過去の嫌なことに襲われる
考えてみると、私の人格と行動を支配している要因はここではないかと思われる。
解決法として「嫌な事を信頼できる人にたくさん話す」と書き込んでいる方がいるが、そもそもその「何でも話を聞いてくれる信頼できる人」がいれば、この手の精神疾患などほぼかからない訳であり、誰にも話せず自分の中で押し込めるしかないから、こういう症状として表面化するのだろう。
で、私の場合なのだが、特定の何かがフラッシュバックして落ち込むのではなく、重大な事から些細な事までそれこそ色々。昔からこの手の悩みや失敗は人に打ち明けなかったし(打ち明ける人もいなかったし)、そういう色々な事の積み重ねが、今の私の後ろ向きな性格として表面化しているのだと思う。
そういう意味で、この手の精神疾患にある「カウンセリング」や、「親しい人に悩みを打ち明けて気分転換を図る」という対処法は、効果無しとは言わないが、国道の歩道橋にかかっている「安全運転を心がけましょう」という標語と同じようなレベルの話でしかない。
「人に話を聞いてもらう」というのも、相手も大事だが、その本人が他人に素直になって話せる…という習慣を持っていなければ無理だし、またそういう習慣を持っていない人にいきなり、「何を話してもいいのよ!」と迫っても無駄だろう。多分何も話してはくれない。
この手の症状、私などにしてみれば、「他人」もしくは「カウンセラー」などという曖昧な存在に頼らず、もっと科学的に薬などで治療できる道はないものかと思う。端的に言うと、他人に心を開かない人間なのに、他人がカウンセリング程度で心を開ける訳がないという事。
もっとも、根本的な問題として、こういう人間に対して医療のリソースを消費する事自体が無駄だという考え方もあるけどね。