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▼2009年06月11日

伝説巨神イデオン

ヲタ

 最近になって友人が、イデオンの、接触編と発動編を見たという話を聞いた。

 私的に熱く主張させてもらうと、イデオンは、テレビ版を全て見た上に、そのまま発動編に流れ込むのが正しい鑑賞法。というか、接触編については、富野監督自身も言っているけど、映画の体を成していません。

 初めの1クール(13話位まで)は、以外と退屈なんだけど、そこから“イデ”という力が動き始め、アニメの最終クール位になると、もう面白いのか何なのか判らないけど、放映された作品から目を離せない!…って状態になり、で、映画の発動編という、キチガイ展開へ進む訳ですよ。
 その流れを、子供時代にリアルタイムで体験できた私は、本当に数少ない「生きていて良かった」と実感できた期間でした。

 以前も書いたかもしれないけど、また言います。

 イデオンを見ずにこの世を終える人は、人生において不幸なのか幸福なのか知らないけど、少なくとも、己の人生を総括するきっかけを、かなりの可能性で失っていると断言します。

 私は中学生の頃「イデオン」に触れ、人が生きる事なんて下らない…でも、下らないその積み重ねが、人生そのものなんだよ…と、思い知らされた気がしています。
 あ、近年私の「鬱」症状とは全然別なもので、下らない生き方の積み重ね…という言葉は、もっとポジティブに捉えて頂けると幸いです。

 つかよ、ヲタを自認するなら、イデオンは必ず見とけと…。あの大槻ケンヂだって、学生時代にイデオンをハマって見る事が出来なかったのが、ヲタに対するコンプレックスになっている…と、告白してるぜベイベー。

 ってな感じで、私の人格形成期においては、富野監督のあのガイキチ思想に毒された割合が非常に強かった…というお話しでした。
 正直、ファーストガンダムは見ていたけど、富野的にはアレって結構ヌルい作品だしねぇ。

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コメント

 劇場版イデオンは「接触篇」と「発動篇」が同時上映だったけど、「接触篇」はTV版の無理矢理なダイジェストだったので当時何でこういう上映の形をとったのか疑問だったけど、富野監督は、複数本上映にした場合、最初の1本目がコケた場合、ラストまで映画化されない可能性があるから2本分の映画にまとめて同時上映の形にしたらしいね。
 劇場版ガンダムの時も、一本目がコケたらそこで終わりだと思って最初の劇場版に「ガンダム’Ⅰ’」と付けなかったらしいからね。
 それにしても、劇場版ガンダムは3作とも大ヒットという成功を収めているのにもかかわらず、富野監督はイデオンを映画化することに心配だったのかな?(^^;)。

 イデオンはTVシリーズや劇場版2本をDVDに録画したものをたまに観なおすけど、観るたびに古さを感じさせないのがスゴイ。30年近く前の作品なのに(^^;)。
 特に「発動篇」はCGも無く、セルアニメなのにもかかわらず、そのクオリティは国産アニメ最高水準だと思うよ(^^;)。

そうなんですよね。
アレってセルアニメなんだよなぁ…。

発動編は、私もたまに見返したりしてます。
見る度に素晴らしいと感動するッス。

一説によると、ガンダムの映画を成功させたのは、
イデオンの続きを作りたかったから…なんて話もありますね(笑)。

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