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▼2007年07月09日

SCARPAの登山靴

070709-01.jpg 私が使っている靴は、SCARPAの登山靴。元々山歩き用というより、自転車を担いだ山岳トレイル用に購入したモノ。

 はじめは、いわゆる本革製のトラディショナルな登山靴の方がいいかと思ったのだが、自転車で使うことを前提にすると、かかとはある程度動かないと使い物にならないし、アウトドアショップのおじさんに「今では布素材の靴も本革製のモノに比べて耐久性は劣らない」との助言をもらって、これにした。靴紐をまとめておけるベルクロのテープが着いていたのも、自転車用としてはポイントが高い。

 で、自転車で山に行かなくなった今でも、登山靴として活躍中。さすが「耐久性…」云々を言っていただけあって、靴全体の感じもやれた雰囲気がなく、ソールもまだしっかりとしている。

 昔から私が山に行く人に助言を求められた場合、まず初めに言っていた事が、「高くていい登山靴を買え」ということ。今ではABCマートなどで、ホーキーズとか何だとか、形だけは登山靴っぽくなった製品が1万円前後で売られているが、これらの靴は数回山に行くと、必ずと言っていいほどトラブルに見舞われる。
 靴が破けた、つま先に穴が開いた、ソールがはがれてしまった等…。すべて実際に目撃しているトラブル。そして、そういうトラブルを起こす靴というのは、決まって「なんちゃって登山靴」だったりする。
 登山中の靴にかかる負担というのは、それはもう大変なモノで、長い下りを歩き続けたり、鋭利な岩がある岩場を歩いたり、泥や水や汗の攻撃を受けたりと様々。靴のトラブルは、町中では単なる笑い話だが、山の中で発生すると、即、命の危険にさらされる。なぜなら、靴がなければその場で移動不能になってしまうからだ。移動不能になれば、たとえ駐車場から30分で登れる山でも遭難という事態になってしまう。

 高いと言っても、登山用品店に行けば、3万円前後からしっかりとした靴が売っている。これらの靴は、普通に使っている限り、壊そうと思っても10年位は壊れるモノではない。更に命がかかっていることを考えると、決して高くない買い物だと思う。

 ついでに他の用品について軽く触れてみる。まず服装についてはあまり気にする必要はない。私も登山用の服とか何着か買ってみたが、ジーンズを避けるということに注意すれば、普通に丈夫そうな服装で問題ないと思う。
 ザックは、かけた金がリアルに疲労度と比例する商品なので、自分の予算と体力を考えて選べばいいと思う。体力に自信があればだが、岩場さえなければ、ショルダーバッグでの登山もできない訳ではない。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Auto-W 21mm F3.5

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