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▼2008年02月13日

京都イジメバッジ

 金額は比較にならない程小さいと思うが、学校の予算を使ってやっているのなら、これだって道路利権などと同様、行政の無駄遣いの立派な一例では。

 「いじめをしません」 舞鶴・白糸中 バッジで宣言」:京都新聞

 こういう事でイジメがなくなると本気で思っているのなら、この教師達の頭はちょっとおめでたすぎるのではないかと感じる。それと、この取り組みを行った事でこの教師達がイジメ問題に対処している気になっているとしたら、むしろそちらの方が深刻な問題だろう。

 イジメの問題で、生徒が教師にあまり相談を持ちかけないのは、相談しにくいとかそういう些細な問題ではなく、当の教師達に問題解決能力がないからである。かといって警察などの公権に頼っても法律は加害者の見方であるし、被害者は全く持って八方塞がり。解決すべきはこの、教師と世間における問題解決能力を持たない部分の方。もっとシンプルに、イジメの加害者はどんどん少年院に送るなど、彼らに法的責任をきちんととらせるようにするしかないのではないかと思うのだが…。
 少なくとも加害者にほぼ全くリスクがない、ある意味イジメたもの勝ちのこの状況では、潜在的イジメをなくす事は不可能だろう。

 もっとも、今現在発生しているイジメの状況は、ゆっくりだが過去に比べると少しずつ改善しているのではないだろうか。少なくとも昔のイジメはもっと悪質だし、またイジメそのものが犯罪とか非行とか、そのような悪い行為と認められていなかった。妹に聞いた話だが「私は告げ口が嫌いなの」といって、生徒からイジメられた訴えに全く耳を貸さないクソ教師もいたりして、またその手の鬼畜が堂々と給与をもらって仕事をしていた時代である。それにくらべれば、今の状況は少しずつだが良くなっているのだろう。少なくとも「イジメ」という行為が悪い事だと認められただけでも進歩はしている。

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