若者のクルマ離れ
そりゃそうだ…。
人口が都市部に集中する傾向がある昨今。実用品として自動車が必要な人はまだたくさんいると思うけど、合理的な考え方をすればする程、都市部で「自動車はいらない」という結論になる。
「「車離れ」に待った、東京と横浜で来月「東京モーターウイーク」」:読売オンライン
大体、クルマを一年維持するのにどれだけのお金がかかると思ってるの?所有しているだけで年平均10万円以上の諸経費+税金と、まともな人なら高額な保険料も負担している。更にクルマに乗るためのガソリンは、リッター150円もしてそのうちの50円以上は税金だ。
更に世の中は「エコエコ」とほざくだけで、ガソリンを馬鹿食いする大型のミニバンを(まったく実態に即さないデータで消費者を欺き)一生懸命ユーザーに押しつけようとしている。
前提としてクルマの必要性がどんどんなくなってきているのに、売る方はバカでかく付加価値の大きい大型車(メーカーは何となくごまかしているが、3ナンバーは大型車だと思う)ばかりをユーザーに売りつけようとしているさまは、かつて…というか今でもか…のデトロイト没落を認めなかったビッグ3を見ているようだ。
例え景気が改善したとしても、日本国内で再び若者が60回ローンを組んで300万円以上のクルマを買い漁るといったファンタジー世界は、もう訪れる事はないだろう。
メーカーは、高品質で実用性の高い小型車を作る事。そして政府は自動車関係にまつわるぼったくり税制を改善すべきだと思う。もっとも、自動車の登録台数減少は、自動車メーカー自身が言っている「エコ」にはとてもいい事なのだが。
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