今日は、エンジンの調子が悪かったMGFの修理。まず調子が悪い症状だが、エンジンの回転2000rpm前後で異常な咳き込み。アクセルを踏んでもエンジンが止まりそうになり、マフラーより生ガスを放出している状況。いのうえさんの掲示板で聞いてみると「デスビのローターアームが不調なのでは?」という意見。
実は数日前、不調原因を絞り込むために、近所の知り合いの修理工場にMGFを持ち込んで、軽くチェックしてもらっていたのだが、その結果、プラグに電気はきているし、燃料もOKとという結果だった。ただ生ガスはやはり出ているみたい。コンピュータとセンサー類に関しては専門工場に持ち込まないと分からないという診断だった。なるほど、その結果を聞くと、やはりローターアームがクサイかも、と思い、数日前にネットでローバーの部品を販売している会社を探して、新品のローターアームを注文していたんだよね。
届いた部品が左上の写真。英車ではお馴染みユニパートの箱かと思っていたら、MG-ROVERの黒箱だった。価格は1,500円位。注文した業者に罪はないけど、はっきり言ってベラボーに高いと思う。普通のクルマだったら2~300円のパーツだぜよ。それに送料がかかって、結局2,400円位払ったかな。絶対金額はたいしたことなくても、なにやら損した気分。
そのかわりに、ただ差し込むだけではなく、カムにボルトで固定する構造になっていて、他の車種のローターアームに比べ妙にゴツいつくりになっている。だから高いのかな。
早速エンジンルームを開けてみる…と言いたいところだが、MGFの場合、ここまでが結構面倒。なんせミッドシップなので、ボンネットやトランクを開けてもエンジンは見えないのだ。
まずは幌の後ろを固定しているピンを外して、幌の後ろ側を開く。そしてリアシェルフの内装と遮音材を剥がし、その後ボルト11本で止められているサービスハッチを剥がす。慣れないとここまでで30分位かかってしまう。そしてデストリビュータのキャップを外すのだが、まあ…相変わらずなんでこんなに手の入りにくいところにデスビが付いているんだろうね。たった二本のボルトを外すのに、随分手間がかかった。
そしてキャップを外して古ローターアームを新品に付け替える。付け替える前に比較したのが右下の写真。ローターアーム先端の金属部品が随分厚みのあるものに変わっている。対策品なのかな。ちなみにアームの“減る”部分は写真金属部の上面なので、厚みの違いは減ったからというわけではない。
そして、アームを交換してデスビキャップを装着後。エンジンをかけてみる。問題はないようなのでサービスハッチと幌を元に戻した。
軽く近所を試運転してみたけど、とりあえずは大丈夫。エンジンも元通りになった。良かった良かった。さて、気分もいいし、明日はMGFでちょこっと流してくるかな。
しかしさぁ。この先MGFに乗り続けるには、こうやって自分であちこちをコツコツ直していかないといけないのかなぁ。私は、機械の修理とか調整とか、自分自身でやるのって、基本的に大っ嫌いなんだけどね(笑)。