灯油かぶった男が死亡
気の毒だとは思うけど、コントかよ!とも思いました。
「<全身やけど>灯油かぶった男に署員がたばこ、引火して全身やけどで死亡」:毎日新聞
結果として犯人が望む状態になったということだけど、ライターを渡す警官も警官だよな。よっぽどうるさかったのか、渡した人が状況を把握していなかったのでしょうか。
ちなみに灯油やガソリンなどの可燃物は、その燃えやすさ故に、例えば手について引火したとしても、火傷はするけど、可燃物は表面にしか付着していませんので、すぐに消火できます(試すなよ)。ただし、洋服などに染みこんだ可燃物は、表面だけでなく繊維の奥にも可燃物が染みこんでいますので、すぐには消火できず、身体に深刻なダメージを残します。なので、仮に服を着ている状態で可燃物がかかってしまった際は、その服は躊躇せずすぐに脱ぎましょう。引火したら染みこんだ可燃物に加え繊維も燃えますので、手に負えなくなります。更に化繊だと引火の際に熱で縮むので、そうなると脱ぐこともできません。
ちなみに、火傷で死ぬ場合は、ものすごく苦しみます。ひたすら「熱くて痛い」上に、即死はできませんよ。自殺の手段としては全く持ってお勧めできません。