iPod classic 160GB
なんちゅーかね、やっちゃいました(笑)。今月は休日出勤も何度かしたし、お金もらえるからいいかな…なんて思ってしまったのと、5.5G/80GB iPodが、ついに空き容量1GBを切りまして…もう仕方ないなと。新たにCDエンコードする度に、いらないと思われる曲の同期を止めるってのも、なにやら本末転倒だし。
色は以前のと同じ黒。実際使ってみると、新機能を増やしすぎて動作がもっさり…なんて前評判だけど、そもそも5.5Gだってもっさりしていたからあまり気にならない。
その新機能だけど、カバーフローはやっぱり便利かな。「つぎはどんな曲を聴こうかなぁ…」なんて、今の曲を聴きながらパラパラと絵をめくるのはとてもいい気分。逆にアルバムアートが無い曲が気になってしまうので、今まで登録していないアルバムアートを必死こいてアマゾンやその他から画像コピって登録してます。
あと、決定的に便利なのが、例えばシャッフル再生の時などに、その曲の同じアルバムの曲を辿れるようになった事。具体的には、再生中ダイレクトにシャッフルモードを切り替えられて、なおかつ今聴いている曲が例えばAというアルバムの3曲目だったりすると、シャッフルモードをアルバム単位に切り替えた時点で、トラックを二回遡ればAというアルバムの1曲目に移動できるようになった。他社のメモリプレヤーでは既にあった機能だと思うのだが、この度iPodで使えるようになったのは非常に嬉しい。私は実際店頭でこの機能を試してみて「コレはやっぱり買うしかない」と、最後の一押しになったくらいだからね(笑)。他の人にとっては判らないけど、私的にはとても素晴らしい改善点。
逆に改悪点は、再生中一定時間を過ぎると、何故か液晶の表示が時計の表示に切り替わってしまう事。まあ、タッチホイールに触れたりすればすぐに曲情報へ復帰するんだけど、どうしてこういう仕様になっているのかよく判らない。電池を保たせるためかな。
音質については、ネット上では従来機に比べ「悪化した」などと噂されているが、iPodの場合、新型が出ると必ずと言っていい程この手の話題が出るので、あまり本気にしない方がいいと思う。
ただ、私的に気がついた事は、classicの音の傾向は、初代iPod系の音に戻ったのかな…ということ。ある意味多くの日本人にとって理解しやすい傾向のhi-fi的な音に変化した5G/5.5Gだが、classicになって従来の中音を重視した音のキャラクターに再び戻っているようだ。どちらがいいという話でもないと思うが、私的にこの音は結構好ましい。今でも2G/20GBのiPodの音を、懐かしさでたまに聴いていたものだが、そういう必要もなくなるかも。
ちなみに、測定データ的にclassicは、周波数22.1kHzでの強い変調…という話らしいが、そんな帯域の比較なんてどうだっていいし。耳で聞こえる帯域で、楽しく弾んだ音を出してくれればそれでいい。最近ファームウェアが1.02になって、音質もアップしたという話らしいが、私は古いファームを知らないのでノーコメント。ただ、チャンネルセパレーションは明らかに5.5Gより向上している…というか、そういう味付けになっているような感じ。
いずれにせよ、5/5.5Gとは、音のキャラクターに違いがある点については私も確認できるので、気になる方は自分でお店に行って試聴してくる事をお勧めします。もっとも、気になってもならなくても、これから先はclassic買うしかないんだけどね。ちなみに新しいnanoとtouchについても、音の傾向は大体同じような気がした。音質差については店頭で自分のイヤホンで聴いたくらいだと正直よく判らない。静かな環境で音質比較をすれば何か変わるかもしれないが、実用上はどうでもいい範囲だろう。こちらについても細かい事イチイチ気にする人とそうでない人にとっては印象も違うだろうし、ご自身で判断してもらいたい。
ちなみに私は家のメインシステム以外のオーディオについては、かなり大雑把を心がけてます。人の趣味にケチをつけるつもりはないけど、モバイルオーディオでバカでかいヘッドフォンに携帯用ヘッドフォンアンプを組み合わせて…なんて世界には興味もないし、またカーオーディオでチマチマとドアの隙間やインパネの間に制震材入れるのも興味ない。なので「現行iPodファミリーの音質差が気にならないなんておかしい」なんてクレームつけられても困りますからね…と、念のため予防線を張っておきます(笑)。
サイズは5.5G/80GBとほぼ同じ。厚さだけ数ミリ薄くなってるみたいだね。ケースなど多くの5/5.5G用アクセサリは、60/80GB用をclassic160GBに転用する場合は結構使い回しできるみたい。ただ、シリコン系のケースは、classicの表側が微妙に盛り上がっている事もあり、液晶の辺りなどに微妙な隙間ができるとの事。布系/革系のケースは問題ありません。現に私はケースにid east end製OpUS80GB用をそのままclassic/160GBに転用してますが、ばっちりフィットで使えている。
余談だけど、キズが気になるとかそういう観点じゃなくて、iPodには何か薄いケースを身につけさせた方が、いろいろな面で故障の頻度が減る傾向がある。裸のつるつるボディだと、テーブルにおいても、何かの拍子で滑って落ちる頻度が高くなるし、また使っていて落としたり、どこかにぶつけたりした場合、たとえ間に布1枚だとしてもそれある事によって本体へのダメージは大分少なくなる。私も以前は裸使用派だったのだが、4G/5.5Gとも、HDのトラブルが意外と多くて、薄くてもケースに入れた方が対衝撃の面で有利なのかな…と思い直して近頃ケースを使用している。以降HDのトラブルもさっぱりなくなりました。よくiPodのトラブルに見舞われる人は、一応参考まで。
それと、写真で液晶面に拭きキズが見えるが、これは液晶保護シートのキズ。液晶面だけはキズを入れると表示が見にくくななってしまうので、購入後は早急に何らかの保護を考えた方がいいと思う。私はclassic買ってきた日、そのまま部屋に行かず風呂場に行って「開封」→「保護シート貼り付け」をしました(笑)。何故風呂場かというと、作業中ほこりが舞わないから。風呂場は家庭内でのお気軽なクリーンルームに使えますよ。そうそう、こちらのシートについては、5/5.5G用の保護シートの流用はできない。きちんとclassic用を買う事。
しかしまあ…でかい容量はいいよね。あっという間に半分埋まってしまった訳だけど。これで今まで遠慮がちだったJAZZモノなどのCDも、心おきなくエンコードできるな。次に容量が足りなくなるのは、いつの頃だろう。
コメント
HDの空きは常に100MBの法則、なんてのがあったような気が。
今だと1GBくらいかな。
というわけで、年内にけっこうやばくなるんじゃないでしょうか(笑)。
投稿者: にしだや | 2007年10月15日 01:31
さすがにその頃にはネタがつきているんじゃないかと…思います(笑)。
最近は、iPodでボーカル曲以外を聴き始めて、それで一気に手持ちのCDエンコードが進んだ次第です。
次の限界は、iTunesデータを入れてる外付けHDの方かな。そちらの空きは現在20GB位。
投稿者: よっち | 2007年10月15日 08:08