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▼2008年03月15日

荒れる中学生

 九州の中学生についてニュースでやっていたね。新しく赴任した校長先生が警察に被害届を出したのが、テレビの文化人様達はお気に召さないみたい。

 学校は何をする場所か…。義務教育を受けるための場所であり、別に生徒と教師の信頼関係を築く場所でもないし、友情をはぐくむ場所でもない。ただ、それらは教育を受ける際の副産物として有用であり、イヤミっぽい言い方をすれば、先生が大量の子供達を管理するのに、仲間意識や帰属意識を持たせるのは都合がよかったという事でしかない。ある意味軍隊と一緒だよね。

 別にそれが悪い訳じゃないだけど、どうも最近の教育評論家達の意見を聞くと、その副産物の方が大事であり、むしろ肝心な教育そのものについては、詰め込みだのゆとりだの皇軍教育だの言われるばかりで、教育そのもに対する議論が全く行われないのが不思議。

 学校は何をする場所なんだろう。おそらく大多数の人はその初期目的を見失っているように見える。今回の事件に関して言えば、むしろ初期の段階で法律に抵触した時点で警察沙汰にして問題児を学校の現場から遠ざけるべきだったのだろう。報道では問題児の事ばかりが語られるが、この学校に通っている他の生徒達の権利を著しく侵害しているとは、あの文化人様達は考えていないのかな。他の生徒達は、その問題を越した生徒達を相手取って「教育を受ける権利を侵害された」と、起訴でも起こせばいいのに。

 犯罪を犯罪と認識させないまま、児童を成人として成長させるのは、その児童達の未来にとっても不幸な事である…というのは、ハインラインの言葉だったっけ?

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コメント

多分、学校に警察が介入したのが面白くないんでしょうね。
でも、学校って治外法権じゃないし、処罰されるのに値する犯罪が行われたなら、警察に任せるべきじゃないかと私も思います。。

本当にそう思いますね。
学校内の問題を学校内だけで解決しようとするから、学校の中がどんどん治外法権化するというか、王国化するというか…。

生徒と教師、両方の不祥事に対して、今の学校組織は失態を隠す事しか考えていない感じもします。
そんな中、この校長がすぐに事態を警察にゆだねたのは、立派というか当然の事なんじゃないかなぁ。

みんな学校に幻想持ちすぎ(笑)。

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