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▼2007年07月30日

自民大敗

 う~ん、個人的にはちょっと残念な気もします…といいつつ、自民党になんて票入れなかったけどさ(笑)

 自民党が負けるのはいいんだけど、民主が勝つというのはどうも許せない。自治労の手先に改革なんてホントにできるのかね。
 それと、今回打ち出している小沢民主党の基本政策が、ようやく自民党が脱却の方向に舵を切り始めた、地方への税金ばらまき政策を元にしているというのが、なんだかなぁ…という感じ。「農業が元気じゃないと始まらない!」のは判るんだけど、保護するべきは農業であり農家ではないという事を考えて欲しい。それと、補助金という名目の地方への税金ばらまきもヤメロよな。

 結果をよく見てみると、野党が勝ったのではなく、あくまでも民主党が勝ったんだよね。なので共産党なども議席を減らしてしまっている。私としては、与党というか、既存政党へのカウンター勢力としての資格を持っている政党は、共産党しかないと思っているので、この結果もちょっと残念かなと思う。

 今の政権を批判するのは簡単だし、また批判的視線はかっこいいという風潮もあり、よく判らないけど今の政府には反対と言っている人たちも多いみたいだが、では、机上論ではなく、具体的実効性を持ったプランとして、今の政策をどのように進めればいいのか、意見を語れる人はどれだけいるのだろうか。もちろんそこまで政治に詳しい必要はないにせよ、では政策の「反対」だけでなくどこを「賛成」するのか、そのポイントを語れる人はどれだけいるのだろうか。

 私としては、今までの安倍内閣の基本路線は、おおむね評価しているつもりであった。とりあえず責任論はともかく、以前からあれだけ不透明性が騒がれていた社会保険庁の内部改革を実行したというだけでも評価に値する事だし、憲法議論についても、従来の憲法を「神の条文」化していた野党勢力の反発を押しのけて、是非の議論を開始するという方向に進めた事も評価している。この2点だけを取っても、少なくとも今の民主党には全く手をつけられなかった部分だと思う。

 私は、今の民主党が掲げている政策のほとんどが、理想論ではあるけども実効性を伴ったプランとはとても思えない。今後、参議院とはいえ、第一党に収まった民主党が、政策政党を視野に入れた現実性のある政策プランを提示できるのか、その点を見極めて、次の選挙の支持政党を考えてみようと思う。

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