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▼2007年08月04日

戦争を考えよう

 憲法を変えずにもっと戦争について考えよう。そうすれば戦争はなくなる…って、何をどう考えればなくなるの?

 過去日本は人の命を軽く見過ぎていたと学校で習った。だから憲法を変えよう(というか9条だね)という考えが出てくるのが恐ろしい…って、では、日本以外の国は人の命をどう見ていたの?

 ファンタジーじゃなくて現実を見て現実を考えよう。もちろん憲法を変えずに武力以外で日本の平和を守る…というなら、話し合いまでで思考停止するのではなく、きちんと具体的な方法を考えよう。少なくとも、今自衛隊が存在している以上、憲法の9条は明らかに矛盾しているし、このまま矛盾した状態で軍隊を持ち続けるのなら、おそらく有事の際の自衛隊の行動も矛盾に満ちたモノになるだろう。だから私は、9条を変えて、合理的な法律できちんと自衛隊をコントロールできる状態にすべきだと絶対に思う。それができないのなら自衛隊は解散させるべきだ。法律でコントロールされていない軍事力など危険きわまりない。

 しかしまあ…NHK教育の「戦争と平和を考えよう」という番組を見ていると、日教組の子供達への思想教育はある意味成功しているよな、と思う。戦争が始まりそうになると、思想統制とか戦争賛美とかそういう時代が来るって…それって今の日教組が行っている教育そのものでは?
 私は昔反戦思想の教育の話で教師に呼び出されて説教されたこともあります。ちなみにそういう場合の教師の言い分は「あなたは戦争主義者か」「平和が嫌いなのか」などと言い立てるだけという思想統制そのものでした。もちろん反論しようモノなら「おまえは人の心を持っていない(本当にこう言った)」と言われます。日本の反戦主義者(反戦思想の持ち主ではない事に注意)は、まさにクソファシストそのものです。

 それと「話し合いで世界中の戦争を止めさせましょう」という思想は、全体主義=ファシズムだと考えた方がいいよ。正義と行動理念は、全ての国と民族が独自に考えるモノ。戦争を起こす権利…という思想だってある。
 なので、イデオロギーではなく、戦争を合理的になくす方法を、もっと科学的論理的に考えよう。少なくとも日本の極反戦主義者達のようにお花畑なファシズム思想の持ち主は、世界でほとんどいない。

 あとさ…10代故の純粋さや鮮烈さ…とかいう差別思想はそろそろ止めない?どうもこの手の人たちは、10代の無知故のわがままを「純粋な意見」と勝手に読み替えて、己達のイデオロギーに利用しているような気がしてならない。

 …というのが、この番組をちょっと見た私の感想かな。もちろん私のこの考え方など「キチガイだ!」といって怒る人もいるだろうと思う。でも「何故戦争は反対なのか肯定なのか」という、得てして理由の存在しない議論ばかりになりがちなこの話に、私はそれなりの筋道を立てた思想は持っているつもりだ。

 ついでに言うと「沖縄戦を考える」という教育で、戦争の被害者である生き残りの人たちの話を聞いただけで、沖縄戦というものを総括することは、著しく公平性を欠いた教育だと誰も疑問に思わないのかな?
 何故アメリカが沖縄を総攻撃する必要があったのか、そして、日本軍は何故この地で地上戦を選択したのか。そういう前提条件を何も学ばず、ただ被害者だけの証言を集めて「悲惨だ」といっているのは、戦争ではなく殺人事件に巻き込まれて「悲惨だ」と言っているのと何も変わらない。

 国家の争いがどういう意味を持ち戦争に発展し、結果何故一般の方々が巻き込まれる必要があり、結果多くの犠牲が出たのか。そういう流れを調べないと、戦争被害者の悲惨さの意味は理解できないと思う。

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