あなたが年収1000万円稼げない理由/田中和彦
あなたは会社に金を貸しているか借りているか…。この考え方は分かりやすいと思う、というか、私も昔からこういう考え方をしてきた。
で、自分はどうなのよ…と考えると、20代の頃は確実に会社に金を貸していた…というか、偉そうに言うなら、貸し与えていたといってもいいと思う。自分で請求業務もやっていたのでよく判るが、それくらいバリバリと稼いでいた。
で、今はどうなのよ…と言われると、もう、バリバリ会社から金を借りまくってます(笑)。当たり前だけど、そっちの方が楽だし。
今、再び会社に金を貸す気になったのなら、また自分達で会社作るよ!…なぁんて、そんな感じでダラダラと自分に言い訳をしつつ、30代の私は、もはや確信を持って真面目に仕事してません。
本書によると、誰でも年収1,000万を手にする事のできた時代はもう終わったそうです。そんな時代はいつあったんだ?なんて思ってしまいますが、これから先の日本は、年収300万円以下が9割、そして年収1,000万円オーバーが1割、そういう時代がくるそうです。そんなに高確率なら、数ある書籍からこの本を買って読んだサラリーマンは、軒並み1,000万円プレーヤーになれるのではないかと…そんな風にも思ってしまいます。
もちろん、そんな事はありえない訳で、では年収1,000万円を実現するための自己デザインとはどうあるべきなのか…そういう事が色々と書いてありました。
当たり前の事も多いですが、長年人に使われる生活をしていると、この当たり前の事を自分の事に置き換えて考える事も忘れがちです。
人には偉そうな事言うけど、自分の事はまるでダメ…なんて、まるで私の事みたいですが、そんな大人にならないためにも、定期的にこの手の本は読んでおいた方がいいかなと、そんな風に思いました。