群馬県は税収168億円減
茨城県の話をしたかったのだが、ソースが見つからなかったので、群馬県の金額を例に話を進める。まあ、似た様なモノだろうし。
鹿島鉄道は、年間約1億3千万円の赤字を出していたそうである。数字だけ見ていると、「ああ…巨額な赤字だよね…」なんて思ったりもするが、鉄道を企業活動ではなく社会的インフラと考えれば、あれだけの施設を年間それだけの費用でまかなえるのなら、むしろ安いのではないかと思う。国や県が道路の維持費に年間いくらつぎ込んでいるのか…想像もできないが、おそらく桁が2~3あるいはもっと違うのだろう。
以前も書いたと思うのだが、道路にまつわる予算をたったこれだけ振り分けるだけで、地域住民の足である鉄道は廃止にならないのだ。
最近のガソリンにまつわる税金の話を聞いていると、これらの地方鉄道がどんどん廃線になるのも、道路族議員共の陰謀なのかなと、勘ぐりたくなってくる。
福田首相は、「安いガソリンを提供すれば環境問題の趣旨に反する」なんてとんちんかんな事を言っているが、真剣に環境問題を考えるのなら、大して必要のない道路なんて造るよりも、今ある鉄道の維持と、失われた鉄道の復活を考えた方が安上がり出し環境にもずっといいだろう。ついでに言うと高齢者にも優しいよね。
群馬県の金額で申し訳ないのだが、暫定税率分だけで168億円もの巨額な金が跋扈する道路族達も、その中の1億円くらい、地元鉄道の維持にあててあげても、バチは当たらないのではないか。
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コメント
来週のテレ東「ガイアの夜明け」でローカル線を女性が立て直そうという話が紹介されるみたいで、ちょっと楽しみにしています。
インフラは作るにもお金かかるけど、作っておしまいではなく、維持費がかかるもの。
具体的な数字はないけど、イメージでは道路より鉄道の方が維持費が安いように思えます。(だって、道路は毎年工事してるけど、鉄道は毎年工事してないから。程度にもよるでしょうが)
投稿者: kyomi | 2008年04月02日 09:57
ローカル線を女性が…というと、本屋さんで見たあれかな。
私も見れたらガイアの夜明け、見てみます。
鉄道も維持費をかけようと思えばいくらでもかけられるんだと思いますけどね。
ただ、今現存しているローカル線の規模で維持するのなら、お金もさほどかからない気がします。つか、撤去費用があれば、今後数年間は維持できたのでは(笑)。
道路と違って、鉄道は黒字化すれば固定資産税だって持っていかれるしね。なんだか間違ってるんじゃないかと思います。
投稿者: よっち | 2008年04月02日 12:35