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▼2007年06月26日

インダスター61 50mm F2.8

070626-01.jpg 週末に都内を徘徊していて見つけたロシアンレンズ。新品を4,200円でゲット。ケースと説明書、他に保証書らしきものが付属しているのだが、キリル文字なのでさっぱり読めない。ちなみに新品といっても、買ったお店では中古扱いである。当然保証などは効かない。

 インダスターといえば、昔使っていたロシアンレンジファインダーカメラ、Fed5に付属していたインダスター41 50mm F2.8は、かなり強烈な写りをする優秀なレンズだった。他にロシアンコンパクトカメラのFED50、またフェドミクロンにもインダスターレンズが装着されており、強めのコントラストが魅力の発色が濃いレンズで私はとても気に入っている。
 ということで、このインダスター61も期待していたのだが、残念ながら色ノリはやや控えめっぽく、現代のロシアレンズは、普通にいいレンズに近づいているようだ。

 売っているお店では「マクロ」と書いてあったのだが、レンズや説明書にはマクロの表記がない。唯一鏡胴の距離指標で、最短の30cm脇にMという文字が記されているだけ。今時最短30cmではマクロと呼べないだろう…とは思うのだが、フォーサーズで使用すると、100mmで最短が30cm相当のレンズとなり、マクロとはいえないながらもそれなりに寄った撮影が可能となる。そう考えると、値段も値段だし、意外と優秀なレンズといえるのかもしれない。

 モノとしての魅力はゼロに近い。一応鏡胴は金属製(アルミか?)なのだが、水道管にタミヤカラーで塗装したような出来。実際目立たない部分を溶剤で軽くこすってみたら、塗装の表面が簡単に溶けた。この安っぽい作りと、それに似合わない強烈な描写がロシアンレンズの魅力だろうか。

 写真は上野松坂屋でリニューアルオープン時に限定販売されていた「さくらパンダ」のマスコット。このレンズの絞りは、絞り込むとダビデの星みたいな形の絞りになり、上の写真にあるように、星形のボケを楽しむことが出来る。なかなか面白い。

OLYMPUS E-410 + INDASTER 61 50mm F2.8

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コメント

こんにちは。
前から疑問だったのですが、よっちさんはどうやってカメラの知識を身につけたのですか?
レンズの原理からレンズごとの特徴、さらには商品知識まで幅広い知識をお持ちのようですから。

記事を拝見させていただくたびに驚いております。

いや…レンズの知識なんてないですよ、ハッタリかましているだけ(笑)。
レンズについては、ここにはプロの方も出没されますし。

商品知識に関しては、これはもう長い間中古カメラ屋をさまよって、高い授業料を払って(笑)の繰り返しの結果でしょうか。
それと、カメラ関係の資料を読むのも大好きで、昔のカメラ関係の古本をこつこつと集めて読んでいます。

逆に、最近のカメラについては、よく知りません(笑)。

確かに、ロシアンレンズって新品でも中古扱いなんですよねぇ。
以前、渋谷の専門ショップで理由を聞いたら、新品で出すには作りが悪く、日本人の持っている新品のイメージからは程遠くてクレームになるからって言ってましたね(^^;

多少作りは悪くてもレンズがしっかりしてればOKだと思うんですけどねぇ・・・

いやでも…ロシアレンズの場合は、作りが悪いだけでなく、レンズ自体もダメダメな場合が多いので(笑)。

さすがに、光軸がズレてるとか、そういうトラブルは、店頭でレンズを見ただけ…もしくはデジタル一眼持ち込んで本体のモニタで見ただけじゃ判らないですしね。

そういえば、昔この手のレンズを漁っているときに、お店の人から「蛍光灯の光を机に写す」というチェック方法を教わりました。何でも、平然と中玉が抜けてるモノもあるとか(笑)。

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