秋田内陸縦貫鉄道の累積赤字は39億円
秋田内陸縦貫鉄道が廃止の危機にさらされているそうだ。なんでも第三セクター開始当時から計算した累積赤字が39億円にも達して、地方では鉄道を支えきれなくなっているとのこと。
…って、ちょっと待てよ、ほんとかよそれ。大体39億円といえば金額がでかいが、年間で割れば2億円ちょっと。まあ、赤字金額の増大率とか考えると、単純に割る訳にはいかないのかもしれないが、こんなのちょっと長い林道の建設費用分にもならないのでは?金がない金がないといいつつも、地方には不要に豪華な道路がどんどん出来てるじゃん。その予算を回す訳にはいかないのかな?
もちろん、今の法律では道路予算をそのまま鉄道に割り振る訳にはいかないのかもしれないが、そういった発想の転換も必要なのではないかと思う。鉄道の廃止は市民に重大な影響を及ぼす割に、その金の議論が土木関係の予算に比べると明らかにしょぼい気がする。
役所の予算についてはよくわからないが、こういった地方路線の廃止問題が議論になると、いつもそう思うね。
だって、ちょっと前に廃止となった鹿島鉄道の撤去予算があれば、あの鉄道はもう10年位存続させることが出来たのではないか?くりはら田園鉄道線だって、年間数千万円の予算があれば、廃止にならずにすんだそうだぞ。鉄道の脇で豪華な道路を造ってる現場があったが、あの予算をつっこめば、この先10年位は営業できたのではないかと思う。