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▼2009年01月06日

JALでカーボンオフセット

 わたしの頭では、今のところ全く意味が理解できないカーボンオフセットというシステムなのだが、2月13日からJALで始まるらしい。

 「JALカーボンオフセット」サービスを導入!」:JAL

 つまり、航空券を買った人が、わざわざ自分でJALに必要事項を入力すると、自分が飛行機に乗ることで使うCO2が算出されて、それを見て「ああ…私はこんなに無駄なCO2を排出してしまったのね、申し訳ないから少しでもその分のお金を払うわ」と思っちゃった人が、寄付金をわざわざクレジットカード会社と、JALと、リサイクルワンを経由して、カーボンニュートラル社に寄付金を払うというシステムか?いったい中間マージンどれだけ取られるのよ。あなたのお金を地球環境に役立てたいのなら、直接そのお金を関係機関に寄付すればいいんじゃないのか?
 そもそも「CO2削減プロジェクトにクレジットカード決済にて寄付することで排出したCO2の埋め合わせをする」って言い方が気に入らない。企業が社会的責任を持って、これら環境事業にお金を寄付するならともかく、何で私たち乗客が、こんな回りくどいやり方で寄付金を払わなければならないのか。

 これらの寄付金が、後に税金控除の対象となるとか、そういう話だったら素晴らしいことだと思うよ。でも、そういった社会インフラが整っていない日本では、回りくどいけど、単に赤い羽根募金に寄付をするのと変わりないのではないか?

 カーボンオフセットとは」:リサイクルワン

 取組みのアイディアとしては悪くないと思うが、今一歩、参加者の成果が見えにくいと思う。明け透けにいえば「カーボンオフセットに参加すると何か得あるの?」という部分。寄付は損得じゃないだろうという言い方もあるが、システムとしては参加者に何らかのメリットがない限り、所詮個人の善意による寄付以上の発展がないということでもある。

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