遭難事故
そうなんですか…なんて洒落を言っている場合ではない。言ってる場合ではないが、「山に行くことは常に死の危険があること」という常識が忘れられている気がする。
この事故を聞いた時に、前に読んだ「ドキュメント気象遭難」という本に書かれている事例そのものの遭難だなと思った。状況も現場も非常に近い。
ガイドがこれらの本を…とは言わないが、誰かがこのような知識を持っていれば、少しは遭難事故の被害は減ったかもしれない。
ただ、上記リンクにあるように「犯人捜し」みたいになってしまうのは、確かにちょっと違和感を感じる。もちろん旅行会社はそれなりの責任を負わされるだろうが、やはり山に入った以上、最後に自分を守るのは、自分の体力と知識だというのは、肝に銘じておくべきだろう。
ドキュメント気象遭難/羽根田 治