アイディアはいつだって湧いている
なんの落書きか分からないと思うけど、これは新しいCDプレヤーのラフスケッチ。完全な球体(底の一部だけ平ら)で、丁度ボールを真っ二つにするように上に開いて、そこにCDをセットする。
オペレーションは、球体の上部を掴んで、右に回せばトラック送り、逆ならトラック戻し、上部をそのまま軽く押し込むと停止なのだが、リジューム機能が付いていて、次回また上部を押すと前回停止した部分から演奏が始まる。操作状況は回したときに回した方向に三角の矢印が1秒程度点灯する。ちなみにそのライトは、光っていないときは発光部が全く見えない仕掛け。トラック表示は一切無し。昔レコードを聴いたときのように、CDのライナーを読みながら音楽を聴こう!というコンセプト。
その為、このCDプレヤーは手元に置いて操作できるように、まず本体内には充電式バッテリ(ノーパソなどの汎用品を利用すれば、かなり長時間使える)内蔵。そして音楽信号はブルトゥースでも11gでもいいが、無線で飛ばすようになっている。そしてその信号を受信するアダプタに音声出力端子が付いていて、アンプなどのオーディオ機器に接続する。
こういうコンセプチュアルな製品を作って音楽生活空間を変えてみたい…なんて漠然と思いながら仕事中にスケッチとメモをしたもの。実は発表こそしていないが、こういったインダストリアルデザインのアイディアスケッチみたいなものは、それこそ腐るほど描いている。今までは発表はおろか、誰にも話したことはなかったのだが、これからは、不定期にこんなアイディアを自分の生活から出力して行ってみようと思う。