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▼2005年10月24日

住宅ローンが変わる?

 今12chのニュースでやってるね。この先ローンは、顧客ごと、様々なターゲットに向けた多種多少な商品が必要とされるんだそうだ。日経の報道ってホントにバカだな。

 各商品を注意深く見ていると、結局「金持ち」「財産持ち」を優遇した商品ばかりなんだよね。大体TOEIC900点以上の人は金利を優遇…って、そんなに優秀人間なら、セコセコとローンなど利用しなくったって、現金で家なんて買えるんじゃねえか?←イヤミ(笑)来年からは住宅金融公庫もなくなるそうだしな。

 つまり、これから先の世の中は、金持ちはいくらでも金持ちになり、貧乏人は当座の生活費も用意できず、のたれ死んでいく…は極端だとしても、金持ちから死ぬまで搾取され続けるという訳だ。結局人間というのは、太古から現在まで、飽きもせずヒエラルキーを作りたがる存在なんだね。あほらし。

 こんな話をすると、「じゃあ、貧乏人にならないために努力すればいいんじゃん」というバカがいるが、個人単位ではそうだとしても、社会全体として考えれば、一握りの金持ちに貧乏人が支配されるという図式は変わらないんだ、誰が勝者になろうともね。誰かが勝者になれば、その分誰かが負けに転落する。未来はそんな世の中になってもいいのかね?こんな商品を浮かれて報道している日経グループの社員達は。

 私の考えだと、現在の資本主義がよりいい方向に進化するには、緩やかな社会主義国家・福祉国家へと変貌していくしかないと思っていたんだけど、どうやらこの社会は、また少数の人間に大多数の人間が支配されるという、暗黒の中世以降の方向に転換しつつあるのかもしれない。

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