無防備平和条例・札幌で
無知というのは恐ろしいものだなと…。
無防備平和条例:札幌市が署名数確定、直接請求が成立 /北海道
なんでも「無防備地区」を宣言すると、自分達住民も一切の軍事力を放棄する代わりに、侵攻してきた軍隊も一切の武力攻撃をしてはいけないという事らしい。詳しい解説はリンク貼ったウィキペディアを読むとわかるけど、要はこんな宣言が守られたケースはないとも書いてある(太平洋戦争中の沖縄の前島の例なんて…逆にあんなところで戦争してどうすんのよ?)。
まあ、こういう運動やってる人達ってのは、いろいろな所から依頼されてお仕事でやっている人とか(日本の政党で賛成しているのは社民党のみというのがいかにもそれっぽい)、頭の中がお花畑な人とかだと思うけど、それに釣られて参加してしまった一般市民の人達は、少し頭を使って色々と考えてみては如何だろうか。もちろん、その「無防備地区」を宣言するための様々な施策があるというなら、それはそれで素晴らしい事だと思うけど。
ちなみに、何故人々は武装してきた軍隊に対して必死で抵抗をするのか。そういった現実もきちんと理解した上での宣言なのかな。古今東西の戦争についての歴史を調べれば、何故人々は命をかけてまで占領軍に抵抗するのか。すぐに理解できると思うけどね。
例えば永世中立を宣言しているスイスが、何故そういう立場を維持できるのか、とか…きちんと理由を調べてみる事をお勧めする。
ある日言葉の通じない武装した大勢の外国人がいきなり町にやってきて、あなたの父親と夫を目の前で殴り殺しにして、更に母親と嫁と娘を目の前で裸にして犯した後やはりなぶり殺しにして、更に自分たちの住んでいる家をめちゃめちゃにされ、金目のものは全て奪われ、そしてあなた自身も人間の尊厳をめちゃめちゃにされて殺されるという現実を笑って受け入れられるという覚悟があるなら、それはそれで立派な心構えだと思うけどさ。
私はそこまで強い人間じゃないのでだめだ。きっと抵抗してしまうよ。