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▼2019年09月15日

台風15号の被害

https://live.staticflickr.com/65535/48704426006_9a29bf2222_m.jpg 都心ではなんだか知らない間に来て知らない間に通り過ぎた印象もある先週の台風15号ですが、朝のニュースを見て千葉県や茨城県地方の被害の大きさにたまげて、急遽仕事を休んで鹿嶋の別荘へ向かいました。

 クルマで別荘へ近づくにつれ、道路上でトラックが横転していたり、常陸利根川や北浦に架かる橋が複数で通行止めになっていたり、そもそも潮来市内からは信号が点灯していないなんて状況で、ひょっとして屋根くらいは吹っ飛んでるのでは?なんておそるおそる別荘に到着したのですが、とりあえず外見の被害は見当たらない。で、鍵を開けて中に入るとなんだかモワっとした湿気を感じたので出窓のカーテンを開けようとしたら、ぐっしょりと濡れていました。
 どうやら西側の窓に雨水が当たり、サッシから漏れ出した感じです。出窓部分とその下がぐっしょりと濡れていましたので、窓を開けて部屋を乾燥させて拭き掃除。その後色々調べましたが、別荘内には他の被害はなさそう。ただ、この水を無視して放置していたらきっと腐ったと思いますので、翌日被害確認にきて良かったなと思いました。

 とりあえず、出窓と床は拭いて窓を開けて乾燥させて原状復帰OK。屋内家具の被害は出窓に置いてあったグリーンファンミニで、台座部分がもう水没同様な状態で(本体傾けるとダバダバ水が漏れてくる)当然不動状態でしたが、こちらは家に帰ってからバラして清掃して復活させました。

 他は、棚に置いてあったアンプに少しだけ水が当たったようで、天板に少しだけ跡がありました。ただ内部も濡れていませんでしたので多分大丈夫でしょう。なにせ鹿嶋市は停電だったので動作確認もできません。保温のため冷蔵庫は開けなかったのですが庫内にある冷凍食品はおそらく全滅だな…。そうそう…これは場所にもよると思うのですが、別荘では水道も止まっていました。

 自分の場合は所詮別荘の話なので、まぁ…電気水道が復帰した頃にまた来ようってだけなのですが、この状態では生活してる人は大変だろうなーと思いました。台風翌日はすっかり晴れて屋内の水分を乾かすには良い季候だったのですが、何せ暑かったので、電気もなくて水道も出ない状態は結構危険かも。

 結局鹿嶋市の停電が解消されたのは、確か木曜日だったと思います。
 千葉県内では、このエントリ書いてる今でも停電中の場所が多いみたいですが、くれぐれも体調管理にはご注意下さい。

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ブロンプトンのくつした

P9150784 #チャリと来た。道具店というお店で輪行時に使う「ブロンプトンのくつした」というのが売っていました。
 本来は折り畳み時にペダルが倒れてフレームを傷つけるのを防止するアイテムらしいのですが(一応最近のモデルはペダルがフレームに当たらないよう対策されているのですが、それでもペダルが内側に倒れることがあります)、個人的には既に自分のブロンプトンはフレームがキズだらけなので、キズ防止よりもむしろ輪行時に薄いカバーを通してペダルが脚に当たるのを防止したいという動機で買いました。あと…こうやってブロンプトン用のアクセサリを作っている人は積極的に応援したいし。

 せっかくなら、8月後半の関西旅行時にあるとよかったのですが、まぁ…その時は注文してなかったので仕方がないですね。なのでまだ実戦投入はしていないのですが、装着してみるとなかなかいい感じです。
 他にブラックとパンダの柄がありますが、赤いブロンプトンにはこのグレーが似合うかも。残念ながら今は全色在庫切れみたいですが、そのうち復活するのかな?

 ちなみに走行時はサドルバッグとしても使えるそうです。
 しばらく出張続きでブロ旅に出られないのですが、次の輪行がちょっと楽しみです。

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グリーンファン3を買ってみた

P9150771 バルミューダの製品はどうも耐久性に欠ける…なんて普段いいながらも、友人から紹介用3割クーポンあるよ!と言われたのでつい買ってしまいました。これでグリーンファンは初期型の1台と、いまはもう生産中止のミニと、これで合計3台になってしまいました。とりあえず全機稼働中です。

 まぁ…なんだかんだで壊れなければ確かにいいんだよね、この扇風機。
 ちなみに初期型のグリーンファンは、本当にあちこちぶっ壊れまくりました。当初は「扇風機が壊れるのか?」なんて思ったりしましたが、本当に毎年修理に出して3〜4年。まぁ…一回の修理で引き取り送料込みで2〜3,000円という安さだったから仕方ないかと修理してましたが、普通は扇風機が壊れるなんてちょっと考えられない。で、最後には根本から支柱を折るというミスで廃棄不可避な状態になったのですが、プラリペアで直したらきちんと復活。ただ、一応長い支柱はちょっと怖いので、短くしてサーキュレーターとして使っています。大分ぼろくなって音も出るようになってきましたが。

 それはともかく、久しぶりのグリーンファン。相変わらず開梱作業からテンション上がる製品ですが、複雑で戻すのに苦労しそうw。それを除けば機能も見た目も申し分ない扇風機です。

 今回は本体の他、Battery&Dockという内蔵バッテリも購入しました。これはグリーンファンミニの時も同じようにユニパックという内蔵バッテリを購入したのですが、思いの外便利だったから。ただユニパックはもう製造中止なんですね。この辺はバルミューダってサポートは意外と細く長く続けるメーカーかと思っていたのですが、ちょっと意外。

 今回のBattery&Dockが素晴らしいところは、内蔵バッテリもそうですが、この「置くだけ」のACアダプタが素晴らしいですね。ミニと違ってさすがにこのグリーンファンを部屋から持ち出して使う想定はしていなかったのですが、部屋の中でもストレスフリーで本体を自由に移動できるってのは素晴らしい。朝と昼でグリーンファンの位置を動かすなんて、通常のコンセントから伸びた扇風機なら面倒くさくてやりませんが、このドックがあると、本当に持ち上げて移動させるだけで、更にバッテリもあるので移動先でも扇風機を動かせる。
 本体の他オプションで大体1万円ほどかかりますけど、このアクセサリはお勧めです。せっかくのDCモーター扇風機なのですから、バッテリ駆動によるレイアウトフリーさは是非体験しましょう。

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 ファン自体の駆動音は無音といっても良いでしょう。首振りの音もありません。この辺は初代グリーンファンが何となくノイズまみれだったのと比べるとかなり進歩しています。まぁ…3世代目だし進歩もしますかね。この先故障もしなければ良いのですが。

 リモコンは標準装備で、電源のオンオフ、強弱、首振り、タイマーが使えます。首振りがリモコンでできるというのは嬉しい。Wi-Fiは搭載していません。当たり前だろうと思われる人もいるでしょうけど、バルミューダって一時期Wi-Fiでアプリからの家電制御を目指していた時期があったのですが、最近の機種はこの機能を徐々にオミットしてるっぽいですね。例えば自分が使っているRainという加湿器にはWi-Fi-が内蔵されていてアプリから動作をコントロールできます。
 購入前は「そんなん必要ないだろ!」と思っていましたが、意外とこれ便利だったので、グリーンファンにも搭載されると便利そうです。外出先から帰宅1時間前に扇風機を回しておいて部屋の温度を少し下げておくとか…そういう使い方もできそうですが、まぁ…必要ないのかな?

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▼2019年09月08日

Anker PowerPort Atom III Slim

P9080755 Macbook12を買うと、なまじ充電端子が汎用性のあるUSB TYPE-Cだったりしますので、多くの人が「モバイルACアダプタ探しの旅」に出てしまうようです。

 私も例外ではなく、今まで2〜3種類ほど、USB Type-Cの充電器を買っていますが、結局の所モバイル用途だとしても、安定性などを考えると純正のApple USB Type-C/ACアダプタ30Wが一番という事で、四国に行った出先で急遽買い求めています。純正品は30W出力にしては大きさも小さいしね。
 それに多くのType-CのACアダプタは、例えPD(パワーデリバリ)対応品だとしても18W程度の出力が多く、それだとMacbook12単体の充電は可能ですが、例えばハブ経由でiPhoneも同時に充電したり、HDMIケーブルを接続したりすると、電力不足になりがちでした。

 そんな中、最近になって発売されたこのAnker PowerPort Atom III Slimは、もちろんPD対応だし、出力も30Wと充分なパワーがある上、とても小さい。更に嬉しいのは、全体の体積よりも、全体が薄く作られているという事。これだけで鞄への収納性がすごく高まります。早速注文してみました。

 で、Macbookの充電に使ってみたのですが、純正品のACアダプタと比べても充電時間は差が無いようですし、システムレポートを参照しても、きちんと30Wで電源供給されているようなので問題なさそうです。
 写真で見るとおり、大きさもさることながらとにかく薄いので、出張時などの持ち運びには重宝しそう。比較に置いたApple純正品も、30W出力品としては結構コンパクトなんですけどね。

 ということで、Macbook12ユーザーはもちろんのこと、Type-Cでのモバイラーにも広くお勧めできるACアダプタだと思います。

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▼2019年09月01日

BromptonのタイヤをKOJAKに変えてみた

R0002557 ブロンプトンのタイヤは、長年シュワルベのマラソンを使っていたのですが、ここ1年くらい?シュワルベのチューブがやや細くなってマラソンと相性が悪くなりました。
 シュワルベの適合チューブでマラソンを装着して空気を入れるとバルブ付近のみが少しチューブが細くなるような状態になり、その状態で乗車すると、乗れない訳ではないのですがタイヤがガタついて不快。IRCやブロンプトン純正のチューブならやや太目なのでおそらく大丈夫だと思うのですが、これらのチューブは何故かネットで販売されていないので不便。だったらタイヤの方を交換してみようかなと思って交換となった訳です。

 不安なのは耐パンク性なのですが、シュワルベの基準だと一応耐久性は6点満点中4のランク。まぁ…大丈夫そうかなと。ちなみに最強はマラソンでこちらは6あります。

 早速装着して走ってみたのですが、さすがにマラソンとは全く違いますね。実用車としてのブロンプトンが、クロスバイクくらいに進化した印象があります。巡航時の平均速度も4〜5km/hくらいは上がりましたので、走行性能は想像以上に高いです。数日間路上を走り回ってもパンクはしなかったので、多分大丈夫じゃないかな?ブロンプトンの標準グリーンタイヤは、ロングツーリングに行くと必ず1回はパンクしてたような印象だったので、その辺はさすがシュワルベです。ダートもある程度は走ったのですが、今のところ問題はありません。

 難点は降雨時のグリップ性能かな?これはスリックタイヤなので仕方がないのですが、水に濡れた状態だと路面のラインや横断報道の上などでブレーキ入れると簡単にツルッといきます。更にマンホールなどの鉄板では本当にズルッと行きますので注意です。マンホールはブレーキング時だけではなく、コーナー時に乗ってるだけで滑ると思います。もっともこの辺はマラソンでも結構滑りがちではありました。小口径でやや高圧タイヤではもうどうしようもないですね。

 他の難点は、タイヤの転がり抵抗がぐんと減ったので、チェーンリング44Tはちょっとツラくなってきたかな?なんというかもう一段上のギアがほしい感じ。元の50Tとかに戻してもいいかもと思いましたが、登りの性能はあまり変わった印象がないので、調子に乗って重いギアにすると登坂時に苦労するかも。

 ブロンプトンにはスリックタイヤを何となく敬遠していたのですが、ケブラービードでなければ値段もそんなに高いタイヤではないし、試しに履いてみるといいかもしれません。ブロックタイヤとは当然ながら全く違う乗り心地になります。

RICOH GR III

▼2019年06月29日

1本5000円のレンコンが馬鹿売れする理由/野口憲一

https://live.staticflickr.com/65535/48147918226_768cc1271c_m.jpg 皆さんレンコンとはどのような環境で育っているかご存じでしょうか?つか、泥水の中で育つという漠然としたイメージの他は、意外と知らないんじゃないかなと思います。

 まぁ…自分もそんなに詳しいわけじゃないのですが、茨城県の土浦市レンコン畑付近は、別荘への行き帰りにクルマでも自転車でも良く通る場所で、友達と一緒にいるときは「きっとこの辺りにはレンコン栽培で財をなしたレンコン御殿があるよ」なんて冗談で話したりしているものです。

 秋のシーズンになると、たまにレンコン畑で収穫している人を見かけたりするのですが、その姿は見ているこっちが不安になるくらい深い泥の中を農家の人が歩いています。ただ、私にとってはある意味他人事なので「大変そーだなー」なんて思いながら通り過ぎるだけなのですが。

 で、この本。
 表題にある1本5000円が、自分でレンコンを買う経験がほぼない自分にはどれだけすごいのかよく判らないのですが、とにかくすごい付加価値を付けた製品だというのは理解できます。確かに今の日本の農業は合理化が求められるとはいえ「生産するほど儲からなくなるシステム」というのは理解できます。もっとも個人的には全ての農産物が「生産するほど儲からなくなる」ばかりではないとは思っていますが、確かに米などはその通りだと思います。良くも悪くも日本の農業はJAに首根っこ抑えられてますからね。

 内容には触れませんが、面白かったです。割と一気に読めましたが、本書の例はあくまでも成功体験です。日本の農業がこの事例を参考にすれば復活するという話ではないと思いますが、少なくとも農業に対する考え方は、この著者のようにもう少しラジカルであるべきかなと思いました。

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 ちょうど、去年この辺りを走った写真が残っていました。この本に登場する野口農園は、この写真のもう少し右側の方にあります。
 しかし…レンコン畑は元々米を栽培していた場所だということは知りませんでした。私はもともとこの辺は底が深い沼地で、田んぼには向かない土地なので、稲作ではなくレンコンを栽培することにしたのかなと思っていましたが、間違いのようです。昔はお米を作るよりレンコンを栽培した方が儲かったとのこと。

 ちなみに、この地区、霞ヶ浦に着き出した半島の東側では同じ低地でも稲作が主流みたいで、高浜側では何故レンコン栽培があまり盛んでないのか、何か理由があるのかな?
 その辺り一帯の米農家については、今井正監督の米という映画の舞台になっているので、興味がある方は是非ご覧下さい。

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▼2019年06月24日

STR/North Africa

ヲタ

P6242570 同じようなタイトルのゲームが続きますが、こちらは国産唯一のビッグゲームとも言われたSTRのNorth Africaとなります。

 このゲームは、1940年のイタリア軍エジプト侵攻から、41年のキレナイカ撤退までを扱う、北アフリカ戦線のハーフキャンペーンといった趣。まだルールを全て読んでいないのですが、事前の情報だと、前回紹介したThe Campaign for North Africa(以下CNA)へのオマージュとも言えるルールも数多く存在するそうです。
 メーカーのSTRとは、翔企画の別ブランドになるのか?よく判らないのですが、モンスターメーカーなどのカードゲームを出版していた会社と同じといっていいのか。一応STRブランドの第一弾がこのゲームとなり、1987年6月の発売で当時の定価は7,800円、限定2,800セット。限定とはいえこんなに売れたのかなぁ?
 ちなみにSTRからは、このゲームの次には空母戦ビッグゲーム「CV」が発売予定となっていましたが、多分発売されていないのではと思います。

 以前もどこかで書いた気がしますが、アフリカ戦線というのは陸戦でありながらも地形・気候・補給による要因のため確固たる戦線ができにくく、まるで海戦のように戦線が変化します。となると、アフリカ戦線における戦略級ゲームとは、ほぼ例外なく補給戦の様相を呈してくるわけで、本ゲームでも補給の手配や確保は前記のCNA程ではないにせよ、かなり重要で凝ったルールになっているようです。
 また、部隊編成の自由度が高いのもCNAと似ている部分で、マップに登場するユニットは全て司令部が必要となり「Combat Organization Board」という編成表の上で司令部毎に戦闘ユニットを編成してゆきます。部隊規模は中隊・大隊となり、当然ながらそんな規模だとユニットも膨大な量になり、本ゲームは総ユニット3,000となります。ただ、これらのユニットはCNAと同様、編成表の上で使用する事となり、マップ上では大量のユニットが並ぶことはないとされています。

 補給ポイント、オペーレーションポイント、アクションポイントなどの概念もCNAと同様の概念ですかね。さすがにイタリア軍のパスタルールは存在しないようですが、ルールブックは45Pもありますので、キャンペーンシナリオとなると、それなりに細かいルールも多いです。
 ロンメルの病気ルールとか、更に名のある司令官が着任する際には、搭乗飛行機墜落チェックや、補量になってしまうチェックや、はたまた心臓麻痺ルールまで…とにかくアフリカ戦線に派遣される司令官達は着任までも大変だったみたい。

 そうそう…想定プレイ時間ですが、パッケージにはザックリと1時間〜としか記載がありませんが、キャンペーンシナリオでは120ターンも消化しなければならず、更にこちらもCNAと似ているのですが、1ターンは一週間ですが、そのターンの中に複数のサイクルというターンを細切れにしたようなフェイズがあり、このゲームでは1日単位7サイクルが終わってから1ターン終了となります。なので1ターン消化するだけでおそらく数時間、戦闘などが起きれば半日くらいかかってしまう場合もあり、到底プレイ時間は1時間〜なんてことはないかと。

 用意されたシナリオでは1ターンのみというのもありますけど、キャンペーンシナリオだと当然プレイ時間は数百時間単位となるんでしょうね。しかし…アフリカ戦線のゲームはどうしてみんなこうなるのか(笑)

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▼2019年06月08日

SPI/The Campaign for North Africa

ヲタ

 シミュレーションゲームの世界では「プレイ不可能」とされるゲームが数多くあります。
 例えば以前紹介したSPIの「War in The Pacific」や「War in Europe」The Next War」、他、手持ちに限定すればは同じく「Atlantic Wall」や、その他VGの「Pacific War」、SPI/TSRの「Wellington's Victory」なんかも最後までプレイするのは難しいかも。

 そんな中で、開発に携わったテストプレイヤーを含めて、最後までプレイした人はいないのではないか?とされるゲームが、この「The Campaign for North Africa(以下:CNA)」です。これは第二次世界大戦における北アフリカ戦線を再現するゲームとなります。

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 まず、想定されるプレイ時間が「少なくとも1,200時間」。そして必要なプレイヤーが、枢軸国と連合軍でそれぞれ5人、計10人です。
 ルールブックは「LAND GAMES」と「AIR & LOGISTICS GAMES」に別れていて、それぞれ40〜20PのA4レターサイズに3段組でびっしり文字が印字されているので、日本語での文章を想像すると結構ボリウムがあります。他、膨大なチャートブックや、A4レターサイズ8面にも渡るログシート(しかもこれはユニット毎!にコピーして1枚ずつ必要になります)

 LAND GAMESのルールブック序文を引用します。

1.0 INTRODUCTION
The Campaign for North Africa is a simulation of operations in Libya and Egypt from 1940 through early 1943. CNA was designed as a definitive simulation; it was intended for the sophisticated war gamer and the serious student of history. As such, CNA is the most logistically-oriented game ever designed and may be considered by some to be overly complex. Actually, the game system itself is quickly absorbed and most experienced Players will have little problem understanding how to play the game. At the same time, there is a ferocious amount of information for the Players to digest and use, and the assimilation and coordination of all this information is what makes CNA so formative, so challenging, and so (hopefully) enlightening.
Very little has been abstracted; CNA contains more hard information on the subject than any other single source encountered by the SPI design staff. The Campaign for North Africa is not a game for one, two, or even three players. This is a multi-Player game in the true sense of the word' It is recommended. for maximum playability and efficiency, that, on each side, one person be assigned to Logistics, one person to Air Forces command, and at least three Players to Land Forces command (again per side). It is also firmly suggested that there be at least one calculator available' It should be stated here that although the rules are quite long, CNA is quite an easy game to explain to somebody. By this, we mean that someone who is familiar with the rules can tell other Players how to play with remarkable ease.
Each hex represents approximately eight kilometers; each Came-Turn represents one week of "real" time. Units range in size from companies (approximately 100 men) to divisions (15,000).

 信頼できるデータを元にデザインされたゲームであること、ロジスティックスを重視したゲームであること、複雑だと思われるけどゲームシステムはシミュレーションゲーマーには納得できるシステムで、複雑すぎることはないとのこと…などなど。
 もっともこのゲーム一番の難関は、1,200時間をプレイに捧げることができる10人のプレイヤーを探すことかと思います。

 マップはいつものSPIカラーで、視認性と色彩の落ち着きが調和している素晴らしいものです。
 このCNAは、ビッグゲームではありますが、マップのサイズは非常識なサイズではありません。SPIフルサイズ22×34インチで5枚!まぁ…それなりに巨大ではありますが、SPIのビッグゲームにしてはやや控え目といったサイズ。
 残念ながらマップ1枚で済むようなショートシナリオは用意されていません。全てのプレイはこのマップ5枚を連結したフルサイズで行われます。何故マップの一部を使ったシナリオが用意されないかというと、この距離感こそがアフリカ戦線では重要だからと説明されています。

 まぁ…このゲームについてこれ以上語れる事はないのですが、当然ながら私もプレイすることは諦めています。
 10人で1,200時間って…例え仕事でやれと命令されても困るレベルで、工数に換算すれば12,000、単純に75人月、どんな新製品開発だ。
 仮に当時のSPIがきちんとテストプレイをしていたとしたらそれだけで会社が傾くレベルのプロジェクトです。そんな製品を当時はいくらくらいで売っていたんでしょうね、SPIの4インチ箱(深い箱のシリーズ)は、大体$50〜100いかない値段だったらしいので、ゲームのデザイン工数も含めれば大赤字でしょうな。もっともそんな製品ばかり作っていたお陰でSPIは倒産する訳ですが。

 こんなゲームを欲しがる人は少ないかと思いがちですが、空前絶後のビッグゲームということもあり、コレクターアイテムとしての需要はそれなりにあるようです。
 海外ではアンパッチド(ユニットを切り離していない状態)でおよそ$700〜900程度で取引されています。何故かこのエントリ書いてる時点だと日本のゾンアマでも出品されていますが、高いなと思いつつ、まぁ…こんなものかもと思ったりもします。
 ちなみに自分は専門店から海外相場のおよそ半額で入手しました。冷静に考えればそれでも充分高いですが、まぁ…コレクターならほしいですよね(笑)

 このCNA、未来永劫プレイできるとは思えませんけど、それでもマップを詳細に眺め、ユニットの数字を比較して、チャートブックに記載された能力値を分析しつつ、ルールブックを読みふけるのは、シミュレーションゲーマーだからこそ享受できる楽しみであって、この先の人生と共に少しずつこのゲームシステムを味わってゆく楽しみが出来たと思えば、案外安い買い物だったかもしれません。

https://live.staticflickr.com/65535/47647478322_9b6fa3f053.jpg

 何故か、近頃奥の院から色々なゲームを引っ張り出してきては眺めています。
 SPIの4インチ箱とはこういったサイズ感の箱で、恐ろしいことにほとんどのゲームはユニットアンパッチド状態なのに、箱にはコンポーネンツがぎっしり詰まっています。

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▼2019年04月17日

SPI/Napoleon's art of war

P4171903 何気なく入った古本屋さんで偶然見つけたゲーム、邦題「ナポレオン戦術」。お値段は3,500+消費税でユニットは切り離し済みでしたが、家に帰って調べたら全て揃っていました。他の備品も全て揃っていると思います。

 こちらのゲームは、日本のナポレオニックゲームの中でもマイナで、ホビージャパン発行のタクテクス誌でもレビューされた事はないと思います。元々はS&TというSPIが発行しているゲーム雑誌の付録ゲームだったのですが、好評だったのか後にパッケージ化されて発売されたようです。ただ、上記の通り日本ではあまり目にしませんでしたね。
 ゲームとしては、ドレスデンとアイラウという、ナポレオンによる2つの戦いをセットにした製品で、マップは写真の左半分がドレスデン、右がアイラウとなっています。サイズの都合なのか、2つのマップは丁度中央の折り目で分かれている訳ではないのがやや気になります。

 日本語ルールブックの記述は全部で12P、構成は共通ルールとその後にドレスデンのルール、次がアイラウのルールとなっていますが、共通ルール部分はほとんどがこの手のシミュレーションゲームの基礎みたいなルールで、それぞれのゲームのルールは意外と共通点があるようなないような…。
 例えば、共通ルールではユニットのスタックは禁止されていますが、ドレスデンではスタックが2個まで可能。それと予備ユニットのルールや士気、混乱の再編成などがありますが、対するアイラウの方は、共通ルールの通りユニットのスタックは禁止で、士気ルールはない上に混乱の再編成もありません。その代わり同一師団効果があったり、河川と湖は凍結しているので平地として扱うなどこのブログでも指摘されていますが、英文ルールブックの記述が見当たらないんですよね。)割とルールが異なります。
 使うユニットもドレスデンとアイラウでは完全に分かれていますし、まだプレイはしていませんが、同一パッケージと言いつつ結構展開が違うゲームになっている気がします。プレイの難易度はあまり高くなさそうで、おそらくですが、ドレスデンが10段階で4位?アイラウは2〜3といったところかと。

 マップとユニットの出来は、さすが往年のSPIらしくシックな色合いでとても美しい。
 一説によるとSPIのマップは基本3色刷りらしいですが、地形の判別がつきやすく、とても雰囲気があります。この辺元は印刷会社だったというAvalon Hillのマップがややケバい色彩だったのに比べると、個人的にはとても気に入っています。

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 ユニットの一部と英文ルールブックの中身1Pを掲載してみます。

 ユニットのデザインも美しく、兵科のマークをユニット全体にかぶせるSPIのやり方は、見た目も分かりやすいしカッコいい。更にアイラウのユニットには師団名も記載されていますので、この辺、指揮官達がどのユニットで戦っているのか調べてプレイすると、感情移入バリバリで楽しいかもしれません。

 ちなみに解説しますと、×印が歩兵ユニット、斜め線が騎兵、●印が砲兵、小さく歩兵マークが描かれているユニットは特別戦力マーカらしいです。
 ついでに師団名も書いちゃいますと、左側水色のフランス軍から「Gar=Gardanne」「Mor=Morand」「Mar=Marchand」「Lev=Level」。
 緑色のロシア軍は左から「Sac=Sacken」「Kam=Kamenski」「Sam=Samoff」と「Kam=Kamenski」がもう一つです。

 更に英文ルールブックは、後半にドレスデンとアイラウに関する解説記事が掲載されていて、なかなか内容が濃そう。写真にあるページ、リーダー達の能力表もゲーマー泣かせというかしびれる記事ですよね。
 ついでだから表の凡例も説明しますが、左から「Str=戦略能力」「Opn=作戦能力」「Tac=戦術能力」「Adm=士気値」「Gov=政治力」「Rel=信頼値」ですかね、Actにあるアルファベットは能力値ではなく彼等が活躍した期間を示しています。

 まぁ…当時のホビージャパンにお願いするのも酷ではありましたが、シミュレーションゲームの英文ルールブックって、ゲームのルール以外にも、こういった内容の濃い解説記事が掲載されていることが多く、ここも翻訳してあると、きっとゲームに対する理解がより深まったんだろうなーって気がしました。

 冒頭でも書きましたが、本ゲームは日本人プレイヤーにとってはあまり馴染みのあるテーマではないせいか、タクテクス誌上でもまとまった記事が掲載されたことはありません。
 ただ、参考としてドレスデンの戦史についてはNo.4の「大陸軍その光と影」で紹介されていますし、アイラウの戦史についてはNo.10で同じく「大陸軍その光の影」の中で取り上げられていますので参考になるでしょう。特にNo.10については、本ゲームをパク…参考にしたとしか思えない「アイラウの戦い」というオリジナルゲームが掲載されています。

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 Pro

▼2019年04月07日

LINN KARIKが壊れました

https://live.staticflickr.com/7888/47547895181_ca49a0cc36_m.jpg 久しぶりにCDでも聴いてみようかと、棚にあるLINNのKARIKを取り出してメインシステムに接続。CDを入れようとOPENボタンを押したらトレイが出てきません。…こわれましたね(笑)

 もっとも、この手のトラブルって古いCDPでは割とオーソドックスなトラブル。つまりトレイを開閉させるゴムベルトが劣化して伸びちゃってるんです。ちなみに手持ちのサンスイCD-α607iは、久しぶりに聴こうかと引っ張り出す度にドライブベルトのゴム交換から始めてますからね。ま、可動部がある機械ってのはこういうもんでしょ。

 気を取り直して早速バラすことにします。

 KARIKのドライブメカはLINNオリジナルだそうで、整備性がとても良いです。ドライブ部は底面4本のワッシャー付きネジを外して、基板上にある4本のコネクタを外すだけで、写真のように完全に分離できます。
 写真奥側がトレイを作動させるプーリーが取り付けられている基板です。この基板には左側のモーターからコネクタが伸びていますので忘れずに外します。そして、基板をキズ付けないように写真のように引っ張り出しますが、その際ドライブベルトの他にある細いワイヤを取り外さないようにして下さい。このワイヤがあるので基板を引っ張り出すのはここくらいまでにしておきます。ドライブベルトを交換するだけならこれ以上バラす必要はありません。

 ベルトは適合するサイズが手元になかったので(修理屋でもなければそんな豊富にゴムベルトなんて持ってないよね)、隣町にある大きなホームセンターで買ってこようかと思ったのですが、そういえば以前カセットウォークマンのメンテナンス用に各サイズのゴムベルト一式を注文したこと思い出しまして、工具箱から似たようなサイズのゴムベルトを引っ張り出してきて交換しちゃいました。
 こちらは元のドライブベルトより細いのですが、まぁ…大丈夫でしょう。切れたらまた直せばいいし。

 つことでコネクタを仮接続して電源を投入したら、無事トレイが開閉できましたのでこれにて修理完了。あとは元通りに戻すだけですが、ひとつくみ上げ時のコツとして、ドライブメカを締めるねじはまず仮締めしてから前面パネルの位置とトレイがきちっと合うように調整しましょう。
 この辺適当に本締めするとトレイが前面パネルに当たって開かなくなります。

 早速メインシステムにつないで音出してますけど、久しぶりに聴くKARIKの音はやはりいいなー。

https://live.staticflickr.com/7863/32609423797_d0f8b0d7d5_m.jpg
↑こんな感じで修理完了!

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▼2019年04月06日

アイカツ!シリーズオーケストラコンサート・オケカツ!が届きました。

https://live.staticflickr.com/7896/40581727833_78bded5167_m.jpg 申し訳ございません、まだアイカツ!見たことないです(笑)

 つことで、カレンダーガールのLPが届いてしばらくしたら「今度はアイカツ!史上初のオーケストラCDが出るぞ!」なんて販売元からメールが届きまして、なんも考えず注文してしまいました。やはり芸能人はカードが命ですからね。で、本日届きました。

 なんでもこのCD、販売元によると一般販売は行わないようで、そこもまたマニアの収集欲をくすぐりますが、自分は別にアイカツ!ファンという訳でもないんだよな、まだ見たことないし(笑)

 このCD、2枚組で一応HQCD規格だそうですが、どうせリッピングしてMajik DSで聴くので、HQCDとしてのクオリティで聴けているかは分かりませんが、確かに音は良いのではないでしょうか。
 アイカツ!はともかくとして、この手のアニメーション音楽が、オーケストラやJAZZとしてどんどん演奏されるのは、日本の音楽文化にとって、とてもよい流れだと思いますので、こういったCDがこの先どんどん増えてくるといいですね。というか、アニメーション以外でも流行歌とかどんどんオーケストラやジャズアレンジで発表すればいいのに。

 そして、いつまでも「枯葉」とか演奏して通ぶってるジャズプレイヤー達は、もうセンスのかけらも感じませんのでいい加減引退すべきではないかとも思いますが、こっちの話はまためんどくさい話になるので別の機会に。

 ちなみに、完全受注生産といいながらも、本エントリを書いている今、販売元のサイトではまだ注文できるようです。というか、出し惜しみせず一般販売すればいいのにね。
 なので、世のアイカツおじさん達でまだこのアルバムを知らない人は、早目に注文した方がいいと思いますよ。

https://live.staticflickr.com/7905/46824128044_6ae7b4d6ec_m.jpg
↑収録曲はこんな感じでフフッヒ!

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▼2019年04月05日

SPI/HJ War in Europe

PB100815 そういえばこのゲームを紹介していなかった気がします。

 こちらは往年のシミュレーションゲーマーにはお馴染み、SPI「第二次欧州大戦」というシミュレーションゲーム。
 日本では(海外でもだけど)伝説とされているビッグゲームで、第二次欧州大戦の全てを師団規模でシミュレートしようという無謀な試みの元デザインされたゲームです。
 もっとも当初は「War in East」と「War in West」という東部戦線と西部戦線を扱う2つのゲームだったらしいのですが、それを合体して(おそらくついでにアフリカ戦線も統合して)出版されたゲーム。なので、本来は東部戦線と西部戦線で微妙にルールが異なっています。それを統合ルールでやや強引に1つのゲームにまとめてある…らしい、というのも、自分はこのゲームをまだプレイした事がないので詳細は分かりません。

 これだけ大規模なゲームながらも、ルールはさほど複雑ではなく、手元にあるタクテクスNo.5を参照すると、ゲームとしての難易度は4〜10(最高が10)とされています。実際の所は難易度4に近いというのが真相のようで、ゲームとしては割と単純(大味)ではありますが、これだけの規模のマップとユニット数なので、全てのユニットを統べるには当然難易度は上がります。キャンペーンゲームを行う場合は、単純に連合国と枢軸軍というプレイヤーだけでなく、3〜5人程度のでのプレイが推奨されているくらい。

 写真だとわかりにくいですが、マップはSPIサイズのフルマップが9枚。これは家具を置かない6畳間のスペースでようやく広げられるくらいの面積で、更にチャート類を展開するスペースや、当然プレイヤーのスペースもあるので、キャンペーンゲームを行うには、なんだかんだで12畳程度の部屋がないと快適にプレイできません。

 コマの総数は3,600枚程。
 当然キャンペーンゲームとなると、ちょっとプレイ時間が想定できないほどの時間がかかる訳ですが、それでもこのゲームが名作とされていて、更に実際プレイしたという記録が比較的多いのは、19ものシナリオが含まれていることと、ショートシナリオをプレイする限りは、割とプレイアブルで、休日の半日を費やせばプレイできてしまうという部分にあるのかと。
 それに比べると、本ゲームの太平洋版ともいえる「War in The Pacific」については、プレイしたという記録を殆ど見たことがないので、やはりプレイされるゲームとは、常識的な時間と手間で、更に魅力的なシナリオが含まれているかというのが重要なんでしょう(ちなみに季刊タクテクスのNo.5には、このWar in EuropeとWar in The Pacificを連結するという無謀も過ぎる追加ルールが掲載されていますw)
 本ゲームも、さすがにキャンペーンゲームは無理でも、シナリオを順次こなしていけば、第二次欧州大戦のアウトラインがきっと理解できるのではないかと思いました。

 

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↑マップを広げていたらうちのニコが偵察に来ましたw

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▼2019年03月09日

EPレコードの収納にアイリスオーヤマのスペースバスケットがぴったりな件

https://farm8.staticflickr.com/7868/33450900598_ebb6d31707_m.jpg タイトルで全てを語り尽くした気がするのですが、つまりEPレコードの収納にアイリスオーヤマのスペースバスケット・SPA-210がピッタリで嬉しかったという話。

 ディスクユニオンとかその他で売られているEP収納箱に比べると、収納枚数も少ないですし、お値段は1,200円前後しますが、見た目は結構高級感があり、また作りもしっかりしていますので、お部屋にそのまま置いても違和感がありません。収納枚数については、リビングで聴くEPレコードの一時保管場所として活用すればいいかな。大量にEPレコード持っている人は、また別な収納箱持っているでしょうし。

 アマゾンで「EPレコード 箱」で検索すると、色々製品は出てきますけど、足下見られているのか、1,000円前後で買える品はありません。プレーヤーの手元で聴くレコードを一時的にしまっておく場所として、このアイリスオーヤマ・SPA-210の方が安くておトクです。

 また、同じ製品のバリエーションであるSPA-360は、LPレコードを一時保管しておくのに便利なサイズです。こちらは目算ですけどLPレコードが5〜60枚は収納できます。もちろんジャケット上半分は露出しますので、本格的な収納場所というより、オーディオ機器の近くにおいて、LPレコードのテンポラリスペース的に使うと良いかと。

 単なる段ボールの割に、足下見られているのか、レコード収納箱は少量調達では割高な製品が多いですが、これらアイリスオーヤマの製品は、箱としての頑丈さと、インテリアとして最低限のデザイン性、入手の容易さを備えた、レコードファンにとってはありがたい製品だと思います。

iPhone7 Plus

▼2019年02月24日

ピクチャーレコード「カレンダーガール」

P2021649 ♫なんてことーないまいにちが〜

 ということで、この歳になってもかけがえのない毎日を過ごしておらず、故に大人になってもイマイチピンとこない私ですが、カレンダーガールという歌は知っています。アイカツ知らないけど(笑)

 ということで、去年に予約限定で受注していた、アイカツ!史上初のアナログ盤、ピクチャーレコード「カレンダーガール」を注文してしまいました、で、今月の初めに無事到着。早速聴いていますが、カレンダーガールはいいね、なんだか元気が出てきます。

 曲は、アイカツ!のエンディングとオープニングを集めた全8曲。表題のカレンダーガールはエンディング曲なのですが、ENDING Side/A面に収録、裏はOPENING Side/B面となっています。
 歌はおなじみ(?)「わか・ふうり・すなお・りすこ」ということで、アイカツ!を知らない私にとって、ジャケットのイラストの誰がわかでふうりですなおなでりすこなのかが全く分からず、あれ?主人公って「いちごちゃん」っていうんじゃないの?という位の知識です。マジ見たことないので。
 そもそもこのアニメの正式名称は「データーカードダス・アイカツ!」というらしいのですが、カードダスってなんだよ、赤塚不二夫のデカパンかよ!っていう位知りません、いやマジで。

 実は、これを機会に自分も「アイカツ!」を見てみようかと思ったのですが、ゾンアマにもdアニメにもないのね。アイカツスターとかなんだとか続編は公開されているようですが、オリジナルのアイカツ!はお金払わないと見られないようです。なのでまだ未見のまま。

 このアイカツ!の歌は色々なところで話題になっているようで、世のアイカツおじさんたちを夢中にさせているよう。自分もTSUTAYAでアイカツの歌CDを借りてリッピングして聴いています。確かによい。これがアナログレコードになるんだから買わなきゃ!というノリだけで注文しました。

 届いてみると、盤面のピクチャー部分がド派手で笑います。これ、アニソンというくくりなので話題にならないですけど、アートとして考えると、全盛期のプログレッシブロックでもここまでサイケな盤面って存在しなかったのでは? 
 ウリでもある「ピクチャーレーベル仕様&レコードプレーヤー風ケース入り」ってのがちょっと使いにくく、さらにレコード本体が少し厚手ではありますが透明なビニールに入れられていて、レコードのジャケットはイラストを見せるため、その部分が大きくくりぬかれています。見た目はいいのですが、別なジャケットに入れ替えないとキズ付けてしまいそう。

 音はね…この手のピクチャーレコードっぽく、正直音質はイマイチです。盤面のノイズも大きいですし、これは自分のレコードだけかもしれませんが、A面2曲目で製造上のキズなのかノイズが入ります。
 まーでも、そんな細かいことはどうでもいいでしょう、この製品はレコードであるって事に意義がある訳ですから。

 ちなみにEDの映像はレコードが回っているアニメーションになっていて、このカレンダーガールのレコード化は、きっとファンにとっては感無量なんでしょうね。

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 こちらは、SL-10にこのレコードを載せた状態。別にピクチャーレコードを集める趣味はないのですが、こうやってダストカバーから綺麗なイラストが見えると楽しくなります。

 こういうレコードなので、IKEDA9とか気張ったシステムで聴くより、SL-10やSL-6などのフルオートで手軽に聴いた方がなんだか雰囲気あるような気がします。実際、IKEDA9での再生より、SL-10での再生より、元ジャンク品のSL-6で聴いた時間が一番長かったような…まぁ、楽しみ方人それぞれかな。

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 上の画像はネットでの拾いモノ。アイカツ!を知らないので、こういうアニメだといわれれば信じちゃいます、フフッヒ。

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Signalize!/カレンダーガール Single, Maxi/わか,ふうり.すなお,りすこ

MGFのスフィアが抜けました

https://farm8.staticflickr.com/7841/46277769095_4b5d0b9c1f_m.jpg ついにこの日が来てしまいました!

 この日とは、全世界のMGFに乗っている人の恐怖!スフィア漏れです。これが漏れると自走不能になり、新品のパーツはもう供給されていません。なので、事実上修理不可能なのです。

 ちなみに私の場合は「漏れ」ではなく、レアケースとされる「破裂」でした。走行中にバスン!と音がして、みるみる運転席側の車高が下がってゆく…高速道路を走っていなくてよかったです。

 ちなみにスフィアとは、某人気声優ユニットではなく、MGFをはじめとする1990年代までのイギリス・ローバ車でちらほらと採用されたハイドロサスペンションのスプリングの役割をするパーツ。
 Fの場合はお団子がふたつ縦に並んでいるような形をしていて、下半分(オイルパイプの穴が開いている方が下)がハイドロオイルで満たされ、上半分はハイドラガスという気体が封入されています。内部はゴムパーツによりオイルとガスが分離されていて、それが上下に動くことでスプリングの役割をします(とてもおおざっぱな説明ですけど)

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 で、このパーツなのですが、新品時にはきわめて乗り心地が良くて、揺れに対する収束が素早い割に、ロールがあまりおきないという、軽量スポーツカーにとっては理想のスプリングパーツだったりするのですが、残念ながらこういった「封入モノ」のため経年により劣化します。
 多くは上半分のガス漏れ。これはゴムシールなどの劣化により徐々に封入されているガスが抜けるという現象で、まぁ…仕方がない。
 また、ガスが抜けると車高が下がるため、その分オイルを多めに注入しなければならなくなります。そうなるとオイルシールは常にガス側に押される状況となるため、更にパーツの寿命が縮みます。
 また、このガスはスプリング全体のダンパーとしての役割も担っており、ガス側が減るとパーツとしてバネレートが上がるのにスプリングとしては柔らかくなる(ダンピングが減少する)という変な状態になるため、乗り心地が非常に悪化します。
 MGFには単体のダンパーも備えられているのですが、ハイドラスフィアユニットのスプリング効果が上下にボヨンボヨンと安定しない状態になるため、ダンパーで押さえつけてもきちんと制振しきれなくなり、また車高を確保するために通常よりハイドロオイルをぎゅうぎゅうに詰め込むせいで、乗り心地は堅くなるというおかしな状態になるのです。

 じゃあ、このハイドラスフィアを新品に交換すればいいじゃん!となるのですが、このパーツはローバーが解体されて資本が中国系に移ってから生産されていません。末期のMGFは、ハイドラスフィアを止めて一般のスプリングを使ったサスペンションに改められたせいもあるのでしょうが、おかげでこのハイドラスフィアの欠品については、世界中のMGF乗りが困っています。

 まぁ、この辺のサポートのいい加減さが実に中国だよなぁ…って気もしますね。ちなみにローバーといえば、かつては流通されているパーツを使えば新車が組み立てられると言われていたMGBについても、近年欠品パーツが増えているとか。

 なので、今MGFに乗っている人は常に足回りに爆弾を抱えているようなモノで、ここが壊れるともう終わりな訳です。

 スフィアですが、通常抜ける場合は徐々に抜けます。夜に車を停車して、次の朝になったら車高が下がっていて自走不能という感じ。なので私のように走行中にいきなり抜けることはとても珍しく、修理を担当してくれたWOTY SPEEDの担当さんによると、いままで私を含め3件目だといっていました。

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 こちらがいきなり抜けた跡。スフィアの金属部分が裂けています。ここからドバッとガスが抜けてしまいました。分解はしていませんが(できませんが)、おそらくガスが抜けた後、ガス室の圧が抜けオイル側から押し出すようにゴムシールも破けたんだと思います。パーツを傾けるとここからオイルがにじみ出てきましたので。

 さて、こうなってしまうと道は3つ。

1:廃車にする
2:中古のハイドラスフィアを装着して応急修理
3:スプリングコンバージョンキットを装着して完全修復

 もちろん、スプリングコンバージョンキットが一番の修復方法なのですが、今回は費用的な問題もあり、2番の中古スフィアを装着して修理することにしました。
 ちなみに、スプリングコンバージョンキットを装着したクルマにも試乗させてもらったのですが、MGFのハイドロサスペンションが気に入った人でも納得できる乗り味でした。このキットはWOTY SPEEDオリジナルらしいのですが、輸入品のスプリングコンバージョンキットは、足回りがふにゃふにゃしてあまり評判良くなかったですからね。

https://farm8.staticflickr.com/7910/33299994598_8d8e926aab_n.jpg

 つことで、中古のスフィアを装着し、その他足回りのハブやら、フロントとリアのアッパーアームジョイントを交換したりして、お値段もそれなりにいってしまったのですが、とりあえず私のMGFは復活しました。
 中古のスフィアなので乗り心地は復活しませんよといわれていたのですが、自分で乗ってみると乗り心地はかなり改善した気がします。それと久しぶりにRV車的な車高になってしまいましたね。見た目はちょっとカッコ悪いけど、この方が乗りやすいので仕方がありません。

 さて、これだけのお金をかけて修理してしまったので、次の車検は通さざるを得なくなってしまいました。次回の車検が通ればMGFは23年目。足回りは相変わらず爆弾抱えたままですが、次はクラッチがそろそろみたいです。なんせ14万キロ走ってますからね。
 ちなみに、これだけの距離走ってまだクラッチがこれだけ残っているのは、乗り方が上手ですねと褒められましたよ〜。営業トークだとしてもうれしい(笑)

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↑スフィアが抜けるとここまで車高が下がります。

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MGF Workshop Manual
10s/スフィア

▼2019年02月23日

Technics SL-6

P2231807 SL-10を入手してから、こころはリニアトラッキングな私ですが、去年の年末に、Technicsリニアトラッキングプレーヤーの廉価版とも言える、SL-6を入手してしまいました。なんちゅー場所に置いてるんだ!って写真ではありますけど。

 お値段はジャンク品で税込み1,260円とかそんな値段。不動品だそうです。しかし、ジャンク品の割にはアームのドライブベルトが付属している。なんでも「ドライブベルトを交換したのですが直りませんでした」という話らしく、交換した元のドライブベルトまで付属していました。ジャンクにしてはサービスが良い。

 まぁ…個人的にはプレーヤーの方はどうでも良かったんですよね。私がこのジャンク品を買った理由は、TechnicsのPマウント(T4P)カートリッジ、EPC-P24が付属していたから。今では新品で入手できないカートリッジがオマケについて1,260円ならね。これなら交換針もまだヨドバシで入手可能だし、それでいいかなと。

 とはいいつつも、家に持って帰ってみると、やはり直して使ってみたい。ということで修理してみることにしました。

 ちなみにこのSL-6、私の予想ですが、以前同じ店で2万円くらいでSL-6の中古が売られていました。それが年末に訪れたときは、その中古がなくて、同じ型番のジャンク品が売られていたという事で、実はその中古品が壊れちゃってて、テクニクスリニアのトラブルでおなじみのベルト交換しても直らなかったので、そのままジャンクに流されたのではないかと…。あくまでも想像ですけど。

 早速動作チェック。
 ターンテーブルは…回りません。うーむ、やっぱりダメなのかなと、何度かキャビネットのふたを開けたり閉めたり、スイッチをオンオフしたりしていると、たまにターンテーブルが回る。これはなにかあるなと思って、フタの側にあるアームのドライブベルトや駆動部分をチェック。問題はなさそうだけどやはりターンテーブルが回ったり回らなかったり…。しつこく書いても仕方ないのでネタをばらしますと、ターンテーブルのフタの開閉状態を検知するセンサ回路の異常だと分かりました。

https://farm5.staticflickr.com/4867/46004298512_0ca6556a18_m.jpg 早速裏蓋を開腹してセンサ基板をチェック。導電確認して怪しい部分を修復して、更に一部プラ部品が物理的に壊れていたので完全修復は不可能だったのですが、応急的というかできる範囲で修復しました。

 その後は、アームの感度調整と、ターンテーブルの回転速度がズレていたので、コアドライバで調整(普通のドライバでやると基板上でショートしますので注意)。色々やって問題ないレベルまで修復できました。買値が1,260円なので、修理も含めて充分遊べたなと。

 カートリッジは色々試しています。付属していたEPS-P24は針のダンパーが劣化していたので、交換針を入手して聴いてみましたが、実に優等生的な音。
 何故か持っていたテクニカのAT102Pは、テクニカらしい芯のある音。
 値上がりする寸前で確保したSHUREのM92Eは…なるほど、シュアでジャズを聴くとこういう世界なんだなと納得。
 で、今はortofonのTM14を装着していて、これはなかなか良い。オルトフォンらしく甘い高音と雰囲気のある低音でお上品な音がします。

 ターンテーブルとしての性能としては…SL-10との比較になりますが、ほどよい音のゆるさがありますね。
 もちろん、SL-10の方が全然音は良いのですが、SL-6はいい意味で安物レコードプレーヤーの音がします。こういう気楽な音って、オーディオ的にはどうなのかと思ったりもしますが、何かしながら音楽を楽しむには、むしろこのくらいでもいいのかな?って気もしました。

 それにテクニクスのリニアなら、ターンテーブルにレコード載せてスイッチ1回で演奏が始まり、演奏が終われば自動的にアームも上がって終了します。リピートモードにしておけば、1日中お気に入りのレコードを演奏しっぱなしも可能。

 スピーカーの間で眉毛つり上げて音楽聴く他にも、こういうお気楽なレコードの楽しみ方はもっと再評価されるべきなのかもね。

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▼2019年01月27日

韓国という国は異常ではない

 近頃韓国が熱いです。

 例の徴用工問題の条約破りや、自衛隊に向かって射撃管制レーダーを照射した問題など、国民が一体化して何かに立ち向かっている気がしますね。そんな韓国政府の対応を見て、最近では韓国べったりの大手メディアもついに庇いきれなくなったのか、韓国は異常、あるいはおかしいなど言い始めるようになりました。つか、一般の人達は既にずっと前からあの国の連中は頭おかしいなんて言っていたのですけど、本当はそうではない。全て日本に勝つためにやっているのです。

 そもそも、従軍慰安婦の問題にしてもそう。あれってただの売春婦の問題で、当時の軍人達が女を一晩買う行為については、今の道徳としてはどうかと思いますが、そもそも戦前の倫理観を今の倫理観で語っても仕方がありません。ただ、ちょっと気後れするのは事実ですよね。なので韓国人達はそこを突いてきました。
 当時の日本軍が慰安婦施設になんか関わった事実はないのに、さも当時の日本政府が組織的に韓国人を拉致して慰安婦に仕立てあげたみたいな言いがかりを付け、日本人に対して責任問題を言い始めるようになり、その問題は長期に渡り日本政府と日本人を苦しめることになります。

 ちなみに私は、従軍慰安婦問題が新聞で騒がれるようになった子供の頃から「こりゃウソだな」と思っていたのですが、案の定当時の朝日新聞記者のでっち上げで、そんな事実はありませんでした。
 だってね…当時から日本軍による組織艇関与があったあったと騒いでいる人間達の方が、物証も無しで冷静な議論から逃げ、完全に感情論で押し切ろうとしていましたからね。証拠があれば出せばいいのに「被害者の感情を」とか「人として」なんて議論をいい加減な倫理問題にすり替えてインネン付けてくるばかり。ナニワ金融道、金畑社長の言葉通りですな(笑)
 それでもまだ、当時の世間は新聞というメディアの影響力が強大だったせいか、それを信じちゃってる人が多かったみたいです。私は子供心に社会への洗脳とか扇動ってこうやってやるんだなと感心していたモノですが。

 慰安婦問題はさておき、今回の徴用工問題も、これで騒いでいる人達の攻め方が当時のあの雰囲気と一緒なんですよね。ちょっと違うのが流石に今の世の中、日本のメディアが迎合してこないだけで、もし今の時代にインターネットがなかったら、朝日新聞社などは大喜びで「徴用工の人達の精神的苦痛」とか「国家間の保障では個人の傷は癒えない」なんてキャンペーンを張っていたでしょう。本当にインターネットがあってよかったね。

 で、タイトルにある「韓国という国は異常ではない」という話になるのですが、こういう因縁、言いがかりって、実は歴史に詳しい人なら普通のことじゃん…と思う訳です。敵対する隣国に対して、政府や軍がよくわからない因縁を付けて国民を煽ってゆく。歴史では極めて当たり前の行為です。ただ、残念なことに等の日本人が平和ボケしているので、自分達、あるいは日本という国体に悪意を向けられる!って事態を理解できてないだけなんですよね。

 ここからは私の分析になりますけど、最終的に韓国人達は日本人の支配、もしくは日本人に勝つ(それが戦争なのか経済なのかは分かりませんが)ことを真剣に目指しています。日韓友好なんてボケてるのは日本人の側だけで、韓国人の心の中には、絶対に日本の上に行くという心理がある筈です。
 もちろん、個人間のやり取り、もしくは付き合いでは韓国人も日本人に対してそんな事いったりやったりしません。日本人だって先の戦争中で、アメリカに対して日本軍部の洗脳をのぞけば、個人に恨み辛みを感じている人は少なかったでしょう。
 でも、国家という単位と個人の単位は違います。それは韓国人だけではありません。どんな国の国民だって、国家として自国を常に相対化して見ています。現在のイギリスEU離脱騒動もそうですよね。離脱すると言っても、当然ながらイギリス人個人がEU圏に住む個人を嫌っている訳ではありません。

 私が思うに、日本人(というかメディアがそう洗脳しているんだと思いますが)のダメなところは、国家間同士の問題と個人同士の問題をきちんと分けて考えることができない事。だから今回の韓国軍によるレーダー照射問題に対しても「民間レベルの交流で」とかトンチンカンなことを言ったりする。
 つかね…民間レベルでの国家間の交流なんて、例え戦争中だって普通にありますよ。なかったのはむしろ近代の世界大戦くらい。例えば今のイスラエル人とパレスチナ人の個人間で全く交流がないと思ってるんでしょうか?国家間の係争と個人間の感情は全く位相が違うんですよね。それが理解できない。だからこの問題で韓国を追求できない。何故なら多くの日本人にとって「韓国」という国体と「韓国人個人」は一体化した存在だと洗脳されているから。
 これは対韓国だけではありません。中国もロシアもアメリカも台湾も北朝鮮も日本人にとってはみんなそう。国家に対する抗議が、それらの国民個人にも向けられると思っている。だから怯えてなにもできない。

 で、韓国はこれらの問題で確実に日本を追い詰めているんですよね。
 つまり、日本は徴用工の問題に対して何らかの対処を迫られる。今のところ韓国は日本企業の財産差し押さえという決定的なカードは切っていませんが、おそらく切らないでしょう。というか、この問題はずっと日本に対して言い続けることに意味があるからです。そして何となく日本が韓国に対して悪い事をしていると思い込ませる…あ、従軍慰安婦問題と一緒ですね。
 自衛隊に対する射撃レーダー照射問題も同じ。というかこの問題の流れにはその前の「自衛艦旭日旗掲揚」問題とつながっている筈。つまり、日本の自衛隊が韓国海軍に対して何らかの配慮をさせるための工作だったと思われるのですが、思いのほか日本側の反応が薄かったのでガッカリしたんだと思います。
 本当は日本の自衛隊が韓国によるインネンを無視して、旭日旗を掲揚して韓国内の港に入ってくるのが、彼等にとって一番だったと思うのですが(国内の反日世論を盛り上げられるから)、自衛隊は特に抗議もせず、単に参加ボイコットというなし崩し策に出ました。
 結果、韓国は、自衛艦が将来に渡り自国の海軍旗を掲揚して韓国内の港に入港できないという外交的勝利を得ています。これが韓国にとってはなんのリスクもなく上手くいったので、次の手として射撃レーダー照射を選択しているのではないかと。

 このレーダー照射問題、現場の人間によるミス、もしくは現場の独断でと考えている人がいわゆるグノタといわれる人達にもいて呆れ果てるのですが、そんなはずはありません。
 韓国軍のいわゆる主力艦には、かつてのソ連でいう「政治将校」みたいな人間が必ず乗艦しています。この点誤解している人が本当に多いのですが、韓国は1980年代までいわゆる軍事政権国家で、俗にいう完全な民主国家からはほど遠い国です。今でも政府は軍による反乱を異常に警戒しています。おそらくそういった人達からの指示なのかなと。
 何故なら、現場の軍人はそんな馬鹿げたこと、命令でもない限り絶対しないからです。というか、射撃管制レーダーの照射とは、現代戦においては大砲の誤射と一緒です。これ相手がロシアや中国だったら真面目に撃ち返されてますよ。同盟国のアメリカだって最低限ロックオン仕返して韓国艦への停船命令出すくらいやるはずです。逆にいうと自衛隊だけです、問い合わせなんて親切なマネしてくるのは。

 案の定この問題でも韓国は日本に対してインネンを付ける道を選んでいます。つか当たり前です。何故なら現場の独断でやった事ではなく、もっと入念に計画されていたからです。もちろん射撃管制レーダーを照射した場所や日付までは決まっていなかったと思いますが、こういう状況で自衛隊機、もしくは自衛隊の艦船が接近してきたら、射撃管制レーダー使用して、その後の対応は政府に任せろという指示が出ていたのでしょう。でもなければ、射撃管制レーダー照射からの韓国の一貫した動きが説明できません。それぞれの言い訳は小学生レベルですが、この問題を日本の道義的責任にしようという主張は、軍も政府機関も驚くほど全くぶれていません。

 そしてこの問題、日本政府は相変わらず自らの国体が明確な敵意に晒されているということを理解しているのかしていないのか、首相官邸は流石にそこまでアホではないと思いますが、仕掛けられている側の日本国民の多くがこの事態を理解できていないので、強硬手段に出られません。それどころか相変わらずテレビに出るような似非文化人(笑)は「双方冷静な対処を」と煽っている。彼等は日本が「仕掛けられている」って事態を理解できてないのかな?つか歴史を勉強したことがないのでしょうか?

 この問題を放置した場合…つか放置になりそうですが、韓国は必ず次の手を仕掛けてきます。本当に繰り返しますけど、仕掛けているんですから、反撃がなければ当然また何かしてくるでしょう。次は本当に機銃の威嚇射撃とかやるかもしれません。というか韓国世論はおそらくそれも了承しているでしょう。それで自衛隊が反応したら、また国を挙げて「自衛隊の脅威」とか「日本の軍国主義復活」とかやるはずです。普通の国家ならそんな火遊びはしませんが、韓国からすると、今の日本はお得意の「遺憾の意」以外で反撃することもないし、ましてや軍事的報復を行う可能性はゼロな訳ですし(アメリカ軍がいますから)、仕掛ける側にリスクがないんだから当然やりたい放題やりますよね。
 日本のマスコミと一緒ですよ、叩いても反撃がないから遠慮なく叩ける。そうやって日本の行動範囲を狭めながら、将来朝鮮半島が統一した暁には、対馬辺りをドサクサに紛れて占領しようかと考えているのかもしれません。そんなバカな?なんて思うかも知れませんが、韓国はそうやってドサクサに紛れて、当時の日本人の島民や漁民を殺して竹島を不法占拠したんだよ。

 今回の徴用工の問題について、何故か日本のネトウヨさん達は「追い詰められているのは韓国」なんて幻想持ってるようですが、少なくとも最高裁の判決が出た時点で、韓国側はいつでも日本企業の財産差押えができる…ってカードを手にした訳です。逆に日本はこの問題で何のカードも得られていません。韓国が行動起こすのを待っているだけで、追い詰められているのは日本です。当たり前ですよね、何もしないんですから。

 射撃レーダー照射問題についても、今後は自衛隊機が韓国軍艦船に対して、同じような距離で哨戒活動することがやりにくくなっているはずです。本来国際的にも何ら問題のない哨戒活動について、日本政府が何もしないから、日本側だけが一方的に訳のわからん配慮をする羽目になってこの問題は終わりそう。
 となると当然ながら、今回の事件はまたしても韓国の外交的勝利な訳です。ちなみに韓国軍側は、自衛隊機に対する哨戒活動の配慮なんて絶対しませんよ。

 こうやって徐々に追い詰められていった先で、最後決定的な一歩に踏み込まれ戦争やむなしになったのが、先の太平洋戦争でした。
 もちろん、相手が米国と韓国では役者が違うと思いますけど、こうやって一方的譲歩を迫られていくだけでは、そのうち爆発するしかないわけです。そうなってから爆発した日本人は、狂って「韓国人は皆殺しだ!」とか言い始めるかもしれません。

 タイトルの繰り返しになりますが、韓国は異常な国家ではありません。
 仕掛ける側の国家は、歴史を見れば、似たような…あるいはもっと意味不明なインネンを付けてきています。むしろそれに正しく反応できない日本と日本国民が異常なのかな?なんて思ったりしています。そしてこういった他国からの敵対行為に対して、全く冷静に対処できなかったのが、戦前から戦後の日本でした。本当に歴史は繰り返しますね。

▼2019年01月07日

SPI/HJ War in The Pacific

https://farm8.staticflickr.com/7815/45816484584_d048ce329f_m.jpg 年末のエントリに引き続き「顔がシミュレっちゃった〜」話題ですが、こちらはSPIが発売していた「WAR IN THE PACIFIC」というゲーム。

 当時発売されていた「WAR IN EUROPE(邦題:第二次欧州大戦)」の続編ともいうべきビッグゲームで、第二次欧州大戦同様、太平洋戦争の全てを再現しようとしたゲームです。デザイナは同じくJ・F・ダニガン氏。

 ちなみに数年前に米国のDecision Gamesというメーカーが、本ゲームに改良を加えたSecondEditionを$350で発売しています。また日本のサンセットゲームズというメーカーがこのSPI版の再販を目指しているそうですが、本当に発売されるのかな?

 このWAR IN THE PACIFIC、同社の第二次欧州大戦程でもないのですが、マップは22×34インチのSPIフルサイズ7枚の広さとなっており、更にマップ以外にもさまざまなチャートを展開する場所が必要になるため…なんというか、一般的な日本家屋ではプレイする場所に困るといったゲーム。
 この7枚のマップは、全地球面積の30%を含むそうで、メルカトル図法を基準としているため、ヘクススケールも赤道付近と上下では微妙に異なっています。こんな広大な空間を、実質日本とアメリカの2カ国が戦場にしていた訳ですから、太平洋戦争のスケールってでかいなと改めて認識しますね。あ…国産のこの手のゲームと違い、マップにアメリカ本土は含まれていません。なぜなら、日本軍がアメリカ本土に進出するSFな状況は当然想定されていませんし、現実として当時の日本の空母にバルキリーでも搭載していない限り、米国本土への上陸なんて不可能でしょう。

 それはさておき、このゲームのキモは、しつこいくらいに面倒くさい補給ルールにあります。全ての部隊は行動するために補給物資を消費し、その補給物資は基本的に本国から輸送しなければなりません。また、大規模な拠点には輸送艦を使い物資を輸送できるのですが、最前線にいる部隊までは駆逐艦などの軍艦に荷物を載せ替え、まさに鼠輸送を行う事となります。
 その輸送艦の補給路は、海上に補給ルートを設定し、決められた距離内に配置したマーカーをつなげていく必要があります。という感じで、本ゲームでは補給活動がとても重要視されたルールとなっており、プレイする度に補給路の設定とその重要性が学べるという話です。ちなみに私はまだプレイしていないので、その辺の感覚はルールブックを読んだところで想像するしかないのですが。

 マップの範囲としては思いっきり戦略級ですが、登場する軍艦は駆逐艦を除き単一ユニット。駆逐艦は「駆逐隊」というおよそ4隻1ユニットの単位となっていますので、元気よく「なのです!」とか「クソ提督!」とか言いながら駆逐隊ユニットを動かすのもアリかもしれません。

https://farm5.staticflickr.com/4846/31531924127_559ef7bfe8.jpg

 写真はマップを広げた図。この果てしない海上ヘクスの量を見ると、太平洋で戦争やるって大変だったんだな〜と思います。例えば日本軍がガダルカナル攻略戦を行うためには、日本本土からラバウルまで商船の航行ルートを確保して、その後前線のガダルカナル島まで駆逐艦などを用いて補給物質をせっせと届けなければなりません。
 本ゲームはこの辺の補給ルールが精密化されていて、例えラバウルまで届けた補給物資は、現地で駆逐艦などのユニットに載せ替えるために時間を消費しますので、好き勝手にユニットを動かして攻撃ができる訳ではありません。そのため、補給物資の輸送タイミングから逆算した攻撃計画が必要になります。また、キャンペーンゲームでは、登場する艦船はおよそ1年サイクルでドック入りさせて整備を行わなければならず、定期的に使用ユニットは本国(連合軍の場合はハワイなどの拠点)に帰還させるタイミングも考えなければなりません、そのうえ前線までの商船の輸送ラインは敵の攻撃には脆弱なため、それらを防衛する必要があります。

 ゲームの進行上そういう「艦船の性能」に頼り切った作戦を行うことが難しく、となると結局の南国の補給ポイントや南国までの補給路を日本軍の限られた資源では全て維持することが不可能で、まぁ…戦争の行く末はなるようにしかならない訳です。

 キャンペーンでのゲームの勝敗は、日本軍が連合軍(アメリカ軍)に対して戦果を上げれば上げるほど、ゲームの終了ターン数が短くなり、最終的にゲーム終了までに日本軍の生産力がゼロにならなければ日本の勝利、これは日米間での和平交渉が始まったという状況なのでしょう。逆に連合軍は日本の生産力をゲーム終了までにゼロへ追い込めば勝ちとなります。日本軍が破竹の進撃を行い、アメリカ本土を制圧するなんて条件はありません…というか無理です。その辺は繰り返しますが「なるようにしかならない」状況でどれだけ日本は連合国に抵抗できるか?というゲームです。

 本ゲームがアメリカで出版されたのは、確か1970年代中盤だったと思いますが、この日本語版が発売されたのは1989年だったかな?初版からおよそ15年経ってからの日本語化だった訳ですが、その当時…というか今でも、戦争をやるには膨大な物資と事前準備が必要で、なおかつ、お互いの強力な艦隊はなんのために必要とされたのかが、ここまで分かりやすく実感できるゲームは、なかなかないみたいです。

 もちろん補給戦以外にも、タクテクス75号に掲載されたガダルカナルシナリオのリプレイ記事を読むと、艦隊戦もそれなりに楽しめそうです。戦闘は事前計画に基づき行われ、それぞれの戦闘解決順が細かく決められます。その順番によっては味方の大損害につながったり、あるいは奇襲攻撃が大成功に終わったり、その辺は割と運の要素も多めに含まれているみたい。この点は陸戦ゲームではあまり由とされませんが、当時の空母戦で勝利を収めるには、運の要素もかなりあったようなので、逆にリアルかもしれませんね。

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 かつて、太平洋戦争シミュレーションの二大巨頭とされたVG PACIFIC WAR(右)と並べてみました。箱の厚みは4インチボックスとされるWAR IN THE PACIFICの方が深いのですが、PACIFIC WARは全てユニットを切り離して懐かしのホビージャパントレイ4つに入れてあるので、その分箱が閉まりきらずに深くなっています。

 左、WAR IN THE PACIFICのボックスアートは、日本の特攻機により炎上している米空母バンカーヒル。右、PACIFIC WARのボックスアートは、米空母のワスプから発艦するヘルキャット…かな?
 パッケージアートはどちらもカッコいいですが、WAR IN THE PACIFICの方がより緊張感があって好みです。

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 こちらはタクテクス75号に掲載されていた通信販売のご案内。このゲームは限定で800個ほど制作されたそうで、この製造個数が正しいなら、うち事前の予約で642個程度は捌けたということでしょうか?
 当時の定価は23,000円で、それなりに高価なゲームだったと思いますが、あっという間に売り切れになったそうです。少なくとも自分は店頭で見かけたことがありません。

 もっとも、この5年くらい前に日本語版が発売された「第二次欧州大戦」は、限定2000個生産で事前の予約分のみで品切れだったそうなので(ごく少数、直営店であるポストホビーの店頭に並んだようです)、それに比べればこの時代、日本のシミュレーションゲーム市場もかなり縮小していました。
 雑誌のタクテクスも、この後77号で一端休刊し、およそ半年後に季刊誌として再スタートしますが、それも7号で休刊となり、シミュレーションゲーマーにとっては、長い冬の時代の始まりとなります。
 ファンタジー/SF系のゲーム以外で、ホビージャパンから単独のパッケージとして発売されたウォーシミュレーションゲームは、このWAR IN THE PACIFICが最後だった気がします。

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▼2019年01月01日

あけましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。

 平成最後のお正月ですね。

 今年もよろしくお願いします。

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▼2018年12月31日

SPI The Next War ~Modern Conflict in Europe~

https://farm5.staticflickr.com/4855/46286125582_24cf374707_m.jpg SPIという会社がありました。これは適性検査ではなく、1960年代から1980年代初頭までアメリカで存在したシミュレーションゲーム会社。会社名のSPIとはそのものズバリ「Simulations Publications Inc.」という名称の略で、会社が存在した約10年間の間で総数300種類程度のシミュレーションゲームを出版していたようです。

 往年のSPIはビッグゲームが有名となり、日本のゲーマーにも有名な第二次欧州大戦や、多分この世で最後までプレイした人はいないのではないかと言われる、Campaign for North Africaなど、かなりマニア向けな製品をリリースしていたメーカーというイメージがあります。
 このNext Warもそのビッグゲームのひとつで、時は1970年代、舞台は東西がにらみ合うヨーロッパ大陸中央における闘いを、22×34インチSPIサイズのフルマップ3枚+ミニマップ2枚、そしてユニットとマーカー2,400個あまりで再現したゲームとなります。対峙する陣営は、西側諸国であるNATO軍と、東側のワルシャワ条約機構軍です。

 もっとも、本ゲームにおける現代戦とは、今となっては既に半世紀前に起きたかもしれない戦争のシミュレーションであり、当然現在の社会情勢ではあり得ないシチュエーションでもある訳です。というか、平成生まれの人にとっては、あの頃のヨーロッパ大陸がどれだけ一触即発な雰囲気だったか…実感が沸かないと思います。
 あの頃のアメリカとソ連は、いまでいう米中の貿易摩擦対立なんてお話にならないレベルで真剣に対峙していました。お互いに敵国(陣営)を「悪」であると罵り、隙あらば冷戦で分断された東西ドイツを取り戻そうと、両陣営が東西の国境付近に多数の実戦部隊を配備しています。
 まさかあの時代背景で、東西ドイツが戦争もなく統一を果たせるとは考えもしませんでしたね(ちなみに本ゲームのメインデザイナであるJ・ダニガン氏はソビエトと東側陣営の崩壊を別な著書でかなり正確に予測しています)。なので、どんなに絶望的な状況でも、戦争回避の努力は怠ってはならないんだなと改めて思います…って話がずれました。

 このNext Warは、現代戦のダイナミックな戦場を再現するために、移動に関して他のゲームとは違った特色がありました。
 まず、全陸上ユニットは基本的に移動力20を持ち、戦闘も移動力を消費する事で行います。基本戦闘に必要な移動力は4で、ユニットはその移動力(と受けた被害)の許す範囲で、移動フェイズ中に何度も戦闘が可能になります。
 なので、戦闘結果は同時適応ではありません。移動順に解決してゆくこととなり、また多くのシミュレーションゲームで見られる、複数ユニットによる単一ユニットへの同時攻撃もいくつかの例外を除き不可能です。そういった複数ユニットによる攻撃については「波状攻撃」というルールで再現されており、同一ターンで2回目以降に攻撃を受けたユニットは、戦闘解決表で1コラム不利を得ます。

 基本移動力は20ですが、自軍への不利を厭わなければ、陸上ユニットは最大移動力50を1ターンで消費する事が可能です。ただ、21以上の移動力を消費した場合は1移動力消費ごとにおよそ1/2の確率で疲労する疲労チェックを受け(当然疲労したユニットは弱体化します)、更に31以上の移動力を消費したユニットは、5/6の確率で疲労、41以上の移動力消費では(もはやここまで無傷ではいられないと思いますが)確実な疲労判定を受けることになります。疲労は2ポイントまで累積可能ですがそれ以上はステップロスとなるため、最大50移動力を使える状況はほぼないかと。ちなみに、疲労は時ターン以降、移動力10を消費すれば1段階回復できますが、ステップロスは、移動フェイズ前の補充フェイズで補充を受けなければ回復不能な上、補充を受けたターンは行動不能となります。

 私はまだこのゲームをプレイしていないのですが、上記の移動ルールが何を意味するのかというと、つまり一般的な作戦級シミュレーションゲームにおける戦線の考え方が通用しないということです。
 本ゲームでは主に防御側となるNATO軍は、強力な部隊を前面に展開して敵攻撃部隊を足止めする古典的な戦線防衛戦術ではなく、次から次へとドリルのごとく強引に戦線をこじ開け進軍してくるワルシャワ条約軍を、縦に深く防御し妨害しなければなりません。

 この展開は、実際に当時のワルシャワ条約軍が採用していた縦深作戦を再現しています。
 縦深作戦とは、第二次世界大戦時のドイツ軍による電撃戦にも似ていますが、この作戦が採用された理由は第二次世界大戦当時の電撃戦とは少し違い、ワルシャワ条約軍はNATO軍による戦術核兵器の使用を警戒していたから。
 つまり、広く敵正面に部隊を展開させ火力で強引に敵を押し込むといった従来のソビエト軍の戦術(ドイツによる電撃戦は結局こういったソビエトの古典的な重火力主義に敗退しています)では、戦術核による敵の反撃には対処できず、そのためワルシャワ条約軍は、NATO軍が核や化学兵器の使用を躊躇うくらいに戦線を混乱させ、進軍している先頭集団を地域制圧ではなく、強引な進軍でに西ドイツ国内へとなだれ込ませることにより、NATOに核兵器や化学兵器を使用させる隙を与えない(無理に使用すると地域住民が巻き添えとなる)という戦術を立案していました。このNext Warの自由な移動ルールは、そういった展開を狙っているのかと思います。

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 こちらがNext Warのマップです。先に記したサイズのフルマップ3枚と、何故か小さな補足マップが2枚。北は北海とバルト海の一部、南はアドリア海の一部が含まれた、まさに冷戦時のヨーロッパ最前線における南北が全て含まれています。写真の右側に立てかけてあるLPレコードのサイズでおおよその大きさが理解できるかと。左側にあるふたつ飛び出ているへんなのは、私の足(笑)
 マップそのものは、往年のSPIカラーでとても美しく、プレイ意欲がわいてきますが、このフルマップを全て平らな状態で広げるには、会議室用のテーブルが必要になりますね。

 Next Warについては、私が子供の頃シミュレーションゲームを買い漁っていた頃でも既に幻のゲームとなっており、専門誌の売ります買いますコーナーでは、4万5万で売ってくれなんて投稿が沢山あり、中学生の頃の私からすると、そんな値段では例え興味を持っていても買うことなどできませんでした。もっとも定価だとしても当時で18,000円もした訳で、例え新品在庫があっても買えなかったでしょうね。
 大人になってもこのゲームには興味を持っており、手に入る機会があるなら手に入れたい…と思ってはいたのですが、ヤフオクなどで出品されているNext Warは、定価の倍近い価格で出品されていて、更に日本語訳が付属しないセット(日本語訳コピーとはあるけどちゃんとしたモノなのか確信も持てないし)なので、入手は諦めていた訳です。そもそも本国のアメリカですら1980年代からプレミア化しているゲームなので、日本での新品在庫が残っているとは考えてもみませんでしたし、極まれにオークションへ出品される中古は、プレミア価格もそうですが、…シミュレーションゲームの中古はね…ユニットが切り離されていたりすると、そもそもそのユニットは全て揃っているのか?という疑惑も生じてしまう訳で、覚悟がないとなかなか手を出しにくい。なので、将来に渡って入手のチャンスはないだろうなぁ〜なんて諦めていたのです。

 それがね、都内にある某大手のヲタショップで、パッケージがかなり綺麗な状態で棚に並んでいるのを発見!
 その時はまさか未使用で日本語訳付きかとは思ってもいなかったのですが、念のためレジで中身を確認させてもらったら、なんと完全未使用品のホビージャパンによる正規日本語訳付き。当然ユニットは切り離されておらず、ルールブックにも全く折り癖や手垢が全くない、正真正銘の新品らしき極上品でした。ちなみにシミュレーションゲーマーにはコレクションとしてこの手のゲームを買い漁る人もいるのですが(多くは様々な要因の結果としてコレクションになってしまうという状況なんですけど)、それでもほとんどの場合ルールブックは読まれるので、手垢と折り癖がない製品というのはレアなんですよね。まぁ…自分もそこまでミントな状態に拘る訳でもないのですが、それにしてもこんな状態のNext Warが21世紀のこの世に存在しているとは思ってもいませんでした。
 しかもお値段は、5桁ではあるけど当時の定価より安い。これはもちろん買うでしょ…と購入してきたという訳です。これは、大げさに言うと平成の奇跡かなと。

 更に奇跡は続くもので、その数週間後には別な場所で本ゲームと同じNext Warのユニット切り離し品の中古(こっちはバッチリ中古でした)を安値で発見。ハッキリ言って私はこのNext Warのユニットを切り離すのがもったいない(笑)とか思っていましたし、その割にルールブックを読むとすごく面白そうなゲームなので、思わずプレイ用にもうひとつ確保(爆)してしまいました。保管用と使う用ってのが実にヲタっぽくはありますけど(火暴)
 新品状態のゲームを持っている状況なら、ユニットが多少不足していても校正が可能ですからね。それに状態を見る限り、ルールブックはかなり使い込んで手垢たっぷりでしたけど、ユニットはきちんと種別ごとに整理されていて、おそらくほとんどは揃っているのではないかと推測できたので。もっとも、いくら校正が可能とはいえ付属ユニットの多数が紛失…なんて状態のゲームには手を出したくありません。
 そんなこともあり、今私の手元には、Next Warが2セットあることになってしまったのです。

 このゲームは、キャンペーンシナリオはさすがに場所と時間の覚悟が必要ですが、ショートシナリオなら普通に1日でプレイ可能みたいですし、先に解説した「懐かしい未来、なくて良かった未来」ともいえる当時の現代戦を体験できるということで、私自身、とても興味津々なゲームなのです。なので、いつかがんばってプレイしてみたいなと思っています。

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 こちらは、1983年6月に発行された、ホビージャパンによるシミュレーションゲーム専門誌、タクテクスの8号にある紹介記事。この時点で「当社にも在庫はない」なんて書いてありますね。
 この記事は、リプレイというより、Next Warの特徴的なルール解説の趣が強いのですが、読むとますますプレイしたくなってきます。

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