンプ、TechnicsのSU-50Aです。発売が1969年でステレオサウンドNo.10に発売の案内が出ていますので、同年の春くらいから店頭に並んだのでしょうか?発売当初は50Aというシンプルな型番でしたが、後にSU-50Aと変更されたようです。

 当時の定価は95,000円。消費税制度の前にはオーディオ機器に物品税というのが15%程かかっていましたので、それを差し引くと本当の価格は82,600円くらい?更に当時の物価を考えると1969年といえば大卒初任給が平均34,100円の時代。ただ当時の経済は高度成長期の健全なインフレ基調にありましたので、今と比較して数字通りの貨幣価値ではないと思います。それでも今の感覚だと20〜30万円クラスのプリメインアンプと言えますかね。発売当初だと、国産では最高額に近い製品で、当時のオーディオ誌を当たってみても、高級オーディオ機器として扱われています。

 このアンプの特徴は、何といっても、ナショナル・テクニクスが始めて発売したソリッドステート、つまり増幅にトランジスタを使った初のプリメインアンプであったということ。その当時のHi-Fiアンプはまだまだ管球式がメインで、ナショナルが同時期に発売していたSU-30/SU40というプリアンプとメインアンプも管球式でした。そんな中での同社初めてのトランジスタ方式によるHi-Fiプリメインアンプということで、本機にかけるナショナルの意気込みもかなりのものだったようです。

https://farm5.staticflickr.com/4683/39478351572_6b5775cd4d_m.jpg こちらは、ステレオサウンドNo.14に掲載されていた折込広告。大きく天板を空けた内部を見せ、その横には「アンプとして魅力があり、音色として親しみがある50A!」というキャッチが掲載されています。
 この「音色として親しみがある」というのがポイントで、当時の雑誌記事を当たると、トランジスタ方式ながら音色には暖かみがあり、まるで管球式のアンプのようだ…といった評価が出ていたりします。
 これは想像ですが、当時のナショナルは、初のトランジスタアンプとして、音色の違いを管球式と比較されてしまうのを恐れたのかもしれません。そのため本機の音色はTechnicsブランドのアンプとしても異質で、実質の後継機であるSU-3600はもちろんのこと、それ以前に発売されていたSU-30/40という管球式プリアンプ・メインアンプよりも暖かみを感じる音色だったそうです。確かに私達が想像するTechnicsの音って、正確無比で硬質、ウォームよりもクールという印象がありますもんね。

 その他、本機の特徴としては、OCL、アウトプットコンデンサレスであるということ。そのため鮮度の高い、特に低域の再現性に優れるそうです。あともうひとつは、特別な回路を使ったトーンコントロール類。これらのつまみはセンター位置から15度以内の範囲で信号がバイパスされる構造になっています。更にトーンコントロールは低域:250Hz/500Hz・高域:2.5kHz/5kHzでそれぞれターンオーバー周波数が切り替えられたり、サブソニックフィルタは-8dbでそれぞれ30Hz/8kHzを選択できるスイッチがあったりと、あの時代のレコード再生を意識した音質コントロール機能も豊富です。ちなみにフォノ回路はMMのみ、ただしこのイコライザ回路も優秀で、名前は忘れましたが、某オーディオ評論家がフォノイコとして本アンプを長年使い続けていたという話をどこかで読みました。

 こちらのアンプは、某所で5万円、更にメンテナンス済みという至れり尽くせりの状態で売られていたモノ。メンテログによると、各種レジスタ類が調整・交換されていてそれなりに手は入っているようですが、リキャップはされていないようですね。正弦波と短形派の測定画像も添付されています。スピーカー端子からDC電圧を測定してもほぼ0mvという優秀な状態だったので、しばらくは使い続けられると思います。

https://farm5.staticflickr.com/4555/24225339347_d4929bd44a_m.jpg 早速音を聴いてみると、本当に素晴らしい…素晴らしいというかね、私の好みとしてこの時代の石のアンプが本当に好きなんだなと思いました。
 なんだかんだで家のメインシステムもこの時代の石のセパレートアンプですし、この時代のソリッドステートなアンプの音には本当に心惹かれて困ります。ただ、今のところ管球式のアンプに行こうかという気分にもあまりなれないんですよね。なんででしょうか?w

 私が思うに、この時代のトランジスタアンプって、音に独特な明るさと歯切れの良さがあるような気がするんですよね。この印象はひょっとしたら、完全に元の音を増幅し切れていないから、あるいは音の情報量が足りないからなのかもしれません。でも、それを言ってしまえば世の中のヴィンテージオーディオ機器なんてみんなそんなもん。音、そして音楽にとって何が重要かは人それぞれで、逆に言えばその人にとって必要ない部分をそぎ取ってしまったからこそ、より音楽が美しく聴こえる…。だからこそ特定の時代のヴィンテージオーディオにハマる人が大勢いるのかもしれません。

 ただ、スピーカーの駆動力については現代のアンプに比べ今一歩かなぁ。
 ダメというレベルではないのですが、CelestionのSL-6みたいな低能率のスピーカーを鳴らすには、今一歩パワーが欲しい気もします。もっとも、この時代のスピーカーはまだまだ高能率でしたからね、まさか発売後半世紀過ぎて84dbW/mなんて低能率スピーカー駆動させられるとは思ってもみなかったでしょう。ただ、手持ちだとYAMAHA NS-1cについてはそれなりに鳴ります。
 なので、私の場合だと、背面のプリアウト出力(本機は背面のプリとパワー端子をショートさせてプリメインとして使う方式、なのでショートピンを外せばプリにもメインにもなります)から、AudioLab8000Pに信号出してスピーカーを駆動しています。その方がこのアンプのおいしいところを味わえますので。

 どことなくマッキン風な見た目は、古のオーディオ評論家、瀬川冬樹氏のアドバイスを受けているという話です。発売当初はMacintoshのアンプを真似しているなどと言われたらしいですが、そもそも一番外見が似ていると思われるMcintosh C23もほぼ同時期の発売なので、真似と結論づけるのも難しい感じ。
 ただSU-50Aの透過パネルについては、実は広告の写真から想像するよりも高級感がなくて、黒いパネルの中から文字だけが浮かび上がるのではなく、パネルの中身全体がうすらぼんやりと光るという、何とも微妙な代物で、ここはもう少し頑張ってほしかったなと思うところ。

 でも、正面にあるナショナルマークとテクニクスマークはカッコイイですね。評論家の菅野沖彦氏は当時のインプレ記事で、このマークがもう少し小さくなればいいのにと語っていますが、今となってはこの英文ナショナルマークもむしろ貴重でカッコよく見えます。

su-50a
↑暗闇だと結構派手な印象w

iPhone6 Plus



 

Victor AX-Z911

https://farm5.staticflickr.com/4679/39491610801_3faf8b1fa8_m.jpg まぁ…色々ありましてねw。某アンプを返品してきたついでにヤケで買ってきたビクターのDAC内蔵アンプ。ヤケというのは嘘で、こっちのアンプもかなり気になってはいたんだけどね。お値段も某アンプの1/5程度だったし。

 VictorのAX-Z911、発売は1987年で当時の定価は89,800円。このアンプ、実は昔にヲデヲやってたときから気にはなっていたんだけど、結局あの頃の自分は輸入製品の方に進んだので、長い間縁はありませんでした。ただ…ずっと心のどこかで気になってはいたんですよね。それが、近年の某所でのアンプ道楽遊びの中で、手持ちの中古アンプを増やすことに抵抗感が無くなったということもあり、非ドフ系のリサイクル店から回収。見た目はミント状態で、一応店頭で動作チェックとDC漏れなど確認してきたのですが、スピーカー端子のDC電圧は7mv程度だったので大丈夫かなと。某所に持ち込んで早速音出しをしてみます。

 AX-Z911の特徴といえば、何と言ってもDAC内蔵アンプだということ。更に面白いのが、デジタル入力があった場合、それをそのままD/Aコンバータに送るのではなく、1度内蔵メモリにバッファしてから再生するという点。バッファメモリの容量は果たしてどのくらいあるんでしょうかね?
 で、なんでこんなめんどくさい事をするのかというと、ズバリ!アンプのA級動作を実現するためとなります。

 アンプにおける増幅方式、A級、AB級、B級…についての解説はここでしませんので、興味がある方は適宜ググってほしいのですが、簡単に言うと、A級アンプというのは、アイドル時こそが消費電力最大状態という、頭のネジが外れてるんじゃね?なんていう超非効率な増幅方式。しかし増幅時の信号のクロスオーバー歪みに関する影響を受けないため、音のピュアな増幅が可能となり、一部で熱狂的なファンがいる形式のアンプとなります。
 ただし、当然ながらA級アンプはアイドル状態で回路へと全力で電気を送り込む方式ため、電気代はともかくとして、アンプの回路には猛烈な負担をかけます。そりゃそうです、ある意味常に全力疾走で最大出力な状態ですから(むしろ音を出している時の方が電気をスピーカーに食われるため回路への電流は減ります)。なのでそれと引き替えにA級アンプの最大出力は小さいです。このAX-Z911の場合でいうと、A級で最大出力20W、但しもうひとつ内蔵されているAB級回路に切り替えれば最大出力120Wとなります。そして理不尽wなことに、AB級動作ならなんともないアンプの天板が、低出力なA級動作に切り替わるとたんチリチリに熱くなります。つまりはファンが壊れた20Wの電熱ヒーター回してるようなもんですからね。夏は使えんぞこれ(笑)

 で、話を戻しますが、このアンプが何故デジタル出力を1度バッファするのかというと、なんと!バッファに貯めたデジタル信号をアナログ変換する前に解析して、出力が20W以下で済むと思われる場合はアンプの増幅回路をA級へ、それを越えると予想される場合は、アンプのクリップを防ぐために瞬時にAB級(ここでは解説しませんがつまり効率的に大出力が出せる増幅方式、普通のアンプはこっち)へと回路を切り替えるのです。ハッキリいってアホかいなと思う手の込みようです。というか、こんな方式を採用したオーディオアンプなんて、全世界でもこのAX-Z911(と後継機のAX-Z921)のみだと思います。もっとも、一般家庭で音楽を再生する限りは、アンプの出力20Wなんて越える訳ないと思いますけどね。
 ちなみにどうしてこんな面倒な安全弁みたいな仕掛けがあるのかというと、アンプが制限出力を越えてクリップと呼ばれる状態になると、越えた分の信号の山が平坦となり、その状態はつまりスピーカーに直流電力が流れるのと同じ状態になるからです。何故これがマズいのか…は、ググって下さいw。

 故にこのアンプの場合、デジタル入力とアナログ入力では全く音が変わります。そりゃそうです、入力信号によってA級動作とAB級動作に変わる訳ですからね。アンプとしては全く別物な訳で、当然同じ音の筈がありません。
 で、このデジタル入力時のA級動作状態の音がすごくいいんですよ〜いやマジで。当然ながらA級動作を行う為には、内蔵のDACを通さなければいけないので、ADI-2 Proからデジタル48kHzを送り込んで聴く訳ですが、この古くさいDACの味もなかなか。
 現代のDACと違い、音の滑らかさとか解像感はあまりないのですが、情報が適度に欠損しているせいなのか音に力強さがあり、例えていえばちょっとやれてきたレコードの針で音楽聴いてるような印象。音の正確さとかぴゅあぴゅあな音楽再生みたいな観点だとやや邪道なのかもしれませんが、ヲデオは楽しければよいのです。更にダイレクトモードをONにすれば、余計な回路をすっ飛ばし、アンプ内部配線の長さが0.5mでスピーカー出力端子まで直結されるそうで、一層音の鮮度がアップします。

 ADI-2 Proからアップサンプリングしてアナログ出力での再生も試してみたのですが、こちらの方が音は滑らかでちゃんとしてるんだろうな〜と思いつつ、逆にA級アンプのなんとも言えないシルキーな雰囲気が失われます。DACは荒いけど増幅部は滑らかなA級動作か、DACの情報量は多いけど増幅がやや荒いAB級動作か〜悩むところではありますが、やはりこのアンプの個性は貴重なA級動作にあると思われますので、おとなしく内蔵DACで音楽を聴くのが筋かと。

https://farm5.staticflickr.com/4685/25577913218_a2d759b2df_m.jpg 裏技として、外部からデジタル信号を入力した状態で、DAT-2からのアナログ信号を入力し、DATの録音モニター状態で再生するとアナログ入力からのA級動作が可能みたいです。
 みたいです…というのも、アンプの表示は確かにA級増幅になってるし、天板もチリチリに熱くなるのですが、なんかデジタルを突っ込んだときのA級動作と音の感じが微妙に違う気がするんだよね。これは私の気のせいかもしれませんので何ともいえません。アンプがこの状態の場合、内部の基板ではランプが点灯してA級増幅中であることを示すそうですが、それがこの写真。ちなみにこのランプは天板戻してしまうと外からは見えません。
 デジタル側はリンクさえすれば音楽を再生する必要がありませんので、古いCDPの電源を投入してデジタル接続しとくだけで構いません。ADI-2 Proから同時にデジタル出力するって手もあるのですが、その場合サンプリング周波数の受けは最大48kHzを上限にしないとリンクしませんので、アップサンプリングでの再生はできない事になります。

 そういえば本機の天板ですが、呆れることに通常の天板の上に厚さ3mm程度の鉄板が敷かれています。天板空けようとイヤにネジ多いなと思いつつ本機上部のネジを全て外したら、そのまま文字通り天板だけが取れて驚きましたが、まぁ…この時代のアンプは重量こそ正義といわれていた時代なので、さもありなん。
 天板を空けたときに気が付いたのですが、本機は多分天板空けられたことない状態。こういうのって自分でバラすと何となく雰囲気でわかるんだよね。ネジ山に全くキズが無いとか、ネジを全て外して天板を持ち上げるときの抵抗とか…もちろん間違っている場合もありますが、新品の家電製品を分解したことがある人なら、何となくその雰囲気わかってもらえるはず。この個体は、外見もミント状態でしたが、中も30年前のアンプにしては非常に綺麗な状態でした。

 それと、リモコンが付いてるのがありがたい。ホントか知りませんけど、この手のピュアなオーディオアンプの中で、始めてリモコンを搭載したのが本機だという話。

 スピーカーは当初Ditton15で鳴らしていたのですが、イマイチパッとしない印象でした。しかしYAMAHA NS-1cに切り替えたら実にいい塩梅で鳴り、この時代の国産ステレオが目指していた音はこういう方向だったんだなぁ…というのが実感できて、なかなか気持ちよいです。

https://farm5.staticflickr.com/4644/39447912671_3846f0cbc0_m.jpg
↑これが天板、厚さ3mm位あって重い!

iPhone6 Plus


▼2017年12月25日

Celestion SL-6siとYAMAHA NS-1 classics

https://farm5.staticflickr.com/4582/38118642312_3bc006e4ab_m.jpg 現在別荘では二組のスピーカーが稼働しています。1つがCelestion SL6si、もうひとつがYAMAHA NS-1 classicsで、それぞれ個性的なスピーカーで満足しています。

 SL6siの方は、雄大な音場と実像感のある音で、小型ながらも大型スピーカーが鳴っているかのような、ストレスがないとても気持ちの良い音が出るのですが、能率が84dbW/mと低く、アンプにもそれなりのパワーというか、駆動力が求められるため、全ての組み合わせで良好という訳にもいきません。一応別荘には、Audiolab 8000Pと、NAD 2200というパワーアンプがあるのですが、8000Pじゃないとイマイチな感じとなります。プリメイン単体だと少しモアパワーな印象です。

 対するNS-1 classicsですが、こちらはもう少しアンプのパワーには寛容。能率で言うと86dbW/mとなり、単純にアンプへの負担はおよそ30%程減っていますが、それ以上に鳴らしやすい雰囲気があります。ただ音色はSL-6siと大分違い、雄大な音場や実像感よりも、適度な空間で綺麗な音を響かせる…といった趣で、特に小編成の生楽器などの曲はかなり惹かれるものがあります。

 ということで、今ではちょうど半々くらいでしょうか?これらのスピーカーを切り替える割合は。午前中にNS-1 classicsを聴いて、午後からはSL-6siなんて事もよくあります。
 もちろん、スピーカーの切り替えは、正面にスピーカーを二組並べるなんてヤボなことはせず、ちゃんと台の上からスピーカーを片付けて、背面端子をショートさせた上で隣の部屋に押し込んでます。同じ部屋に置いておくと明らかに音が濁るというか、使ってないスピーカーの方から変な響きが聞こえてくる気がしますので。

 もっとも、簡単に出したりしまったりできるのも、このサイズのスピーカーだからできる楽しみかもしれません。

iPhone7 Plus


▼2017年12月12日

コメント承認制解除

 お知らせです。

 表題の通り、最近はスパム投稿も減りましたので、コメント欄の承認制を解除しました。
 いままで「承認制なんてかったる〜」なんて思って投稿を控えていた方も、これを機会に是非コメントをお寄せ下さい。

▼2017年11月05日

AETのEVO-0402SHRFがなかなかよい件

https://farm5.staticflickr.com/4457/37294196174_c9737becdc_m.jpg 自分が使っているオーディオ機器は、普通のRCA→RACケーブルケーブルが案外少ないので、それなりに自作でケーブルを作らなければならないのですが、ちょっと前までは売るほどあったLINN BLACKケーブルの手持ちも近頃ではさすがに減ってきて、何か別な線材で手頃で手に入りやすいケーブルはないかな?と物色していたのでした。
 LINN BLACKは切り売りだと1m/1,500円で、得られるパフォーマンスを考えれば値段には文句ないんだけど、なにせ売ってる場所が限られるので、調達に手間がかかる。

 つことで、トモカ電気とかアキヨドとか色々眺めていたんだけど、その中で目についたのが、AETのEVO-0402SHRFというケーブル。ヨドバシの店頭だと切売りで税込みで1m/940円という安さだし、なんたって線材が細いのがよい。というかこの手のオーディオケーブルでやたらと太い線材はもう信用しないことにしている。個人的な印象だけど、図太いケーブルで音が良いと思ったケーブルなんてほとんどないし、自分の好みとしては多分細目でしなやかな線材の方が基本的に合っているようだ。それと青の見た目もなかなかカッコイイ。ケーブルだって見た目が悪いよりは良い方がずっと嬉しい。

 さっそく、この線材をつかって1mのRCA→TSケーブルを仕立ててみる。TSプラグはノイトリックのこれRCA側はこれ。結構お高いプラグだけど、10年以上前にこのプラグを手に入れたときはもっと安かった気が…。たしか何かの海外通販やったとき一緒に注文したんだよな。

 ノイトリックのプラグは、プラグとしての信頼性も高いけど、なんたってハンダの食いつきが良いのが嬉しい。毎日のようにハンダごて握ってる人にはどうでも良い利点かもしれないけど、たまにハンダごて使うだけの私のような素人には、こういう点もメリットなのだ。

 で、せっかくなので前に作ったLINN BLACKのRCA→TSケーブルと比較してみたのだが、AETのケーブル、なかなかよいんでないかい?これは機材の相性もあるのかもしれないけど(もっとも自分の場合は実質ADI-2 Pro専用用途なのでいいのだが)、LINN BLACKが地味だけどきちんとした端正な音を出すのに対して、AETの方は、同じようにきちんとした音だけど、LINN BLACKより少し華やかさがある印象で、変なクセを感じないのが実に良い。この控えめな華やかさは、禁欲的なRMEの機材にはむしろ良い方向に働いているようで、少なくとも自分の環境では、AETの方がADI-2 Proのメインケーブルになってしまった。

 線材が細目なのも取り回しが良くて気に入っているし、私の場合はなんたって会社帰りにアキヨド寄って線材の調達ができるので、昼間に仕事をしているときにふと…「お、今日はなんだかケーブル気分」なんて事になっても即日でケーブルが自作できてしまうのが嬉しい。

 好みもあるとは思いますが、手頃な値段でちゃんとしたケーブルをお探しの方には、このEVO-0402SHRFをお勧めしておきます。私の場合は自作前提だけど、普通の人はRCAの完成品ケーブルとしてもこの値段と音なら、安いと感じるのではないでしょうか。

iPhone7 Plus


▼2017年10月04日

Apple Watch Series 3 / LTE

P9240342 少し時間が経ってしまいましたが、Apple Watch Series 3のCellularモデルを発売日に買ってしまったので、簡単にレポートを。

 私が初代のApple Watchを買ったのは、2015年の6月。その後2年と3ヶ月の間、毎日便利に使っています。世間ではなんだか微妙な製品みたいな扱いですが、少なくとも自分にとってはなかなか役に立つ。基本的にはiOSからの通知系がメインになるのですが、出かける前に雨予報が飛んできたり、SMSメッセージや着信の見落としがかなり減っています。

 ということで、Series 2が発売されたときは、まさかのモバイルSuica完全対応とのことで、買おうかどうかかなり迷ったのですが、グッとガマン。なので、新しいモデルが発売されたらまた買おうと考えていて、今回は事前予約を入れて、無事発売日当日にゲットしてきました。

 選んだのはは、アルミニウムのCellularモデル。次はステンレスモデルがいいなぁ…なんて、初代Apple Watchを買ったときに書いてますが、8万円はやっぱ高いよね。
 お値段は、42mmモデルで税込み5万円ちょい。これは私が初めて買ったApple Watchとほぼ同じ値段。Apple WatchはSeries 2で値下がりしましたが、Cellularモデルはその機能分の価格が上乗せされて、結局元の値段に戻ったという感じ。

 AppleStoreの銀座店で受け取ってから、すぐに近くのスタバでセットアップ。初期化と古いモデルからのデータ転送で大体15分位はかかったかな?
 セットアップ後はCellular通信契約を行います。私はソフトバンクなので毎月350円、さらに初めの半年は無料のキャンペーンが付いてきます。アメリカだと大体月に10ドル前後の費用がかかるみたいなので日本の場合は格安ですね。もっとも他の部分でぼったくっられてるのかもしれませんけど(笑)
 Cellular通信の契約は、iPhoneのアプリから簡単に行えますので、ソフトバンクの店頭に出向いて手続きを行う必要はありません。日本ではApple WatchのCellular契約に対応しているキャリアは、ドコモ・AU・ソフトバンクの御三家のみになっています。

 初期化とCellular契約後は、早速作成したモバイルSuicaをApple Watchに転送。これでSuicaが使えるようになります。
 そうそう…iPhoneとApple Watchで使うSuicaですが、これらは同じSuicaを共通で使えません。なので、2つの端末両方でSuicaを使いたい場合は、Suicaを2枚分用意する必要があります。ちょっと面倒だけどセキュリティ的に仕方がないみたいです。Suicaで定期を使っている人は、どっちの端末で定期券を使うか選択しなければなりませんのでちょっと注意かも。

 セットアップしてみると案外やることないのは初代Apple Watchを買ったときと同じ。買ったばかりのガジェットは色々といじくり回したいものですが、あまりやる事がありません。この辺の第一印象が、世間でApple Watchの評価がイマイチなところに結びついてる気もするのですが…所詮は時計なので、スマートフォンやノートPCみたいにいじり倒すという訳にはいきませんね。

 ただ、今回のApple Watchで目に見える変化は、そのまま自動改札で電車に乗れるって事ですかね。早速帰り道はApple WatchのSuicaで地下鉄に乗ってみます。
 改札口のセンサが右側なのに対して、Apple Watchは左手に装着しますので、改札口にタッチするときはちょっと身体をひねらないといけないのですが、実際はセンサにタッチしなくても改札機は反応してくれますので、通るときに左腕をやや右側にもってくるだけで大丈夫です。ただ、慣れるまでは確かに少し違和感感じるかもね。
 もっとも、そのためにApple Watchを右腕に装着するのはやめたほうがいいです。というのも、Suicaは定期券も含め完全にApple Watchのみで使うのならそれもアリですが、私はSuicaの他にPASMO定期券を使っていますので、右手でPASMOを持ちながら、右手にSuica入りApple Watchを装着して改札機を通ろうとすると、センサが両方のカードに反応して改札でエラーが出ます。なのでその場合は逆に左手でPASMOを持ち、右手のApple Watchをセンサへ近づけないように通り抜ける事となりますので、むしろそっちの方が姿勢的にも大変だと思います。

 LTE通信についてですが、ちょうどApple Watchを買った当日の夜にiPhoneが故障して起動しなくなり、再び翌日にAppleStore銀座に行ったのですが(実はちょっと前から調子が悪かったのでちょうど翌日にジーニアスバーを予約していた)、その間、何回か電話ができたので助かりました。
 電話番号はもちろん共通。親のiPhoneが起動していないときは、そのままApple Watchの方に着信が来ますし、iPhoneがある場合は同時に着信がきます。
 また、その間LTE通信でマップを見たり、またApple Watchに転送してある音楽データで音楽聴いたりしていたのですが、以外とバッテリは減らなかったな。翌日はiPhone無しで大体半日くらい?外出していましたが、バッテリは15%程度減っただけでした。

 初代モデルとの比較になるのですが、今回Series 3になって嬉しいのは、アプリやその他の反応が実にキビキビ動くようになった事。初代モデルだとアプリによってはタップして10秒くらい待たされる場合もありましたが、Series 3では今のところ全てのアプリが瞬時に起動します。
 特に変わったと思うのはマップアプリで、初代モデルの時はApple Watch本体にGPSを内蔵していなかったので、起動する度にiPhoneから位置情報を受け取ってアプリを起動していたせいか、現在位置が表示されるまで時間がかかることが度々ありました。それもSeries 3ではマップが瞬時に起動しますし、現在位置もタイムラグ無しで表示されます。今までApple Watch上のマップは、ナビ用途以外にほとんど使っていなかったのですが、これなら普通に使えるレベルですね。

 本体の大きさなどは差がありませんが、初代モデルよりもほんの僅か本体が厚くなっているようです。見た目だとセンサーの形が新旧で変わっていますね。感度も変わっているようで、私はバンドを緩めにする傾向があるせいか、初代モデルだと手を振り回すとセンサが腕から時計を外したと勘違いして、パスワードロックがかかってしまう場合が度々あったのですが、Series 3になってからはそのようなことがありません。これは地味に嬉しいかな。

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↑自販機によってはボタンをダブルクリックする必要が

OLYMPYS XZ-1



▼2017年08月07日

Essoのスピードパスに加入してみました

IMG_9568.JPG 普段からあまり現金を持ち歩かない私は、ガソリンスタンドではほぼクレジットカード決済。ただ、最近では給油時に財布からカード抜き出したりするのも面倒だし、更にガソリンスタンドの機械によるスキミングなんて話もあったりして、今更ながらスタンド系の決済サービスに加入するかな。
 普段からエッソでの給油が多かったので、どうせなら「スピードパスを申し込もうかと。支払いもセンサーにパスをかざすだけで楽だし、スピードパス決済だとガソリン価格もリッター2円ほど安くなりますからね。

 しかし意外や意外…スピードパスってネットから申込み不可能なんですね。リアル店舗に行かないと手続きもできません。なので、加入は決心しても、なんとなくダラダラと申込みはしていませんでした。

 だって…最近のスタンドで給油に立ち寄ったときって、セルフだから基本店員さんに会いませんからね。わざわざ事務所の方に行って申し込んでくるのも面倒くさい。さらにお店が混んでるとクルマを給油機の前に置きっぱなしにする訳にもいかないので、スミに移動させなきゃならなかったり、それならそのままスタンド出ちゃうし…みたいな感じだもんね。なので店員さんの方から「スピードパス作りませんか?」と勧誘があれば加入しようと思っていました。

 つことで、スピードパスに加入しようと決心しておよそ1年(笑)茨城県稲敷市のエッソでようやく「スピードパス加入しませんか?」とのお声がけが。
 早速その場で加入してクレカとも紐付けて即日で使えるようになったんですが、給油後に声をかけてもらえたおかげで、その時給油したガソリンには割引サービスが適用されませんでした。これは仕方がない(笑)ので、スピードパスに申込み行った人は、給油前に加入手続き済ました方がトクだと思います。

 加入後は即日で使えます。もっともこれは紐付けるクレジットカードの種類によるみたい。自分はPastownカードJCBでしたが、今から使えますと言われました。で、その日は給油の必要がなかったのですが、自宅近くのエッソにわざわざ寄って10L程度給油してみます。

 使い方は棒状のスピードパス本体を給油機の所にあるセンサーにかざすだけ。「ピッ」と音がしてそのまま給油が可能になります。支払いは紐付いているクレジットカードへと請求。まぁ…頻繁に給油する人でなければこんなん加入しなくても普通にクレカ払いで構わないと思うのですが、前記にもある通りスピードパスを使えばリッター2円ほど安くなりますし、クレジットカードだとスキミングの問題もありますし…。更に私の場合ですが、ガソリンスタンドで財布持って外出るのって結構面倒なんですよね。私は財布を普段かばんに入れる派なので、給油時にゴソゴソかばんをまさぐる必要がありません。

 また逆に、私は輸入車に乗っているため、燃料給油キャップを開けるにはクルマのキーが必ず必要で、給油時にキーは絶対に持って出ます(メインキーがないとキャップが開きません)。そのため写真の通りスピードパスをキーと同じホルダーにぶら下げていれば、給油時にスピードパスが手元にない事がありません。なのでこのやり方はとってもスマートな気がします。
 ただ、国産車に乗っていると、燃料給油キャップはシート脇のレバーで開く車種が多く、スタンドでキーを持って車外に出る習慣がない人がいるかもしれません。そう考えるとこのサービス、輸入車乗りの方が便利さを実感できるかも。

 盗難・紛失などの安全性についても、紛失連絡から60日間遡って最大60万円の盗難保障も付いてますし、そもそも給油量も1日で1回あたり最大15,000円×4回までしか使えないので、仮に悪用されたとしても、よほどマヌケでなければ金銭的な被害を受けることはないはずです。
 あとは…使う人の自宅近くや行動範囲内にエッソがあるか?という話になってしまうのですが、いつもニコニコ現金払という人を除けば、財布からわざわざクレカ出すのが面倒だしちょっと不安と思っている人向けに便利なサービスかと思います。

 他のスタンドでもやれば良いのにと思いますが、ザッと調べる限り、エッソ系列以外でこの手の非接触系センサーの決済代行を行っているスタンドグループはないみたい。それと日本発のサービスではなく、既に欧米では広く普及しているようですね。となると私のスピードパスは、海外で使えちゃったりするんだろうか?

 私は興味ありませんでしたが、QUICPaynanacoと提携しているパスもあるようです。

iPhone 7 Plus


▼2017年07月11日

SANSUI AU-α607L Extra

P7090238 自分はサンスイの音が好き…というのは、私の基礎嗜好としてずっと昔から実感していたのです。何故から、自分が一番始めに買ったCDPがサンスイのCD-α607iだったから。多分、私がマトモにオーディオ機器の音質比較をして購入した最初で最後の機器です。その後はね…衝動買いしかしてない訳だし(笑)

 ということで、SONYの TA-F333ESX IIをちょいちょい聴くようになってから、一度サンスイ同時代のアンプ、607系の音は興味を持っていて…というか、この手の国産アンプの中でもサンスイの表面がテカったモデルは一度聴いてみたいものだなと漠然と思っていた訳です。

 で…家から近くないドフでAU-α607L Extraが2万円で出ているのを見つけてしまって、安くはないなと思ったのですが、ジャンク扱いじゃないし持ち帰ってみるかな?と思って購入。ボリウムに多少ガリがあるそうですが実用上は問題ありません。むしろボリウムが少しぐらつく方が気になりますが、一応バラして確認してみると、パーツとしてはガッチリと内蔵ボリウムに固定されているようで問題ないかなと。本製品のボリウムノブはネジ止めじゃなくて圧入みたいで、前のオーナーはそれを知らずに無理矢理フロントパネルをこじ開けようと色々したんじゃないかな?今のところは正常に動いていますので、気にしないことにします。

 その他、ダイレクトスイッチやパワーアンプ切り替えスイッチでもガリが出ているようで、たまにLチャンネル出力が不安定になるのですが、スイッチを何度も回していると大体直ってきたので、これも問題ないといいうことにします。バラして清掃とかすると余計に壊しそうだし。

 SP端子からのDCチェックは、左が4mV程度、右が0.2mV程度でこれも全く問題なし。問題なさそうなので、しばらくウォーミングアップした後にメインのピエガに接続してADI-2 Proより音出しします。

 あー確かにこれはイイですね。同じ時代のアンプではありますが、SONYとは大分違う音が出ます。ソニーに比べもう少しなめらかで解像感を強調しない感じ。音場やらは相変わらずこの時代の国産アンプ同様、お団子空間ではあるのですが、そうそう…これが自分が好きなサンスイの音なんだなぁと、しみじみと聴き惚れます。
 これにCD α607iを引っ張り出して、往年のCDオーディオと洒落込みたいのですが、そちらはまだ倉庫から出せていません。週末にでもやるかな。

 まー、当然ながらNAP250には全く及びませんし、このアンプをこの先常用するつもりもないのですが、完全な興味本位としての機器購入として、こういうのも楽しくていいんじゃないかと。一応、こちらは鹿嶋行き機材のひとつとして、333ESX IIと同様に持ち込む予定です。彼の地がだんだんアンプ天国になってくるな(笑)

OLYMPYS E-M1 + Zuiko Digiral 14-54mm F2.8-3.5


▼2017年07月10日

BOSCHの IXO 5を買ってみました

P7080230 土曜日の昼下がり、ちょっと前に少し遠くのドフwで調達したサンスイのAU-α607L Extraをバラしていたら、ネジが多くて無性にイラッときて、気がついたら近所の島忠で買ってきてました(笑)

 BOSCHの電動ツールは一応こんなクラスの製品を持ってて、工作というか大工仕事にはたまに使っているのですが、さすがに自室内で使うツールとしては大きすぎてね。これをアンプやPCのネジ回しに使うと、ネジ山ごとぶち切りそうだしw。
 ということで、コンパクトな電動ツールほしいなぁ…と思っていたところ、1ヶ月くらい前に近所の♪島忠〜シャラララ〜(このCM覚えてる人いるかな?)で、BOSCHのIXO 5が売られているのを見つけて、いつか買おうと思っていたのですが、今回無事に衝動買いしたという訳。

 ちなみに売り場にはリョービのBDX-2も売られていて、販売価格は一緒だったのですが、ボッシュの方がグリップを含め全体的にコンパクト(あまり手が大きくない私だとサイズは結構重要なのです)なのと、同じくボッシュはネジの回転切り替えスイッチが前後スライド式なのが気に入って(前が閉める、後が緩めるで迷いがない)こちらにしました。他、リョービはトルクを調整するアダプタみたいなのがないみたいで、それもマイナス?ただ回転ビット取り付け位置がボディ上にオフセットされているので、棚の内側みたいなネジ締め付けるときでもアングルアダプタがいらないのは利点かもしれません。
 私はBOSCH IXO 5を選びましたが、RYOBI BDX-2もこの手のツールとしては悪くなかったです。

 さて、早速家に帰って使ってみます。

 標準で同梱されているビットは10種類。プラスが3種、ポジが2種、マイナス1種にトルクスが2種、ヘクスが2種で、普通の日曜大工なら困らないと思いますが、機械をバラしたりするには追加でビットが必要になるかもしれません。

 それと、機械バラしに絶対必要なのが前章でも触れたトルクアダプタ。これはねじの締め付けトルクを管理するアダプタで、これがないとネジが最大値4.5Nmで閉まってしまうため、モノによってはネジ山をねじ切ってしまう危険性アリ。
 ちなみに 4.5Nmのトルクって…ちょっと例えに困りますが、スポーツ自転車のカーボンハンドルをステムに取り付ける際の指定トルクが大体そのあたりかと。機械のネジを締め付けるにはちょっと強すぎますね。
 なのでトルクアダプタで締め付けトルクを管理するのですが、私が今回アンプの天板を閉めるのに選んだトルクが、最弱から2番目。その辺りだと普通の力でドライバを閉めていて「キュッ」となった辺りで止まる感じ。ただ木工用途ではもう少しトルクを強くした方がいいかもしれません。いずれにせよこれがないと、このIOX 5は実質役に立たないと思いますので、できれば値段上がってもいいから標準装備にしてほしいデス。

 というのも、このトルクアダプタって、 IOX 5標準のカッコイイケースに収納できないんですよね。ケース側を多少加工すれば入りそうですが、その際電源アダプタのスペースを加工して押し込むしかなさそう。それと今回は気にならなかったのですが、トルクアダプタを装着すると、せっかくの手元を照らすライトが使用不可になってしまうのもマイナス。これはもう少しなんとかならんかったのかな?まーライトは初めから付いてること気にしてなかったくらいなので、どうでもいいのですけど。

 本体への充電は専用でマイクロUSB端子が付いたアダプタが同梱されているのですが、汎用のマイクロUSBケーブルから充電できるみたい。自分は iMacのUSB端子から充電しました。この辺、電動ツールというよりガジェットな感じがしてなかなかよいです。試してないですけど、モバイルバッテリからも充電できるんじゃないですかね。

 で、使用感ですが、一度使ってしまうとチマチマとドライバ回してる場合じゃないですね。とにかく楽!というか、ドライバをチマチマと回すのって実は結構メンドクサイ作業だったんだなと改めて思いました。手首の負担も減りますしね。
 それと割と重要かと思ったのが、電動ツールで締め付けたねじは、当たり前ですが基本的に全て同じトルクで締め付けられているという点。これは今回みたいにアンプをバラしたりするときは関係ないと思いますが、組み立て式の家具などを組み立てるときは、製品の耐久性にも係わる割と重要なポイントなのではないかと。

 お値段 5,000円弱で必要無い人には必要ない製品なのですが、組み立て家具とか一度でも作ってみると、想像以上にラクチンで、おそらくモトを取った気分になれると思います。その際はトルクアダプタも一緒に買うのを忘れないように。上の写真はトルクアダプタを装着した状態です。

OLYMPYS E-M1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5



▼2017年06月17日

OM-D E-M1(中古)を入手しました

IMG_9416.JPG 自宅にはほーさーずレンズが沢山ある訳ですよ。

 特にオリンパスの竹レンズは一応フルコンプリート!ED 8mm FishEyeまで持ってますからね。これらのレンズ資産がそのまま死に体になってしまうのはもったいない…とはいいつつ、一昔前はブイブイ持ち歩いてたE-3も、マイクロフォーサーズシステムを見ると不当に大きくて重い。

 以前はその大きさもほぼ防水に近いという防塵防滴性能のためと納得していたのですが(実際水に沈めたこととか何度かあったし)、3回りも小柄なOM-D E-M5とか目にしちゃうとね…ちょっと心証的に白けてくる訳で、実際ここ2年くらい、デジタル一眼レフカメラはほとんど外に持ち出さなくなってしまいました。

 それではいかん!と、1年前くらいに奮い立ったのですが、奮い立ったその頃は、オリンパスのフラッグシップOM-D E-M1のモデルチェンジが噂されていたりして、イマイチ買い時を見失っていました。発売されてみると、モデルチェンジされたOM-D E-M1 Mark IIは、定価が20万円以上と全く買えないカメラになっていましたので、だったら中古のE-M1でも買うかなと物色してみると、今ではボディだけだと結構お安いのね!びっくりしちゃいました。

 という流れもあり、今回中古でE-M1を購入したという訳。

 今のところ、手持ちのズイコーデジタル資産を活用するためのボディという認識なので、M.Zuiko Digialレンズは持っていません。なのでフォーサーズアダプタのMMF-3も同時購入。こちらは耐久性の問題もあるかなと思って新品を購入しました。というか実際このアダプタを手にすると、思ったよりも安っぽくて大丈夫なのかな?という感じ。ま、すぐには壊れないでしょうが、中古はちょっと心配かも。
 もっともマウント部に負担がかかったときは真っ先にアダプタがぶっ壊れる構造になっているのかもしれませんね。そう考えると妙に華奢な印象の構造にも納得できるか。あ…このマウントアダプタは防塵防滴性能を持ってます。

 で、イヤミっぽく、私が所持しているフォーサーズレンズを列挙してみますと…

 Zuiko Digital ED 8mm F3.5 FishEye
 Zuiko Digital 11-22m F2.8-3.5
 Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5
 Zuiko Digital ED 50mm F2.0 Macro
 Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5

 Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.8
 Zuiko Digital ED 40-150mm F4-5.6
 Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro
 Zuiko Digital 25mm F2.8

 Zuiko Digital EC-14 Teleconverter
 Zuiko Digital EC-20 Teleconverter

 SIGMA EX 30mm F1.4
 SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC

 とまぁ…我ながら買ったなと思いますが(笑)、これだけのレンズ資産がある訳で、これらをさっぱり全て捨て去る訳にもいかないし、かといってE-5買うつもりもありませんしね。

 機種の選択として、まず求めるのは本体に防塵防滴性能があること。これだけでPenシリーズは除外となります。となると今では中古がまた破格に安いOM-D E-M5がありますが、フォーサーズ資産を活かす前提だとE-M5系統もあり得ません。何故ならこれらの機種は内蔵AFにM.Zuiko Digitalに特化したコントラストAFという方式しか搭載していないからです。となると自動的にE-M1系列しかありません。これらの機種にはフォーサーズレンズで採用されていた像面位相差AFも備えた「DUAL FAST AF」が搭載されています。
 自分も比較してみたことはないのですが、ネットでの使用例を検索してみると、E-M5系統(Mark IIも含む)でフォーサーズレンズを使うとAFがかなり迷うとの評判で、ちょっと実用的ではないとのこと。だとすると必然的に私の場合はE-M1か、E-M1 Mark IIしか選択肢がないわけで…Mark-IIはちょっと金額的に買えませんよね、とのことで、E-M1を選択したのです。

P6170137 実際にズイコーデジタルレンズを装着して今日の昼間に使ってみました。
 AFのターゲットをオールターゲットに設定すると突拍子もないところにピントが合うことがありましたが、概ね実用上問題はないかと。ま、AFが突拍子もないところに合焦するのはE-3も似たようなもんだったし、こういう所あまりデメリットに感じないところがオリンパス愛に溢れている私です。合わないピントはAF+MFモードにすれば問題ないしね。スポーツ写真撮るわけでもないし。
 それ以外で合焦のスピードは、比較してしまうと当然E-3より遅いんでしょうが、実用上は問題ないかと思います。望遠系レンズ使う場合はおとなしくMFで合わせましょう。もっともE-3でも望遠系は…ってもういいか(笑)

 性能面は使うにつれおいおい長所も短所も分かってくるんでしょうけど、本体の質感的な印象ではこのE-M1、実にカメラっぽい精密感に溢れています。それも懐かしのマニュアル一眼レフカメラ本体のような凝縮した精密感がありますね。というかオリンパスはどうして初めからこれを出さなかったんだろうと思いますが、ま…色々あったんでしょう。

 まだすべての機能+スイッチなど使いこなしてる訳でもありませんが、今のところ唯一気に入らないのが本体電源スイッチの位置。カメラを構えて本体右部分にシャッターやハンドグリップ的な出っ張りがあるクセに、電源スイッチは本体軍艦部(といっても今の人には通じないか?)の左側にあります。これが何を意味するかというと、片手でスイッチオン・オフができないということです。右手でカメラ本体を持っているときに、左手で電源スイッチに触れないと、電源をオンにできません。これはスナップ用途だと地味に使いにくい。持ち歩くときは電源オンのままにしときゃいいのかもしれませんが、本機もミラーレスの宿命として電池消費量が多目なのでちょっといやんな感じです。この辺オリンパスのカメラって変なところで外すことが多いんだよなぁ。こういう所もオリンパスマニアにとってはたまらんポイントなのかもしれませんけど。

 ということで、この値段で買える数年前のオリンパスフラッグシップ!中古ばかり買って申し訳ないですが、そりゃ中古買っちゃうでしょと思うくらいの破格値で、特にズイコーデジタルレンズを持っている人にはお勧めのカメラだと思います。

 自分も今までカメラ持ち出すの面倒で、RICOH GR…というかiPhone7 Plusの内蔵カメラばかりに頼っていましたが、これからは頑張ってデジタル一眼持ち出すようにしようっと。

IMG_9422.JPG
↑E-410とほぼ同じサイズですがもちろん性能は比較になりません。
OLYMPYS OM-D E-M1 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5 / iPhone 7 Plus

Beeline NAVI

P6170020 入手まで非常に苦労しました、Beeline Naviです。

 注文したのは今年の2月頃。Beeline本社から商品が届いたのが2週間後くらい…それまでは良かったのですが、届いた商品が不良品!1回使ってダメになりました。仕方ないのでBeeline本社に英語でメールを送ると「不良品を返送すれば良品を送り返す」とのことだったのですが、日本からイギリスで発送番号つく発送方法はEMSで送料2,200円。一応「送料はPaypalで返すよ」との返事をもらったのですが、自分のPaypalアカウントは支払いは出来ても金の受け取りは出来ない…まぁ、仕方ないのでとりあえず返送したら、今度はイギリスの郵便局で足止めを食らい、Beelineからイギリスの郵便局に連絡するようお願いしたら、なんでも荷物に「Return」という表記がないので関税がかかるとかいわれて、仕方がないので返送頼んだら、そこで2ヶ月くらい待たされて、ようやく荷物が戻ってきたのが5月中旬。今度はでっかく「Return」とマジックで書いて送ったら、ようやくBeeline本社まで不良品が届き、結局良品が返送されたのが、6月中旬という…宇用曲折を経てようやく私の元に良品が届きました。まぁ…ここまでは単なる愚痴なので読まなくていいですw。

 それはともかく、ざっくりNaviでお馴染みのBeeline Navi。
 確かにサイクリング中に詳細地図なんて読むのメンドクさいし、私の場合面白そうな細道を見つけるとすぐにルート逸れちゃったりするので、このNaviのコンセプトは非常に共感できます。
 一般的なNaviシステムと違い、このBeeline Naviのナビゲーションは、目的地の方向と距離を示すだけ。途中のルートはすきにしろというコンセプトです。こういうナビゲーションを待っていました。

 早速ブロンプトンで使ってみます。
 製品に同梱されているシリコン製ホルダーは、そのままハンドルに巻き付けられるようになっていて、私のブロンプトンの場合ではすこしハンドルとホルダーの間にすき間が出来ましたが、問題なく装着できました。

 で、使用にあたって、スマートフォン用のBeeline Appを使って本体とBluetoothで同期します。目的地の設定もこのアプリを使って指示します。ちょっと残念なのが、Bluetoothで同期したスマートフォンの電源はオンにしておかないといけないこと。スタンドアローンでの使用はできません。
 まぁ…確かにこのサイズとこの値段でGPS内蔵まで求めるのは無理があるかな。Beeline本体はディスプレイに電子インクを採用して省エネ設計されているのですが、母艦となるスマートフォンについては、機種によって電池の保ち具合も違ったりします。ちなみに私のiPhone7 Plusの場合、6時間ほど使用してバッテリは半分くらい消費しました。もっとも、スマートフォンはカバンの中に入れっぱなしでいいので、外部バッテリで充電しながら使えば問題ない気もしますけど、母艦となるスマートフォンの機種によっては、電池の保ちも変わってくると思いますので要注意かも。

 で、実際の使い心地ですが、実に良い。
 私みたいなテキトー系サイクリストには本当にピッタリのソリューション。電子インクによる矢印の動きも、思ったよりもヌルヌルと動いて気持ちいいです。
 本体に磁気や鉄など近づけると、割とすぐに内蔵磁石のキャリブレーションを求められますが、基本は無視しててOK。しばらくすると元に戻りますし、ちょっと走っていると方角のズレも案外元に戻ります。

 つことで、使い心地については、方角と距離を示すだけなので、これ以上書く事もないのですが、これは本当にいい塩梅。自転車乗っていてフラフラと楽しそうな裏道に入ったりしても、目的地の方角を見失うことがありませんので、適当な所でコースの補正ができます。

 事前に決めたルートをキッチリと走らないと気が済まない、几帳面な人には全く役に立たないナビゲーションシステムではありますが、私みたいないい加減+テキトー人間にとって、Beelineのコンセプトは素晴らしい!自転車だけでなく、自動車のナビゲーションもこれでいいよとか思ったりします。

 イギリス本国に注文すれば、13,999円(2017年2月注文時)
 ちょっと値が張る気もしますけど、ナビゲーションシステムと考えれば破格の安さ!。不良品つかまされるとすこしメンドクサイですが、私の担当ケイトちゃんは親切にしてくれたし、返品時にでっかく「Return」と書く事さえ忘れなければ、おそらく1ヶ月程度で良品に交換してくれると思います。お勧めです!

OLYMPYS OM-D E-M1 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5

▼2017年06月04日

AIがあれば人は不要に?

 最近こんな話が一部のメディア、あるいは意識高い系のWebサイト(笑)からよく聞かれるようになりました。なるほど…確かにAIがあれば人の介在が必要ない職業や現場は沢山ありそうです。

 だからといって「ほとんどの人が失業」とか「人は不要に」なんていう人は、社会の本質を理解できてないんじゃないかと。
 そもそも人間社会の歴史ってそこまで合理的なものでもないでしょう。今の人間が作る経済社会なんてのは、こういうと誤解する人も出てくるかもしれませんが、私が思うに半分は遊びみたいなもので、別にそれがなくても社会が回らない訳でもない。例えばこの前のエントリでオーディオについて書いてますけど、別にオーディオや音楽なんてなくても人は死なない筈ですが、そこで仕事をして富を得ている人は大勢います。

 人類の歴史をふり返ると、昔の人にとっての労働とは「食料調達」でした。全ての目的は自分とその家族のお腹を満たすための労働だったはずです。
 それが文明が発展し、農業や畜産業が進化して、全ての人が「食料調達」に携わる必要がなくなりました。だから多くの人は不要+失業したのです…というザツな考え方が今のAIが発展すれば人類は不要に!とかAIがあれば多くの人が失業する!なんて言ってる人達の論法です。つまり未来予測に想像力が欠けているのです。

 もちろん、社会の変革期には何らかの痛みが発生する可能性はありますが、極論として今の仕事全てがAIに置き換わったとして、残された人類は何をするのか?答えは決まっています。今の仕事では全く計れない価値観を持った行為に没頭するのです。

 それは、いまでいう遊びに全力出すってのが一番近いイメージになるかもしれませんが、ひょっとしたら全く違うものになるかもしれません。人としての優秀さを競うために殺し合いが合法になるかもしれませんし(労働力の確保が必要なくなる以上、社会の個としての人の価値は良かれ悪かれ今と違うものに変化するのは間違いありません)、あるいはラジオ体操が上手くできる人こそが社会の頂点を取る!…なんて意味不明な社会になる可能性もあります。
 というか、細かい変化には合理性を見いだせても、今の人類が数百年後の労働がAIに全て置き換わった社会にいきなり対面すれば、意味不明でトンチンカンな社会になっているのは間違いないかと。

 ただ、人は不要にならないでしょう。
 それは以前によくあったSFでコンピュータが人類を滅ぼす!なんて社会にならない限り、人は意味不明な中でそれぞれ時代に合った価値を創り出す、あるいは想像する行為を辞めないと思います。

 ということで、短期的に見れば、あなたの今の仕事がAIに取って代わり失業することもあるかもしれませんが、人が不要とされる社会は、人が社会を作り続ける限りあり得ませんので、ちょっとは安心しても良いのでは?
 同様にAIのお陰で人は9割失業する!なんて暴論も、失業はあり得ても、9割失業した人類社会がそのまま仕事もせずただ貧乏で死ぬだけの社会になるなんてのもあり得ない訳です。

死ぬまでに手に入れたいオーディオ

 ちょっと前だけど、ふとそんな話題になり困ってしまいました。
 昔なら色々沢山あったんですよね。でも…今はなんだろ、と思ったのでちょっと考えてみます。まずはソース機材から。

 一番先に思いつくのはLINNのLP12かなぁ。これはアナログプレーヤーのLINN AXISが壊れなければ絶対ほしいとも思っていなかったのですが、壊れちゃったのでwやっぱりほしいです。困った事に一番安いセットで43万円する上に、さらに45回転が必要な場合LINGOという20万円する外部電源が必要になるので、おいそれと買えません。まぁ…リーマンやってるうちに買っておきたいですね。1度買えばきっと死ぬまで保つだろうし。

 他、以前は同じLINNのネットワークプレーヤー、Klimax DSとかほしかったのですが、まーさすがに300万円は普通のサラリーマンやってる限りは無理です買えません(笑)。それとネットワークプレーヤーというジャンルは、最近PCオーディオ界隈に勢いを持ってかれてる気もしまして、昔ほど高価な機器がほしい気持ちもなくなったかなぁ。

 そうそうPCオーディオもADI-2 PRO買ってから上がりな気分になっちゃいまして、他にほしい機材もあまりなくなりました。こちらは日進月歩の業界なので、数年したら別な機材ほしくなる可能性高いですが、今のところは満足中。

 ではアンプはどうかというと、これも特にないなぁ。例えばクレルの初期パワーアンプを1度聴いてみたいとか、そういう欲望はありますが、ずっと使い続けるアンプとして考えると、今のNAC12/SNAPS/NAP250の組み合わせを変更したいとは思わない。あ…HiCapだけはほしいかな。ま、その程度。

 スピーカーについても同じようなもので、今のところPIEGAのMaster jubileeに不満はありません。他、別な場所でCelestionのSL6si、YAMAHA NS-1 Classic使ってますが、他にほしいスピーカーってのもなかなか難しい。じっくり聴いてみたいのはアポジーのフルリボンとかね…昔は聴いてみて買う寸前までいきましたが、さすがに前後で同じ音が出るリボン型は自宅で使うには色々厳しい。

 ただ、ちょっと音を聴いてみたいな…みたいなモデルはそれなりにあるんですよね、なのでハードオフとかで出物を見つけるとつい買ってしまう。そのため中古価格数万円程度の機材はけっこう無駄遣いして余計なの買い揃えてます。ただ…それもある意味興味本位で揃えてるだけで、今のところ将来に渡りメインでずっと使い続けたい訳でもない。

 つことで手持ちの機材を用途別にちょっと整理してみます。

 1:ソース機器
   自宅:アナログ:LINN BASIK ターンテーブル→LP-12に買い換えたい
   自宅:ネットワークプレーヤー:LINN MAJIK DS→これでいいかな
   自宅・鹿嶋:USB/DAC:ADI-2 Pro→これでいい

 2:アンプ
   自宅:NAC12/SNAPS/NAP250→ほしいのはHiCapくらいか
   鹿嶋:AUDIOLAB 8000A/8000P→これもこのままでいい
   予備:LINN MAJIK→将来機材を処分する必要があってもこのアンプだけは残す

 3:スピーカー
   自宅:PIEGA Master jubilee→不満なし
   鹿嶋:Celestion SL6si→不満どころか現状のベスト!
   予備:YAMAHA NS-1 Classic→小型SPなのでSL6と交互に使用、これも不満なし
 
 あれ?ほしい機材ないわ。
 もちろんこれは現状の話であり、どこかですごい機材を聴いて仰天して、それがほしくてほしくて仕方がなくなる場合もあるかもしれません。ただ、これだけの時間オーディオ機材を色々買ったり売ったりすると、もう全く新しいジャンルのオーディオ機器は多分そんなに欲しがらないんじゃないかな。そんな気もします。もちろん金に糸目を付けないのならいくらでも買いたい機材はありますけど、幸い自分の人生は金に糸目だらけなので、現実的に考えると自分の中でまだ買っていない機器はLP-12くらいですかね。

 そういう意味では、あまりオーディオ道の果てなき泥沼にハマっているとは言えないところで上がりに近い気分になってるので、安上がりな人生とも言えるかな(笑)
 それはともかく、ボチボチと死ぬまでに買っておこうと思う買い物は、心の中で棚卸ししておいた方がいい歳になってきたのかもしれません。

▼2017年06月02日

モンドセレクションと国連勧告報道は似ている

 モンドセレクション10年連続受賞の実績がある市川商事という会社が倒産したそうです。

 モンドセレクション10年連続金賞の会社が倒産。どこにお金を使いすぎたんだろう?:netgeek

 まぁ…モンドセレクションがインチキだとかは言いませんけど、水素水とか受賞しちゃってる例をみると、食品の味の優秀さとかそういうのは全然関係なくて、単にお金払えばもらえる賞…というか、認定書みたいなもんのようです。

 自分が子供の頃は「モンドセレクションって世界のどこかで料理マンガみたいな味の対決勝負が行われてるのか?」なんてワクワクしていたものですが、大人になってモンドセレクションの事実を知ってからは夢壊れたという感じ。

 ただ、その品質については一定の基準があるようで、銅以上の賞を取るにはそれなりに大変だとか。そのせいなのかどうなのか分かりませんが、高品質な日本製品は受賞賞品が多く、一説によると全体の5割以上が日本製品らしいです。つまりこうなると、この賞自体が日本企業によって成り立っているということですかね。ちなみに海外ではこの賞の知名度はゼロに等しく、地元のベルギー人ですらこの賞の存在をほぼ知らないとのことでした。

 という事でもうひとつ。

 慰安婦合意見直しは国連勧告ではない?メディアの「情報操作」と指摘:livedoorNEWS

 近頃盛んにメディアが扇動的に取り上げる「国連の方から来ました」報道。これらは国連とは全く関係ない組織の話で、その中に国連に所属している(あるいは所属していた)スタッフがいるというだけの話。

 もちろん、正式な国際機関ではないので、金を出しているスポンサーの意向通りの調査結果を作り上げますし、そういった発言もします。特定の勢力が金を出して特定の発言させている訳で、海外の事例は知りませんけど、こんな個人の感想みたいな発言をいちいち全国ニュースで、さらに国連という国際機関が係わっているかのごとく捏造して報道するのも、日本だけなんじゃないかなぁ。

 上記2つには共通点があり、

 1:国際権威を盾にする
 2:情報元の正確な素性を敢えて周知しない

 という点で非常に似ています。

 簡単に言えば、日本人の「権威コンプレックス」を利用してるってことなんですが、とは言いつつ、こういう権威が大好きな世代ってのも、ハッキリいって自分の世代より上の話なんだよね。なので正確には「日本の老人世代が権威大好きなのを利用した」やり口な訳です。

 モンドセレクションの秘密がネットにより暴かれてしまったのと同様、「国連の方から来ました」発言も、今ではネットによって情報源をすぐに調べることができます。

 昔はそういうこと調べようと思ったら、図書館行ったり、英文の報告書を配信元から取り寄せたりで、とても個人がちょっと疑問に思ったくらいで調査できる範囲ではありませんでしたが、インターネット時代になって、こういう情報源はすぐに突き止めることができるようになりました。

 それが面白くない既存のメディアは「ネットの情報は信頼できない」とか「ネットには間違った情報が流れている」なんて言ってたりしますけど、ネット掲示板の代表である2chの本質は、既存メディアにはないソース主義なので、正しく日本語が理解できる人なら、騙すは言い過ぎでも、既存メディアよりは印象操作に惑わされにくいと言えます(まとめサイトを除く)

 むしろちょっと前までは、多くの人が「モンドセレクション」と「国連勧告報道」には騙されてたと言えるかもね。

▼2017年05月29日

セキュリティ関係のちょっとウザい話

 ちょっと前に友達と話しいるときに「自分のPCにあるHDDを安全に処分したい、仕事のデータも入ってるので」との話が出まして、自分は「フォーマットすれば?」と答えたのですが、どうも彼はそれでは納得できなかったようで、色々と危険性について語ってくれました。

 つことで、以外とセキュリティー関連の話って、デマや伝説、信憑性の無い逸話に騙されてる人が多いんだなぁ…と思ったので、改めて個人や一般の企業レベルの話としてざっくりまとめておこうかなと。
 初めにお断り入れますが、ここではセキュリティに関する普段注意することみたいなことを語ります。専門的なことについて自分は解説できるほどの立場ではありませんし、そういう情報は信頼できるソースを当たって下さい。以下は普段気をつけるべき一般論であり、技術論ではありません。


 あなたの情報に興味がある人はどれだけいるのか?

 当然ながら情報セキュリティにはコストがかかります。そもそもこの情報はどれだけのレベルで保護するべきなのかを考えましょう。あなたがPCを処分するとします。物理的に破壊してしまう場合はともかくとして、そうでない場合には、HDD等のストレージに残っている情報がどうなるか気になりますよね。
 PCに残っている個人データ、例えばクレジットカード情報や、女性なら自分の住所や連絡先、あるいはちょっと人には見せられないプライベートな写真が残っていたりするかもしれません。男性の場合はエロサイトの巡回ログ?まぁ…そんなのは見られても構わないかな。

 そういうデータを見られたくない場合は、ハードディスクのフォーマットをかけてしまえば大体OK。最近のOSに付属するフォーマッタは、時間がかかりますが、複数回情報を上書きしてくれるモードがついていたりしているので、それをキッチリかければまず安心です。その上で中古パソコンとして売るか、あるいは荒ゴミとして処分するかですかね。


 友人や知り合いに譲渡するのはちょっとだけ危ない

 ここでひとつ、使わなくなったデータを友達、あるいは知り合いに譲渡するって選択もありますが、これは、ほんのちょっとだけセキュリティのリスクが高まります。何故なら譲渡先の人間はあなたを知っているからです。一般論として、人は全く知らない人の個人情報には興味を持ちません。でも、例えば交際中の彼・彼女の秘密なら少しは興味持ちませんか?同様の理由で友達でも「あいつ普段何にPC使ってたんだろう」なんて思ったりすることもある訳で、それは「新しいOSインストールする前に、ちょっとHDDのデータサルベージしてみようか」みたいな動機につながる場合もあります。また、手に入れた個人情報を悪用するにしても、全然知らない人の情報よりは、知人、友人、あるいは交際相手の情報の方が悪用できる範囲が広がります。
 本当に安心なのは、内蔵HDDをきちんとフォーマットした状態で中古市場に流して、第三者の業者により知らない第三者に渡ってしまうことです。今まで誰が使っていたかも分からないPCのHDDに記録されていたデータを、わざわざ時間をかけて暴こうと考える人はほぼいません。いたとしてもOSで上記の複数回フォーマットをかければ、一般レベルではまず解読されることはありませんし、それ以上の解読には多額の費用がかかります。直接の利害関係がある同士ならともかく、常識で考えて他人のPCに金かけてそんな事をする人はいません。


 ログインパスワードとHDD暗号化は全く別物

 「普通のPCにかかってる暗号なんてすぐに解読できるぜ」なんていう自称スーパーハカーがいますが、あれですかね?多分OSのパスワードとHDDの暗号化の区別がついていないのではないかと(笑)。ただ、この違いって意外とわかっていない人が多いのも事実です。
 PCにはログインパスワードがかかっているから安心…確かにログインパスワードがかかっていれば、パスワードを知らない限りそのOSにはアクセスできません。ただ、その状態だけではHDD内のデータは全く保護されていない状態になっています。何故から、データにアクセスするだけなら、そのHDDを取り外して別なケースに入れて、別なPCからつないでしまえば、中身は丸見えだからです。つまり、起動OSは保護されていても、中身は普通に外付けのHDDを繋いでいる状態と同様に全てが見られてしまいます。セキュリティ的には無保護な状態ですね。以外とそういう状態の人って多いのでは?
 個人の自宅で使っているデスクトップPCならそれでもOKだと思いますが、仕事用はもちろん、外に持ち出すモバイルPCでは、HDD自体を暗号化しないと、紛失や盗難時に中のデータが全て第三者に見られてしまう危険があります。この状態では中からHDDを取り出さなくても、Macだとターゲットディスクモード、WindowsだとUSB等のデータ共有ケーブルがあれば簡単に中身を覗かれてしまうので注意しましょう。


 MacならFileVault、WinならBitLockerをかける

 幸い最近のモダンOSには標準でHDDを暗号化するツールが付属しています。Windowsで使った経験はないのですが、MacのFileVaultは、FileVault2になってストレージ全てを暗号化しても実用上全く問題がなくなりました。なのでMacを使っている人は特別な事情がない限りは、全員FileVaultを有効にするべきかと思います。BitLockerは…この記事を読む限りではちょっと微妙ですね。まぁ…想定される危険を認識してちゃんとバックアップしておけば大丈夫ではないかと。


 AES128の暗号を解ける個人は存在しない

 この先はね…もう怪しい商売やデマに引っかかるなという話と同様なのですが、それでもあなたの周りにいる自称スーパーハカーは、OS標準の暗号化なんてすぐ突破されるし意味ないから…とか言うかもしれません。これにはふたつの理由がありまして、ひとつは暗号化についての無知・無理解からくるコメント。なので無視して構いません、ウザいけどね(笑)。もうひとつはちょっと複雑かも。

 無知・無理解から来るコメントの場合、あまりにしつこいなら、上記で暗号化した古いHDDでも渡して「暗号解除してみろ」と言えばいいのです。断言しますがパスワードが知られていない限り絶対解除できません。なのでおそらく相手も「そんなに暇じゃないし〜」とか、あるいは「そんな高度な作業をタダでやれと?」なんて逆ギレしてくるかもしれません。いずれにせよ個人レベルでは不可能な上にただ強がってるだけなので、自称スーパーハカー達のいう事は気にする必要ありません。個人ではなく、大学の研究機関みたいなところでスーパーコンピュータを使ってものすごい時間をかけて計算させれば、そのうち解除できるかもしれませんが、現実味のない極論でしかありません。
 また、この文章を読んだあなたが、もし速攻でAES128な暗号を解除出来る方法を、本当に知っているとしたら、迷わずAppleやMicrosoft、あるいはKasperskyとか?にその方法を売りに行くべきです。そうすればすごい額の報奨金をもらえるかもしれません。
 ただ、これは重要な視点ですが、もし将来PCのスペックが大幅に上昇したら、個人レベルで上記暗号を解ける時代がくるかもしれません。もっともその頃には世の中新しい暗号化システムに置き換わっているでしょうが、その頃残っている古いデータは、まだ暗号レベルが低いままかも。今だとフロッピーやMOに入っている時代に作成されたローレベルな暗号化データは、ひょっとすると現代のPCで解けたりするかもしれません。そういうデータが残っている場合は…迷わずメディアごと破壊して捨てちゃいましょう。その時代から一度も開かなかったデータなんて、今更持ってても仕方ない筈で、他人に情報が漏れるくらいなら処分しちゃう方がマシだと思います。

 もうひとつの理由は「意味ないし〜」と嘯いて、あなたの使っているPCのセキュリティを意図的に低下させようとすること。HDDを暗号化すると「OSの復旧時に苦労するよ」とか「トラブル起きたらデータ全て消去する以外なくなるよ」なんて話しかけて、あなたのファイルの暗号化を阻止しようとします。そのうえで、あなたのPCに内蔵されているHDDの情報、あるいは本体そのものを狙っているのかもしれません。そういう人は、日頃から自分のPCや情報機器に近づけないよう注意しといた方がいいかも。
 ただ、正直私もWindowsXPの時代には確かにそうかな…と思っていました。あの時代のWindowsにはOS標準のHDD暗号化機能が存在しなかったので、サードパーティーの暗号化+HDD復旧ソフトなど試してみたのですが、トラブルが起きたとき、部分的なデータサルベージには成功しても、それらに完全な状態で救われたことはありませんでした。
 その後、WinのBitLockerは知りませんが、MacのFileVaultとTimeMachineのソリューションでは、OS復旧などのトラブルでデータを失うことは皆無になりました。今では日常の使用でもHDD暗号化を意識することが全くなく使えますので、そういう戯れ言には耳を貸さず、特にMacユーザーは迷わずFileVaultをかけましょう。


 情報漏洩のほとんどはシステムではなく人が漏らす

 これもよくある話で友達と話したネタです。昨今何か情報漏洩などがあるとすぐに「クラウドは危ない!」とか「Googleに情報を預けるのは危険だ!」なんて言う人が多いのですが、中小規模のクラウドサーバー会社はともかくとしても、Google規模のクラウドサーバーは、少なくともあなたの目の前にあるHDDよりも情報漏洩のリスクは小さいです。もっともGoogleはGmailのデータの内容を分析しています。これはきちんと宣言されていることなので、あなたが許すか許さないかは別として、データの漏洩ではありません。
 それでも情報漏洩してしまう理由のほとんどは、結局のところ人の手でパスワードを流出させているから。システムは強固なのに、それを運用している人間がセキュリティリスク発生させてしまっている例ですね。

 パスワードと言えば最近になってようやく米国立標準技術研究所が「パスワードは定期的に変更させてはいけない」という声明を発表しました。
 これは、セキュリティーな人達の間、業界では大分前から言われていたこと。
 簡単に言うと、定期的にパスワードを変更させると、そのパスワードはだんだんいい加減なものになるし(12345678…とかねw)、そもそもそのパスワードを覚えるために多くの人は手帖やポストイットにパスワードをメモしてしまう…からだそうで、たしかに「2週間ごとにログインパスワード8桁は必ず変更!一度使ったパスワードは利用不可能」みたいなルール決められると、現実として都度パスワードをメモするか、覚えやすい文字列でパスワードを作成するかのどちらかしかなくなる訳で、セキュリティーは大幅に低下してしまいます。これこそ、システムは強固なのに、それを運用している人間がセキュリティリスク発生させてしまっている例そのものなのですが、何故かそういった状況下で情報漏洩が起きると、今まではシステムがますます複雑化していく方向で改善(改悪)されてきました。
 たとえば次はこちらが問題視されそうな気がするんですが、パスワード復旧のための質問システムなど、あれってちょっとその人と親しければ知っているような質問が多いですよね。Appleの場合、母親の旧姓とか初めて買った車とか生まれたときに住んでいた街とか、これ友達なら知ってるんじゃね?みたいな質問がも多いですし、また悪意を持った第三者が日常会話でこれらの回答を引き出すのも、割と容易な気がします。個人的にはアカウント作成時の手間が増えているだけで、セキュリティのレベルが上がっているという気もしないのですが…どうなんでしょ。

 他、パスワード本体が洩れなくても、ここに重要機密やセンシティブな情報があると吹聴する人。例えば「自分のPCには業務で使用してるとても重要な情報が入っててさ〜」なんて、ウソかホントか人に吹いて回る人がいますが、そもそもそういう情報を他人に漏らすこと自体がリスクです。何故なら、そんな事誰も知らなければ、そのPCに侵入しようと思う人も現れないからです。
 友達同士の会話だとしても「ウチの預金通帳は2Fのタンスの中にある」とか「書斎の机の引き出し二段目に土地の権利書がある」なんてわざわざ話す人はいませんよね。逆に友達だからこそ正直そんな情報聞きたくありませんし、聞いても困っちゃう場合がほとんど。

 自分のPCに本当に重要な情報が入っているとするなら、そういうことは他人に明かさないようにしましょう。またその情報漏洩を本気で恐れるなら、あれこれ余計な手段を考えるより、おとなしく情報源に返却しましょう。国家スパイ規模なら暗殺とかあるかもしれませんが(笑)、悪意さえなければ、一般企業なら上司に怒られるとか、重くても懲戒程度で済むのでは?それが本当に外部に出てはマズイ情報だとするなら、あなたにとっても懲戒程度の罰なんて軽いもんかと。


 データ保護は最小範囲を最小コストで

 隠しているデータは、あなたがその道のプロや、かける採算を度外視したスーパーハカーにロックオンされれば(例:ストーカーなど)、現実としてあなたのPCの情報全て、もしくは一部が洩れてしまうのは防げないと思います。これはPCローカルなデータだけでなくSNSのアカウントやその他オンラインデータを含めての話です。その際プロは暗号化解析なんて不確実+時間無制限にがかかるような手段は使いません。日常の様々なヒントを手がかりにパスワードを盗む…もしくは暴き出し、あなたの情報にアクセスしようとしますこちらギズモードのアカウント漏洩事件は参考になります)。そのヒントは例えばあなたが普段から「セキュリティ!セキュリティ!」とうるさく話している会話や行動の一部、あるいは必要以上に過剰なセキュリティシステムを運用することによる人的ミスからかもしれません。
 あなたが何か行動を起こせば、それが例え一般的なセキュリティ意識として間違いではなくても、それはクラッカーに対してあなたが隠している情報を探し出すヒントのひとつを与えていることになります。そのパターンが多ければ多いほど、オンラインだけではなく、オフラインが原因であなたの情報にアクセスできる手段を握られてしまう可能性も上がります。

 例えば現在は某世界的セキュリティ会社と仕事をしているのですが、日本の社会では何故か一般化してしまった「添付ファイルとそのパスワードを別メールで送る」行為、意味ないから止めてくれと指摘されてしまいました。
 これはどうやら日本社会のみの奇習らしいですね。日本以外の国で行われない理由は、そもそも英数字だけの単純なパスワードなら、今のスペックのPCでは、余ったPCで解析ソフト実行すれば数日程度で解ける場合が多いですし、そもそも「先のパスワードです」なんてメールが送られれば、それだけでもメールを不正取得している連中の興味を惹くだけ。大体本当に洩れてはいけない情報はそもそもメールで送ってはいけないのです。

 極論ですが、最強のセキュリティは、洩れて困る情報を持たないことであり、それが無理でも、そういう情報にアクセスできる事実を他人に明かさないことです。現実としてまずはターゲットにならないこと、それが最強のセキュリティなのかもしれません。

▼2017年05月28日

AliExpressからジャーマンプラグを買ってみた

E5270475 ちょっと前にここで書きましたが、NAP250用に240Vの昇圧トランスを買ったのですが、出力側のコンセントが、ジャーマンとかユーロとかSEとか呼ばれるプラグでした。
 このプラグ、主に欧州(ドイツ・東欧)などで使われていて、一般的には240Vコンセントで使われることが多いようです。

 で、その時一緒に買ってきた500円位のジャーマンプラグですが、音に不満が有る訳ではないし、そもそも他と比較してないので不満が出るはずもないのですが、ふとAliExpressというアリババ系ECサイトを見ていたら、ホスピタルな外観をしたプラグを発見!値段も安いし早速注文してみよう!
 いくつか種類があり、カッパー(銅)+金メッキ製にするか、同じくカッパー+ロジウムメッキにするか悩んだのですが、ここはもう完全に見た目でViborg製カッパー+ロジウムメッキプラグを注文してしまいました。ま…音の差なんてどうせわからんしな(笑)。本当はメッキなしが欲しかったのですが、ザッと見た限りでは見当たりませんでした。

 お値段は同デザインのICEプラグとセットで13ドル。更に驚きの送料込み!
 海外からこんなプラグが1,500円しない値段で日本へ送料無料で届いちゃうんだからね。みんなヤマト運輸に同情してる場合ではないだろwという感じですが、果たして原価はいくらなのか気になるところ。

 さて、到着までは2〜3週間かかるとのことでしたが、注文してからおよそ1週間でブツは届きました。きちんと箱詰めにされて届いたプラグは、見た目だけならアキヨドとかでロジウムメッキプラグ5,000円以上とかで売っててもおかしくない出来。早速組み立てます。

 組み立ててみて思ったのですが、この手のホスピタルな電源プラグは色々手を出しましたけど、今回買ったこのViborgプラグ、とても良くできてると思いました。
 というか構造的に日本やアメリカで使われている板状のコネクタより強固なんじゃないですかね。ケーブルコネクト部も無垢のプラグ棒の中にいもネジ2箇所で締め付ける構造だし、そのプラグ棒も透明な樹脂製の本体にから小さなハンマー使わないと引っこ抜けないくらい強固に圧入してある。
 さらにプラグボディを固定するねじ数も合計6本+ケーブル固定用で2本という、普段この手のモノを作り慣れている自分でも「あれ?あれ?」ってなりました。今まで見た中では、日本のオーディオで使われる3ピンプラグより、はるかに頑丈です。

E5270468 これは規格の構造的な問題もあるので=ジャーマンプラグが優れているという意味ではありませんが、実は日本でもオーディオ用プラグは全てこの手のジャーマンプラグに取り替えてしまった方が、少なくともプラグ接合部はガッチリ固定できるのかもしれません。電線病な方は、こういったジャーマンプラグのタップを買ってきて、壁コン以外の接合部はすべてジャーマンプラグにしてしまったほうがいいかも。

 工作も終わったので早速トランスに差し込みます。
 ジャーマンプラグのいいところは、2本のパワーピンに対して、上下からアース(グランド)の端子が挟み込むようにして固定されること。間に合わせで買った500円位のジャーマンプラグも、結構強固に固定されるもんだなと感心していたのですが、今回のViborg製は、もっとキツくガッチリ固定されます。少なくとも自然に垂れ下がって緩むことはないでしょう。

 肝心の音質ですが、よくわかりません(笑)。NAP250用のパワーケーブルはこれ1本しかないし、プラグ交換してしまうと元の状態から比較できる訳でもないですが、まぁ…良くなってるんじゃないでしょうか。交換後に「悪くなった」とは思いませんので、少なくとも元と同じか、あるいは向上しているものと思われます。

 ということで、音も満足、価格も満足、そして見た目も満足という、三方よしの近江商人みたいなViborg製ジャーマンプラグだったのでした。

E5270466
↑インレット側は3ピンXLR仕様、本来電源には推奨されません。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital ED50mm F2.0 Macro


▼2017年05月24日

アナログまつり2017も終盤にさしかかって参りました

IMG_9341.JPG 私の部屋では、だいたい年に1度くらいのペースで「アナログまつり」が開催されます。

 まつりといっても参加者自分1人の淋しくも切ないおまつりなのですがw、大体1〜3週くらい続いて、その前半はアナログレコードを集中的に10〜20枚程度買い漁り、後半はそれらを演奏して楽しむというおまつりです。
 スタートのきっかけは色々。何となくの場合もあるし、SNSで友達が楽しそうにアナログレコードのこと書いてるのに触発されるときもあります。

 で、今年はやや小規模になりそうですが、恒例「アナログまつり」のシーズンがやってきました。

 思えば今の会社の帰り道って、この手のモノ買い漁るのに不便しないんですよね。なんたって帰宅経路にレコード取り扱ってるユニオンが主だった店で4件、神保町周辺にあるレコード屋も含めると、1日1件寄っても2週間程度は楽しめるのではないかと。

 つことで先週買ったレコードを左上から時計回りで。

・グールド:ゴルトベルグ変奏曲
・ヘンデル:水上の音楽
・ヨハン・ショーベルト:ソナタと交響曲
・中村はるか:カーテンコール
・グールド:ゴルトベルグ変奏曲
 
・おまけ:ステサン別冊マイ・レコードスタイル

 表紙の上坂すみれに惹かれた訳ではなく、おそらく日本のメディアでは最初で最後であろう、Regaの特集記事があったから。

 ショーベルトは比較的新しく、中村はるかは新譜ですが、その他3枚は意識して古い盤を買っています。特にオリジナル盤とかではないんでしょうが、下段中央のグールドLPには「LPレコードは素晴らしい!ロングプレイ、そして高音質!これからの音楽ファンはLPレコードを買いましょう」みたいなあおり文句が英文で印刷された中袋が入っています。盤も固いのでそれなりに古いレコードみたいです。初期のグールドはモノラルがオリジナルですが、このゴルトベルグはどうなんだろ?今回購入したのはステレオ盤でした。価格はカーテンコールが新譜で2,800円くらい、他は中古で 1,000円前後です。

 真剣に音質比較してしまうと、やはりLINN DSやハイレゾ音源には敵わないのかもしれませんが、それでも自宅ではCDより確実に音がいいと思います。アナログレコードが「暖かみのある音」なんていってる人はもう古い!(笑)。現代のアナログ、特にCD登場以降のアナログ機器は、情報量、解像度も申し分なく、安物でも最近のプレーヤーに買い換えるとすごく進歩してるのが実感できると思います。むしろ今となってはCDの方がナローで「暖かみのある音」になってしまったような。
 それと、音の実像感みたいな部分は、デジタルなソースより、何故かアナログレコードの方がはるかに感じられるんですよね。だからレコードは聴いていて気持ちいいのかも。

 ということで、アナログレコードは聴いてて楽しいねというお話しでした。今回のアナログまつりはボチボチ終了かな?
 もちろん、まつり開催期間外でも、それなりにレコードは嗜んでますけどね。

iPhone7 Plus


▼2017年05月23日

富士山は見えない

IMG_9336.JPG 新しいビルに移ってから富士山とか窓から見えるかな?なんて思っていたら、以外と眺望がなかったりします。それと春の東京は案外空気が澄んでいないせいか、遠くの景色も霞んで、都心西側の山地もまだ見えません。

 夏が過ぎて秋〜冬になる頃は、空気も澄んでくるので遠くの山も見えるようになるでしょう。もっとも正面のこのホテルのせいで、すき間から山が見える…って程度になるとは思いますが。

iPhone7 Plus



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