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▼2008年01月14日

犬派?猫派?…それとも、いたち?

 世間では相変わらず「犬派・猫派」という話を良く聞く。大体総括すると、犬派は社交的で明るく回りに流されやすい、猫派は孤独を愛し何でも1人でこなすがちょっと冷たい、そんな印象だろうか。

 ただ、こういう印象も、自分でフェレットを飼ってみたら「実際犬も猫もあまり変わらないよね」なんて思うようになった。例えば、飼い主よりも家になつく…と言われる猫でも、私からすれば「え?飼い主べったりじゃん」なんて気もする。いや…それはペットとして正しい事ではあるんだけど。

 ではフェレットは猫よりももっと冷たいの?という疑問を感じる方もいると思うが、そうではなく、もっともっと野生なのだ。

 フェレット達は人間の事が大好きで、更に飼い主の事も理解していてもっと大好きだけど、それは「ペットの一員」としての大好きとは違って、ドライというのではないけど、もっと風通しの良い「好き」であるように感じる。言葉では説明できないけど、だからフェレットに懐かれるというのは、犬などに見られる過剰な愛情表現や依存心が全く存在せず、ただ素直に「あなたが好き」とだけ言われているような感触だ。「好きだけどあなたがいなくても別に構いませんよ…」とそこまで意地悪な事を思っているとは感じないが、ただ、自分が他人に好きになられるときのあのちょっと心苦しい義務感みたいなものがない。言葉を繰り返してもますますわからなくなっていくが、そんなサラッとした愛情表現。
 それに比べれば、一般的に人に依存しない…と言われている猫だって、やっぱりペットとしての歴史が長いだけあって、正しくペットなんだなという気もする。ペットの中の犬っぽい性格、猫っぽい性格、大体その程度の差異。そしてフェレットが今で言う犬や猫みたいになるためには、もうちょっと人と一緒に暮らし続ける必要があるんだろうな。

 そしてずっと未来の世の中では、「犬派?」「猫派?」「いたち派?」などと、選択肢が3つに増えているのかもしれないね。

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