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▼2022年08月31日

ウォーゲームのカテゴリを追加しました

 結構久しぶりの更新ですが、こちらのブログで、本サイトでチラホラ掲載していたウォーゲームの記事をまとめて下さっていて、そういえば該当カテゴリを作っていなかった…と気が付いて、新しくウォーゲームのカテゴリを増やしました。

 せっかく作ったカテゴリなので、今後はチマチマと記事を書いていこうかと思います。ごゆるりとお付き合い下さい。なんせここ2年くらいは友人とプレイもできず、積みゲーがふえるだけになってるからなぁ。

https://live.staticflickr.com/65535/52248840460_5e0079e641.jpg

 ということで、OCSのサードウィンターも、今のところプレイできる見込みなし(笑)

iPhone12 Pro MAX

▼2022年03月12日

きみはウランガラスを知っているか?

P1181012 現在では主にアンティークになりますが、ウランガラスというガラスがあります。

 その名の通り、このガラスの中にはウランが含まれていて、19世紀のボヘミア地方で、ガラスに黄色の発光剤を混ぜたモノがたまたまウラン化合物であり、紫外線(当時は早朝や夕焼けの日の光)に当てると、緑色に怪しく光るとのことで人々を魅了してきました。現在では俗に言うブラックライト(紫外線ライト)で、強制的に発光させることができますが、もちろん当時はそんなライトは存在しませんでしたので、更にミステリアスな趣だったのかと想像します。

 逆にそれがウランである事が判明した以降は、ウランは多くの国で国家による管理資源となり、製造もほぼストップ。現在では製造元のチェコや米国でごく僅かに製造されているだけのようです。

 また、戦前では日本でもウランガラスは製造されていましたが、戦後は全て終了。しかし、今世紀に入り岡山県の方でウラン鉱床が見つかり、そこで主に観光用として国産ウランガラスの製造がスタートしています。

 で、何故かそのウランガラスが妙に欲しくなってしまったんですよね。今回購入したウランガラスのティーカップセットは、米国ホッキング・グラス社製のアンティーク、およそ1935年〜39年の間に製造されたモノのようです。
 この会社はファイヤーキングを生み出したアンカーホッキングの前身となる会社で、故にこのティーカップセットは、米国製のウランガラスとなります。

 ガラス製品としては、さすがに年代モノのせいか、手作り感溢れる仕上がりで、よく見ると淵が綺麗な円形ではなく、何となく歪んでいるのもまたアンティークな食器の趣で味わいがあるところですが、この製品最大の特徴は、ウランガラスであるということ。なのでごく微量に放射線を出しているはずです。
 もっとも、このウランガラスで使われている程度のウランでは、当然ながら健康被害を起こすことはあり得ませんが、こういうの嫌いな人はダメな食器かもしれませんね。放射線嫌いって科学じゃなくて宗教なので。

 このカップで普段コーヒーを嗜んでいる私なのですが、コーヒーを入れると豆が放射線で更に熟成されて…なんてことは当然ありませんが、やはり薄緑の食器に注がれるコーヒーの色は、なんだか見た目も綺麗でコーヒーが美味しくなったように感じます。

 現在入手できるウランガラスは、ほとんどがアンティークになるため、価格の相場もあったりなかったりではありますが、このカップについては5,000円弱。高いか安いかの感じ方は人次第かと思いますが、約1世紀前で、更にウランガラスなんてキャラが立ってる製品としては安いかなと感じます。

 国産で新品のウランガラス製品は、岡山県の妖精の森ガラス美術館内のミュージアムショップで購入可能みたいですが、それなりにお値段するようです。

P1181011

 こちらは、ブラックライトを当てた写真。このように怪しく緑色に光るのが魅力ですね。

OLYMPUS E-M1 + Zuiko Digital 14-35mm F2.0 SWD


▼2022年03月06日

ワルプルギスの夜/グスタフ・マイリンク

https://live.staticflickr.com/65535/51921279554_69040ee0ea_m.jpg おそらく去年の11月位に買っている。ようやく読了。

 購入の動機は「そういえば、国書のワルプルギスの夜、買っとこうかなぁ〜」なんて気楽なものあったが、2021年11月当時、調べてみると、ゾンアマではプレミア、他のオンライン書店の在庫を調べると、唯一ジュンク堂の渋谷店で在庫が残っている状態。さっそく取り置きしてもらって購入。ひょっとして日本最後の店頭在庫を確保したかもしれない。

 国書刊行会がリリースするこれら幻想文学集は、この手の嗜好を持つ人たちからは国書税…などと呼ばれているようで、そもそも文学についてはさしたる知識も興味もない自分が購入してしまってよかったのか?は別にして、このマイリンクは知っていたし、ワルプルギスの夜については新刊の当時から知っていた。
 というか、マイリンクはそのうち読んでみようかと思っていた当時「ワルプルギスの夜」という、ある種ヲタにとってはキャッチーなタイトルの本が出たので、そのうち買ってみよう…と、頭の片隅にずっと残っていたのであった。
 まぁ、在庫なくなる前に気が付いて確保できて良かった。

 内容については…まあ、色々な所で語っている人もいるし、解釈についても色々みたいだから、ゾンアマのレビューや、Googleで感想を検索して読んでみて下さい。何となく雰囲気わかると思う。

 個人的に惹かれたのは、白いドミニコ僧という長編で、「尸解(しかい)」と「剣解(けんかい)」という言葉。巻末の解説には当時のマイリンクが、“アウグスト・フィツマイヤーという同年代の東洋学者の論文「尸解と剣解」からこの概念を教わったといわれる”とあるが、こんな言葉は当然知らなかった。
 この通り、これらの小説にはマイリンク自身が傾倒していたといわれる東洋的概念がふんだんに登場し、それが中世ヨーロッパ的なオカルト思想と相まって、独特の世界観を醸し出している。

 翻訳者は巻末の解説で「どうしてマイリンクはこれほど変てこりんな小説をかくのだろう」とも書いているが、私としてはこのような小説が当時のプラハ(第一次世界大戦の前)で、受け入れられ読まれていたという方が驚きだ。
 本書に収録されている小説はさほど売れた訳でもなさそうだが、もうひとつのマイリンク代表作である「ゴーレム」は、当時としては爆発的に売れたとある。次はこっちを読んでみよう。

iPhone12 Pro MAX

ワルプルギスの夜:マイリンク幻想小説集/グスタフ・マイリンク
ゴーレム/グスタフ・マイリンク

真鶴

P3051052 真鶴に行ってきた。

 真鶴と言えば、川上弘美の小説「真鶴」。昔このブログでも話題にしたことがあったが、何となくずっと頭の中に残っていて、あの小説の舞台を1度は歩いてみたいと思っていた。

 朝6時過ぎの電車に乗ってJR真鶴駅、そこから市営バスに乗って、ケープ真鶴というバス停…要は半島の先端までバス移動をして、そこから歩いて帰ってくるというルートをとる。

 この小説についてはある種の「幻想文学」と言ってもよく、生と死の間、現在と過去の中を行ったり来たりしながら進んでゆく。
 小説では森が深く曇った半島の海辺を歩いていたようであったが、私の訪れた日は晴れ渡っていたので、あまりそういった幻想的な雰囲気はなかった。
 しかし、短いながらも鬱蒼とした森の中、そしてそれを過ぎると、小さな傾斜地にびっしりと建ち並ぶ住宅など、実に散策しがいのある場所だったと思う。

 あの小説を読んでもう10年以上、私の心の中の“真鶴”が、ようやく完結したかのような休日であった。当日撮ってきた写真はこちらで公開しています。

OLYMPUS E-M1 + Zuiko Digital 14-35mm F2.0 SWD / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

真鶴/川上弘美

▼2022年02月26日

XMLRPC API におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性を狙ったCMS攻撃

 久しぶりの投稿になりますが、こちらのブログが今流行のXMLRPC APIの脆弱性を利用した攻撃を受けてしまい、一部のページ(個別記事ページ)等が、403 Forbiddenな状態になっていました。

 ご丁寧に、WWWサーバーのディレクトリ内に複数の時限爆弾を仕掛けられていたのですが、なんとか除去に成功したのかな?XMLRPC APIへの攻撃も一応防御策を施して、今のところ安定しているようです。

 ということで、上記脆弱性を利用した攻撃、SixApartのリリースでは、影響あるMovable Typeのバージョン等記載されていますが、WordPressを含め、XMLRPC APIを使うおそらくほぼすべてのCMSに何らかの影響がある模様。深刻な被害だと、サイトの復旧が困難になる場合がありますので、皆さんもご注意下さい。

 XMLRPCを利用していないのであれば、ファイルごと削除(Movable Typeの場合のみ)することをお勧めします。

▼2022年02月21日

テスト

テスト投稿++

▼2021年11月04日

Zuiko Digital 14-35mm F2.0 SWD

https://live.staticflickr.com/65535/51647077140_fd81fbf23d_m.jpg 今更フォーサーズ、それも捨値じゃなくて割とマジもんのお買い物。

 この、Zuiko Digital 14-35mm F2.0 SWD(35mmフルサイズ換算で28-70mm)は、発売当初、結構ほしかったレンズだったのですが、スペック的に割と地味だったのと、フォーサーズ自体がもうマイクロに移行している段階、更にお値段高価なSHG・スーパーハイグレード…いわゆる松レンズ。実売はどのくらいしたのか知りませんけど、定価は30万位でしたからね。到底買えるモノでもありませんでした。
 しかし、オリンパスによるフォーサーズが終了宣言以降、フォーサーズレンズの相場はだらさがり…なのですが、さすがにこれらSHGのレンズは値下がりと言っても誰でも買える値段になる訳でもなく、この14-35だと大体10万円ちょっとが今の相場なんですかね。大分値下がりはしたと思いますが、この度某フリマアプリで相場よりも安い値段で売られているのを見つけて思わずゲット!後悔はしない!w

 この、フォーサーズ用ZD14-35mm F2.0 SWDですが、ロードマップには長い間乗っていましたが、なかなか発売されずにいたレンズ。発売日は2008年3月27日というから、マイクロフォーサーズシステムが発表される半年前のタイミング。フォーサーズシステムのほぼ末期ですね。
 このレンズの後のフォーサーズシステムボディは、3ケタシリーズのE420やE30、そしてフラッグシップのE5がおよそ1年半後に登場して終了するのかな?そういう意味ではSHGシリーズが一応完結して良かったと思います。

 で、このレンズ、実はそんなにレンズとしてのスペックが素晴らしい訳ではありません。最短撮影距離も35cmと、フォーサーズ用標準域ズームでは最長(?)という体たらくですし、広角側では樽形の歪曲もそれなりにあります。また逆光性能も現代レンズとしてはそんなに強くないですし、光線の方向によってはコントラストがガラッと下がります。標準ズームで14mmスタートは、今時結構古風なズーム域ですし、その重量に至ってはなんとレンズ単体で900g。
 ただ、唯一素晴らしいのは、全域でなんとF2.0!ズームレンズで通しF2.0ですよ。今ではシグマで18-35 F1.8なんてレンズがありますが、当時は世界で最も明るいズームレンズで、世のカメラ小僧達に衝撃をもたらしたのでした。

 手元に届いてから、早速E-M1にマウントアダプタを介して使っていますが、ホントすごいな、このレンズ。スペック的には極めて平凡で、クソデカくてクソ重いレンズなのに、撮れる画を見るとその重さも気にならなくなります。
 解放ではとても柔らかい描写と、少し絞り込んでもカリッとした堅さではなく、全体が優しい感じでシャープに写る、そんな感じですかね。これはレンズとしてのテレセントリック性(素子へ光が垂直に入る)を追求した光学系の余裕がもたらす貫禄なのか?

 ライバル的にはこのレンズに似た製品として、CANON EF24-70mm F2.8L II USMがあります。こちらは始まりが24mmということで、広角側が2mm程広い以外、テレ側は70mmなので似ていますね。大きさと重さも似たようなもので、価格も何となく似ている。
 かくいう私も、仕事ではEOS 5 Mark IVやRシステムにこのEF24-70mmを装着して結構使っていたモノですが、撮れる写真はZD14-35mmの方が上かなと感じます。逆にEF24-70mmは失敗がないレンズとも言えますね。逆光でもコントラストの低下やフレアはあまり出ませんし、真面目なレンズと言えるのかもしれませんが、趣味の写真や作品を撮るなら、ZD14-28mmの方が上かも…という感想。

51603105360_0c4dc233ab_o2

 大体似たような大きさに揃えていますが、レンズの大きさは殆ど一緒。重さはEF24-79mmの方が100g位軽いですが、ボディを含めると圧倒的にCANONの方が重いので、実際の撮影時だZD14-35mmの方が軽快(?)かもしれません。

 ということで、このレンズを使った撮った写真は、また別なエントリで。

iPhone12 Pro Max

▼2021年07月24日

Silky-Unit StanderdをMGFに装着

https://live.staticflickr.com/65535/51318919355_5f3df790fc_m.jpg 色々あって車検から帰ってきたMGF。以前から試してみたいパーツがあったんですよね。それがこの「Silky-Unit」。
 詳細は私も分かりませんけど、このユニットの間、バッテリのプラス端子とマイナス端子を繋ぐことにより、GNDが安定し静電気を取り除き、エンジンのレスポンスが良くなり燃費も向上し、カーステレオの音質も強化!更にサスペンションの動作も改善されるとのこと。
 いつもの私なら「ホントかよ!」と突っ込みのひとつも入れるところですが、確かにこのAudio Labのチューニングアクセサリは、オーディオの方でも使わせてもらっています。そちらの詳細はまた別に書きますが、確実に効果はあるので、クルマでも何かしらの効果はあるはず!と思って注文しました。

 このシルキーユニットには、2つのタイプといくつかのグレードがあり、ひとつは私の購入した「バッテリのプラスとマイナスを接続する」タイプ。もう一つはシガーソケットに差し込むタイプがあるようですね。
 シガーソケットの方がお手軽ではあるのですが、私の場合、シガーソケットは車内でUSB電源取るのに使ってますし、こういうのを車内にぶら下げるのはちょっとねぇ…。効果はあるのかもしれませんが、ハッキリって見た目がダサい(笑)。ただ、クルマを何台も乗り換えてる人はシガーソケットタイプの方がいいのかな?あとカーシュアでクルマ使ってる人とか…。

 私の場合はそういう用途でもないので、バッテリ接続タイプを選ぶことにしました。

 グレードについては、初めてなので、まあまあスタンダードでいいだろう…と。お値段も1万円しませんし、仮に効果がなくても笑って過ごせるレベル。色々あってしばらくクルマが手元になかったので、モノの到着から取付けは2週間後くらいになりました。

 バッテリ端子のねじ外してリング金具を通して一緒にボルト締め込むだけで簡単かと思ったら、輸入車の場合バッテリーのターミナルネジが国産車より太いんだよね。一応接続端子は8φらしいのですが、入らなかったのでネジは10mmだったのか?
 仕方がないので適合端子を買ってきて、配線ぶった切って端子つなげ直すかと思ったのですが、面倒くさいしヤスリで削っちまおうか!ということで、バローベのヤスリでごしごしと。バローベにかかれば端子部分、銅のスズメッキなんてさくさく削れます。

https://live.staticflickr.com/65535/51318074328_556d365232_m.jpg 取り付け穴を少し広げでブスッと差し込み。
 ちなみに取り付け時は極性に注意。一応ケーブルにはヒューズが装備されていますが、極性間違えて通電すると壊れるみたい。

 装着後、あまりクルマに乗れなかったのですが、今週末に久々(でもないか)のロングドライブへ。シルキー装着後初のロングドライブだったのですが、想像以上に変わりますねこれ。以下箇条書きにしてみると…

 1:エンジンがなめらかになり、トルクが増す
 2:燃費も若干向上
 3:カーオーディオも変わった
 4:信じられないがサスペンションの動きも少し変わる 

 まず驚いたのは「1」ですかね。
 そもそもがこういう能書きなので、効果出てくれないと困る訳ではありますが、いわゆる「何となく効いている」というレベルでなく、確実にエンジンの動きが変わります。
 顕著なのがエンジンのシャダーがすごく減ったこと。シャダーというのは、低速ギア時で級にアクセル抜いたときとか、いわゆる「ギア」が合っていない状態で減速してエンジンががくんがくんと震えること、教習所言葉だとノッキングなんて言われてますが(本来のエンジンノッキングはまるで意味が違います)、とにかくエンジンが揺れなくなる。
 例えばスポーツ走行中にも、強めにシフトダウンした後アクセルを抜くと、エンジン本体がグラグラッと振動したりするものですが、そういう動きがほとんどなくなります。エンジンがなめらかになる分、エンジンブレーキの効きもやや悪くなるそうですが(パッケージに書いてあります)、気になるレベルではないかな。
 それと、低速が粘るようになります。以前ならシフトダウンしないと登れなかったような微妙な勾配の坂も、横着して5速のままちょっとアクセルを踏めばするすると登っていくようになります。

 そして「2」について。
 一日中ほぼアレな感じでエンジンぶん回して走り、この暑さの中エアコン復活したMGFが嬉しくて、ほとんどエアコン全開で走っていましたが、帰路に入る途中で満タン方による燃費計算をして約14km/L。これはかつての新車時と同じ…とは言いませんが、何だかんだで最近はリッター10kmチョイくらいしか走らないなぁ…と思っていたので、結構改善されてます。これは「1」の効果でアクセルの踏み方が変わったせいもあるんでしょうね。
 特にこのデータはエアコン使用しながらなのでね。私のFはここ数年エアコンなんて使ってなかったので、それでこれだけ走れば充分改善効果があります。

 「3」については確かに音が変わる。
 もっとも、ちゃんとね、カーオーディオにそれなりの投資をしている人なら、その音質向上の効果を体感できるかもしれませんが、私の場合は残念ながら「あれ?音が少し高域側にシフトしたかな?ってレベル。そもそもドアにあるウーハーのエッジがおそらく割れているような状態なので、ちゃんとした評価ができないのですが、このボロボロな状態のカーオーディオでも変化の具合が実感できるので、きちんとカーオーディオに対して手を入れている人なら、音質向上効果というのもウソではないと思います。

 「4」についても変わる。
 もっとも、こちらは気のせいレベルかなぁ。
 サスペンションの動きの角が取れたような感じだけど、エンジンの変わり方に印象引っぱられてるのかもしれません。

 シルキーの効果については、いわゆるボディにアルミテープとか、SEVとかその手の“なんとなく効果”なアイテムとは一線を架す、ちゃんと工学的な作用がある製品です。なんでもこの作用については特許も取得しているらしいし、本も出している模様。まぁ、特許取得してるからってインチキではないって話ではないのですが、そこは個人で判断して頂くしかない。もっともボディにアルミテープはこのシルキーと同じ効果狙ってるようですね。

 ここのGND強化グッズは私もオーディオで効果を確認しているので、当然自動車にも効果はあるんだろうと考えていました。
 なんでも、グレードが高いシルキーでは、もっと改善効果が期待できるらしいのですが、具体的にどのように効果が増すのかは不明。さすがに上級グレードは高い分、さらなる効果はあるんでしょうが、いきなり買おうと踏ん切れない値段のモノもあります。
 ただ、このスタンダードグレードでも充分「変わった!」と実感できるチューニングパーツなので、皆様にもお勧めいたしますよ。この手のチューニンググッズとしては、そんなに高い製品でもないし、デメリットもなさそうなので、クルマ壊すような事もなさそう。

https://live.staticflickr.com/65535/51318588429_d1f8455c4a.jpg

 ケーブルは上級グレードだと銀単線らしいですが、こちらのグレードは一般的な銅線。それなりに固さはあるので適当に曲げてバッテリの横に押し込みました。固定とかしてないけど、シルキー本体も軽いし問題はないでしょう。

iPhone12 Pro MAX


▼2021年05月05日

AppleのAirTagが届きました

https://live.staticflickr.com/65535/51152740634_76e63c8c1e_m.jpg そんなにモノをなくす方でもないのですが、プチ紛失は良くあります。部屋の中のどこに置いたのかな?みたいな。
 特に近年お財布について「あれ?どこだっけどこだっけ?」と探し回ることが多く、数年前から市販され始めたスマートタグは用意しておいた方がいいのかな?なんて思っていました。

 ただ、当時発売されていたスマートタグは、ほとんどの製品で電池交換も不可能な使い捨てだし、探す機能は自分のスマホ以外では、特定アプリをインストールしている人じゃないと追跡できません。となると、実質自分の身の周りでモノをなくしたときのアラーム的アイテムとしてしか使えない訳です。それで当時はタグ一枚で3〜5,000円程度したので、ちょっとねと。そんな中、漢Appleが忘れ物タグを開発中…みたいな情報が1〜2年前から流れるようになり、楽しみではあるけど価格はいかほどなのか?と気にはしていたのです。

 で、先日満を持して発表されたこのAirTag。お値段が1個3,800円と比較的安価な上、心配された電池交換も可能なので使い捨てになりません。その他アップルらしい先進的な機能が詰め込まれていますが、なんといってもこのアイテム、アップル純正の製品なので、世の中スマホがある場所にはどこにでもあるといっても過言じゃない、iPhoneでの荷物追跡が行われるわけです。はっきりいってこの母数がある限り、他者のスマートタグは勝負にならないと思います。

https://live.staticflickr.com/65535/51153060290_2af5fb07d5_m.jpg 早速4/23日の注文受付時間と同時に注文。その時注文したアイテムはベルキンのAirTagケースとAirTag4個セット。
 注文受け付け直後だったせいで、ケースは発売日の4/30日に無事到着、Airtag本体は刻印をお願いしたのでやや遅く、5/2日になって手元に届きました。その後すぐに、ケース軒並み注文後1〜2ヶ月の納期、本体も1〜2週間の納期になりました。
 本体はともかくこの製品ケースがないと実質使えないので、もう少しマシな生産計画立ててほしいですよね。

 ちなみにケースですが、ご祝儀のつもりで本体より高い(4,500円)純正レザーケースも頼んだのですが、私が注文した時点で既に1〜2週間後の納期。仕方ないなーと念のためAmazonでも検索すると、微妙にお安くなっている純正のレザーケースが納期5/1日で注文できちゃいまして、こちらはAmazonで買いました。その後5/1にAmazonから「やっぱり納期1ヶ月くらいかかります」なんて連絡が来て、仕方ないと思っていたら、5/5日の今日届きました。まぁ…ありがたいですけど。ちなみにこのエントリ書いた時点では価格は定価に戻っているようですね。

 で私が買ったAirTagを早速開封。
 本体に①〜④の刻印を入れたのは、肉眼でどのタグなのか判別つかなくなるため。刻印は公式サイトでシミュレートできますが、用意されたマークを最大4つまで入れることが可能みたいです。

https://live.staticflickr.com/65535/51151322987_79aa0704a4_m.jpg 早速使用開始!本体を覆う絶縁シートを引っこ抜くだけで電源は入ります。というか電池を抜かない限りOFFにはできません。これはちょっと不親切な気がしますという理由は後述。
 シートを抜いて手持ちのiPhoneに近づけると自動認識でペアリング。用意された名前か、自分でオリジナルの名前を付けることも可能。私は財布に入れようと思って初め「財布」という用意された名前を付けましたけど、追跡モードでの通知機能を考えると不用意に「財布」とか名前付けない方がいいかもしれませんね。他に車のキーに付けてますが、そちらはキーなので問題ないでしょう。とにかくこれでセッティングは終了。あとはアイテム無くすまで何もすることがありませんw。
 それとAirTag本体はペアリングしたiOS機器がないとペアリングの解除が出来ません。なのでこのAirTagを拾ったり盗んだりしても、本人がいないと使い回しは不可能です。

 iOS14.5端末なら基本機能は使えるのですが、更にiPhoneの11と12シリーズでは「探す」という機能が使えます。というかこのAirTag最大のメリットがコレで、紛失するまでなくとも部屋の中でどこ行ったかな?なんて状況でもそのAirtagが部屋のどの辺りにあるか探せます。
 精度は比較的高く距離にして1m程度まで矢印でAirtagの場所を示してくれますので「あれ?財布部屋のどこに置いたかな?」なんて用途には実に助かります。というか近頃私はこういう事多いんですよね。財布を落としてはいないけど、どこに置いたか(どの鞄に入れたか)忘れちゃう事って…、なんせ今では財布滅多に使わないですからね。それこそ知らずに数日財布を持ち歩いてなかったなんて事も度々あります。

https://live.staticflickr.com/65535/51159608524_568609c90f_m.jpg 電池は交換式。なんでも1年程度保つ上に、寿命が近づいてくると手持ちのiPhoneに警告がくるそうです。
 電池交換の際は、本体金属部分を押し込むようにして反時計回りに45度回すと電池ぶたが開きます。本体の金属部はツルツルしていますので、やや開けにくい。ゴムシートなどで覆ってからだと開きやすいかもしれません。もっとも本体は防水だし、簡単に電池ふた開いてもらっては困るので、それはそれでいいのですが、もしこのAirTagが手元に届いたら、一度は電池ふたを開けてみた方がいいと思います。

 さて、機能的にはこんなもんで、あとは色々遊べる訳ではないので、あまり書くこともありません。ただいくつか問題になりそうな点もあります。

 ひとつはAirTagトラッキングの問題。というのもこの製品、母艦とするiPhoneと常に移動していること前提に設計されたようで、登録したAirTagが長時間手元にないと警報が出るそうです。具体的にはおよそ3日くらい母艦のiPhoneから信号がないと、アラームが鳴り始める模様。
 じつはこれ、AirTagを利用したストーキングなどを防止する為の機能でもあるらしく、例えば登録したAirTagを追跡者のカバンにでも忍ばせておけば足取りが追えてしまいます。その人が同じiOS機器を所持しているのなら「○○さんのAirTagと一緒に移動しているようです」みたいな警告が出て追跡機能をオフに出来ます。それはそれで構わないのですが、iOS機器を所持していない場合は、およそ3日後くらいに追跡者への警報としてアラームが鳴るみたい。

 確かにアップルとしてはストーキングに利用されることを恐れたのかもしれませんけど、この3日後くらい放っとくとアラームが鳴るってのは地味に困る。
 というのも例えば車のキーにAirTagを付けている人が、電車などの公共交通機関(あるいは他者の車に同乗して)を利用して3日以上旅行したときとか、自宅に残っているキーは警告音鳴らし続けるのでしょうか?一軒家なら家族にタグの電池抜いてもらえば良いかもしれませんが(なので届いたら一度電池ふたを開けてみた方がいいと書いています)、集合住宅だと場合によっては迷惑になる場合もあるのでは?この辺、実際ユーザーが利用し始めると、機能面でのアップデートや変更が行われると思いますが、事前情報ではその点が気になりました。
 自動車の場合、整備工場に預けるときは必ずAirTagを取り外しておかなければならないかもしれませんが、多分忘れるよね、そんな事。

https://live.staticflickr.com/65535/51159060598_a1de385c03.jpg

 ヲタクらしく、車のキーにはじゃらじゃらと色々ぶら下げてます。AirTagの表面金属部分は、キーに付けて一日でうっすらとキズが付き始めてますが、そういうの気にするアイテムでもないかな。

iPhone12 Pro MAX

▼2021年03月17日

PRaT soundさんに行ってきたよ

https://live.staticflickr.com/65535/51011086298_6fb6597a2b.jpg 以前から一度お伺いしたいと思っていた東所沢のPRaT soundさん。ちょうど別件で所沢に行く用事が出来たので、帰りにお伺いして音を聴かせてもらいました。

 店名にもあるPRaTという言葉は、主にイギリス系(でいいのかな?)オーディオで盛り上がった、ある意味オーディオの思想とポリシーを表した造語。意味はPace(Pitchという説も), Rhythm and Timingの頭文字で、説明すると色々と面倒だし、それぞれの方に主義主張ってのも在りますので、簡単に言えばここのサイト名にもなっているFlat Earth Audioって事です(笑)

 説明放棄のオチはともかく、要はアメリカンハイエンドとは違った価値をオーディオに求めるといいますか…解像度よりリズム、空間表現よりタメ…みたいな感じとでも言えばいいのか、Flat Earth Audioについてより深く知りたければTOM TOM AUDIOさんの解説記事をお読み下さい。英語ではありますが、残念ながらこれらのサウンドについて日本語で詳しく解説している文章を見たことがありません。

 話を戻してこのPRaT soundさんですが、試聴室に入って早速音を聴かせてもらったのですが、ちょっと目の前の視覚情報と耳から得られる情報とのギャップが大きくて驚きました。
 だってね…失礼かもしれませんが、往年ダイヤトーンの単箱にツィータ足しただけのシステムですから、そりゃそういう音を何となく期待しちゃうじゃないですか。それが、どこまでもストレス無く広がる音空間。個人的にアポジーなどの平面スピーカー的に、ユニットが背圧や箱を気にせず歌っているという印象。店主とは以前から親交があり、この方のオーディオテクにはいつも感動しまくりなのですが、にしても改めて聴かせてもらうとスゲーなと思いました。
 この音の秘密は、店主のテク以外にも、長崎オーディオラボのサウンドアクセラレータによる効果も大きく、メインスピーカーはその効果を確かめるためにスイッチでアクセラレータオフにも出来るのですが、オフにした音は「あ…これだよね、単発箱のこのちょっと古めかしくも暖かい」みたいに視覚情報と耳との情報がちゃんと揃って安心する感じ。もちろんクオリティーの差は全然違うわけですけど。

 というか、サウンドアクセラレータって、自分も「クリックレスポンス」というUSB型の製品を愛用していて、PCオーディオに使っているMacminiに突っ込んでそれなりの効果を確認しているのですが、本来のスピーカーユニットに付けるサウンドアクセラレータはスゲーな。これはもう「音が良くなった気がする」ってレベルじゃないです。というか、普通はこの箱からこんな音どうやっても出ません。

https://live.staticflickr.com/65535/51011086433_0fdf10f54b_m.jpg で、更に驚いたのがサウンドアクセラレータを装着したAKGのK240で、これはもう頭にかぶった瞬間にビビりましたよ。
 近頃の数十万円とかする超絶ハイエンドヘッドホン迄は知りませんけど、これマジですごいですよ、STAXとかいらねーよ!という程の超絶解像度…というか解像度じゃないんだよね、なんだか左右のユニットが本当にのびのびと音を奏でている感じ。なのでサラサラした高域の空気感や熱いドラム、重低音のベースなどの全てが当たり前のように鳴っている。
 比較用として、ヘッドホンランクで言えばK240時代の同社ハイエンドのK702があったのですが、かぶった瞬間「あ…だめ、話になんない」って出来。というか自分も持ってるK702がこんなに鈍くかったるいヘッドホンだとは思いませんでした。いや…K702も悪くはないのですが、このお店のK240とは比べられません。ヘッドホンサウンドに興味がある人は、是非一度聴きに行ってみて下さい。ビビると思います。

 ヘッドホンのアクセラレータ装着については、分解できて、ユニットの金属フレームにアクセス出来て、更に内部にアクセラレータ突っ込むスペースさえ在れば、他のヘッドホンでも可能みたいですが、なかなかそういうヘッドホンって無いみたいで、装着可能かどうかは店主にご相談を(といっても実物バラさないと分からないだろうけど)

 その他、ルーター用のオリジナル電源(NUROのF660Aに使っていた)の話や、オーディオラボ製のプリメインなど、色々とお話をお伺いしました。おそらく2時間程度滞在したかな?あっという間でしたが、実に有意義な体験でした。

 そして、このお店でもっとも大事なことは、これだけ高品質高解像度なサウンドなのに、ちゃんと身体が踊る。フラットアーサーなサウンドを信条としている私としては、ここが一番素晴らしい点でした。

https://live.staticflickr.com/65535/51011897797_3b43ba8c3b.jpg

 こんな珍盤(レアに見えないけど意外とレアな盤)での試聴も可能。J9シリーズの楽曲は神すなー。

iPhone12 Pro MAX

▼2021年01月31日

【令和最新版】AirPods MAX登場【Bluetooth5.0】

P1310587 思えば、私のこの手のヘッドホン系オーディオ道楽にとどめを刺したのが、初代AirPods。その後AirPods Proを入手して、ますます他のイヤホンやヘッドホンは使わなくなってしまいました。そして今回のAirPods MAX。
 まぁ…道楽続いているのでは?なんて話もありますけど、少なくとも他社のイヤホン、ヘッドホンにはほぼ興味がなくなりました。

 AppleのAirPodsシリーズ、巷の評価では「iOSとの親和性は素晴らしいけど音がイマイチ」という点が多いですが、個人的にはその音質も素晴らしいと思います。
 その辺の評価は過去のエントリを参照してもらうとして、今回入手したのは最新シリーズAirPods MAX。このエントリを書いている現在だと、オンラインストアで注文してもおよそ1ヶ月待ちのようですが、ちょくちょくみていると、たまにAppleStoreでの在庫が出現したりします。で、たまたま昨日の朝にオンラインストアをみていたら、本日AppleStoreでの受け取り在庫があると出まして、だったら都内行くついでに買うかなと…そんな衝動的なノリで入手してしまいました。まぁ…そのうち買おうかとは思っていたんですけど。

 決済はオンラインで…そしてAppleStoreの青山に行って受け取ってきました。その後近くにあったスタバで開封し早速使用開始。ペアリングもお馴染み、手持ちのiPhoneに近づけるだけの簡単セッティング。そしてさっそく音楽を聴いてみます。

 実は以前、このAirPods MAXの音は聴いたことはあって、その時も非常に高品質な普通の音といった感想だったのですが、自分で買って聴いた印象もまさにその通り。特定の帯域に偏った高音質さとか、解像感を強調した…あるいは低音をバカスカ言わせるといった見せかけの音を感じません。とにかく普通の音。ただそれがまたいいんですよね。AppleはこれらAirPodsシリーズの音決めに、相当なリソースをつぎ込んで熟成しているなと感じます。
 一聴すると地味な音に聞こえなくもないのですが、下から上まで自然に音が伸びていて、ちゃんと聴くと極めて高解像度で音を出している。まぁ…高音質とはいえBluetoothのAACなので、ハイエンド有線ヘッドホンにはもちろん敵いませんし、そもそも比較するのも無駄ではあるのですが、無線Bluetoothヘッドホンの中では、AAC以外のコーディックを含めても相当高品質だと思います。

 ちなみに写真に出ている2種類の無線ヘッドホン。
 AH-GC20-MDKWH-1000XM3とAirPods MAXですが、AAC接続においてAH-GC20は音質もノイズキャンセリング性能も確実に敗退、あ…ガイダンスの音の可愛さなら勝ちかなw。
 WH-1000XM3については音質については好みの差かなと思いつつ、自分の評価ではやはり不自然なSONYサウンドで敗退、ノイズキャンセリング性能は、単純な性能比較だとWH-1000XM3も相当なレベルなんですが、これね、ノイキャンかけると耳に結構な圧を感じるのね。Appleのノイズキャンセリングはよくわからない謎性能のおかげで、耳に対する圧迫感が殆どない。それでノイキャン性能もかなり高いので、この点でもWH-1000XM3は敗退かな。
 最近では後継機のWH-1000XM4が発売されていますので、ガチ比較だとそちらと比べないとアンフェアかもしれませんけど、そんなにヘッドホンばかり買い漁ってる訳にもいかんしね。ちなみにApple製以外のイヤホン・ヘッドホンで最後に買ったのがこのWH-1000XM3だったと思います。

 このAirPods MAXですが、製品のコンセプトが何となくParrotのZikに似ている気がします。
 Zikはまさにコンセプト先行型で、実際使い始めると何となくイマイチだった訳ですが、そのコンセプトを熟成させ完成させたのがこのAirPods MAXなのかもしれません。

 その他、空間オーディオ機能に驚愕したところとか色々書きたいことはあるのですが、まずはここまでで。


20210201追記

 AirPods MAXの音質でひとつ追加。自分のメインオーディオ再生用Macminiは、色々理由があってまだOSがEl Capitanなのですが、こちらにBluetooth接続して音を出すと、びっくりするくらい音が悪くなります。確かに対応OSの要件を外しているとはいえ、iPhone(iOS 14.4)で同じフォーマット、同じ曲を再生しても、全然音質が違います。
 まぁ…最新のiOS、もしくはMac、またはApple製品のどれかを所持していない人がこの製品を買い求める状況はあまり想像できませんが、上記の音質を実現しているのは、同じAppleのモダンOSで接続したとき限定と言えるかもしれません。新しいiPhone、iPad、もしくは新しいMac OSとの連携を考慮していない、更にはApple製品以外での汎用Bluetoothヘッドホンとして本製品を使うつもりの人は、よくよく考えた上でお買い求め下さい。
 それと、初期設定ではデジタルクラウンの操作方向が、一般的なオーディオアンプのボリウムと逆方向なので、iPhoneから設定を反転させた方がよいかもしれません。

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▼2021年01月01日

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。

 2020年は新型コロナウイルスのおかげで、今までにない1年となりました。ただ、2021年も昨年と同じように、またいつもとは違った年になるかと思います。

 そんな中、鹿嶋の地では、もう10年ぶりくらいに水平線から直接初日の出を見ることができました。
 写真に見える貨物船は、鹿島港に入港するNSユナイテッド内航の石灰石運搬船「八戸丸」。船員の彼等も洋上から初日の出見ているんですかね。元旦からご苦労様です。

 例年、太平洋上の南東側って、朝方は雲が薄くかかっていることが多いので、大体その雲の上からの初日の出になるんですけどね。今年は海から直接の日の出を見られるとは…ひょっとしたらいい事がある年になるかもしれません。

 今年もよろしくお願いします。

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OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 Pro

▼2020年09月26日

NAIM AUDIO NAC62+NAP140

https://live.staticflickr.com/65535/50385189777_063554f501_m.jpg 元はといえば、NaimAudioのMMフォノボード、NA322が欲しかったんですよね。ただ、ebayとかで相場を見ると日本円でおよそ2万円前後します。一方、そのMMボードを搭載しているNAC42やNAC62は、大体日本円で3〜4万円で取引されています。だったらプリアンプごと買ってしまった方がトクじゃね?と思ったのが今回のNAC62入手のきっかけでした。

 実のところ、ネイムの偶数番プリには興味があったのです。NAC22…はヴィンテージ過ぎるとしても、42、そして42.5、更に62。
 42は仲間内の誰かが持っていたような気がしましたし、手持ちで余っているパワーアンプのNAP140の時代的には、NAC62の方がふさわしいかなと、パイロットランプも同じグリーンだし。
 ただ、62になると「ニュールック」と呼ばれる深緑ボディが一般的で、このオールドタイプのボディはそんなに流通していません。更に都合よくMMフォノボード付きとなるとねぇ…。

 なぁ〜んて思っていましたら、イギリスから即決価格でこのNAC62+MMフォノボード付きが出まして、お値段は日本円で3.5万円位。フォノボードに1.5万円で62がついてくるなら安いだろ!とよくわからない勢いで落札してしまいました。それが確か日本時間で9月19日だったかな。で、ちょうど一週間後の今日、イギリスから手元に届いた訳です。状況としては9月21日にトランジットに入り、しばらくトラッキングステイタスが動いていなかったのですが、今朝トランジット中であることを確認したのに、外出して夕方帰宅したら色々すっ飛ばしてもう届いてました(笑)、ビックリです。

 早速手持ちのNAP140と組み合わせて音出し。NAP140は久しぶりの通電で接触不良トラブルがあったのですが、まぁ何とか音が出ました。プリ用外部電源のSNAPSは通さず、まずはパワーアンプのNAP140から直接駆動しています。

 ちなみに、Naim Audioのセパレートアンプ群…特にプリアンプには一定の法則があり、2桁ある最初の数字、奇数番がドーターボード形式のHi-Fiモデル。偶数番がシングルボード形式の普及版…とは言えないのですが、お値段控えめのモデルとなっています。もっともこのNAC62については、日本での販売価格が13万円、イギリス現地価格もそんなに安いモデルではなかったので、どちらかというと奇数番と偶数番は設計思想の違いと言えるのかもしれません。
 で、ネイムと言えば皆さん大好きなインテグレーテッドアンプ、Nait2ですが、どちらかというと偶数番プリはそちらの音色に近い。つまりNait2の音色がそのままグレードアップしたシリーズとも言えます。

 で、NAC62+NAP140+PIEGAで音出ししているのですが、いいですねぇ…。なんというか皆さんが想像するNAIMの音って、どちらかというとこっちかなーと思います。敢えて言えば、とても分かりやすくフラットアースなサウンドです。

 NAC62もNAC140もまだ通電したばかりなので(特にNAP140は数年間ほぼ通電されてなかったので)、おそらく明日辺りから本領発揮してくると思いますが、私が普段使っている奇数番NAC12+NAP250よりも相対的に音の重心が低い。その分少し荒さはあるのですが、まぁ…そういうの気にしなければ気にならない楽しさ。クラシックなどのソースには向かないかもしれませんが、ロックやポップスは本当に楽しいです。

 ちなみに偶数番プリは、ボリウムがNait2と同じようなグレードのパーツだったりするので、お馴染みのギャングエラーに悩まされがちなのですが(奇数番プリはギャングエラー皆無といっていいかも)、今回入手したNAC62は個体差なのかギャングエラーがほぼ実感できません。これNait2も個体によってギャングエラーの割合が全然違ったりしてましたので、まさに個体差、運でしかないです。で、今回私の場合は運がよかったみたい。

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 まぁ…どうしても必要なプリという訳でもなかったのですが、やはり名機!NAP140が遊んでいるのはもったいない。この組み合わせで鹿嶋持っていけば、Acoustic Researchと含めて鹿嶋オーディオは鉄板かなと。

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▼2020年09月22日

BROMPTON × LIBERTYのフォールディングバッグが届きました

P9224007 LIBERTY FABRICといえば、華やかなプリントでお馴染みの英国製生地。自称似非イギリス人(笑)である自分としても、手にしたことはありませんでしたが、存在は知っていました。
 で、そのリバティですけど、なんとこのたび我らがブロンプトンとコラボレーション!こりゃ買わんとと思って速予約+購入。

 今回リリースされたブロンプトン用ラゲッジは3種類。フォールディングバスケット相当の「Basket Bag 23L Liberty」と、トートバッグ風「Tote Bag 9L Liberty」、そしてハンドルやサドルに取り付け可能なサブバッグ「Pouch 1L Liberty」となります。その中で私はもっとも大きいBasket Bagを購入。私が所有しているフォールディングバスケットではなく新型相当の構造ですね。新旧フォールディングバスケットの違いはこのサイトが詳しいです。お値段2.1万円(税別)。ちなみにオリジナルフォールディングバスケットは2.2万円(税込)しますので、税込み価格では千円ちょっと、リバティモデルの方が高いって事かな?

 私は旧タイプのフォールディングバスケットを持っているので、機能的な視点だとそちらとの比較になってしまうのですが、旧タイプがまっすぐなフレームで角張ったスタイルだったのに比べ、新型はカーブしたフレームで本体を支える構造になっています。またフレームから直接伸びる取っ手がないので、初めはちょっと戸惑いましたが、その代わりキャリングベルトがありますので、肩から下げて持ち運べます。純粋な容量的には旧型フォールディングバッグの方が上っぽいですけど、新型はより街中で使いやすくなっている印象。
 それと、ガチなツーリングバッグ系と違い、ラゲッジの上部が開いていますので、カメラなどを無造作に放り込むことができて、お買い物やカメラを持って緩く走るツーリングには、このフォールディングバスケットの方が使いやすいんじゃないかな?

 ということで、今までいくつかのブランドとコラボしてきたブロンプトンのラゲッジですけど、今回のリバティみたいに華やいだブランドとのコラボは始めてじゃないですかね。キャリアフレーム外して、普段のお買い物バッグにも使いたくなるかわいさです。

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 こんな感じで肩から提げることもできます。お買い物バッグとしてもこの花柄生地、完成度高いですよね〜。
 数量限定販売らしいので、お手持ちのブロンプトンをちょっぴりガーリーな雰囲気にしてあげたい人は、お早めに注文しましょう。

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▼2020年09月13日

PIEGA TMicro Sub

P9133985 PC用…というか、iMac27インチの脇には、数年前からPIEGAのTMicro3を配置しています。これは音楽用途ではあまり不満がないのですが、動画視聴…特に映画などではやはり重低音という点でちょっと迫力不足かなぁ〜と。なので、このTMicro Subはそこはかとなく探していたのです。

 新品で買うとおよそ15万円位。既に製造終了ではありますが(後継機はTMicro Sub 2、健全なインフレが順調に進行している本国スイスでは、今輸入するともっと高価だと思います。
 そんな中、日本ではPIEGAの中古って不当に安く、このサブウーファーだと相場は3〜5万円。ただ流通数もあまりないので中古市場にはなかなか出てきません。出てきませんが、このたび無事入手することができました。

 早速セッティング。
 まず、iMacからはUSB出力で小型プリメインのNuforce Iconへ。そこからのスピーカー出力を一度TMicro Subに入れて、ローカットフィルターを通してからTMicro3へ出力しています。何というか、ちょっと前のフューレンコーディネート推奨AV環境みたいな感じですけど。

 実は私、サブウーファーって入手するの初なんですよね。もうちょっとセッティングに苦労するかな?と思いましたけど、そこは同じPIEGA製…というか、同じTMicroのシリーズなせいか、割と簡単にセッティングが完了して違和感なく音出しができています。

 ちょっと細かく語ると、ウーファーのメインボリウムは12時半辺り、位相は机の下という近距離に押し込んでいるので同相のまま。クロスオーバーは計測しながら調整して、聴感で大体400Hz辺りを目処にカット、TMicro3への出力ローカットフィルターは120Hzの設定。一応テストトーンを使ってF特をフラットに近づけた上に聴感での調整を行った結果がこの辺り。もっとも低音って、聴感と計測値が全く一致しなかったりしますので、クロスオーバーの400Hzはちょっと大げさかもしれません。きちんと計測するともっと低域でフィルター効いて減衰してる可能性は大いにあります。
 もちろんセッティング状況によって調整値は全く違いますし、リスニングポイントとサブウーファーの間にある程度距離がある場合、サブウーファーは逆相にするのが基本セオリーとされています。まぁ…本気でやるとサブウーファーのセッティング調整は割とハマりますので、部屋と聴く人によって調整値は千差万別でしょう。

 簡単なコツを書くと、サブウーファーのレベル調整は、一度最大にして低音をドスドス言わせながら徐々にボリウムを絞っていくと、急に高音がクリアになるポイントがあります。そこがポイントという訳ではないですが、その付近が最適値です。あとは、音楽に合わせて調整するか、動画(特に映画)に合わせるかによってややレベルは変わってきます。動画メインの場合は、少しボリウム開け気味の方が楽しいです。

 うまくセッティングされたサブウーファーは、低音の迫力というより、高音域のクリアさを実感できます…ってこれは昔聞いたオーディオショップ店員さんの受け売りなんですけどね。

 TMicro3だけのシステムでも、音楽を聴くだけなら充分楽しめました。ただ、そこにTMicro Subというサブウーファーが加わって、動画視聴が本当に楽しくなりました。
 それと、単純に音が素晴らしい。というか、今までサブウーファーを導入しているシステムについてあまり肯定的な印象を持っていなかったのですが、このTMicoro Subは、本当に音がいいと感じます。

 それと、PIEGAって本当に素晴らしいなぁ〜と。両者ともアルミエンクロージャですけど、音にそういう固い、冷たい印象が全然なくて、なんというか程よい緩さと躍動感があります。
 エンクロージャは、音出ししてもTMicro3と同様、Tmicro Subも触ってみてほとんど振動を感じませんが、一般的に金属でガチガチに固められたエンクロージャを持つスピーカーの、ちょっと堅苦しい雰囲気がありません。これは、写真背景に映っているメインシステムのMaster Jubileeにも通じるキャラクターで、PIEGAの素晴らしい部分だと思います。

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 敢えてピンをぼかし気味にしてますけど、こんな距離感でTMicro3とTmicro Subを使ってます。
 インシュレータとかは特にナシで、おそらく純正(?)で付属していたであろう、直径3cm程度の透明クッションが底面4隅に貼ってあります。本ウーファーは密閉型でユニットは完全に下(床)方向へ向いていますが、今のところインシュレータとかボードとかの脚周り強化は必要ない感じです。

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BROOKS別注?J.B.Special & Classicというヘルメットをカスタマイズ

https://live.staticflickr.com/65535/50191924206_25d169f229_m.jpg ブロンプトンにヘルメットは不要!ってポリシーだったんですけど、やっぱりね。近所チョイノリはともかくとしても、ツーリング時にはメットが欲しい。

 ただ、ブロンプトンに似合うヘルメットって以外とない気がします。ロードレーサー界隈でよくみる、穴あきわしわしのソシャゲ悪役キャラみたいなヘルメットはあまりブロンプトンな気分でもないし、それにヘルメットって結構かさばるんですよね。輪行とか考えると、折り畳みで小さくなるヘルメットがいいなぁ…と。

 ということで、一時期はカスクとか考えていたのですが、アレかぶると暑そうだしということで、結局の所一時期ブロンプトンを取り扱っている自転車屋さんでプッシュされていた、イタリアCARRERAとイギリスのBROOKSがコラボした、J.B.Special & Classicというヘルメットを選択。このヘルメット、なんと使わないときは小さく畳めるのです!あんまり小さくなりませんけどね(笑)。でも、畳めるとかちょっとブロンプトンっぽいかも。

 お値段は本来2万円越えの、それなりな値段のヘルメットですが、なんだかんだで流通末期には1万円前後で投げ売りされていました。私もそんな値段で入手!色はブラックでサイズはM/Lです。ちょっとキュッとしていますが、まぁ私の頭には入ります。今だと製造終了になっているので、S/Mサイズなら入手可能だと思いますが、それ以外のサイズは入手困難みたいですね。

 さて、このヘルメットなんですが、実際かぶってみるとちょっと地味。というのも黒の本体に黒に近いグレーの布でアクセントがあるだけなので、もう少し色味があるといいなと思っていました。
 だったら塗るか(笑)と思い立ち、5つに分かれているブロックの頭にかぶった右側の部分、タミヤカラーのイタリアンレッドを使って、私のブロンプトンと同じ赤で塗ることにしました。

https://farm66.static.flickr.com/65535/50318313746_5ac5ce30da.jpg

 まぁ…塗装作業は特に書くこともないのですが、きちんとマスキングテープでプラ部分と発泡スチロールの部分をちゃんとマスクして、まずはエタノールで塗装部分の本体を磨きます。すると少し表面が荒れますので、その状態で乾燥させた上、グレーのサーフェイサーを3度ほど吹きます。
 プラモならここで一度目の細かい耐水ペーパーで磨くのですが、元の塗装もツヤ有りではなかったので、乾燥後にはそのままタミヤカラーのイタリアンレッドを4度ほど吹きました。ここでマスキングを外してもう終わりでいいかなと思ったのですが、やっぱり表面保護の意味合いでクリア拭くかなと、もう一度マスキングした後に3度ほどタミヤカラーのクリアを吹いています。夏の日中で更に乾きが速いにラッカー系なので、休日の2日使って作業は終了しました。

https://farm66.static.flickr.com/65535/50317993633_858003e1cf.jpg

 仕上がりはこんな感じ。まぁうまく行ったかなと。
 あとは、付属している本革製ベルトで塗装面が傷つかないかな(?)というのが不安ですけど、このベルト塗装してなくても傷がつくのである程度は仕方ない。塗装剥がれたらまた塗り直せばいいか。

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 ヘルメットをかぶるとちょうど自動車が通る車道側が赤くなりますので、クルマからの視認性も多少はアップ(?)。もっとも、赤って暗くなると黒と見分けつかなくなるんですよね。

 視認性はともかく、お気に入りのカラーになって結構満足。これでヘルメットをかぶってブロンプトンに乗る機会も増えるでしょう。あ…ちなみにあまり意味がないと思われガチなこのヘルメット折り畳み(?)機能、ちょっと小さくなるだけですが、それだけでもバッグなどへ格段に収まりやすくなります。
 安全性とかはどうなのか分かりませんけど(JCF公認でないので競技には使えません)、もう少し安くなって、また再販してほしいですね。

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 赤いブロンプトンと、赤いヘルメット。そういえばMGFも赤ですね(笑)

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▼2020年09月08日

マイオーディオライフ2020

https://live.staticflickr.com/65535/50319043527_f89b87b933_m.jpg 二年前に「マイオーディオライフ2018」というエントリを建てました。
 この本のシリーズは毎回出る度に入手しているのですが、今回その続編が出まして、早速入手。読んでいます。

 以前も書きましたけど、とにかく人のオーディオ部屋というのは見ていて楽しい。特にこの本のシリーズに登場される方は、オーディオ一辺倒というより、オーディオを含めた生活みたいなモノがにじみ出てくるのが素晴らしい。これはクリニック的なユーザー訪問記からはなかなか得られない視点です。

 かくいう私も、Facebook内ではいくつかオーディオコミュニティなどに参加して、たまに発言したりしています。そんなとき、ご自身のオーディオ部屋をアップされている方も沢山いて、以前ほど自分以外の人のオーディオ部屋を見ることは難しくなくなっています。それでも、このような雑誌の記事でじっくりと自分以外の人のオーディオルームを拝見するのはとても楽しいこと。なかなか人のオーディオ部屋って訪問できないですからね。

 以前も似たような事を書いた気がしますが、日本のオーディオジャーナリズムはどうしても機器紹介、機器の性能比較などの記事に偏っていて、オーディオのある生活といった視点が欠けていたと思います。そのため、何となくですが日本のオーディオマニアの方は、よく雑誌で出てくる機材が山程積み上げられた評論家先生のような部屋を理想としていた節があります。それはそれで趣味なので構わないのですが、そうでない人も沢山いるのです。
 例えば私の場合、他の機器はともかくとしても、スピーカーはまごうことなく「家具」の1つだと思うのですが、そういう扱いもあまり快く感じていないマニアも沢山いるようです。

 前巻と同様、今回も様々なスタイルでオーディオを楽しんでいる方が沢山登場します。素敵な部屋だなーと感じる部屋もあれば、これは私にはちょっと…と思う部屋もあります。でも、それらを含め、皆さんオーディオを思い思いのスタイルで楽しんでいるというのは伝わってきて、読んでいて実に楽しいです。

 今回は巻末に「音楽とオーディオをめぐる17の変奏曲」というやや長めの記事が載っていいますが、音楽やオーディオの話がメインではあっても、さまざまなジャンルにも話題が飛んでいて面白い。著者の山本さんとは面識があるので、たまにネットでメッセージのやり取りをするのですが、オーディオの話もあるし、カメラの話も自転車の話もあります。

 この本もオーディオ関連の本ではありますが、それよりも、オーディオがある生活を体験して、それを学ぶことができます。そして、オーディオとは一生かけて楽しむ価値のある趣味であることが、きっと納得できるでしょう。

 この号が売れれば、更に続刊もあるかもとのことなので、みんなで是非買いましょう!恥ずかしながら、私も出てるよ(笑)

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▼2020年06月07日

BALMUDA The Lantern(グレー)

P6072287 4月9日の発売日からもう1ヶ月以上経つのか…。家電製品を発売前に予約して手に入れるとか始めての経験です。

 ということで、バルミューダのザ・ランタン、新色のグレーです。オンラインショップと銀座の松屋だったっけ?の限定モデル。このランタンちょっといいなーと思っていたのですが、黒と白はなぁ…なんて感じてた人には朗報かも。

 機能的な説明は公式サイト見て下さい。明るさと色の変化とかなかなか洒落ています。LEDの充電式ランタンにしては高価と言われていますが、自分はこれ以外のランタンってガス以外知らないので「便利になったし、ま…こんなもんだろ」って価格感。
 確かにコスパにこだわればもっと安いのはいくらでもあるみたいですけど、まぁ…こういうアウトドアグッズってのは何らかの趣味性がないと使い続ける気にもなれないしね。

 ちょっと残念だったのは、今時充電がマイクロUSB端子かよ、ってことかな。ここはUSB-Cにしてほしいなと思いましたが、届いて製品を見ると、なるほど…本体側に余計な回路付けたくなかったからNi-MHバッテリなのか。USB-C端子付けるには色々な保護回路を装備しとかないと危ないしね。仕方がないとも思いますが、Ni-MH故の使用時間の短さはもう少し何とかならんかったものか。こういう製品なので、そのために価格が13,800円から19,800円に変わったとしてもあまり売り上げに影響なさそうな気もしますが…ま、よいでしょう。

 発売前に予約注文しましたので、発売日に到着したのと共に、限定の収納バッグ(黒)ももらいました。
 このバッグ、本体の他に充電アダプタと充電ケーブルが収納できる内ポケットが装備されているのですが、いかんせん本体収納結構ギリギリサイズのため、充電アダプタをポケットに収納したままだと、本体の出し入れが出来ません。ここはもう少し何とかならんかったのかなーと思います。

 ちょっと否定的なコメントが続きましたが、個人的にこれすごく気に入ってますよ。アウトドアだけでなく、自宅での補助照明としてもオシャレで実用性高いです。
 というか、意識しないと自宅の照明ってとても明るい白色照明になりがちですけど、もう少しくつろぎの時間を演出する照明について考え直してもいいのかなと思いました。

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 こちらは、自宅にあったプリムスのIP-100LAガスランタン。さすがにこういうマジモンのアウトドアグッズと並べてしまうと、バルミューダはガジェット感が強すぎる気がしますが、それでも既存のLEDランタンと比べれば圧倒的にカッコいいです。

OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

▼2020年05月31日

BL(武士らいふ)創刊号を入手しました

https://live.staticflickr.com/65535/49954871457_d9e8442865_m.jpg ここ数年、東国武士がブームだったりします。

 …いや、ホントかどうかはわかりませんけど、吉川弘文館では“動乱の東国史”なんてシリーズが出版されたり、のぼうの城のヒットや昨今の山城ブーム…中島卓偉のお城に行こう!って面白いですね…とか、それらの現象が重なり合って、いままで自治体が発行する地方史くらいでしか読めなかった東国武士の歴史も、大分メジャーになってきました。

 そんな中、去年の夏頃だったかな?密かに出版された同人誌「BL」…というと、アレな本みたいでなんですが、武士らいふという同人誌。
 昨今は同人誌といってもジャンルが多様で、このような読み物系同人誌も増えているのですが、本誌が珍しいのは付録にシミュレーションゲームがついていること。
 きちんと打抜き加工されたカウンタとか、これ印刷代高そうとか業界人っぽい余計な心配をしてしまうのですが、ゲームはその名も「羽根倉合戦」といいまして、1351年の南北朝時代に、今の埼玉県荒川にかかる今の羽根倉橋付近で行われた闘いだそうです…って、知らねーよなそんなの(笑)。自分もこの本の案内があるまで、県民のくせに全く知りませんでした。

 この時代の東国…関東平野といえば、見渡す限りの葦の原。はっきりいって人なんて住んでるの?みたいな世界でした。
 以前のぼうの城でお馴染みの埼玉古墳群までブロンプトンで出かけたことがあるのですが、その帰り道で田舎道をのんびり走っていると、途中葦に覆われた一帯が出てきまして、なるほど…江戸時代より前、中世以前の関東平野ってこんな風景だったんだろうな…などと考えながら走っていたことがあります。
 実際、江戸時代の前の関東の村といえば、埼玉県では川越以西と大宮付近、北は群馬県の足利辺りまで大きな都市はなく、東に至っては見渡す限りの葦原で、その中に下総台地がまるで半島のように突き出ていました。
 利根川も荒川も今みたいに堤防があってきちんとした川筋があった訳ではなく、適当にその辺を流れていたという感じ。なので大雨が降れば下流は湿地帯と化しますし、家を作ろうにも雨期にはすぐ水に囲まれてしまいます。個人的にこのような東国の水運・交通史には興味があり、このブログでもいくつかエントリ書いていますが、つまり関東平野は今と全く違った風景だったということ。
 資料が残っているのかわかりませんが、おそらく当時の西日本の都の人達と、関東の東国に住んでいる人では、人種的にも少し違いがあったかもしれません。鎌倉時代の武士とか背が高かったなんて話もありますし、また鎌倉時代の武士道とは、今私たち日本人がイメージする武士道とは全く異なり、目的のためには手段を選ばずな考え方です。卑怯とか何だとか気にせずまずは勝たねばご主人様に奉公も叶わず、といった極めて実践的な思想だったりしました。

 それはともかくこのBL…武士ライフ、同人誌として、東国武士好き…それもおそらくかなりのマニアじゃないと知らないような戦闘を題材にしたシュミゲを付録(正直ゲームと本どっちが付録かわからんが)にして発行されるという噂はシミュ友から聞いていて知ってはいたのですが、なかなかフロンティアな分野に挑むなぁ…なんて思っていたら、通販開始して割と瞬殺だった模様。ひょっとして富士見市とか朝霞市付近のシミュゲファンが全て買い漁ったのではないか?というくらい綺麗に消えましたね。オクとかでも見たことないです。

 そんな発行元でも本当に在庫がないという同人誌、ふとツイッタラーを見ていたら、この武士ライフ発行人が「ここどこ」などというクイズを出題しておりまして、結構日数経ってたようなのでアタリ出ているかな?と思いつつ解答したらなんと私が初当てだったらしく、プレゼントで頂いてしまいました!ありがとうございます。

 まだきちんと内容も読んでいませんし、付属のゲームもプレイしていないのですが、観応の擾乱についてはまずきちんと本を読まんとダメだな。なんて考えています。なにせ記事を読んでも登場人物誰も知らんw状態なので。

 第2号は結城合戦が題材だそうで、これも知らん!wといった内容なのですが、結城市内は何度も出かけていますので、正直羽根倉合戦よりは興味あるかも。

 今まで、シュミゲは好きで本ブログでも何度か取り上げているのですが、別な興味から調べていた東国史とこのような形でリンクするとは、久しぶりにインターネット経由で知の連鎖を実感できた気がしますね。ありがとうございました。

https://live.staticflickr.com/65535/49476323593_8a9803e7d2_z.jpg

 この写真は今年の冬に友達と出かけた、羽根倉合戦時に難波田勢の居城だった城跡を整備した難波田城公園。今では城跡公園というより、埼玉県の古民家・古民具を紹介した公園といった趣。昔ながらのオモチャで遊べる広場もあって、そこで数十年ぶりにホッピングとか楽しんできました(笑)

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Acoustic Research AMP

P5312240 ずっと前から好きだったアンプ。ようやく確保できました。

 Acoustic Research AMP、米国アコースティックリサーチ社が1960年代に製造したアンプです。明確な商品名がないのでAR/Ampとしますが、このアンプの音を何時聴いたのか思い出せません。ただ、本当にここ10年20年、ずっと心に残っていたアンプでした。
 そのアンプをようやく手にしたのは今から2年前。某ドフで売られているのを買ってきてすごくいい音で感動したのですが、しばらくするとあれ?ユニットが変なのに気が付きました。電源をオンにするとユニットがボコッと前に飛び出ます。そして音も少し濁ってきて…。んん???と思ってスピーカーを繋いだ状態でスピーカー端子のDC電圧を測ってみると1V超えてまして…こりゃダメだなと。
 ちなみにこのAR/Amp。ソリッドステートなトランジスタなアンプですけど、真空管みたいに出力トランスがあります。なので本来はDC漏れトラブルとか無縁の筈なのですが、まぁ…仕方ないですよね、実際漏れてる訳だから。
 保証付きだったので買ったお店に持ち込みまして、相談の末、修理ではなく返金扱いになりました。ちなみにそのアンプは値下げもされずに「現状販売」とというタグを付けられて今でも売られていますのでご注意を(笑)

 つことで、人間の3大欲望には、食欲、性欲、アンプ欲というのがありまして、一度は折角叶ったこのアンプ欲のイライラを発散させるため、適当に中古アンプを買い漁る日々を行っていたのは、本ブログの読者ならご存じの通り。
 また、当然ながらこのAR/Ampも再度探していたのですが…このような失敗をやらかすと無保証のオクとかで手に入れるのはリスクが高すぎる。ここのサイトで修理記録がありますが、修理に出すと10万円越えだもんねぇ。このアンプの場合はいわゆる“伝説の銘機”という訳でもないので、みんな壊れても金かけて修理しないんだよね。
 この状況だと本体を本当にタダみたいな値段で手に入れない限り、修理費用含めてエラいお金がかかってしまいますし、正直そこまでお金をかけるモノでもないかと思っていたのですが、なんと上記リンクで整備された個体がヲクに出品されていまして、だったら買うかなと。値段も某ドフ価格より安いし。

 ということで、今手元にあるのがこのアンプです。
 完全性備品らしいのですが、確かに調子は良い。ただフォノイコだけは何故か片チャン出力がやや足りていないようで…ひょっとしてはんだ剥がれでも起きてるのかな?構造上このアンプは入力端子がトラブルの元なので、そのうち天板開けて調べよう。それに上記サイトのようにきちんと整備したのなら、コンデンサとか基板上の部品が不具合起こすにはまだ早い気もします。
 SP出力が今風の大型バナナ対応に変更されているのは便利でありがたいですが、電源ケーブルはオリジナルに比べちょっと太すぎるかな?経験上古いアンプにこういう固くて太い電源ケーブル換装すると音変わるんだよね。まぁ…音が変わったのかどうかはわかりませんので仕方がない。自力でオリジナルに近いケーブルへと換装するまでもないし。

 その他不具合はありません。以前のことがあるのでスピーカー繋いだ状態でのDC電圧も計りましたが、誤差みたいなDC出力しかありませんでした。スピーカーのユニットも電源投入時にはボコッといくけど、ちゃんとニュートラルの位置に戻るしね。肝心の音については、以前のAR/Ampよりも若干固い気がしますが、ある程度通電してれば馴染むでしょうし、どっちがこのアンプ本来の音なのかはもはやわかりませんしね。ただ、現状の出音には満足しています。

 しばらくは自宅でPIEGA Master jubileから音を出していました。S/Nはやは悪いですけど素晴らしい音です。私が好きな初期のトランジスタな、明るくくっきりしたサウンドが楽しめます。ただ、このアンプの本領ははやり密閉箱だよねぇ…なんたって当時はAR-3aという異例な低能率スピーカーを叩き起こすために作られたようなアンプなので、その辺は動作確認してから鹿嶋のアトリエ行きだよなとずっと思っていたのでした。

 で、コロナ騒動やらなにやら色々あって、ようやくちょっと前から鹿嶋にてこのアンプを使っているのですが、ホント素晴らしい。
 私はこのアンプの音について、FB等では度々「萌えるアンプ」という今風(?)の表現をしてきたのですが、本当に陳腐な言い方で申し訳ないですが、萌えます!ハッキリ言って。
 なんというか、このアンプで聞くボーカルは、男性も女性もとにかく明るくキュートに元気よく歌い出す。マイケル・ジャクソンの「ハッ」というかけ声にすら萌えますw。この印象はやはり現代のアンプに比べてナローなレンジだからそう感じるんでしょうが、そんな事はどうでもいいのです、気持ちよければ。

 特に古いCelestionで鳴らす音はいいですね。UL-6での音もかなり萌えましたが、Ditton15はもうヤバい。自宅のフルシステムもう売っ払っちまえ〜!なんて勢いになりそうな気持ちの良い音です。SL6siではまだ試していませんけど、きっと良い音でしょう。NS-1cでも試してみたいですが、もはやそんな場合ではない!とにかくこの音が気持ちよくてシステム変更とかやってる時間がもったいないです。

 先日には自宅のアンプも整ったところだし、そろそろ他のアンプ群は手放してもいいかな。そんな気分になってきました。

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 この組み合わせは鉄板ですな。これでドリームパレードとか聴いちゃうと萌え死するかもよ(笑)

OLYMPUS E-M1 + M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro



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