自動車ローンと金利
ホリエモンのこの考え方はとても理解できる。何を隠そう、私もMGFを買ったときは100万円ほどローンにした。というのも、当時は金利1%キャンペーンをやっていて、100万円を3年かけて支払えば、金利が3万円!こりゃ借りなきゃ損だろう…と。
ローンについての考え方って、私はちょっと変わっていて、つまり100万円を貯めようとすると大変だけど、100万円を返すのは案外楽だという事。もちろん、それにはかかる金利などの問題もあるので、年10%なんて金利を払う事は損だと思うんだけど、ある意味、手元の金を100万円残しておいて、自動引き落としで毎月3万円を返せば、自動的に毎月3万円分節約…までは行かなくても、心理的に2万円ぐらいは節約する生活パターンになる。つまり、形を変えた貯金みたいなモノだね。
みんながみんな、私みたいに意志が弱い人ばかりじゃないと思うけど、金利によっては借金は貯金の先取りとして考える事もできるから、ちょっと考えてみるといいかも。ちなみに私は結果として、3万円の手数料で車を買うはずのお金100万円にプラスして通常の貯金も残せた訳だから大成功。変な話、一ヶ月3万円のお金なんて、ぼぉっとしていたら訳もわからぬうちに使ってしまいそうな金額だし。
ちなみに、ホリエモンのエントリー後半の「新車は損」というのには反対。もちろん、適当に車を乗り換え続ける人にとっては、適当な中古車をとっかえひっかえするのはいいプランだと思うけど、長く使う場合、クルはというのは新車で買って使い続ける方が絶対に得をする。
それに新車を買った瞬間に3割減というのは、あくまでも売却額ね。その車を中古で買う場合には、中古車屋の利益が乗っかっている訳だから、中古車を買い続けている人は、新車の製造コストにプラスして中古車屋の利益まで負担しているという事。その相殺額として新車購入者の減価償却分がマイナスされるけど、減価償却額は単なる原価(という言い方も変だが)しかマイナスされない訳だから相対的には損をする。今風にいうと償却額にはリバレッジがかからない…という言い方もできるかな?(笑)。
もっとも、ボロ車を買ってひたすらボロを長期間乗り続ける…というスタイルが、得だという言い方はしないが、一番出費が少ないやり方ではある。