MGFででかけてきた
最近は工場に入ってばかりでほとんど乗れていなかったMGFだが、先週衝動的に日光に行ったのに続き、今日は北関東をふらふらとしてきた。
まあ、自分でいうのも何だけど、調子よくて壊れないでさえいてくれれば、こんなに楽しいクルマって他にないよなぁ…と思う。サーキットのタイムを競うような絶対的スピード勝負になると、現在のハイパフォーマンスカーに比べ見劣りしてしまうが、オンロードをちょっとスポーティーに走るといったシチュエーションだと、搭載エンジンであるKユニットの心地よさと、ニュートラルな特性を持つステアリング、そしてハイドロがもたらす絶妙な乗り心地は、他のクルマでは絶対に味わえない心地よさ。コンパクトなボディに、ミッドシップ、ハイドロ、2シーターオープンなど、在りし日のローバーは、よくもこれだけ個性的なスポーツカーを作ってくれたものだなぁ…と思う。
残念ながら、街で走っているFはどんどん減少する一方。それには、安定していると言い難いパーツの供給体制や、ちょっと意外なまでの故障の多さなど様々な原因がある。私自身も今から新規でFのオーナーになることは積極的に勧められない。それでも、今走っているFは、みんな少しでも長生きしてほしいなと願っている。きっと、これだけ個性的なコンパクトオープンカーは、世界中で二度と発売されることはないよ。