「ネットのせい」は本当か?
どう考えても、インネンにしか聞こえない。
嘘に決まってるし、また、バカ親がこんな事言ったとしても、役人がそんな個人の言うことまともに聞く訳がない。結局は、自らの手で情報のコントロールが出来なくなるから…って理由以外にあり得ないと思う。
「川崎市の感染公表遅れ 「ネットのせい」は本当か」:J-Cast
この事態を、私は非常に恐れているけどね。
つまり、何か緊急の事態が起きたとしても、自治体やマスコミはネットを敵対視するあまり、正確な情報を発信すること以上に、自分達で情報をコントロール、情報を支配できる方法を選択するということだ。
大体、正確な情報を逐一発信せずにいるから、変なデマばかりになって、「娘がショックを受け自殺するかもしれない」なんて事態になるんだよな。
また、この母親のコメントが本当だとしたら、その社会性のなさというかアナーキーぶりにも呆れ果てる。言い方を変えれば、自分の娘へのパッシングさえなければ、病原体をバラまいても構わないということか…。つか、そもそもパッシングが起きた…起きるであろう!っていう事実なんて、関西の実例を見る限りは、全くないのに。
しかし、このインフルエンザ狂想曲。日本国内で感染が確認される前は、あれだけ危険だとかなんだとか大騒ぎしていたのに、実際国内で感染が確認されて、マスクが市場から姿を消したとたん「マスクなんていらないッスよ」だもんなぁ。本当に何を信じていいのやら…。
以前も書いたけど、今回のインフルエンザが幸い弱毒性だったから良かったものの、もし、感染力と致死率が高い病原体だった場合だとしても、この国の政府と自治体にまともな対応を行うだけの能力と権力はなさそうだ。
「俺が出社しないと会社が潰れる」「娘が学校でいじめられる」なんてバカげた理由で、誰も外出自粛せず(というか外出自粛が認められず)、どこの自治体もまともな一次情報を発信しない、と思っておいた方がいいね。今回の川崎市の対応、逆の意味でいい教訓になったわ。
しかし、その女子高生に比べて、逆に埼玉県鷺宮市の男性感染者については、ちょっと足取りを詳細に公表しすぎのような気がしないでもないな。もう周辺に住んでいる人は個人が特定できてるんじゃないの?って、ちょっと心配になる。