聴く鏡/菅原正二
「びっくり仰天」の事を、バンド言葉で「クリビツテンギョー」というらしい。ホントかどうか知らないが、本書にはそう書いてある。
私はかつて一度、岩手県一関市に行ったとき、ベイシーの前には行ったことがある。ただ、その日は到着時間が午前中だったため、お店には入れず、目の前で記念撮影をして帰ってきた。
その後、友人達と「ベイシー参りに行こう!」とか、一度盛り上がったこともあったのだが、結局行かずになってしまい、今日まで出かけていない。もう店主もご高齢だし、早めに一度は行っておかなければ、とは思っているのだが…。
本書は、ステレオサウンド誌に連載されている「聴く鏡」という記事を、年代別にまとめた本。本誌でずっと読んでいた人にとっては、冒頭と最後の未掲載記事しか読む場所がないし、それに連載中に掲載してあった写真もカットされている。
私も、全てではないけど、それなりに連載中に読んでいる筈なのだが、何故か単行本になって読むこの「聴く鏡」は、どれもこれも初めて読んだ文章のように新鮮だった。
決して押しつけではないが、オーディオとジャズと人生に関する著者の熱き主張は、何故かサラリと心の中に染みてくる。
きっと、数年後にこの本を読み返すと、また新鮮な気持ちで読めるような気がする。それと、オーディオもまたやりたくなってきた。それと、今年こそは一関に行かなければ…。
コメント
トラバさせてくださいね。
オーディオやりたくなりますよね。
でも、部屋狭いからできない。悩。
投稿者: kumac | 2007年02月16日 22:19
トラックバックありがとうございます。
私の場合は、まず部屋を片付けないと、オーディオどころじゃないです(笑)。
投稿者: よっち | 2007年02月17日 17:49