テレビは日本人を「バカ」にしたか?/北村充史
最近の「新書」ブームに思うのは、「よくもまあ、私にとって都合のいいタイトルの本がこれだけ存在しているものだな」ということ。つまり、私達が疑問に思った事、あるいは感じた事、憤慨している事、おおよそこういった内容の本が読みたいと思って書店の新書コーナーを覗くと、たいがい思い通りの本が売っていたりする。すごいもんだなと思うと同時に、この新書の何でもアリな状態が、ちょっと不思議にも感じてくる。
という事で、普段テレビをバカにしてばかりの私にとって、本書はある意味都合のいい本。そんな先入観アリアリの状態で読み始めてみると、テレビというのは生まれた時から「低俗」だの「見ているとバカになる」だの言われ続けてきたんだなというのが判る。
なにやら、テレビ批判のつもりで読んでいたら、私がこうやって、テレビについて批判している事がバカバカしくなってきてしまったという、あべこべな感想で本書を読み終えました。
内容は、新書なので、そんなに濃いものでもないです。
テレビは日本人を「バカ」にしたか?/北村充史
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