町の声はウソ/福田淳
普段の生活パターンでは知る由のない本と出会えるという事で、やはり本屋さんというのは楽しい場所だと思う。この本の著者について何も知らなかったが、梅津かずおの表紙に惹かれて買ってみた。
所詮私も含めてだが、天邪鬼風な発言を繰り返していても、それは単に既存のメディアへの反発なだけで、そのような意見は決してマイノリティではないということを、私自身は自覚している。もっとも、この著者がそう自覚しているかは不明。
ここ数年間の世相を振り返るという意味でも、なかなかおもしろかったし、また、なかなかいい事も書いてあったりした。ただ、それは天邪鬼な意見ではなく、この手の論調が好きそうな人達にとっての予定調和でしかない事も念頭に置いた方がいいと思う。
町の声はウソ/福田淳
コメント
拙著を読んでいただき、本当にありがとうございます。
ご指摘の通りと思います。テレビ局がいっている意見が一番表層的で本質的でないと思います。そのことを疑問に思っている層は決してマイノリティでも天邪鬼でもないですね。
投稿者: 福田淳 | 2007年04月14日 23:03
どうもはじめまして、よっちと申します。
ブログでは偉そうな事書いてますが、この本面白かったです。ありがとうございます。
しかし、テレビや新聞の論調というのは、どうしてこんなに民意から剥離してしまったのかなぁ…なんて思いますね。
また続刊が出たら読ませていただきますので、お仕事頑張ってください!
投稿者: よっち | 2007年04月15日 18:53