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▼2008年02月13日

ダルフール紛争

 スピルバーグの中国オリンピックボイコットの件で知ったんだけど、ダルフール紛争などというすごい事件がアフリカで現在進行形で起きているとは知らなかった。

 民族浄化と称して、2003年から2006年の間に知られているだけで既に18万人もの人間が殺害され…などとしれっと書いてあるけど、これはちょっと恐ろしいよね。内政干渉になるのかもしれないけど、この住民を見殺しにするのか、先進諸国の軍隊を投入して政府機関の主権を奪取するのか、ちょっと方法を考えなければならないのでは?と思う。

 他国への軍隊投入については賛否両論あると思うが、守るべきは数十万人の命なのか、それとも「スーダン」という国家への国際的尊厳なのか(例えそれが誤った政策を行っている政府だとしても)、よく考える必要があると思う。ただ、放っておけばまた数十万人もの命が失われるんだろうな…。もちろん、その現実をふまえた上でスーダンへは干渉しないという結論だって、長期的にはスーダンのためになるのかもしれない。
 ちなみに中国はその虐殺に加わっている政府に支援をしている…ということで、スピルバーグは不参加を決めている。もちろんスピルバーグの意見こそが正しいという訳でもないだろうけど。

 日頃反戦やらなにやら訴えていい気にになっている人達にこそ、この問題をどうやって解決すればいいのか、じっくり考えてみては如何だろうか。もちろん私も含め、鮮やかな結論なんてそうそう出ないだろうけど、戦争と虐殺をリアルな視点で考えてみる習慣は付けるべきかな…とは思う。

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