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▼2008年02月29日

ポラロイドフィルム製造中止

 あまり新しいニュースではないけど、日本ポラロイドが今夏でインスタントフィルムの製造を中止するそうだ。正直こっちの寿命はまだあるものなのかと思っていたので、ちょっと意外だった。

 私にとってのポラロイドの思い出は仕事の中にしかない。マミヤの67にポラパックを付けてライティングに悪戦苦闘。色々やってるうちにフィルムが足りなくなって、あわてて近所のヨドに買いに行ったりとか…そんな感じ。ポラで上手くいったように見えても、実際にフィルムを現像してみるとダメだったりとか結構あったな。
 プライベートでは、友人が持っていて色々とスナップを撮ってくれたけど、あれらの写真は何処に行ったのであろうか。数年前に偶然何枚かどこからともなく出てきて眺めてみたのだが、以外と色の劣化などはなかったような気がする。そのスナップは再び私の部屋の海に飲み込まれ、どこかに行ってしまった、また10年後ぐらいにふと発見されるかも…。

 デジタルと銀塩…いや、データとプリントといった方がいいか…。これらの違いの最たる部分は、データは意図せず発見される事が極めて少ないのに対し、プリントは捨てたつもりが出てきたなど、自らの過去が思い出のように、きっちりと管理できない部分にあるのではないかと思う。デジタルの場合は、「消去する」という意志を持てば、その記憶はほぼ確実に消去できるのに対し、プリントされた写真は完全に証拠を消し去るには結構な労力がかかる。

 そういう意味で、日常を気軽にプリントとして残せるメディアが消えてしまうのは、やはりちょっと寂しいかなと思う。デジタルデータのプリントでは、失敗(と撮影者が認識したもの)写真がプリントになって残るチャンスはほぼあり得ないので。

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コメント

はじめまして。
「ポラロイドフィルムForever」というポラロイドフィルム生産継続運動をはじめました。
http://www.d1.dion.ne.jp/~kudar/Polaroid_Forever/

米ポラロイド社は本年8月でポラロイドフィルムの製造を終了することを発表しています。
デジカメに押されてのことと思いますが、ポラロイドは35mmにもデジカメにもない味があります。
これがなくなってしまうのは、文化の危機と考え、ただいま3人でサイト運営しています。
できれば、この署名サイトを多くの人に知ってもらい、いろいろな人やいろいろなお店で署名活動をしていただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。

ポラロイドフィルムForever 代表 工藤孝生

工藤様、こんにちは。

私自身は、現在ポラロイドフィルムを使用するカメラを持っていないので、署名活動には参加しませんが、ポラロイドフィルムが無くなるのは惜しい…という趣旨には賛同しますので、別エントリーで該当サイトへリンクを貼らせていただきました。

http://www.flatearth.jp/mgf/archives/2008/05/13-130307.php

ポラロイドフィルムの生産継続が実現するといいですね。応援します。

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