OLYMPUS E-410 + 上海 50mm F3.5
M39→M42リングなんてモノを見つけて、雑誌程度の値段だったのでつい買ってしまった。
このリングは、その名の通り、バルナックライカでおなじみのM39Lマウントを、M42マウントに変換するアダプタ。といっても、両面にねじを切ってあるリングでしかないので、レンズにつけてもM42マウント側につけてもOK。大体、レンズにつけたつもりでも、レンズを外すとマウント側にリングが残っていたりする(笑)。
単なるリングネジなので、強く閉め込むと抜けなくなってしまう。なので、そういう場合に備え、リングの上下に溝を切っておいた方がいい。溝さえあれば、最悪ネジが回せなくなっても、後でカニ目回しなどでリングを回して抜くことができる。ちなみに私は、買ってきてからすぐに鉄ヤスリで上下に対角上4カ所に溝を切った。
早速手持ちのM42→フォーサーズアダプタを使って、E-410にLマウントレンズを装着してみる。装着したのは中国製のエルマーコピーレンズ「上海 50mm F3.5」。
レンズ自体の性能は、銀塩のフィルムで撮影すると、ソフトレンズで撮影したような独特な描写になる…ということは、つまりダメダメレンズだということ。同じライツレンズのコピーでも、インダスターの方は本家に迫る描写なのにね。もっとも本家に迫るのは調子のいい個体の話なので、そう考えると上海も同じようなモノか。
マウントは合っても、LマウントとM42マウントでは、フランジバック長がまるで違う。そのためレンズのヘリコイドを無限遠にしても、レンズ先端から大体20cm位の接写しかできない。まあ…ここは逆に、マクロを楽しめると考えた方がいいかも。
早速撮影してみたのだが、デジタルで撮影した上海レンズは、思っていたよりは意外とシャープかな。なかなか楽しそう。