物流工作
「物流工作」なるサービスがあるんだと初めて知った。首都圏と関西圏の一部を限定とした宅配サービスで、料金は250円。もちろん不在時の再配達もしてくれる。配達依頼時、もしくは到着時に料金を支払うのではなく、指定の袋を買い、その袋に入るものならその袋の料金で送れるというのはなかなかスマートなやり方。
ただ、自宅がサービスエリアから外れているというのもあるが、正直この手のサービスって卑怯じゃない?とも感じる。例えば既存のヤマトや佐川や郵便局だって、本当は大都市圏だけでサービスをしていた方が収益率も高いし料金も安く設定できるだろう。それでも日本全国になるべく等しいサービスを…というこれら宅配業者の思想に私は敬意を抱いているのだが(たまに憎まれ口叩くけど)、その中、エリア限定で利益率の高いおいしいところだけ…などというこの企業の姿勢は、まぁ…仕方ないのかもしれないが、やはり賛同できない。
これら収益率の高いエリア限定で、この手の宅配サービスがハイエナのように顧客を奪っていけば、当然既存の宅配業者にも打撃を与えるだろうし、その結果、地方生活者にとっても不便な世の中になるだろう。
郵便事業、個人宅配などは、過剰に全国共通サービス(たとえば日本全国に翌日とか無茶な要求以外)を推し進める必要もないと思うが、最低限日本全国で等しく荷物の受け渡しが可能な業者以外は、原則事業許可を出すべきではないのでは?
これらの事業は収益も大切だが、やはりインフラ整備としての社会的責任も背負っている業界だと私は思うし、その社会的責任を維持させるために、私たちも協力すべきだと思う。
コメント
都内を自転車で集荷・配達して
安いのは仕方ないじゃない。
都内は家賃や駐車場等高いのだから。
投稿者: p | 2008年02月13日 01:32
>安いのは仕方ないじゃない
仕方なくないのでは?
投稿者: よっち | 2008年02月13日 07:57