父親の役
今、ビートたけしのテレビで、父親にだけ毎日一品刺身を出す…という実験をやってるね。
で、その前に見ていたNHKニュースで、オバマ氏が娘達にキスをしている模様が放送されていた。
多分、今の日本で、年頃の娘に父親がキスをするなんて考えられないだろう。まぁ…キスについては文化の違いもあると思うが、例えば娘と手をつなぐ程度のことでも、娘の側が「汚い」とか「気持ち悪い」とか拒否される家庭は多いのではないか。今日日下手をすれば家庭内暴力扱いだ。
今の日本はというと、CMで父親は臭いだの汚いだの言いたい放題。そのCMをバカ女共が真に受けて、父親のパンツは洗濯の時ハシでつかむとか、まぁ…何処まで本当なのか知らないけど、そういうイメージを一生懸命植え付けてきた訳だ。
もっともそういうのを真に受ける人間達って、自分が誰の稼ぎで飯を食ってるのか、そういうことすら考えられないイヌ以下の人間なんだろうから、そういうことに疑問を持てと言っても無理なのかも知れないが。
前のエントリーでテレビ局のバカ共を批判したが、この国の広告代理店業に勤めているバカ共は、もはや国賊に等しい倫理観破壊の犯罪行為を行ってきたと、そろそろ認識すべきだろう。
私もその金の為なら何でもする広告業界の端くれに存在しているので、自己反省を含めて書いているのだが、今まで人間が決めてきた倫理観を蹂躙するような行為は、例え仕事だとはいえ、毅然と断る勇気が必要なんだなと、丁度今、テレビの父親像をみて、そんな事を思った。
もっとも、そこまでポリシーがしっかりしている人間は、広告なんてアホな仕事をしない…と言えるかも知れないけどな。
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