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▼2018年04月04日

PIEGA TMicro3

P4041263 以前テクニクスのSB-F1を入手したと書きましたが、そちらは長い間探しているという友達がいたのであげちゃいまして、でもあのデスクトップ上のマイクロスピーカーリスニングは、想像してたよりも楽しかったなと目覚めた結果、だったら自分も何か探して買ってみようかなと。そもそも平日の夜はMaster jubileを派手に鳴らす訳にもいかないですしね。

 で、色々探してみたのですが、そういえば以前オーディオショップで聴かせてもらったPIEGAのTMicro3という超小型スピーカーがかなり良かったよなぁ…と。それと現状のデスクトップに設置するにはあのサイズくらいが限界だったりしますし…と思って調べてみたら生産終了

 まぁ…生産終了じゃなくても定価で10万円越えるスピーカーなのでとてもじゃないけど買えません。せいぜい予算は2万円程度までかなぁとヤフオクを探してみると、ちょうどPIEGAのTMicro3が出品されていまして、予算は少し越えるのですが、ちょうど終了日ですし、ついでにその頃キャンペーンでやっていたヤフオク毎日くじを引いてみると落札額の50%をTポイントで還元!(最大1.5万円相当まで)なんて大物が当たってしまいまして、これは使わにゃ損だということで、だったら逝くかと。なのでこのスピーカーは送料入れても実質1.5万円ちょっとで手に入れたことになります。
 まぁ…現金払いという点では予算を超えているのですが、ちょっとしたTポイント長者になったし仕方ないかなと。欲しかったモデルがおトクで手に入ったんだし。

 で、今は上の写真のような状態で聴いています。
 この音はなんというか、ピエガですな〜。すごく繊細な音を出すのですが、中域に不思議な暖かさがある。そして解像度と空間表現もすばらしい!デカいスピーカーで色々セッティングに悩むよりも、こういうサイズでサッと音出してみたほうが楽しいのかも…なんて自らのオーディオ人生否定したくなっちゃうくらい、音についてはある意味驚きでした。

 セッティングについては、まずは机に直置き。机に直じゃなぁ…と思っていたのですが、想像以上によかった。ちなみにこの机はフランス製で板も分厚くとにかく重い。1人では到底持ち上げられない程の重量があるのですが、それが幸いしてるのか、もうこれでいいかな?なんて思いました。

 ただ、折角なので色々やってみないと面白くない。机に直置きだと耳の位置に対してスピーカーが下過ぎるので、またまたヤフオクに頼りまして、小さなサイズの御影石を調達します。サイズはH40×W150×D250mmの黒御影石で送料含め5,000円程度でした。TMicro3のサイズがH190×W120×D130mmなので奥行きはもう少し短くても良かったのですが、この大きさでこの厚みでこの重さ(1枚で約5Kg)がある御影石ってないんですよね。特注だともっと値段上がるし小さなサイズは加工しにくいので割高なのです。

P4041250 御影石が届いてから、まずはそのままインシュレータもなにもナシで置いて聴いてみましたが、悪くはないけど少し余計な響きがつくかな?それにTMicro3本体が御影石の上で滑りやすいので、何かの拍子で机の下に落としそう。これはいかんと近所の島忠で大きさの違う3M製粘着シール付のゴム足を大きさ2種類買ってきました。
 それで大きいの小さいの、3点支持などいくつか試してみたのですが、ベストがこの写真。前に大き目のゴム足で後が小さ目のゴム足というハイブリッド。これだとスピーカーにやや俯角がつくので、耳の方向的にはちょうど良い。

 音は、机・御影石直に置くよりも、音が締まってさらに低音も伸びるようになりました。低音が伸びたのはちょっと意外かな?足が3個と4個では4つの方が断然良い。というか、ゴム足については結構色々やりまして、1週間位かけて3個から6個まで大小色々やりましたが、結局写真のようなオーソドックスな配置がよろしいみたい。

 セッティングも決まったので現時点での音質評価ですが、本当にこの大きさのスピーカー2つが鳴っているの?というくらいの音の力強さと定位感。特にSB-F1でも味わえなかったポイントとして、音の力強さがあるなぁ…と思います。
 なんというか、出てくる音にエネルギーを感じるんですよね。これはこのサイズのスピーカ、というかもう少し大きなサイズでもなかなかキッチリ出ないものですよ。こういう音は聴いていて気持ちいいんですよね、安心できて。
 本機は密閉型ですが、こんな小さなエンクロージャーなのに、デスクトップの距離で聴く限りは低域の不足は感じられませんし、音もストレスなくよく伸びます。ただ、一般的なラウドスピーカー用途としてそれなりに距離を取り始めるとまた別なのかもしれません。

 先に紹介したSB-F1と同様、キャビネットはオールアルミ製で、音楽再生中に天板などに触れても振動があまり感じられない設計。SB-F1もそうでしたが、この定位の良さと独特の空間表現はこういった構造共通なのでしょうか?

 アンプはLINNのMAJIKを使っています。手持ちのアンプ色々試しましたが、このMAJIKが圧倒的に相性いいです。特に小音量時のバランスはさすがマジックだと思いました。スピーカーケーブルはLINNのK10です。

 しかし…これで自宅と別荘でスピーカーの方向性がキッチリ別れましたね。自宅はMasterjubileとカタマリ(写真では見えませんがiMacの裏にあります)とTMicro3、全てがアルミのガッチリ系エンクロージャ。別荘では3本あるスピーカー全て木製キャビネットの鳴きを重視したモデル。意識してこうなった訳ではありませんが、なんだかおもしろい。

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↑スピーカー端子はWBT製ではないですがケーブル側は余ったWBT端子を装着

OLYMPYS E-M1 + LUMIX G 20mmF1.7


▼2018年03月28日

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROも買っちった

https://farm5.staticflickr.com/4776/39963853705_8f0b9d5b1d_m.jpg そういえば、こちらのレンズについての紹介をしていませんでした。マイクロフォーサーズ渾身の超広角レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROです。

 購入時期については、実はこの12-40mmと同時購入していたのですが、ちょうど店頭在庫を切らしていて、入荷の連絡は翌々日くらいにきましたけど、受け取りは1週間後くらいでした。

 Zuiko Digitalの超広角レンズといえば、ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0が有名。プロのカメラマンでもこのレンズのためにフォーサーズを選んだという人が何人かいた気もします。かくいう自分も、デジカメ雑誌でこのレンズによる見開きの写真を見てフォーサーズのデジカメが欲しくなったのです。

 もっとも、E-1を購入した当時で、このレンズの価格は新品で20万円弱もした時代。まずは標準レンズの14-54mmを手に入れる必要があったし、更にその当時で20万円のレンズを買うのはなかなかの決断を迫られる金額でもありまして、その当時いい仲だったひと(笑)に相談したら「仕事で使う訳でもないのに20万円は高いと思う」なんてありがたいかつ冷静なアドバイスを頂いた事もあり、なんとなく心証的に買えそうで買えないレンズとして、ずっと自分の頭の中でくすぶっていたのでした。

 そんなこんなで時が経ち、フォーサーズもマイクロフォーサーズへと進化する中、2015年になって待望の新型7-14mmがOLYMPUSより発売となります。解放値もF4からF2.8へと進化して、お馴染みの防塵防滴仕様。これは欲しい!と思ったのですが、当時はマイクロフォーサーズのボディ持ってませんでしたからね。その後中古でOM-D E-M1を入手しますが、買った当初はマイクロフォーサーズのレンズはしばらく必要ないかなと思っていました。

 ただ、EM-1でマイクロフォーサーズレンズを使われている人を何人か見るとね…やはりコンパクトなマイクロフォーサーズボディにコンパクトなレンズはうらやましいな…ということで12-40mmを買ってしまった訳ですが、その時に気が大きくなってつい…この7-14mmも発注してしまった訳です。値段もなんだかんだで11万円台まで下がってきましたからね。
 ちなみに、旧Zuiko-Digital 7-14mmと同スペックなレンズとして、パナソニックのG VARIO 7-14mm/F4.0 ASPHがあるのですが、こちらも結構欲しかったんですよね、ただ、防塵防滴じゃないという点と、OLYMPUSのボディにはあまり相性がよくないとのことで、購入を控えていました。

 実際使い始めてみると「あぁ〜このレンズ買って良かった」としみじみ思いました。私は元々被写体としては街並みや風景を撮ることが多いのですが、今まで持っていた一番広角なレンズ11-22mmでは撮れなかった世界が撮れます。
 特に素晴らしいと感じるのは、狭い路地で街並みなどを撮影するとき。
 自分の撮影スタイルは、その風景にある特定の被写体を浮かび上がらせるというより、その場所の雰囲気全てを収めたいと考えてしまう方なので、7mm側にズームしたときに撮れる圧縮された空間は、撮影後にデータを見返してみても我ながら本当に見応えがあると感じます。
 ただ、作品としての写真を撮るためにこの超広角レンズを使いこなすには少し練習が必要かもしれません。適当に撮るだけだと、周辺が変形した何の変哲もない風景写真が撮れるだけです。まぁ…私的にはそれでも充分なのですが。

 この形状から想像がつくと思いますが、当然保護フィルターは装着できません。無理すればこういったリングをかませて保護フィルターを装着することも可能ですが、基本は前玉むき出しで使うしかないかと思います。
 その際ですが、ズームをテレ側(14mm)にすると、前玉がフードの中でそれなりに引っ込みますので、このレンズをキャップを装着せず持ち歩く際は、撮影後すぐにレンズをテレ側にズームするクセをつけた方がいいかもしれません。何かの拍子で前玉を傷つけてしまったら…修理にどのくらいの費用がかかるんでしょうね、あまり想像したくはありませんけど。
 ちなみに上にある写真はズームをワイド側にして前玉を出した状態です。ちょっとドキドキしますよね。

 実際に撮影した写真は、既にこのブログで何枚も公開していますので、ここでは特に作例など掲載しませんが、飛び出た前玉に憶せず、これからも積極的に外に持ち出して使っていきたいレンズです。

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↑この雑コラも早く使わないと旬を逃してしまうw

iPhone7 Plus

▼2018年03月18日

柏…そこは千葉県の最先端で最前線!

P3180569 あしたの今日子さんってマンガがありまして「柏…そこは千葉県の最先端で最前線!」なんてセリフがあった記憶があり、結構前の記憶だったと思いましたが、調べたら最終巻は先月発売だったのね。別に単行本買ってた訳でもないしどうでもいいんですが、細々と長いことやってたんですね。
 つことで今日柏に行ったら何となくそのマンガを思い出しました。このマンガ柏フリークには是非お勧め!なんだけど…JR常磐線以北の柏市は全くといっていい程登場しないのがTX系の住民にとってはやや不満。お勧めといいながら自分で最近まで読んでた訳でもないし(笑)

 と、そんなネタはどうでもいいのですが、今日は天気もいいしブロンプトンで柏市方面へ。途中でおいしいパンが食べたい気分になったので、まずは東武アーバンパークライン(野田線)江戸川台駅近くにあるLIFEというパン屋に寄りました。

 柏方面と言いつつこのお店はギリ流山市になるのですが、それはともかくここのパンはおいしい。
 どうでもいいけど街のパン屋さんって外観だけで何となく売ってるパンの味想像つきませんか?ここのパンはどちらかというとキッチリ堅くて歯ごたえしっかり系のパンなんですが、昔偶然見つけたとき、外の雰囲気からして「こりゃ買わんとあかん」と思いましたからね。逆にふわふわでやわらか〜なパンが食べたい時ってこういう看板のパン屋さんには入らないと思うんですよ。なんでなんでしょうね。

 ライフであんパンとフランスパンを買ってから、江戸川台駅前にある広場のベンチに移動して、途中のおおたかの森のスタバでボトルに入れてもらったコーヒーを飲みながらパンを食べる。文章にするとシャレオッティーな感じですけど、もちろんそんな雰囲気はなかったです。

 昼食後はいよいよ柏市内を散策。まずは気になった街並みからひとつ。まだギリで柏市内ではないんですけど…。

P3180584 こちらは江戸川台9号公園前の商店街。日曜日なのでみんなお休みなのか、或いはもうやってないのか。広い通りの歩道にアーケードっぽい屋根がついているのが一層淋しげというか味わいがあります。

 しかしこの「江戸川台」って地域はなんだか住むのに居心地良さそうな地域ですね。駅の方には先程のLIFEというパン屋さんもありますし、その隣には高級スーパーである京北スーパーもありますし、その隣にはよくわからない激安スーパーマーケットもたくさんあります。私も大人になったら(笑)こういう街に住んでみたいです。

P3180591 その後はふらふらと柏方面に向けてブロンプトンを走らせ、流通経済大学付属柏高等学校のグラウンド方面へ。このグラウンドは柏の雑木林の中にあり、更にグラウンド脇には野馬土手と呼ばれる土手があります。そしてその上にはベンチが置いてあり、地元住民?と思われる人達が、高校サッカーの練習試合を観戦していました。

 自分も15分位?、ネット裏のベンチに座って一休みがてら観戦していましたが、この距離で見るサッカーはなかなか面白いですね。選手同士の当たりなど、テレビで観戦するのとは違った迫力があります。

P3180597 その後は、柏市北部の雑木林地帯を適当に散策。
 しかし…この辺もすっかり開発が進んでこの手の雑木林が消えてしまいましたね。以前はこういう林の中によくわからないため池や湿地帯が点在していたものですが、それらをつないでいた雑木林が既にモザイクのように開発され伐採されたせいか、そういう湿地帯みたいな場所はもう残っていないようです。

 ごんぶくろ池周辺も昔は本当に回りが雑木林だった気もしますけど、今では池の周辺もすっかり開発されています。

P3180624 雑木林一帯を抜けると、次は東大キャンパスの中。広い敷地内にでっかい倉庫で更にそこから鉄道のレール…これって標準軌…いや、広軌かな?一体何のためにこのレールはあるんでしょう?というか、ここって普通に入っていい土地なのか?

 付近を見渡すと、分解されたと思われるでっかいコーン(直径2mくらい?)と、破断したようなでっかい流線形っぽいパーツが置いてありました。一体何なんだろう?調べてみるとここは東大の物性研究所らしいです。

P3180635 そこから少し南に下ると、なんと!千葉県柏市に「蔦屋書店」ができていました。さすが日本の知能の頂点が集まる東大の街柏の葉ですね。

 もっとも、色々なところで書いているとおり、蔦屋書店ってのは本屋さんとしてはかなり微妙なので、一応中は見て回りましたけど、あまり欲しい本も見当たらず。
 2Fには都内でもちょっと珍しい広さの児童書専門フロアがありましたので、この付近に引っ越してきた若い家族連れが過ごすにはいい場所だと思います。

 どうでもいいですが、蔦屋書店と看板はあっても、この建物内だけでカフェが5件もあるという…実は書店というより、フードコートの廊下に本が並んでいるようなもんでしたね。そういう雰囲気もまた今では受けるんでしょうけど。

P3180641 さて、TX柏の葉の方面に向かっていくと、いきなりな超高層の街並みが迫ってきます。なんというか圧がすごいですね。こんなに密集して超高層な物件建てて大丈夫なのかと思いますが、なんたって柏の葉は東大生が通う街ですから、それなりにお金持ちも住んでるんだろうなぁ。

 ここはTXに乗れば30分で秋葉原まで行けるし、空は広いし柏って実は結構住みやすい場所なのかもしれません。ただ…周辺の開発はもう少し慎重にやってほしいなと思います。

P3180666 そこからブロンプトンで20分くらい?JR柏駅前の2番街前にやってきました。さすが千葉の渋谷と呼ばれる柏。日本で始めてペデストリアンデッキができたのも柏。ちょっと前に閉店したメロンブックスも再び帰ってきた若者の街、柏です。
 ちなみにこの2番街、1番街は存在しません。何故1番街が存在しないのかというと、常に一番を目指す向上心を忘れないように、敢えて2番街という名前の商店街にしているそうです。さすが千葉の渋谷である柏!向上心も忘れません。

 ま…JR柏駅前はあまり用がないので(失礼)、ちょっと離れた場所にある柏のユニオンをのぞいてから、帰路に入ります。

P3180712 帰りは柏市から松戸市方面の坂のある辺りをふらふら寄り道しながら帰ります。そしてこの写真!この坂道なんですけどね、ここは松戸市立第三中学校脇にある坂道。何故か私はこの坂道が大好きなんですよね。

 いやべつに…タモリみたいに坂道愛好家って訳ではなく、強いて言えばもう少し視点が広い街並みとか景観を愛する変態なのですが、ここの坂道は何故か大好きで、クルマでも柏市方面に来たときは敢えてこの裏道を通ったりしています。

 坂の上から見る景色と、急坂の途中にある宅地用引き込み道路、そして坂の下にある勾配のついたT時交差点など、どれも見所がいっぱい!付近に休憩できるベンチでもあれば、のんびりとこの坂道を見て過ごしたいのですが、さすがに普通の住宅地の中にあるので、そんな事したら通報されてしまいます。一応坂の上には小さな公園があったりするのですが、園内からはこの道路が見えないので私的には意味がない。この坂道はGoogleストリートビューで見ることができますので、現地に行けない方はこちらでじっくりと堪能なさって下さい。

 坂道を堪能した後は、国道6号線を渡って、つくばエクスプレスの南流山方面へ。こちらも真っ直ぐ向かった訳ではなく、流山市内を色々と散策しながら走っていたのですが、その話はキリがないのでまたそのうち。

 当日の走行距離は、BeeLine NAVIで51km程度でした。

P3180628
↑国産初の大型超高圧高温実験装置の実働模型

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital 7-14mm F2.8 PRO


街に本屋さんが多すぎる!

 今朝ニュースを見ていると、名古屋の児童書専門店メルヘンハウスが閉店するという話題をやっていました。なるほど…確かに少子化だもんな〜子供向けメディアは辛いよなぁ〜ポンキッキも終了するしなぁ〜なんて思って見ていると、ニュースの姿勢としては、児童書と言うより本屋さんの総数が減っているから、みたいな話題を取り上げていましたね。
 最後まで見なかったのでオチがどうなっていたのか分かりませんが、この児童書専門店閉店については、本屋さんの減少よりも昨今の少子化の影響なのではないかと思うのですが、どうなのでしょう。

 若い人が本を読まなくなった!

 という話は、なんだか自分が生まれた頃から聞いている気がしますが、ここ10年位の町の風景を見ていると、確かにみんな本を読まなくなったようです。昔は通勤中の電車に乗ると、週刊誌とか少年ジャンプとか片手に持ってる人沢山いましたからね。今だとそういう人はすっかり見なくなりましたので、なるほど…日本人は本を読まなくなったのかもしれません。

 といいつつ、もう少し考えてみると「読書ってなんだ?」みたいな気も実はします。
 海外だといわゆる書籍を売る本屋さんと、雑誌やコミック(海外のコミックはほぼ雑誌形式)を売るマガジンハウスが割と分離しています。私は不幸ながら海外には生涯一度しか出かけたことがないんですが、その時に町をふらついて入った本屋さんは売り物が全て本。当たり前ですけどね。そしてちゃんとしたお店の形をしています。で、いわゆる雑誌を売っているマガジンハウスは、日本で言うたばこ屋さんみたいに人通りが多い街角にちょこんとあったりします。実はたばこ屋さん利用したことがないのでよくわからないのですが、そんなノリだと思って頂ければ。あ、実は渡航経験が一度ってのも自分は不幸だと思っていません(笑)

 何が言いたいのかというと、最近の読書離れって数字が大きいのは雑誌やマンガ離れだったりして、実はほとんどの人はそういうちゃんとした本を元々読んでなかったのでは?って思うのです。もちろん、雑誌にだって立派に読書と言えるないようようなモノもありますし、書籍にしたって「これが読書?」みたいに感じるモノも結構あったりしますが、そこは大雑把に考えていたければと。

 ここからは完全に私の個人的な印象でしかないんですが、そもそも上記に書いたような偏見で考えると「読書」をしてる人って元からそんなにいたのかな?なんて思ったりします。自分が働く業界はどちらかというと本を読む人が平均より多い業界なのではないかと思うのですが、にしたって以前も書いたように「お勧めの本はなんですか?」なんて聞かれることもあったりと、決してみんなが読書まみれになっている訳ではありません。そう考えると個人的に「実は本屋さんの数ってまだ多すぎるのでは?」なんて思ったりするのですが、そういう話を数少ない読書好き…な人に話すと怪訝な顔をされることがほとんどです。

 統計を見ると、2017年の時点で日本全国には書店が12,526店あるそうですが、それを2016年の全国の自治体数で割ると、一自治体毎に平均7件強の本屋さんがあることになり、そう考えると本屋さんの数ってすごく多い気がしませんかね?もちろん本屋さんが日本全国平均して散らばっている訳ではありません。
 うちからそう遠くないつくばみらい市では市内に本屋さんがないなんて状況もあったりしますけど、現地を知っている人間からすると、ここはつくばエクスプレス開通前だと本屋さんどころかまともなショッピングセンターすらない地域だったので、そりゃそうかなと。

 今時は本を読んでいる人に比べて、音楽を聴いている人は圧倒的に多い訳ですよね。
 通勤中の電車内を見ていても、本を読んでいる人はすっかり消えましたけど、耳にイヤホンやヘッドホンをかけている人はかなりの数がいます。この全ての人が音楽を聴いているのかはわかりませんが、それを考えても、今では読書をしている人よりも、音楽を聴いている人の方が圧倒的に多いであろうことは想像がつきます。

 で、ここで全国のCDショップ数を調べてみると、本屋さんと違ってちゃんとした統計が見当たらないのですが、日本レコード商業組合に加盟しているCDショップの数は、2010年の時点で約700店だそうで、今だともう少し減っているんでしょうかね?これを先程と同じ2016年の自治体数で割ると、自治体毎に平均0.4店となり、これが多いかどうかは別にして、少なくとも読書と比較して街で音楽を聴いているだろうと思われる人の割合を考えてみると、本屋さんに比べてCDショップは圧倒的に数が少なかったりします。

 もっとも、ここにはCDレンタル店は含まれていませんので、それを加えればCDショップ数は全国であと2,000店くらいは増えるのかもしれません、でもそれを言ったら本にだって図書館ありますしね。図書館は全ての市町村にあるとは限りませんが、ほとんどの場所に存在するでしょう。しかも図書館は無料です。

 話は変わりますが、図書館を利用する度に「音楽と違って読書が趣味の人って行政からこんなに優遇されちゃっていいのかな?」なんて思ったりします。時には出版社や著者の方が気の毒に感じる事もありますが、こういうシステムなんだから、もちろん私もありがたく利用させてもらってます。この週末も敢えて品のない書き方させてもらうと、金額にして11,800円(税別)分の本を借りてきました。うち2冊はもう読んだので、明日にでも予約済みの別な本と貸し出し交換してきます。これ全部無料ですよ!すごくないですかね。実は街の本屋さんの閉店が加速してるのって、こういうやりすぎとも思える行政の図書館サービスにも一因がある気もしますが、このシステムは出版関係者から叩かれてるの見たことないです。一部のベストセラー本以外は公費での図書購入も出版社にとっては重要な売上だからなんでしょうけど。

 脱線しましたが、友達に出版社に勤めてる人とか、ライター業やってる人とか、漫画家さんとか、そういう人達がいますので、あまりこういう事を書くのもアレかもしれませんけど、やはり統計で見ると、まだ本屋さんって多すぎるんだろうなと思います。

 こういう事書くと「おまえは街の書店がなくなってもいいのか?」なんて怒る人もいるんでしょうけど、全然そんな事はないです。というか、昔は旅行先で本屋さんに寄るのが大好きでした。
 ただ、最近ではあまり積極的には寄りません。何故なら日本全国何処でも本屋さんに並ぶ本が同じになってきたから。もちろん、POSシステムを使って売れる本だけを並べるってのは、短期の視点のみで考えれば正しいんだろうなと思います。売れる本を置けば売上立ちますからね。

▼2018年03月08日

閉店が迫った松戸伊勢丹へ

P3081246 今日会社を休んだ訳は、閉店が近くなった松戸伊勢丹へ母親を連れて行ったからだったりします。

 松戸伊勢丹といえば、埼玉県の東部に住む田舎住民からするとまさにメトロポリタンな松戸に燦然と輝く一流百貨店で、大げさと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まともな鉄道すらないこの地域の住民からすると、自転車に乗って30分で到達できる一番身近な都会だった時代もあったのです。

 もちろん、子供の頃は親に松戸伊勢丹へ何度も連れて行ってもらいましたし、中学生の頃は友達の付き添いでガンプラ買うための行列に並ばされたり、松戸伊勢丹近くの映画館で当時封切りになった伝説巨神イデオンを友達同士で見に行ったり、当時伊勢丹の近くにあった「わらそう」というオモチャ屋にシミュレーションゲームを買いに行ったりと、私の子供の頃にとって松戸といえば都会、松戸といえば伊勢丹という固定観念が今でもあるのです。

 余談ですが数年前には女の子と松戸のまど☆マギカフェにデートで出かけたり、その後は松戸にある女子大にも仕事で潜入したりと、松戸は大人になってからも何かと縁を感じる街だったりします。

 で、その松戸のランドマークである松戸伊勢丹が閉店すると聞いて、母親が閉店前に一度行ってみたいと言っていたので、今日は会社をサボって、閉店セールの中、母親と松戸の伊勢丹へ出かけたのです。というか自分のMGFに親を乗せるっての、もう10年ぶりくらいではあるまいか?

 現地には10:30頃到着を目処に出かけたのですが、なんと平日の朝から駐車場は満車になっていまして、入庫までに15分位待たされました。
 その後はとりあえず最上階のレストランフロアに登って母からトンカツをごちそうになります。母はなんでも月に1度くらいの頻度で松戸伊勢丹上のトンカツ屋さんにきていたようで、店では馴染みの店員さんとお別れの挨拶をしていました。

 その後は上から順に各フロアを回ります。自分はこういう百貨店巡りが全く苦にはならない(というか旅行中では単独で地方百貨店を徘徊する趣味があるくらいだし)ので、ゆっくり売り場を見てていいよと言ったのですが、親としては子連れで落ち着かないのか、いくつか馴染みと思われるお店の店員さんへ挨拶に回っただけで、やや足早に1Fまで降りてしまいました。自分に遠慮してたのかな?と思ったので、もう一度エレベーターで8Fまで戻って、ジュンク堂脇の店内カフェで休憩してから、再度売り場を回ります。

 途中でハンドバックを欲しそうにしていたので買ってあげて、お返しに母親からはジャケットを買ってもらって、最後はB1の食料品売り場で食材を買って、伊勢丹を後にしました。
 駐車料金を精算するときに時間を見たら、なんだかんだで5時間くらいは松戸伊勢丹の中にいたので、それなりにデパートを堪能したといえるかもしれません。

 松戸伊勢丹の閉店は3月21日。もう自分が行くことはないと思いますが、伊勢丹がなくなると松戸という街自体、もう行くこともなくなるだろうなぁ…なんて思いながら帰路につきます。自分にとっては、物心ついた最初のデパート体験が松戸の伊勢丹でした。長い間おつかれさま。

P3081266
↑モリナガヨウ先生「東京右往左往」より。
埼玉県人にとっての松戸ってまさにこのイメージでした。


iPhone7 Plus / OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital 7-14mm F2.8 PRO


▼2018年03月06日

MADE IN ABYSS Original Soundtrack Vinyl Limited

https://farm5.staticflickr.com/4667/39751528955_538f2097f0_m.jpg 注文したのは去年の秋だったと思いますが、メイド・イン・アビスのオリジナルサウンドトラック、アナログ版が今朝ゆうパックでイギリスから届きました。

 お値段は本体$35で日本までの送料が$10.60。日本円だといくらで決済されたかもう覚えていませんが5,000円はしなかったと思います。最近の国内復刻レコードがもはや5,000円位することを考えると割安ですね。

 当初は500枚限定プレスのクラウドファンディングだったようですが、結局〆切りまでに注文した人分全て、843枚のプレスを行ったようです。

 このレコード、2枚組ではありますが、日本製レコードでよくある中割れ式のジャケットではなく、そのまま普通のジャケットにレコードが2枚入っていました。中にはライナーノーツ、ジャケットイラスト入りのQRATESカードが封入。まだ音は聴けていませんが、盤面は鮮やかなグリーンでカッコイイ!。

 音楽は、ケビン・ペンキンというオーストラリア人。このアニメの他にも日本でゲームとかアニメ関係の音楽をいくつか担当しているらしい。メイド・イン・アビスのサントラについては、ハイレゾ版も買って聴いているのですが、なかなか雰囲気がある音楽です。ゾンアマのレビューでも100%★★★★★の大絶賛ですな。アナログ向きの音楽かといわれると微妙な気もしますが、レコードプレーヤーで聴くのが楽しみです。実際針を落とすのは週末になるかなぁ?

 昨今のアナログブームで、さまざまな音楽がレコードで復刻されるのがちょっとしたブームになっていますが、個人的には往年の名曲をアナログで復刻するのはどうでもいいので、このように中古で存在しない、過去にもアナログレコードでリリースされたことがない音楽にもっと製造リソースを割いてほしいものだと思いました、かしこ。

iPhone7 Plus


▼2018年03月05日

ちちぶでぶちち

P3041031 アニメの影響ではありませんが、以前からブロンプトンで秩父には行ってみようと思っていまして、今シーズン花粉の飛散がひどくなる前に出かけるかなと考えていたのです。で、先日はお日柄もよくというか、もう少し寒くても良かった気がしたのですが、無事秩父方面ツーリングに出かけてきました。

 家から秩父方面って実は結構出かけやすい。草加駅より東武伊勢崎線にのり羽生駅下車、そこから秩父鉄道に乗り換えます。羽生から終点の三峰口駅までは片道1,050円かかりますので、運賃節約のため1,440円の一日券を購入。一日券を使えば草加から秩父の三峰口まで片道1,300円くらいで行けてしまうので、ウチから秩父地方は距離の割に案外電車賃がリーズナブル。

 日曜朝7:05分草加発の館林行き区間急行に乗り、羽生駅到着が8:00前くらい。駅で一日券と急行券を購入して、そこから8:18発の秩父鉄道の急行に乗車。秩父鉄道の急行列車は、ふかふかクッションの対面クロスシートで、三峰口までの1時間半以上の乗車時間を考えると充分元が取れるものです。急行という割にはあまり早くないですけど。

P3040991 三峰口の駅に到着したのが9:54分。この列車だと登山用途には遅いのか、車内はあまり混んでいませんでしたね。

 急行を下車して改札で一日券を見せて急行券もポケットから出そうとしたら、駅員から「200円払って」と言われ、なるほど…急行券のことを言っているのかなと思ってポケットから急行券を出したら改札を通れました。
 しかし「急行券は?」と聞くならともかく、いきなり「200円払って」というのは実に感じ悪いですね。慣れていない人や外国人観光客などはよくわからないで200円払ってしまうケースもありそうですがそれを狙っているのかも。悪質な物言いだと思いますので、急行下車後の三峰口の駅員には充分注意して下さい。当然ながら事前に急行券を買っていれば駅員に200円を渡す必要はありません。

 さて、駅を出ると駅前には桜沢みなのちゃんがお出迎え。それが冒頭の写真です。
 空は雲ひとつない晴天でしたが、微妙に気温が高い。この時期なので気温はそれなりに低いのですが、上着を着るかどうか微妙なラインですね。このまま鉄道沿いを下って秩父方面に行ってもいいのですが、何となくですが小鹿野町方面へ抜けてみようかと思ったので、前半の登りに備えてシャツ1枚で走る事にしました。

P3041055 県道37号線を登っていってしばらくすると見えてくるのが双神トンネル。なんでも埼玉県が管轄するトンネルでは一番古いモノらしく、竣工が昭和18年とのことです。そんなに長いトンネルではないのですが、古い時代に作られたせいかトンネル幅が狭いので、中で車同士のすれ違いができません、注意して下さい。
 坂を登ってきて体温上昇中ではありましたが、このトンネルに入るとひんやりします。さて、ここからは下りです。

 割と緩めの坂をダラダラと下っていくと、近藤銘醸のある市街地に入り、更に進むと道の駅両神温泉・薬師の湯という施設が見えてきます。とりあえず寄り道して、奥にある地域資源活用センターという場所で、ここの施設本来は蕎麦打ち体験施設として使われているようですが、1日限定で普通に蕎麦も食べられます。せっかくなので昼食にしました。

P3041074 普通盛りだと少ないとの話だったので大盛を選択。そばは比較的香りが強め、極上とは言いませんけど、なかなかのものでした。しかし…この場所に蕎麦打ち体験に来るかと言われると、ちょっとね(笑)
 まぁ、施設内には温泉もあるし、1日使うつもりで楽しむならアリなのかな?両神山登山の帰り道などにはありがたい温泉とお蕎麦屋さんかもですが、そういう時間でまだ蕎麦が食べられるのかは疑問。以前両神山に登った時は気が付きませんでしたが、そもそもこのルートではなかった気もします。

P3041105 その後は小鹿野町中心街へ、小鹿野町といえば通過したことは何度もありますが、こうやって市街地を散策したのは初めてです。
 街並みは想像以上に趣があり、中心部には三階建てのちょっとしたデパート風ショッピングストアも見られ、昔は結構栄えていたのかもしれませんね。ウィキペディアによると、小鹿野地区は県内でもいち早く教育・交通・産業の振興など各分野で近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきた。とありますから、当時は秩父地区でも有数の栄えた街だったのかもしれません。

 昨今のモータリゼーションの影響か、少子化の影響下はわかりませんが、メインストリート裏には廃屋や空き地も見受けられ、今では他の地方都市同様徐々に衰退に向かっているようです。
 ただ、他人事だからいえるのかもしれませんが、こういう「人類は衰退しました」系というか「ヨコハマ買いだし紀行」系というか、こういう穏やかな文明の後退的風景は見ていて悪くないなとも思います。これは私がまだ移動の自由と生活できる仕事と経済力を備えているからの視点な訳で、ある意味無責任な感情ではあるんでしょうけどね。

P3041087 もっとも町民のみなさんは当然ながらただ衰退を待っている訳にもいかず、最近の小鹿野町は町おこしの活路を二輪ライダーに見いだしています。
 今ではウェルカムライダーズおがのというWebサイトを立ち上げて、ライダーに優しい街づくりを目指している模様。たしかに小鹿野町付近には走っていて気持ちよさそうな峠道が沢山ありますし、クルマも少ないのでバイクには乗りやすそうであります。

 町内には至る所に「ウェルカムライダー」のロゴが貼られていて、更にバイク用の駐輪施設もきちんと備えられている場所が多いです。私も小鹿野町に行って「イヤにオートバイ多いな…」と思っていたら、市街地中心部に行って疑問が解けました。そういえばこの辺の場所ってマンガのばくおん!!でも取り上げられてた気もしますし、わらじカツ丼のお店も町内のあちこちにあったな。

 さて…小鹿野市街も堪能しましたし、次は秩父市へと向かいます。
 小鹿野町から秩父市に抜けるルートはいくつかありますが、基本は長尾根丘陵を越える必要があるため、どうしても峠を越えなければいけません。その中でも自分は何を勘違いしたのか、一番キツいであろう長尾根峠ルートを選択。頑張ってブロンプトンで乗車して登ってきたのですが、峠ラスト直前のつづら折りで乗車を断念!ブロンプトンを押して歩くことにしました。

 峠のちょっと手前には秩父ミューズパークなる謎の施設があります。パークのWebサイトから引用してみると…

秩父ミューズパークという名前は、ギリシャ神話に登場する人間のありとあらゆる知的活動を司る女神の名前「ミューズ」(英語ではMuse)にちなんで名づけられています。
この女神たちは、天地全能の神ゼウスと、記憶の女神ムネモニュネの娘であり、人々から苦しみや悩みを忘れさせ、喜びと楽しみを与え、明日の生活の糧を与える最高の女神であり、芸術、学問を司る女神でもあります。
彼女たちにはそれぞれ役割が与えられ、カリオペは叙事詩、クレイオは歴史、エウテルペは笛(音楽)、テルプシコレは舞楽、エラトは歌謡、メルポメネは悲劇、タレイアは喜劇、ポリュヒュムニアは賛歌、ウラニアは天文を司っています。
後のミュージック(音楽)、ミュージアム(博物館)、アミューズメント(娯楽)などの語もこのミューズを語源としています。
ミューズパークはそのような公園です。

 とあって、なんで秩父でミューズなのかよくわからないところですが、この公園内を走れば長尾根丘陵の尾根を伝って秩父市街の方まで行けそうなので、そのまま公園内をブロンプトンで走って行くことにしました。

P3041116 公園は南北(南西から東北)に伸びていて、想像以上に広く、人で賑わっていました。ここにいる人達全てが秩父市民って訳でもないんでしょうけど、秩父市って何故か埼玉県内でも結構活気がるんですよね。埼玉のチベット(失礼)とかいわれる割には、案外街中にも人が多いし、若い人の比率だって高い気もします。
 それはともかくとして、園内にはこのようなレンタル自転車があって、それぞれ時間貸しされているのですが、家族連れでこういった自転車に乗っている姿を結構目にしました。尾根沿いとはいえそれなりにアップダウンもある中、こんな自転車で坂を登るのは地獄な気もするのですが、みんな大丈夫なのでしょうか?自分は絶対にやらんぞこれ。

 園内は人も多いし子供連れが沢山いますので、ノンビリ時間をかけて南口から北口まで縦断。ここからいよいよ秩父市街へ降りることにします。

P3041137 下りは秩父公園橋まで一気に下ります。しかし…スゴイ規模の吊り橋ですね。さらに珍しいと思うのですが、橋自体がかなりの急坂になっており、秩父側から自転車で渡るのは結構大変じゃないかな。当日もカップルがレンタサイクルみたいなので秩父側からこの橋を渡りに来ていましたが、ひぃひぃいいながら登ってきています。ただ、その後を自転車に乗った女子小学生(?)2人組が、割と涼しい顔で登ってきていましたので、これも慣れなのかな?
 ちなみにアニメでお馴染みのあの花大橋は、旧秩父橋といい、ここから1Kmくらい北にあるようです。

 さて、秩父市内に入ったら、とりあえず矢尾は外せないでしょう。とくにかも食品の焼きそばはおいしいんだよね!もちろん購入。ブロンプトンでなければ屋上とか登ってみたかったけど、ここはがまんして市内散策へ。

P3041157 その後は西武秩父駅から秩父鉄道の秩父駅の間をブロンプトンで適当に徘徊しました。全て紹介するとキリがないので省きますが、こちらは秩父市内散策では必ずといっていいほど取り上げられる、角が丸い商店。昔はたばこ屋さんだったそうです。
 このように市内にはモダンな雰囲気がある建物がいくつか点在しています。このメインストリートには観光客も大勢いました。これもブラタモ効果かな?秩父市は何度か来たことがあるのですが、ここまで人はいなかったような…。

 さて、秩父市街も堪能しましたし、後は適当に好きなだけ走って秩父鉄道に乗って帰るだけ。時間もあったのでもう少し秩父盆地を下ってゆきます。

P3041177 次に訪れたのは、皆野町の旧矢尾。みなののやおと言えば去年の夏に閉店してしまったんですよね。近年は家具専門店になってしまっていたので、地方百貨店ファンの自分もなかなか足が向かなかったのですが「いつまでもあると思うな金と地方の百貨店」ですかね。
 ちなみに矢尾の家具売り場は、本店の矢尾横にあったカルチャー館がなくなって家具売り場が移転してきています。

 矢尾の市街もかつては結構人通りが多かったんだろうなと言う雰囲気です。人通りはありませんが、道の作りや街の構造が、モータリゼーション前の濃密だった空間の面影が残っています。
 せっかくなのでみなのやのの隣にあった味の店ヤマブというお店に寄って、秩父味噌を購入してきました。

P3041218 さて、ここで時間は16:00を過ぎていますので、とりあえず長瀞まで走って終わりにしましょう。皆野駅から長瀞駅まではブロンプトンで10分程度。長瀞駅前はすっかり今風に開発されていて、ここは軽井沢か?ってなもんの賑わいでした。人も多いしオシャレな山ガール(古い)風な女性も沢山います。

 ここから帰りも急行に乗って帰ろうかなと思ったのですが、登りの急行は熊谷駅までしか行かないようで、それに急行料金払うのもアホらしいので、その後の16:28分発各駅停車に乗って羽生駅まで戻ります。そこから東武伊勢崎線に乗り換えて草加駅まで。

 BeeLine Naviで算出した当日の走行距離は、およそ70kmくらいとなりました。

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↑秩父市内は今でも「あの花」圧がつよめ。

iPhone7 Plus / OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital 7-14mm F2.8 PRO


▼2018年03月01日

日本の宇宙戦艦は何故超弩級が多いのか?

 子供の頃から疑問に思っていたことです。

 昔心をときめかせたSF小説やアニメ、映画に登場する宇宙戦艦(ここでいう「戦艦」とは軍事用語としての戦艦ではないです、念のため)、例えば宇宙戦艦ヤマト機動戦士ガンダム、そして伝説巨神イデオンや、はたまた銀河戦国群雄伝ライwなどなど、国産SFに登場する宇宙戦艦は、全て大型で同口径(と思われる)の砲塔を進行方向軸線上に備えています。
 それに比べ、子供の頃は疑問と感じていなかったのですが、当時テレビ放送されたアメリカSFに登場する宇宙空母ギャラクティカや、スタートレックのエンタープライズ号、そしてお馴染みスターウォーズの敵役であるスターデストロイヤーなどは、強力な武装を持つという設定はありますが、国産SFの宇宙戦艦みたいに、わかりやすい砲塔を備えていません。特にギャラクティカやスターデストロイヤーなど、ゴチャゴチャした船体表面の適当な位置に小型?の砲塔が多数配置されているだけのように見えて、子供心に「こんな貧弱な武装ではガミラス艦にすら勝てないのでは?」なんて思っていたもんです。実際はどっちが強いのかは知りませんが。

 そして、大人になってそれらの宇宙戦艦について考えていたときに、ハタと気が付いたことは「超弩級」というキーワード。ちなみに皆さんご存じだと思いますが、超弩級とは、1906年に浸水した大英帝国HMSドレッドノートを越える戦艦という意味。元は軍事的な用語ではありましたが、当時の海軍関係者があまりにも口にするため、そのまま一般用語になりました。
 そういえば子供の頃国語の先生が「超弩級という言葉はという弓を越える凄さという意味で…」と言っていたので、自分は「え?超弩級の弩はイギリス戦艦ドレッドノートの意味ですよ」と反論したのですが、認めてくれなかった事がありましたね。ま…どうでもいいのですが。

 で、ドレッドノート級が浸水+就役した時代というのは、日本でいうと明治の終わりくらい。日露戦争が終わった頃でもあります。日露戦争と言えば二百三高地での激戦も有名ですが、日本国民を熱狂させたのは、東郷元帥によってロシアバルチック艦隊を壊滅させるという大戦果を上げた日本海海戦でしょうか。あの当時は日本の国民でも海軍力やその主役でもある戦艦が脚光を浴びていた時期でもあります。そんな時代にイギリス海軍は、全世界の戦艦を一挙に二世代以上古い艦にしたとも言われる、ドレッドノートという戦艦を誕生させました。

 ドレッドノート級の登場は、世界の海軍関係者に衝撃をもたらしました。ドレッドノート級の何が優れているか?というと、色々ありますが大きなポイントは…

・主機に蒸気タービンを採用し、大型戦艦ながら最大船速20ノット越えを達成した。
・武装は単一口径の主砲塔5基を移動方向軸線上に配置し、片舷射撃において火力の集中が可能になった。

 という点でしょうか。
 わかりやすく言えば、私達日本人が「戦艦」と言われてパッと頭に思い浮かぶあの形を始めて作った戦艦となります。

 ではそれ以前の近代戦艦はどうなのか?というと、主砲はもちろん大型の砲を備えているにせよ、その回りには副砲、小型砲、速射砲などさまざまな種類の砲塔を備えていて、敵との戦闘が始まると、長距離からの打ち合いではなく、素早く敵の懐に潜り込み、多数の砲塔で敵艦を穴だらけにするという戦術が基本でした。
 そのため戦艦には多数のさまざまな砲が搭載されていて、当時も主砲に当たる大型砲は装備されていましたが、まともな射撃管制もなく砲の製造精度も低かったため、実戦ではほとんど当たらず、あらかじめ小型砲で敵の反撃能力を奪った後に、近づいて直接照準でとどめを刺すための兵器として運用されていたようです。
 日露戦争より前の日清戦争で、清国の戦艦定遠鎮遠が当時としては30.5cmなどという大型砲を装備しているのにもかかわらず、実戦では全くといっていい程役に立たなかったようですから、当時の戦艦に装備されている大型砲とは、“飾り”的な要素も多分にあったようですね。それと実情を知らない役人や国民はデカい砲塔備えてるってだけで大喜びしますし、戦艦建造予算も取りやすくなるという事情もあるでしょう。

 ドレッドノート級は当時のその状況を覆し、精密に製造された複数の大型砲塔を前後軸線上に配置し、高度な射撃管制と共に、長距離でもちゃんと命中を得られる大型砲による集中射撃を行い、敵が近づいてくる前に撃沈してしまおうという、いわゆる大艦巨砲主義の走りとなる戦法を前提とした戦艦として誕生します。

 ドレッドノート級の出現以降、世界の戦艦はスタイルが一変します。イギリスはもちろん、アメリカ、フランス、ドイツ…戦艦を運用している国は、全てそのスタイルをドレッドノートに習った形に変化させます。
 ちなみに日本の高速戦艦、金剛比叡榛名霧島の4隻は、ネームシップの金剛がその時期のイギリス製である事から、非常にドレッドノート級に近いスタイルとなりました。特に金剛の改装前初期型は、船体の形などドレッドノートにそっくりだったりします。

 前振りが長くなりましたが、つまり、日本のSFに登場する宇宙戦艦のほとんどは、そのスタイルと発想が明治の終わりに登場したドレッドノートそのものなんですよね。
 では何故なのか?と考えてみると、日本人にとっての戦艦というのは、実質超弩級型の戦艦しか目にできなかったからではないかと思うのです。

 日本以外の例えばアメリカでは「戦艦」といっても、さまざまな時代があります。例えば大航海時代以降の列強戦艦といえば「戦列艦」と呼ばれる形式、帆船時代の船ですね。日本にはこういった帆船の戦艦を運用していた時代がないのであまりファンもいませんが、欧米では今でもファンが多いジャンル。甲板を何段も重ねて横向きに大砲を多数搭載、全盛期は120門艦なんて船もありました。
 この時代の海戦とは、まずは風の向きを読んで敵艦隊より風上の位置を抑えてから敵の移動の自由を奪い(風上を自軍の帆船で埋めてしまえば敵は帆に風を受けられなくなる)、単縦陣とよばれる船を一直線に並べた陣形で接敵し、横弦に針のように配置した大砲で沢山の命中弾を与えるという戦法。当時の大砲の弾は炸裂弾ではなかったので、物理的に鉄の弾の運動エネルギーで敵艦の構造物を破壊する必要があり、それこそ雨あられのように命中弾を与えなければ、敵艦を沈黙させることはできませんでした。

 その後、風向きに囚われない蒸気戦艦が登場したりしますが、基本は細かく多数の大砲を横弦に装備して多数の命中弾を与えるというスタイル。炸裂弾も登場し始めますが、初期では製造と管理が難しく、雨あられ…という形で打ちまくる訳にもいきませんでした。

 それに比べて、私達日本人は大航海時代を経験していません。大航海時代どころか江戸時代に至っては、大型の竜骨や複数のマストを持つ船舶の建造が禁止されました。そのため始めて日本人が目にした船艦と言えば、ご存じ黒船、ペリーが乗る最新鋭の蒸気戦艦。その後幕末期に日本は数隻の外洋船を入手しますが、実際に日本人の手で艦を運用した大規模な海戦と言えば、日清戦争が始めてでしょう。
 その頃の戦艦はまだドレッドノートスタイルではありませんが、日露戦争を経て大正時代の好景気時代に就役していた日本の戦艦は、どんどん超弩級になってゆきます。日本人が「戦艦」というスタイルを認識するようになったのは、その時代が初なのではないかと。

 で、アメリカのSFに登場する宇宙戦艦って、基本は帆船時代のイメージなのかなと思います。多くのアメリカ人にとっての戦艦とは、日本人が思う超弩級の戦艦ではなく、そのもっと昔、帆船時代の戦列艦をイメージしているのかも知れません。

 なぜそうなのか?それは元々SFにおける世界観というのが、日本製SFとアメリカ製SFでは大きく違うからではないかとも考えるのですが、その話は長くなるのでまた今度にでも。
 
Dreadnought
 


▼2018年02月21日

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとHLD-7

 むふふ…

Zatukora

 ということでいきなり今旬なマンガの雑コラで申し訳ないですが、買っちったました、オリンパスのマイクロフォーサーズ用プロレンズ、M.ZD12-40mm F2.8!と縦グリのHLD-7
 思えば去年の6月にE-M1を買ったときから気にはなっていて、でも元々E-M1は手持ちのフォーサーズレンズを活用するためのボディだし、ここでM.Zuiko Digital沼に落ちる訳にはいかん…なんて考えてはいたのですが、やっぱりね、お店で触ったりすると、やはりマイクロフォーサーズ用レンズはコンパクトでいいなと。それと当たり前だけどAFの合焦も桁違いに早いし。

 で、何となく今の値段を調べてみると、このエントリを書いている現在で、新品価格は7.5万円程度に下がってきてるのね。販売当初はあっという間に品切れになってプレミア価格もついてたことありましたが、PROグレードのレンズとしてはかなり買いやすい値段に。そしてなんと!今だとオリンパスではキャッシュバックセールを行っており、私が買おうとしている12-40mmでも1万円のキャッシュバック(UCギフトカードにて)が受けられるとのこと。というかオリンパスって年中キャッシュバックセールやってるけど大丈夫なんか?
 今回は金額で言えば過去最大級のキャッシュバック幅ですね。オリンパスのカメラが果たして売れているのか売れていないのか気になります。
 
 キャッシュバックがあれば、実質中古の価格で新品のM.ZD12-40mmが手に入るチャンスでもあるので、早速会社帰りに新宿のマップカメラに寄ってご購入。ついでにレンズの保護フィルタも購入。
 ちなみに保護フィルタは付ける派と付けない派で熱き論争が起きたりしがちですが、自分は基本付ける派です。高価なレンズの一番前に安物ガラスを付けてもったいないという話も分かるのですが、私の場合は割とレンズむき出しでフィールドに出かける事が多いので、結構前玉とかガンガン当てちゃうんですよね、扱いが割と雑なので…。なのでフィルタは基本的に全てのレンズに付けるようにしています。

 もっとも、今は保護フィルタってのも高いのね。中華製の安物で済ませるって手もあるんでしょうけど、今回は久しぶりの新品レンズなので、フィルタもスッキリサッパリそれなりのを選択することに。
 店頭のお姉さんに話を聞くと、M.ZD12-40mmに適合する62mm径だと、お値段は大体3,500円〜15,000円位まで。15,000円とか…むしろ保護フィルタ買うより前玉交換修理の方が安くつくのでは?(特にプロサービス会員の方とか)なんてレベルの本末転倒さではあるけど、ま…みんな金持ちなんでしょうな。
 自分も久々のレンズ買いで気持ちが大きくなっちゃってて、ついつい割高なオリンパス純正のPRF-ZD62 PROなんてフィルター買っちったました。純正だから高性能!って理由じゃなくて、完全に見た目カッコ良さ重視の選択です。意外とプロテクトフィルタの製品名って目立つんだよね。

 それともうひとつ、店頭で購入手続きしてる間に、ふと横の棚をみると、中古でE-M1用の縦グリHLD-7が6,000円強で売っていたので、気が大きくなってた私はそちらも買っちったました(笑)
 E-M1って意外とバッテリ保たないんだよねぇ。後継のE-M1 MarkIIだとバッテリそのものが大きくなってるのでかなり保ちが違うようですが、ま…仕方がない。縦グリを装着すればバッテリも2倍保つので長時間の撮影でも大丈夫!って、予備バッテリ持ち歩けばいいんだけどさ、ほら、縦グリはやっぱり男のロマンじゃん。
 ひとつ注意ですが、縦グリのHLD-7とHLD-9は互換性がありません。E-M1ユーザーが間違えてHLD-9を買っても装着できませんので注意。もちろん逆も不可能です。

 ルンルン気分(死語)で家に持ち帰り、わさわさと梱包を解いてE-M1に装着してみます。さすがオリンパスが誇る防塵防滴PROグレード!今まで使っていたZD14-54mmなどに比べると小さな鏡胴ですが、ずしりと重さが伝わってきます。残念なのは、このレンズを装着した状態で縦グリ装着すると自立しないことですね。PROグレードだと一番コンパクト(と思われる)なこのレンズで自立しないのはちょっと残念。大した問題でもないんですけど。

 それと、純正のレンズキャップであるLC-62Dが妙に使いにくいですね。なんでこんな構造にしたんだろう…ってまぬけさもまたオリンパスっぽいかもw。ここはおとなしく改良版のキャップLC-62Fに買い直した方がいいかもしれません。見た目気にしなければ62mm径のキャップであれば500円前後で手に入るでしょう。いずれにせよ純正キャップは使いにくい上に落としそうなので、早目の交換をお勧めします。

 あとは、この先M.Zuiko Digital沼にハマって行かないように注意しなければ…。まずは購入報告のエントリで、撮影してみた感想などはまた後日に。

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↑むふふ…たまらん。

iPhone7 Plus


▼2018年02月19日

Technics SB-F1

P2180761 今から40年位前、テクニクスより「コンサイスコンポ」という製品が発売されました。ここでいう「コンサイス」とは、コンポーネントの大きさがコンサイス辞典並みにコンパクトなサイズという意味で、実際に辞典並みの大きさなのかは別にして、当時、大型化というか恐竜化する一方だった単品オーディオコンポに一石を投じた製品。宣伝にも力が入っていたようで、当時は小林亜星とすぎやまこういちを起用したテレビCMも放送されていたようです。

 面白いのは、当時単品コンポーネントではハイエンドクラスにならないと存在していなかったアンプのセパレートシステムが、割と各社で実現していたことで、スタートになったテクニクスはもちろん、ダイヤトーンも同じようなサイズでセパレートアンプシステムを販売していました。これらはサイズが一般的コンポサイズではなかったので、ユーザーもセットで入手する場合が多く、そのため各コンポーネントとしての役割をそれぞれ明確に設定しやすかったのでしょう。

 この小型コンポの流れは、そのまま進めばきっと日本のオーディオも違ったモノになったかもしれません。これらの製品はそのままセット売りのミニコンポへと進化(退化?)してゆききますが、そちらはオーディオの流れとして語る製品ではありません。

 そんなコンサイスコンポの中でもキラリと光る製品がこのスピーカーTechnics SB-F1。見た目はミニコンポの付属スピーカーみたいな趣ですが、キャビネットはアルミダイキャスト製でずしりと重く、ユニット配置もテクニクスお得意のリニアフェイズ設計となりとてもHi-Fiな音を出します。ブースト気味にして低域を擬似的に伸ばすミニコンポの付属スピーカーとは全く違う製品でした。

 ということで、とりあえず写真のように机の前に配置して音出しをしてみます。経路としてはMacmini→ ADI-2 Pro→NAPOREX HA-5→NAP250となります。スピーカーの脚はTAOCのメタルインシュレーターにAETのVFE-4005Hを重ねています。

 まず印象的なのが、音の定位感がすごいってこと。こんないい加減な配置で、更にスピーカーから耳の位置も近い(多分4〜50cmkくらい)なのに、本当に正面iMacモニタの奥からボーカルが聞こえます。というか人が立っている感じの妙にリアルな音場感です。サイズ的に低域は少し不足しているのかもしれませんが、低域がブヨブヨした感じにならず、シュッとした切れが良く量感も感じられる低音です。
 そして、音を再生中にキャビネットに触っても、思ったよりも振動していないことがわかります。この制振構造的なキャビネットが、独特の音場感を生み出しているのかもしれません。

 当時の販売価格は、古いオーディオではお馴染みのこのサイトによると、¥18,500(1台、1978年頃)だそうで、左右合わせると37,000円となり、そんなに安い製品でもなかったことがわかります。当時のように卓上三脚などを使ってスピーカーをフローティングさせてみるとまた音も違ってくるのかも。

 しかし…卓上のこういったニア過ぎるニアフィールドリスニングもなかなか楽しいですね。

P2180764
↑Technics SL-XP5と一緒に。

OLYMPYS E-M1 + LUMIX G 20mmF1.7 / iPhone 7Plus



▼2018年02月16日

オリンピックとナショナリズム

 オリンピックになると、毎回必ず誰かがこういう事言い出すんだけどね(笑)

 五輪、国別でなく「個人参加にすべき」 作家・森博嗣の提言に「正論」の声も:Yahoo!ニュース

 というか、森博嗣がまたブログ復活してたのもちょっとびっくりしたけど。これも炎上狙ったエントリーか(笑)

 そういえばかつてホリエモンも似たようなことを言ってたな。確かに「日本人が活躍したからって無条件に喜ぶのはおかしい」なんて話は理屈としては理解できるけど、そもそもはどっちも「違和感を感じる」というレベルの意見。当然「日本人が活躍したから喜んではいけない」なんて話ではもちろんない訳だけど、確かにみんなで盛り上がってる中でこうやって水を差されたら、実生活では友達減りそう…って気もする(笑)

 もっとも、逆の見方をすればオリンピックは「アマチュアの祭典」であるが故に、それら参加選手のドメインが重視されるのも仕方がないともいえるのかもしれない。
 大多数の分野のアマチュア選手は、プロで活躍するほど知名度がないし、また選手としての技量も(もちろん人によって違うが)、大筋ではプロ>アマチュアの序列になるはず。まー今のオリンピックにおけるアマチュアリズムとは?なんて考えると面倒くさい話になるが、とにかくアマチュアを卒業できて、その先プロとして強くなれば、競技スタイルにもそれぞれ個性が出てくるので、そこに憧れて選手個人のファンになるという人は増えてくる。
 逆にアマチュアではまだ選手としての技量も個性も花開く前なので、それぞれの何を見てファンになればいいか、あるいはプレイスタイルのどこをみて憧れればいいのか…その部分がまだわかりにくい、というか差が小さい。それでもなんとかしてその競技を観戦したい人は、仕方なく感情移入できるわかりやすい共通項を探す、それが国別だったり出身地別だったりするのだろう。
 つまり、自国の選手や出身地が近い競技者を応援するということは、ある意味、対象となる選手の評価がまだ定まっていないからという言い方もできるし、少なくとも見た目や振る舞いで応援したり応援しなかったりというケースよりはずっとフラットで民主的な応援方法ともいえないくもない?

 高校野球も同じようなもんだよね。自分は高校野球とかサッパリ興味がない(というかどちらかというと嫌い)けど、アレで盛り上がっている人のほとんどは、選手個人を見ているのではなく、参加している高校生が所属する学校を見ている訳で、こちらは毎回夏になっても「地元高校の勝利を無条件で喜ぶのは間違っている」なんてウザいこと言う人が少ないのは、オリンピックよりも参加選手がアマチュアっぽいからだろうか?
 そして、高校野球で大活躍した生徒は、ドラフトなんかで指名されたりして、その頃はもうその選手が何処の高校出身なんて気にしてる人はほとんどいなくなる。
 野球でアマチュアからプロへ転職すると、観客の興味は所属高校ではなく選手個人へとシフトする。もっともプロ野球やJリーグについては集団スポーツのため、所属チームという新たなドメインが生まれる訳だが、そこに参加する選手は、出身地も出身国さえもバラバラだけど、そのチームのファンが応援してくれるし、ファンの数は国籍や出身地ではなく、主に個人の成績で増減する。

 オリンピックの応援が国別で盛り上がるのは、むしろ参加選手からすればありがたいことの筈で、逆にそういった背景がなければ一部コアなファン以外は観戦すらしないと思う。少なくとも今現在、フィギュアスケートやスキー競技、カーリングやスノーボード競技がテレビのゴールデンタイムでのメインコンテンツで視聴者を集める競技ではない(最近は羽生人気でゴールデンタイムでのフィギュア中継が度々あるようだが)。オリンピックで行われている競技のほとんどは、みんなオリンピックだから見ている訳で、ほとんどの人は普段からそのスポーツが好きで観戦している訳ではない。
 もちろん普段から大好きで競技の結果や情報を追いかけている人も中にいるだろうが、そういう人は多分応援する選手も、同じ国籍の日本人だから…という安易な理由で応援していないだろう(と思う)が、絶対数はとても少ない。

 オリンピックを観戦している一般客は、むしろオリンピックの競技そのものには大して興味がなくオリンピック自体を国同士の争いとして楽しんでいる。これを歪んだ愛国精神として批判することもできるが、まー国家そのものの意味がわかりにくくなってる今、ドメスティックな感情をこういう場で発散していると考えれば、あながち悪い事でもないのでは?
 そもそも近代オリンピックの始まりが国別対抗戦である訳だし、オリンピックにおいて国別の参加スタイルを否定するなら、各競技のワールドカップとか見ればいい訳だしね。

 普段さほど興味がないから、同じ国や出身地の選手を見つけて応援する。これはある意味その競技を観戦する人の初心者向け応援スタイルな訳で、そういえば、大相撲では力士紹介で必ず出身地のアナウンスが入るっけ?あれはむしろ相撲初心者向けに誰を応援すればいいかのきっかけを与えるサービスともいえるし、私は行ったことないけど、銀座にある白いバラというキャバレーも店の前に「あなたの郷里の娘を呼んでやって下さい」なんて看板があったりするのも初心者向けサービス。どっちもファンになったり何度も通ったりする課程で、出身地よりも選手としての個性や人柄が判断されることになる訳で、そこでそのスポーツ観戦にハマるかもしれないきっかけを否定されてしまうと、多分オリンピックというか、一部のスポーツ以外は観戦する人がいなくなってしまう気がする。

 ということで、まーどうでもいい事を延々と書いてきましたけど(笑)、そもそもオリンピックとは国対抗で応援して盛り上がるというコンテンツな訳で、ここを否定されてしまうと、多分近代オリンピックは日本の国体並みに誰も見ないイベントになっちゃうだろう。
 もっとも、世界がもっともっと融合化して、みんな自分の出身国なんて、今でいう出身県並みに気にしなくなれば、今のスタイルでのオリンピックも消滅してゆくに違いない。実際、先進諸国の国民では、自国にオリンピックを誘致なんて昔ほど盛り上がらなくなってきてるしね。

▼2018年02月11日

Rola Celestion Ditton15

https://farm5.staticflickr.com/4711/40164883272_0ae9a8ec9d_m.jpg 私はイギリスのオーディオが大好きなのですが、スピーカーもイギリス製が好きなのです。
 その割には何故か自宅ではスイス製のPIEGA Master Jubileなんて使っていますが、以前はCelestion SL6 Siを使っていましたし、Celestion Ditton66も持っています。で今回のDitton15、なんというかCelestionのコレクターみたいですけど、仕方がないよね、好きなんだし。今のところは自宅で置く場所がないので、SL6 Si一緒に鹿嶋で使っています。

 Celestionの魅力ってなんなんでしょうね。全ての人が気に入るスピーカーではないと思うんですが、やはりこの音離れの良さと明るい音は本当にクセになります。え?明るい音??という部分に反応する人がいるかもしれません。どちらかというと英国のスピーカーって、音離れが悪く根暗な印象…なんて言われています、特にSL6についてはそんな印象を持っている人が多いかもしれませんが、ハッキリってそれは誤解。誤解というかアンプのパワーが足りていません。パワーというか駆動力かな…詳しい話はしませんけど、国産のプリメインだとほとんどダメかも。かくいう私もNAP250で鳴らすまでは、SL6がこんなにハキハキと明るく歌うスピーカーだとは思いませんでした。

 ま、低能率でアンプ泣かせのSL6はさておき、Dittonシリーズはそんなに能率も悪くないですし、もう少し鳴らしやすいです。ただ売られていた当時のスピーカーシステムとしては低能率だったかもしれません。確か能率は90dbW/mじゃなかったかな?昔調べたのですがよく覚えてない。一部で96dbと紹介されているサイトもありますが、計測方法が違うようです。

 このスピーカーの特徴と言えば、HF1300という独特な音響レンズをもったツィーターと、ウーハーと同じ口径のドロンコーン。写真を見ると3Wayに見えますが、一番下はドロンコーンと呼ばれるパッシブウーハーなので、電気的に駆動されるユニットは上2つの2Wayとなります。Dittonシリーズと言えばこのドロンコーンですね。上級機の66にも搭載されていますが、独特の音場感はこのユニットのおかげなのかもしれません。

 ツィーターは樹脂を染みこませた円錐形のユニットを、プラ製の音響レンズで塞いだ構造で、これはツィーターから出る音を効果的に拡散させる役割を担っているとか。
 音が出ているときにこのツィーターに触ってみると結構振動を感じることができて、ピンポイントの音像定位が命である現代のスピーカー設計とは、根本的に思想が違うのかなと思ったりします。キャビネットに対するツィーターの取り付け位置ですが、現在のスピーカーと違って対にはなっていません。右も左も正面向かって右側にツィーターは取り付けられています。というか左右の区別がない?なのでステレオでこのスピーカーシステムを聴くと、少し音像が右寄りになりますが、実用上は大した問題ではありません。

https://farm5.staticflickr.com/4739/24396113807_f4a7cb536e_m.jpg 写真はこのスピーカーの右だか左だかのF特を正面1mで測定したグラフ。もちろん左右とも測定してチェックしていますが、グラフは同じような結果でした。iPhoneを使ってAudio Frequency Analyzerで計測したので完全なデータでもありませんが、参考にはなるかと思います。というかスマホ使ってるヲマニな人は便利なのでこのアプリ買った方がいいよ。
 古いので経年劣化が気になりましたが、カタログに出ていたこのスピーカーシステム新品時のF特とあまり違いがないので、とりあえず音圧的にはユニットもネットワークも故障はしていないようです。

 音質ですがとても明るくて雰囲気がある音。なんというか、空間をそのまま包み込むような柔らかさと繊細さを感じる事が出来ます。欠点を上げれば、Celestionのスピーカーシステムにしては、意外とツィーターが存在感ある事と、中域がすこしへこみ気味かな?なんてトコロでしょうか。ボーカルよりもクラシックやジャズなどのインスト曲が似合うシステムなのかも。
 もっとも欠点とは言っても、1970年代に作られたスピーカーとは思えないくらい、豊かな音楽を奏でてくれます。こういう“雰囲気”があるスピーカーシステムって、なかなか見つからないですね。

 仕上げには前期・後期で色々なバージョンがあったようですが、私が所有している前期のモデルでは、MDFの切り口まんまの仕上げと、黒塗りの仕上げのバージョンがあったようです。黒塗りのバージョンは何故か電気通信大学で展示されているみたい。私のモデルではキャビネット前面にデカデカとマジックでシリアルが書いてあったりと、仕上げとしてはちょっとあんまりなので、本来はサランネットを装着した状態で聴くのが前提なのかも。

 このDitton15、今となってはかなり古いスピーカーシステムですが、ネットを検索すると今でも愛用している人はそれなりにいるみたいですね。有名ドコロだと、e-onkyo musicでコラムを連載している片寄明人氏も愛用しているようです。

https://farm5.staticflickr.com/4755/28418532489_db4b6b627b_m.jpg
↑サランネットを装着した状態

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▼2018年01月19日

NAPOLEX HA-5の謎

https://farm5.staticflickr.com/4676/39747050792_500546792d_m.jpg 謎という訳でもないのですが、いくつかわかったことがあったので、前のエントリに加えて追記を。

 最近色々調べていたのですが、手持ちのステレオ誌の1976年9月号で、HA-5の広告を見つけました。調べるとナポレックスというメーカーは、定期的な広告をステレオ誌にしか出していなかったようです。
 ステレオサウンド誌と違って、ステレオ誌はほぼコレクションされることがない雑誌(とくにバブル期は広告出稿してるメーカーへの編重ぶりが最悪で資料的価値がほぼない)なので、この雑誌にしか出稿していないとすると、なかなか資料漁りにも手間がかかります。

 まず、前のエントリからの訂正ですが、メーカーはこの製品を「ヘッドホンアンプ」と呼称していなかったようです。なので広告にも「プリアンプ」として紹介されています。それと価格も27,000円ですね。発売後値上がりしたのかもしれませんが、にしても19,800円は安すぎるのでこれは間違いみたい。

 せっかくなので、広告文章のHA-5の部分を引用します。

●ヘッドホン用パワーアンプを内蔵したプリアンプHA-5。
「シンプル・イズ・ベスト」をモットーに、トーンコントロールなど少しでも音質を劣化させる回路をはぶき、増幅素子を最小限にし、その動作点も歪の少ない点に設定。さらに直流をもNFをかける単純な回路を構成。信号回路の単純化により、精密緻密な音質を得ています。また、HA-5は、ダイナミック型ヘッドホン専用のアンプを内蔵。直接プレーヤー及びチューナー、テープデッキに接続して、2台のヘッドフォンを駆動させることができます。ヘッドホン本来の性能を100%引き出し、ソースのディテールまで、あますところなく再生するHA-5-----世界最高峰のプリアンプと比較試聴し、その音質をご確認下さい。/プリアンプHA-5(ヘッドホン用パワーアンプ内臓)標準価格27,000円

 だそうです。

 メーカーは、この製品をヘッドホンアンプではなく「プリアンプ」として売っていたこと。そして、世界最高峰のプリアンプと比較とか、宣伝文章にせよ、本製品の音質には相当の自信を持って世に送り出していたことがわかります。

 世界最高峰かはわかりませんが、自宅のHA-5は通電しているとますます調子が良くなってきました。特にヘッドホン出力の音はいいですね、毎晩ヘッドホンで音を聴くのが楽しみになっています。

iPhone7 Plus


▼2018年01月07日

NAPOLEX HA-5

P1070572 今のオーディオ業界はヘッドホン関係がブームで、むしろ普通のオーディオメーカーの陰が薄くなっているような状況ですが、この現在のヘッドホンブームからおよそ50年前、1970年〜1980年にかけて、ナポレックスという、ヘッドホンをほぼ専業にするという珍しいオーディオメーカーが存在しました。

 メーカーとしては創立が1970年、そして1980年には会社を売却しているとのことなので、会社の存命機関はちょうど10年間。なので資料も少なくて、手持ちだと「絵で見るオーディオがイド」という昭和53年3月発行の本に国内オーディオメーカーのリストとして掲載されているのを見つけました。それによると、本社は東京都の神楽坂に存在していたようです。他、当時のヘッドホン関係資料といえばステレオサウンド別冊の本がある筈なのですが、今は奥の院から出てこないので、のちほど判明した情報があれば随時追加してゆきます。

 当時のオーディオにおけるヘッドホンといえば、完全に本流から外れていて、たまにオーディオ誌で紹介されるときは、ケーブルやインシュレータと同様のアクセサリ扱いになっていました。そんな時代に、ナポレックスがほぼヘッドホンオーディオ専業であったことは、先見の明というか、当時のオーディオ業界を考えると無謀というか…まぁ、個性的なメーカーであったことは間違いありません。ただWebサイトを調べると1機種だけ、スキャンピークと共同開発で普通のスピーカも発売していたようです。

 そしてこのHA-5という製品は、ナポレックスが1976年に発売したヘッドホンアンプ。発売期間は1年程度の短命だったようで、当時の定価は19,800円でした。

 本製品が面白いのは、ヘッドホンアンプながら、プリアウト端子、そしてMMのフォノイコライザも内蔵していること。更にテープモニタまでありますので、機能としては完全にプリアンプですねこれは。更に凝ったことに、それらの回路はすべて別回路になっています。ちゃんと配線追っていないのですが、ケースを開けると、メインの左右バランス同軸ボリウムも3連〜4連装になっていまして、それぞれ通過するボリウムが違うのかしら?他、面白いのは、メインの基板がケース上部から逆さま(しかも斜め)に装着されていて、コンデンサなどは一部を除いて全て上からつり下げられています。電源部分のみが下のシャーシに設置されており、電源部分と回路の分離を狙った構造なのかもしれませんが、実は単にこのサイズのケースに無理矢理基板を突っ込もうとしただけなのかもw。
 とにかく製品のジャンルも個性的ですが、設計もかなり個性的です。

 ヘッドホンアンプとしては、ちょっと高域にクセがある鳴り方ですが、音はとてもクリアでいい意味で当時の高級ステレオっぽい音が楽しめます。入手当時は低音が不足している気がして、それを補うため低音ジャンキーなウルトラゾーンのPRO900で聴いていたのですが、しばらく使っているうちに大分馴染んできたのか、或いは耳が慣れてきたのか(笑)、AKGのK702くらいがちょうどいい感じになってきました。程よい解像感と立ち下がりがやや伸び気味な音のせいか、密閉型より開放型のヘッドホンの方が、このアンプには似合う気がします。

 本製品はプリアウト出力を持っていますので、もちろんプリアンプとしても使えます。現在はNAP250に繋いで聴いていますが、プリアンプとしての音はさすがに私のメインプリであるNAC12と比較できるクオリティーではありません。質もそうですが、中低域に独特なピークを感じますし、高域はもう少しなめらかさがあればと思いますが、新品の状態を知らないので本機の音質評価はできません。ただ、面白い音ではあるので、ここしばらく(といっても年末年始は自宅にいませんでしたが)は、この組み合わせで音楽を聴いています。
 なにせNAC12にはヘッドホン出力がないので、HA-5だと深夜にヘッドホンリスニングを行う時でもスイッチ1つで配線替えしないで済むのが楽w

 フォノイコは正直オマケレベル。聴けなくはないですが、当然ながら自宅のLINN LINTOとは比較になりません。ついでにいうとMM入力なので、SONYのHA-10を挟んで聴いていますが、それに原因があるのかも。使用カートリッジがIKEDA9cIIIなので、評価にはもう少し増幅率が高いヘッドアンプを用意すべきなのかもしれませんね。
 それと、フロントの切り替えスイッチにガリがあるようで、聴いているとノイズが乗ったりしてきます。ここをクリーニングすれば直るか、或いはトランジスタの寿命か…よく分かりませんが、自分が持っているHA-5についてはフォノイコの調子はイマイチです(追記:このエントリを書いた日に再度レコード再生してみましたら、少なくともガリはありませんでした。レコードの再生音も以前の印象より大分良かったです)

 このような個性的な製品を作っていたナポレックスですが、1980年には会社を売却して、オーディオからは完全に撤退したようです。同じ名前でカー用品のメーカーがありますが、同社の沿革を読む限り、全く関係ない会社みたいですね。

 1970年代といえば、住宅も今より狭かったですし、遮音性も現代の住宅よりもありませんでした。本来は現在よりもヘッドホンリスニングが求められる時代だったような気もしますが、何故かあの頃のマニアの大多数は本気でヘッドホンオーディオに取り組もうとは考えませんでした。そんな時代に当時アクセサリ扱いだったヘッドホンをほぼ専業にするとは、時代が半世紀ほど早すぎたのかもしれません。

 もし、現在もこのメーカーが存続していれば、STAXと並んで日本のヘッドホンオーディオを盛り上げていたのかもしれないと思うと残念です。そして当時の社員だった人達は、今のヘッドホンオーディオの盛り上がりを、どんな思いで見つめているのでしょうか?

OLYMPYS E-M1 + Zuiko Digital 50mm F2.0


▼2018年01月05日

National/Technics SU-50A

https://farm5.staticflickr.com/4725/38612717495_4264d59349_m.jpg どうでもいいけど、乙女のたしなみアンプ道…的なアニメか漫画とかできませんかね?名付けて「ガールズ&アンプリファイヤー!」。萌えっぽい女子高生達が乙女のたしなみを身につけるために、古のアンプを使って闘う…って、何と闘うんだ?w

 それはともかく、ここ数ヶ月私が夢中になっているアンプ、TechnicsのSU-50Aです。発売が1969年でステレオサウンドNo.10に発売の案内が出ていますので、同年の春くらいから店頭に並んだのでしょうか?発売当初は50Aというシンプルな型番でしたが、後にSU-50Aと変更されたようです。

 当時の定価は95,000円。消費税制度の前にはオーディオ機器に物品税というのが15%程かかっていましたので、それを差し引くと本当の価格は82,600円くらい?更に当時の物価を考えると1969年といえば大卒初任給が平均34,100円の時代。ただ当時の経済は高度成長期の健全なインフレ基調にありましたので、今と比較して数字通りの貨幣価値ではないと思います。それでも今の感覚だと20〜30万円クラスのプリメインアンプと言えますかね。発売当初だと、国産では最高額に近い製品で、当時のオーディオ誌を当たってみても、高級オーディオ機器として扱われています。

 このアンプの特徴は、何といっても、ナショナル・テクニクスが始めて発売したソリッドステート、つまり増幅にトランジスタを使った初のプリメインアンプであったということ。その当時のHi-Fiアンプはまだまだ管球式がメインで、ナショナルが同時期に発売していたSU-30/SU40というプリアンプとメインアンプも管球式でした。そんな中での同社初めてのトランジスタ方式によるHi-Fiプリメインアンプということで、本機にかけるナショナルの意気込みもかなりのものだったようです。

https://farm5.staticflickr.com/4683/39478351572_6b5775cd4d_m.jpg こちらは、ステレオサウンドNo.14に掲載されていた折込広告。大きく天板を空けた内部を見せ、その横には「アンプとして魅力があり、音色として親しみがある50A!」というキャッチが掲載されています。
 この「音色として親しみがある」というのがポイントで、当時の雑誌記事を当たると、トランジスタ方式ながら音色には暖かみがあり、まるで管球式のアンプのようだ…といった評価が出ていたりします。
 これは想像ですが、当時のナショナルは、初のトランジスタアンプとして、音色の違いを管球式と比較されてしまうのを恐れたのかもしれません。そのため本機の音色はTechnicsブランドのアンプとしても異質で、実質の後継機であるSU-3600はもちろんのこと、それ以前に発売されていたSU-30/40という管球式プリアンプ・メインアンプよりも暖かみを感じる音色だったそうです。確かに私達が想像するTechnicsの音って、正確無比で硬質、ウォームよりもクールという印象がありますもんね。

 その他、本機の特徴としては、OCL、アウトプットコンデンサレスであるということ。そのため鮮度の高い、特に低域の再現性に優れるそうです。あともうひとつは、特別な回路を使ったトーンコントロール類。これらのつまみはセンター位置から15度以内の範囲で信号がバイパスされる構造になっています。更にトーンコントロールは低域:250Hz/500Hz・高域:2.5kHz/5kHzでそれぞれターンオーバー周波数が切り替えられたり、サブソニックフィルタは-8dbでそれぞれ30Hz/8kHzを選択できるスイッチがあったりと、あの時代のレコード再生を意識した音質コントロール機能も豊富です。ちなみにフォノ回路はMMのみ、ただしこのイコライザ回路も優秀で、名前は忘れましたが、某オーディオ評論家がフォノイコとして本アンプを長年使い続けていたという話をどこかで読みました。

 こちらのアンプは、某所で5万円、更にメンテナンス済みという至れり尽くせりの状態で売られていたモノ。メンテログによると、各種レジスタ類が調整・交換されていてそれなりに手は入っているようですが、リキャップはされていないようですね。正弦波と短形派の測定画像も添付されています。スピーカー端子からDC電圧を測定してもほぼ0mvという優秀な状態だったので、しばらくは使い続けられると思います。

https://farm5.staticflickr.com/4555/24225339347_d4929bd44a_m.jpg 早速音を聴いてみると、本当に素晴らしい…素晴らしいというかね、私の好みとしてこの時代の石のアンプが本当に好きなんだなと思いました。
 なんだかんだで家のメインシステムもこの時代の石のセパレートアンプですし、この時代のソリッドステートなアンプの音には本当に心惹かれて困ります。ただ、今のところ管球式のアンプに行こうかという気分にもあまりなれないんですよね。なんででしょうか?w

 私が思うに、この時代のトランジスタアンプって、音に独特な明るさと歯切れの良さがあるような気がするんですよね。この印象はひょっとしたら、完全に元の音を増幅し切れていないから、あるいは音の情報量が足りないからなのかもしれません。でも、それを言ってしまえば世の中のヴィンテージオーディオ機器なんてみんなそんなもん。音、そして音楽にとって何が重要かは人それぞれで、逆に言えばその人にとって必要ない部分をそぎ取ってしまったからこそ、より音楽が美しく聴こえる…。だからこそ特定の時代のヴィンテージオーディオにハマる人が大勢いるのかもしれません。

 ただ、スピーカーの駆動力については現代のアンプに比べ今一歩かなぁ。
 ダメというレベルではないのですが、CelestionのSL-6みたいな低能率のスピーカーを鳴らすには、今一歩パワーが欲しい気もします。もっとも、この時代のスピーカーはまだまだ高能率でしたからね、まさか発売後半世紀過ぎて84dbW/mなんて低能率スピーカー駆動させられるとは思ってもみなかったでしょう。ただ、手持ちだとYAMAHA NS-1cについてはそれなりに鳴ります。
 なので、私の場合だと、背面のプリアウト出力(本機は背面のプリとパワー端子をショートさせてプリメインとして使う方式、なのでショートピンを外せばプリにもメインにもなります)から、AudioLab8000Pに信号出してスピーカーを駆動しています。その方がこのアンプのおいしいところを味わえますので。

 どことなくマッキン風な見た目は、古のオーディオ評論家、瀬川冬樹氏のアドバイスを受けているという話です。発売当初はMacintoshのアンプを真似しているなどと言われたらしいですが、そもそも一番外見が似ていると思われるMcintosh C23もほぼ同時期の発売なので、真似と結論づけるのも難しい感じ。
 ただSU-50Aの透過パネルについては、実は広告の写真から想像するよりも高級感がなくて、黒いパネルの中から文字だけが浮かび上がるのではなく、パネルの中身全体がうすらぼんやりと光るという、何とも微妙な代物で、ここはもう少し頑張ってほしかったなと思うところ。

 でも、正面にあるナショナルマークとテクニクスマークはカッコイイですね。評論家の菅野沖彦氏は当時のインプレ記事で、このマークがもう少し小さくなればいいのにと語っていますが、今となってはこの英文ナショナルマークもむしろ貴重でカッコよく見えます。

su-50a
↑暗闇だと結構派手な印象w

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Victor AX-Z911

https://farm5.staticflickr.com/4679/39491610801_3faf8b1fa8_m.jpg まぁ…色々ありましてねw。某アンプを返品してきたついでにヤケで買ってきたビクターのDAC内蔵アンプ。ヤケというのは嘘で、こっちのアンプもかなり気になってはいたんだけどね。お値段も某アンプの1/5程度だったし。

 VictorのAX-Z911、発売は1987年で当時の定価は89,800円。このアンプ、実は昔にヲデヲやってたときから気にはなっていたんだけど、結局あの頃の自分は輸入製品の方に進んだので、長い間縁はありませんでした。ただ…ずっと心のどこかで気になってはいたんですよね。それが、近年の某所でのアンプ道楽遊びの中で、手持ちの中古アンプを増やすことに抵抗感が無くなったということもあり、非ドフ系のリサイクル店から回収。見た目はミント状態で、一応店頭で動作チェックとDC漏れなど確認してきたのですが、スピーカー端子のDC電圧は7mv程度だったので大丈夫かなと。某所に持ち込んで早速音出しをしてみます。

 AX-Z911の特徴といえば、何と言ってもDAC内蔵アンプだということ。更に面白いのが、デジタル入力があった場合、それをそのままD/Aコンバータに送るのではなく、1度内蔵メモリにバッファしてから再生するという点。バッファメモリの容量は果たしてどのくらいあるんでしょうかね?
 で、なんでこんなめんどくさい事をするのかというと、ズバリ!アンプのA級動作を実現するためとなります。

 アンプにおける増幅方式、A級、AB級、B級…についての解説はここでしませんので、興味がある方は適宜ググってほしいのですが、簡単に言うと、A級アンプというのは、アイドル時こそが消費電力最大状態という、頭のネジが外れてるんじゃね?なんていう超非効率な増幅方式。しかし増幅時の信号のクロスオーバー歪みに関する影響を受けないため、音のピュアな増幅が可能となり、一部で熱狂的なファンがいる形式のアンプとなります。
 ただし、当然ながらA級アンプはアイドル状態で回路へと全力で電気を送り込む方式ため、電気代はともかくとして、アンプの回路には猛烈な負担をかけます。そりゃそうです、ある意味常に全力疾走で最大出力な状態ですから(むしろ音を出している時の方が電気をスピーカーに食われるため回路への電流は減ります)。なのでそれと引き替えにA級アンプの最大出力は小さいです。このAX-Z911の場合でいうと、A級で最大出力20W、但しもうひとつ内蔵されているAB級回路に切り替えれば最大出力120Wとなります。そして理不尽wなことに、AB級動作ならなんともないアンプの天板が、低出力なA級動作に切り替わるとたんチリチリに熱くなります。つまりはファンが壊れた20Wの電熱ヒーター回してるようなもんですからね。夏は使えんぞこれ(笑)

 で、話を戻しますが、このアンプが何故デジタル出力を1度バッファするのかというと、なんと!バッファに貯めたデジタル信号をアナログ変換する前に解析して、出力が20W以下で済むと思われる場合はアンプの増幅回路をA級へ、それを越えると予想される場合は、アンプのクリップを防ぐために瞬時にAB級(ここでは解説しませんがつまり効率的に大出力が出せる増幅方式、普通のアンプはこっち)へと回路を切り替えるのです。ハッキリいってアホかいなと思う手の込みようです。というか、こんな方式を採用したオーディオアンプなんて、全世界でもこのAX-Z911(と後継機のAX-Z921)のみだと思います。もっとも、一般家庭で音楽を再生する限りは、アンプの出力20Wなんて越える訳ないと思いますけどね。
 ちなみにどうしてこんな面倒な安全弁みたいな仕掛けがあるのかというと、アンプが制限出力を越えてクリップと呼ばれる状態になると、越えた分の信号の山が平坦となり、その状態はつまりスピーカーに直流電力が流れるのと同じ状態になるからです。何故これがマズいのか…は、ググって下さいw。

 故にこのアンプの場合、デジタル入力とアナログ入力では全く音が変わります。そりゃそうです、入力信号によってA級動作とAB級動作に変わる訳ですからね。アンプとしては全く別物な訳で、当然同じ音の筈がありません。
 で、このデジタル入力時のA級動作状態の音がすごくいいんですよ〜いやマジで。当然ながらA級動作を行う為には、内蔵のDACを通さなければいけないので、ADI-2 Proからデジタル48kHzを送り込んで聴く訳ですが、この古くさいDACの味もなかなか。
 現代のDACと違い、音の滑らかさとか解像感はあまりないのですが、情報が適度に欠損しているせいなのか音に力強さがあり、例えていえばちょっとやれてきたレコードの針で音楽聴いてるような印象。音の正確さとかぴゅあぴゅあな音楽再生みたいな観点だとやや邪道なのかもしれませんが、ヲデオは楽しければよいのです。更にダイレクトモードをONにすれば、余計な回路をすっ飛ばし、アンプ内部配線の長さが0.5mでスピーカー出力端子まで直結されるそうで、一層音の鮮度がアップします。

 ADI-2 Proからアップサンプリングしてアナログ出力での再生も試してみたのですが、こちらの方が音は滑らかでちゃんとしてるんだろうな〜と思いつつ、逆にA級アンプのなんとも言えないシルキーな雰囲気が失われます。DACは荒いけど増幅部は滑らかなA級動作か、DACの情報量は多いけど増幅がやや荒いAB級動作か〜悩むところではありますが、やはりこのアンプの個性は貴重なA級動作にあると思われますので、おとなしく内蔵DACで音楽を聴くのが筋かと。

https://farm5.staticflickr.com/4685/25577913218_a2d759b2df_m.jpg 裏技として、外部からデジタル信号を入力した状態で、DAT-2からのアナログ信号を入力し、DATの録音モニター状態で再生するとアナログ入力からのA級動作が可能みたいです。
 みたいです…というのも、アンプの表示は確かにA級増幅になってるし、天板もチリチリに熱くなるのですが、なんかデジタルを突っ込んだときのA級動作と音の感じが微妙に違う気がするんだよね。これは私の気のせいかもしれませんので何ともいえません。アンプがこの状態の場合、内部の基板ではランプが点灯してA級増幅中であることを示すそうですが、それがこの写真。ちなみにこのランプは天板戻してしまうと外からは見えません。
 デジタル側はリンクさえすれば音楽を再生する必要がありませんので、古いCDPの電源を投入してデジタル接続しとくだけで構いません。ADI-2 Proから同時にデジタル出力するって手もあるのですが、その場合サンプリング周波数の受けは最大48kHzを上限にしないとリンクしませんので、アップサンプリングでの再生はできない事になります。

 そういえば本機の天板ですが、呆れることに通常の天板の上に厚さ3mm程度の鉄板が敷かれています。天板空けようとイヤにネジ多いなと思いつつ本機上部のネジを全て外したら、そのまま文字通り天板だけが取れて驚きましたが、まぁ…この時代のアンプは重量こそ正義といわれていた時代なので、さもありなん。
 天板を空けたときに気が付いたのですが、本機は多分天板空けられたことない状態。こういうのって自分でバラすと何となく雰囲気でわかるんだよね。ネジ山に全くキズが無いとか、ネジを全て外して天板を持ち上げるときの抵抗とか…もちろん間違っている場合もありますが、新品の家電製品を分解したことがある人なら、何となくその雰囲気わかってもらえるはず。この個体は、外見もミント状態でしたが、中も30年前のアンプにしては非常に綺麗な状態でした。

 それと、リモコンが付いてるのがありがたい。ホントか知りませんけど、この手のピュアなオーディオアンプの中で、始めてリモコンを搭載したのが本機だという話。

 スピーカーは当初Ditton15で鳴らしていたのですが、イマイチパッとしない印象でした。しかしYAMAHA NS-1cに切り替えたら実にいい塩梅で鳴り、この時代の国産ステレオが目指していた音はこういう方向だったんだなぁ…というのが実感できて、なかなか気持ちよいです。

https://farm5.staticflickr.com/4644/39447912671_3846f0cbc0_m.jpg
↑これが天板、厚さ3mm位あって重い!

iPhone6 Plus


▼2017年12月25日

Celestion SL-6siとYAMAHA NS-1 classics

https://farm5.staticflickr.com/4582/38118642312_3bc006e4ab_m.jpg 現在別荘では二組のスピーカーが稼働しています。1つがCelestion SL6si、もうひとつがYAMAHA NS-1 classicsで、それぞれ個性的なスピーカーで満足しています。

 SL6siの方は、雄大な音場と実像感のある音で、小型ながらも大型スピーカーが鳴っているかのような、ストレスがないとても気持ちの良い音が出るのですが、能率が84dbW/mと低く、アンプにもそれなりのパワーというか、駆動力が求められるため、全ての組み合わせで良好という訳にもいきません。一応別荘には、Audiolab 8000Pと、NAD 2200というパワーアンプがあるのですが、8000Pじゃないとイマイチな感じとなります。プリメイン単体だと少しモアパワーな印象です。

 対するNS-1 classicsですが、こちらはもう少しアンプのパワーには寛容。能率で言うと86dbW/mとなり、単純にアンプへの負担はおよそ30%程減っていますが、それ以上に鳴らしやすい雰囲気があります。ただ音色はSL-6siと大分違い、雄大な音場や実像感よりも、適度な空間で綺麗な音を響かせる…といった趣で、特に小編成の生楽器などの曲はかなり惹かれるものがあります。

 ということで、今ではちょうど半々くらいでしょうか?これらのスピーカーを切り替える割合は。午前中にNS-1 classicsを聴いて、午後からはSL-6siなんて事もよくあります。
 もちろん、スピーカーの切り替えは、正面にスピーカーを二組並べるなんてヤボなことはせず、ちゃんと台の上からスピーカーを片付けて、背面端子をショートさせた上で隣の部屋に押し込んでます。同じ部屋に置いておくと明らかに音が濁るというか、使ってないスピーカーの方から変な響きが聞こえてくる気がしますので。

 もっとも、簡単に出したりしまったりできるのも、このサイズのスピーカーだからできる楽しみかもしれません。

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▼2017年12月12日

コメント承認制解除

 お知らせです。

 表題の通り、最近はスパム投稿も減りましたので、コメント欄の承認制を解除しました。
 いままで「承認制なんてかったる〜」なんて思って投稿を控えていた方も、これを機会に是非コメントをお寄せ下さい。

▼2017年11月05日

AETのEVO-0402SHRFがなかなかよい件

https://farm5.staticflickr.com/4457/37294196174_c9737becdc_m.jpg 自分が使っているオーディオ機器は、普通のRCA→RACケーブルケーブルが案外少ないので、それなりに自作でケーブルを作らなければならないのですが、ちょっと前までは売るほどあったLINN BLACKケーブルの手持ちも近頃ではさすがに減ってきて、何か別な線材で手頃で手に入りやすいケーブルはないかな?と物色していたのでした。
 LINN BLACKは切り売りだと1m/1,500円で、得られるパフォーマンスを考えれば値段には文句ないんだけど、なにせ売ってる場所が限られるので、調達に手間がかかる。

 つことで、トモカ電気とかアキヨドとか色々眺めていたんだけど、その中で目についたのが、AETのEVO-0402SHRFというケーブル。ヨドバシの店頭だと切売りで税込みで1m/940円という安さだし、なんたって線材が細いのがよい。というかこの手のオーディオケーブルでやたらと太い線材はもう信用しないことにしている。個人的な印象だけど、図太いケーブルで音が良いと思ったケーブルなんてほとんどないし、自分の好みとしては多分細目でしなやかな線材の方が基本的に合っているようだ。それと青の見た目もなかなかカッコイイ。ケーブルだって見た目が悪いよりは良い方がずっと嬉しい。

 さっそく、この線材をつかって1mのRCA→TSケーブルを仕立ててみる。TSプラグはノイトリックのこれRCA側はこれ。結構お高いプラグだけど、10年以上前にこのプラグを手に入れたときはもっと安かった気が…。たしか何かの海外通販やったとき一緒に注文したんだよな。

 ノイトリックのプラグは、プラグとしての信頼性も高いけど、なんたってハンダの食いつきが良いのが嬉しい。毎日のようにハンダごて握ってる人にはどうでも良い利点かもしれないけど、たまにハンダごて使うだけの私のような素人には、こういう点もメリットなのだ。

 で、せっかくなので前に作ったLINN BLACKのRCA→TSケーブルと比較してみたのだが、AETのケーブル、なかなかよいんでないかい?これは機材の相性もあるのかもしれないけど(もっとも自分の場合は実質ADI-2 Pro専用用途なのでいいのだが)、LINN BLACKが地味だけどきちんとした端正な音を出すのに対して、AETの方は、同じようにきちんとした音だけど、LINN BLACKより少し華やかさがある印象で、変なクセを感じないのが実に良い。この控えめな華やかさは、禁欲的なRMEの機材にはむしろ良い方向に働いているようで、少なくとも自分の環境では、AETの方がADI-2 Proのメインケーブルになってしまった。

 線材が細目なのも取り回しが良くて気に入っているし、私の場合はなんたって会社帰りにアキヨド寄って線材の調達ができるので、昼間に仕事をしているときにふと…「お、今日はなんだかケーブル気分」なんて事になっても即日でケーブルが自作できてしまうのが嬉しい。

 好みもあるとは思いますが、手頃な値段でちゃんとしたケーブルをお探しの方には、このEVO-0402SHRFをお勧めしておきます。私の場合は自作前提だけど、普通の人はRCAの完成品ケーブルとしてもこの値段と音なら、安いと感じるのではないでしょうか。

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▼2017年10月04日

Apple Watch Series 3 / LTE

P9240342 少し時間が経ってしまいましたが、Apple Watch Series 3のCellularモデルを発売日に買ってしまったので、簡単にレポートを。

 私が初代のApple Watchを買ったのは、2015年の6月。その後2年と3ヶ月の間、毎日便利に使っています。世間ではなんだか微妙な製品みたいな扱いですが、少なくとも自分にとってはなかなか役に立つ。基本的にはiOSからの通知系がメインになるのですが、出かける前に雨予報が飛んできたり、SMSメッセージや着信の見落としがかなり減っています。

 ということで、Series 2が発売されたときは、まさかのモバイルSuica完全対応とのことで、買おうかどうかかなり迷ったのですが、グッとガマン。なので、新しいモデルが発売されたらまた買おうと考えていて、今回は事前予約を入れて、無事発売日当日にゲットしてきました。

 選んだのはは、アルミニウムのCellularモデル。次はステンレスモデルがいいなぁ…なんて、初代Apple Watchを買ったときに書いてますが、8万円はやっぱ高いよね。
 お値段は、42mmモデルで税込み5万円ちょい。これは私が初めて買ったApple Watchとほぼ同じ値段。Apple WatchはSeries 2で値下がりしましたが、Cellularモデルはその機能分の価格が上乗せされて、結局元の値段に戻ったという感じ。

 AppleStoreの銀座店で受け取ってから、すぐに近くのスタバでセットアップ。初期化と古いモデルからのデータ転送で大体15分位はかかったかな?
 セットアップ後はCellular通信契約を行います。私はソフトバンクなので毎月350円、さらに初めの半年は無料のキャンペーンが付いてきます。アメリカだと大体月に10ドル前後の費用がかかるみたいなので日本の場合は格安ですね。もっとも他の部分でぼったくっられてるのかもしれませんけど(笑)
 Cellular通信の契約は、iPhoneのアプリから簡単に行えますので、ソフトバンクの店頭に出向いて手続きを行う必要はありません。日本ではApple WatchのCellular契約に対応しているキャリアは、ドコモ・AU・ソフトバンクの御三家のみになっています。

 初期化とCellular契約後は、早速作成したモバイルSuicaをApple Watchに転送。これでSuicaが使えるようになります。
 そうそう…iPhoneとApple Watchで使うSuicaですが、これらは同じSuicaを共通で使えません。なので、2つの端末両方でSuicaを使いたい場合は、Suicaを2枚分用意する必要があります。ちょっと面倒だけどセキュリティ的に仕方がないみたいです。Suicaで定期を使っている人は、どっちの端末で定期券を使うか選択しなければなりませんのでちょっと注意かも。

 セットアップしてみると案外やることないのは初代Apple Watchを買ったときと同じ。買ったばかりのガジェットは色々といじくり回したいものですが、あまりやる事がありません。この辺の第一印象が、世間でApple Watchの評価がイマイチなところに結びついてる気もするのですが…所詮は時計なので、スマートフォンやノートPCみたいにいじり倒すという訳にはいきませんね。

 ただ、今回のApple Watchで目に見える変化は、そのまま自動改札で電車に乗れるって事ですかね。早速帰り道はApple WatchのSuicaで地下鉄に乗ってみます。
 改札口のセンサが右側なのに対して、Apple Watchは左手に装着しますので、改札口にタッチするときはちょっと身体をひねらないといけないのですが、実際はセンサにタッチしなくても改札機は反応してくれますので、通るときに左腕をやや右側にもってくるだけで大丈夫です。ただ、慣れるまでは確かに少し違和感感じるかもね。
 もっとも、そのためにApple Watchを右腕に装着するのはやめたほうがいいです。というのも、Suicaは定期券も含め完全にApple Watchのみで使うのならそれもアリですが、私はSuicaの他にPASMO定期券を使っていますので、右手でPASMOを持ちながら、右手にSuica入りApple Watchを装着して改札機を通ろうとすると、センサが両方のカードに反応して改札でエラーが出ます。なのでその場合は逆に左手でPASMOを持ち、右手のApple Watchをセンサへ近づけないように通り抜ける事となりますので、むしろそっちの方が姿勢的にも大変だと思います。

 LTE通信についてですが、ちょうどApple Watchを買った当日の夜にiPhoneが故障して起動しなくなり、再び翌日にAppleStore銀座に行ったのですが(実はちょっと前から調子が悪かったのでちょうど翌日にジーニアスバーを予約していた)、その間、何回か電話ができたので助かりました。
 電話番号はもちろん共通。親のiPhoneが起動していないときは、そのままApple Watchの方に着信が来ますし、iPhoneがある場合は同時に着信がきます。
 また、その間LTE通信でマップを見たり、またApple Watchに転送してある音楽データで音楽聴いたりしていたのですが、以外とバッテリは減らなかったな。翌日はiPhone無しで大体半日くらい?外出していましたが、バッテリは15%程度減っただけでした。

 初代モデルとの比較になるのですが、今回Series 3になって嬉しいのは、アプリやその他の反応が実にキビキビ動くようになった事。初代モデルだとアプリによってはタップして10秒くらい待たされる場合もありましたが、Series 3では今のところ全てのアプリが瞬時に起動します。
 特に変わったと思うのはマップアプリで、初代モデルの時はApple Watch本体にGPSを内蔵していなかったので、起動する度にiPhoneから位置情報を受け取ってアプリを起動していたせいか、現在位置が表示されるまで時間がかかることが度々ありました。それもSeries 3ではマップが瞬時に起動しますし、現在位置もタイムラグ無しで表示されます。今までApple Watch上のマップは、ナビ用途以外にほとんど使っていなかったのですが、これなら普通に使えるレベルですね。

 本体の大きさなどは差がありませんが、初代モデルよりもほんの僅か本体が厚くなっているようです。見た目だとセンサーの形が新旧で変わっていますね。感度も変わっているようで、私はバンドを緩めにする傾向があるせいか、初代モデルだと手を振り回すとセンサが腕から時計を外したと勘違いして、パスワードロックがかかってしまう場合が度々あったのですが、Series 3になってからはそのようなことがありません。これは地味に嬉しいかな。

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