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▼2008年05月06日

ブログはつまらなくなった?

 なら辞めたら?

 あなたがブログを辞めても、あなたが他人のブログを読むのを辞めても、誰も何も困らない。

 読んでもつまらない 「ブログ」はもう終わったのか井上トシユキさんに聞く(上)」:J-cast

 この手のITジャーナリストがブログを語ると、必ず「アメリカでは…」という切り口になるんだけど、今のブームはさておき、日本でブログを始めた最初のグループは、既に自分で日記形式やテキスト形式のサイトを持っていて、それをブログ化する事で管理も投稿も楽になるからいいな…という、純粋にツールとしての興味から始まっていると思う。一部日本のWebを知らない割にニューヨークのトレンドには詳しいような連中が、「これからのWebはブログだ!」などと見当違いな事を叫んでいたが。
 なので、この人が語っている

ニューヨークの電源ケーブルが落ちてしまい、メジャーメディアからの情報発信がままならないなか、郊外に住んでいたライターやジャーナリストがブログでリアルタイムの情報を発信した。

 なんて、知らないし興味もないし関係もない。きっこの正体は誰だ?なんて事を本気で気にしているんだとしたら、申し訳ないが日本のWeb社会を根本から誤解している。
 というか、こういう仕事こそが、普段メディア評論で飯を食っているあなた達の仕事だろと思うのだが、普段匿名で情報発信している日本のブロガーが、何故緊急時にリアルタイムでの情報発信を期待されなければならないの、アホか?

 今はたまたま「ブログ」というツールが優れているから、私はこのサイトをブログ形式にしているのだが、例えばある日から「ブログは禁止」と言われても、また以前のhtmlソースを淡々と更新する状態に戻るか、あるいは他の便利なツールに移るかどれかだろう。
 確かに、昨今のブログブームは、この「ブログ」という使いやすいツールがあればこそだとは思うが、昔からWebで情報を発信し続けている人からすれば、この「ブログ」というツールを個人サイトと同一視して語るこの手の切り口は、全く賛同できるモノではない。

 ブログ読むのが辛いというのなら、今すぐ回線切ってPCを荒ゴミに出してこいや。勝手にブームに仕立て上げて挙げ句の果てに「ブログは終わった」とか、広告代理店の営業マンみたいな発言は本当に不快。おまえらが興味ない情報でも、ひょっとしたらこのネットの中で誰かが必要としている情報かも知れないし、それはあまりにニッチすぎて、誰も必要とされない情報なのかも知れないが…、

 個人で情報を発信し続けるという事は、そういうことだろ?

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コメント

面白くないなら辞めればいい、とよっちさんと同じ意見。

私がほぼ毎日チェックしている自転車選手のブログなんて、それこそニッチだと思う。
私には必要な情報満載だし、面白いです。

まず、情報を公開してくれる人がいるから、ネットは成り立つ訳で、質を問うのはともかく、自分にとってつまらなくなったから終わった…というのは何だかなぁ…という気がしますよね。

私もガンガンとニッチに行きますよ(笑)。

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