郵便局によって払込手数料が違う
郵便局に払い込みに出かける。
こんな事ネットでちゃっちゃとできないのかなと思うのだが、郵便局が反対しているのか他行が反対しているのか知らないが、銀行から郵便局の口座ではネットで払い込みが出来ない(よね)。
そして、仕方なく会社の近くの郵便局に行き、払い込み機でお金を払おうとしたら、いろいろな必要手続きを最後まで全て設定した最後の最後で「現金ではお支払いできません」という警告が出る。
この客をバカにしきった画面遷移を考えついたエンジニアも役立たずだと思ったが、仕方がなく窓口でお金を支払おうとしたら「手数料が倍になります」といわれ、払い込み機で現金での支払いが出来ないのはあなたたちの不都合なんだから、その不都合を客に押しつけるのはおかしいと思い、文句を言う。
すると窓口のおばさんは「郵便局の機械では現金での支払いが出来ませんよ」と嘘をつくので「他の郵便局では機械で入金できましたけど?」と問い詰めたら、わざとらしく思い出したように「そういう場所もあります、うちでは出来ません」と言い方を変えた。
「では機械で現金での支払いが出来る郵便局は何処にあるんですか?」と聞くと「直接行ってもらうしか」と答えられたので、「ではそのリストはあります?」と聞くと「ない」という。
「リストがないのなら、この近所で機械で現金の支払が出来る局は?」と聞くと「知らない、行って機械があたらしいものか見てもらわないとわからない」だとのこと。
「ないという事は、入った局によって同じサービスを受けても手数料が違うという事ですか?」と聞くと、自信を持って「そうです」と答えられた。
たぶんこの世間を全く知らない元公務員のおばさんは、同じ企業(郵便局は“企業”だよね)で同じサービスを受けるにあたって、料金に差があるという異常性を理解できていないんだと思う。
もちろん、物流などの理由で、同額サービスを受けられない全国サービスというのも存在はするが、その場合は事前の案内等がもっと徹底している。ただ、このケースについては、客が余計な負担をするに値する正当な理由は存在しないだろう。
金額に換算すると、これらの負担金額の差は、たかが60円の事でしかないのだが、もし私が商売としてこのサービスを利用していたら、この60円は決して見過ごせない金額となる。
おそらく、そういう意識が元局員達にはまるで欠けているせいで、みんなわざわざ振り込み手数料が高価な民間金融機関を利用するのだろうな…なんて思った。
あと、利用者である私たち自身も、こういう重要だと思われる身近な問題にはあまり興味もなさそうだし、あまり文句も言わない。ダメなサービスはダメな利用者が育てる…という面もなきにしもあらずかと思うのだが、いかがなものか。
そのくせ、環境問題とか国政とか、そういう大層な事にはみんな結構うるさいのにね。