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▼2008年12月10日

F1は終わった

 というか、既に終わってたという考え方もあるけどね。

 標準化エンジン承認へ: ルノーを含む5チームが契約か」:F1通信

 エンジンを作れない以上、ホンダやトヨタ、あるいはフェラーリもそうだと思うけど、もうF1に多額の予算を割く理由は考えられない。コスワースのエンジンを積んだトヨタやフェラーリ?意味が判らん。

 確かに、近年のF1は、金がかかりすぎる興業になっていたとは思う。年間数百億円って、ホントかよとは少しだけ思っていたが、確かにワンオフみたいな状態でエンジンを作ってワンオフでマシンのセッティングして…なんて事を積み重ねていけば、それくらいの費用はかかるようになるかもしれない。

 もっとも「終わった」と思っているのは、いわゆるメーカー系のチームのみで、いわゆるマクラーレンやウイリアムズといった、独立系チームの立場にしてみれば、助かったという考え方もできるかもしれない。勝つ為にエンジンに多額な投資を行う必要がなくなったのだ。
 もっとも、そういったF1の姿が、従来と同じような興行収入とスポンサー収入を生み出してくれるかは別だと思うけど。

 かつて、1960年代のオイルショック時に、自動車メーカーはこぞってモータースポーツの現場から姿を消した。その過去を知っている人にとっては、今になって使用エンジンを統一化して、ある意味純潔なF1チームを守るFIAの判断は、正しいものなのかもしれない。
 私たち…特に過去のホンダ栄光時代を知っている日本人からすると、この問題、どうしてもメーカーびいきの視点で考えがちだけどね。

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コメント

勘違いしてたんだけど、これは強制ではないんだね。
おれにとってF1が最もコンペティティブでエキサイティングだったのはコスワースチューンのフォードDFVエンジン全盛時代だから、そうするとこれは非常に興味深い展開だな。

強制ではないみたいですが、実質強制みたいなモノだと思います。
標準エンジンに併せてパフォーマンス調整…なんていってる位だし。

もっとも、フェラーリの存在が、かろうじて使用エンジン強制…という決定ができなかった要因かも(笑)。

いずれにせよ、未来のF1は、今私たちが想像している形とは違うモノになるかもしれません。
それはそれでいいことかも。

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