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▼2008年10月01日

ごね得と単一民族

 「ごね得」はともかく、文脈を考えれば「単一民族」については、問題視するような発言内容ではなかったのではないか?

 「日教組批判は取り消すわけにいかない」中山前国交相インタビュー(上)」:イザニュース

 琉球に関しては、一度沖縄に行っただけなので何とも言えないが、アイヌに関して言えば、異論はあろうが、もはや現状における「アイヌ」は、民族の名称ではなく文化を指す言葉と言い換えた方がしっくりくる。

 今でも一部の人達が「私はアイヌの血を受け継いで…」などといい、様々な活動をしているが、そういう活動を私自身は好意的に受け止めているとはいえ、やはりそういう発言のスタイルからして、もはやアイヌは民族ではなく文化なのではないか…と考える。
 以前も書いたが、北海道の各所にいる親戚からアイヌの話を聞いても「差別」などと言う話は聞いた事がない(ちなみに私の家にはアイヌ関係の書籍も沢山あるし、そういう意味で色々親戚の人に話を聞いていた時期があった)。もちろん、戦前や戦後の一時期はそういう差別もあったみたいだが、いずれも過去の話だ。
 過去に対する保障問題ならともかく、人権団体がいくら「水面下では今でも様々な差別がある」と主張しても、具体的な情報がなければ信用できない。ただ、もし具体的な差別情報が明らかになれば、私はアイヌの方達の味方をするつもりだ。

 ちなみに、北海道に住んでいる方々について「あの人はアイヌだ」から「あの人はアイヌの血を引いてるね」というのは、内地(道民が本州人を指す言葉)の人間よりもよく気がつくな…とは思った。もっともそれは「あの人ハーフだね」と言ってる温度感と変わらないと私は受け止めたが、それを差別だというのなら「被差別」の定義から考え直す必要があるだろう。

 何が言いたいのかというと、別に「単一民族」発言が正しいと言うつもりもないが、存在するのかどうかも怪しい差別というキーワードに振り回され、この言葉を「問題発言」に仕立て上げるこの姿勢こそが、差別的というか言葉狩り的ではないかという事。左側の方達って、本当に戦前戦中の言論統制時代が大好きなんだなぁ…と思うね。

 日本の単一民族問題については、ちょっと古いけど、以下の本が読むのめんどくさいながらも面白い。確かに一時期の日本は、単一民族というキーワードを捏造し、イデオロギーに利用していたというのがよくわかる。

 ちなみに、日教組に関しては、これからも遠慮せずどんどん言ってやって下さい(笑)

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