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▼2009年07月24日

横浜の事故は「自動車運転過失致死」

 色々反論はあると思うが、こういう事故はこの先、ナチュラルに「自動車運転過失致死罪」が適用されていくんだろうか。

 横浜の事故って、例のあの信号待ちの看護師が3人自動車にはねられて死んだアレね。確かにドライバーの過失は大きいとは思うけど、制限速度を20km超えて(その上信号無視というのはあるけど)走っていた状況で、業務上過失致死じゃないんだね。
 逆に言うと、新横浜のあの道路をあの時間で制限速度内で走っている自動車っているの?その制限速度の設定には、何らかの合理性があるの?
 普段自動車乗ってる人ならわかると思うけど、例えば東京都内の環七を深夜走っていて、バカ正直に時速40kmで走ってる奴いる?

 そういう現実がどんどん無視され、単に「人が死んで悲しい」という感情論ばかりが先行して、世の中はどんどん厳罰化の流れに進んでいるように思えて、私的にはちょっと気味が悪い。
 嫌な言い方をするけど、例えば今回ハネられて死んだ人が、壮年の浮浪者3人だったら、ここまでこの事件の報道は盛り上がったかな?そんな気がするよ。

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コメント

そもそも、自動車を運転するということはちょっとした
ことで人を殺してしまう危険性があるということを
頭ではわかっていても自分に降りかかる危機感として
認識していない人がほとんどじゃないかと思います。

現状の道路環境では運転者が注意するしかないわけです
から危険性を意識するという意味では厳罰化もしかたが
ないかもと思います。そんないつも緊張していられるか
という意見もあるとは思いますが。

よっちさんとしては全てが厳罰化に向かう風潮を危惧
されていて、私のコメントは的外れかもしれません。

「過失」という言葉の意味をどう扱うかですよね。
自動車事故の悲惨さはわかっていますが、
だからといって「過失」が「殺人罪」並みの刑期というのも、
ちょっと変な気もします。

酒を呑んで運転していて…みたいな話だとまた別ですけどね。
いずれにせよ、厳罰化の流れって、世の中の治安維持に逆行する、
また、治安改善を阻害するとしか思えないんだけどなぁ。

なんて気もします。

あと、以前も書きましたが、法廷での「偽証」罪は、
もっと徹底的に罪を重くすべきだと思います。そういう意味で昨今、
量刑を適応することにより、国をどうするべきなのか…、
という意志があやふやになっている気がしますね。

一日いろいろと考えてみましたが、事故のみを取り上げ
ていきなり厳罰化というのは確かに乱暴かなと思い直し
ました。

今回の事故のような信号が変わりそうなタイミングで
加速して信号に進入という経験はおそらくほとんどの
運転者が経験のあることだと思います。
それが事故につながるということを今回の事故の当事者
はよくわかったと思いますが、当事者以外は単に運が
悪かったと判断して今後も同じことを繰り返すのでは
ないかと思います。

厳罰化で意識付けをするよりは加速して信号へ進入でき
ない、しないための工夫が必要ですね。

法律…ってのは、国家の意思だと思うんですよね。
つまり、どういう法律があって、どういう量刑が科されるかを調べることにより、
その国家がどういう社会を実現するために運営されているのか…が見えるべきだと考えています。

で、その国家の法律で、色々ケースバイケースだとは思いますが、
「過失」が「殺人」並みになってしまうということは、やはり変かなと。

加害者のアホぶりはともかく、深夜の大通りで、
信号が変わりそうだから、あわてて加速…なんて、
結構みんなやっちゃいますからね。

今回の事故を教訓として、ドライバーによるそういう運転を無くすルールや仕組みができないのか…。
そういう視点で考えた方が、次の事故を防止する為には効果的かもしれません。

被害者の心証を考えると、なかなかこういう事って言いにくいですけどね。

そうですね、裁判で裁くだけでは次の事故は防止でき
ないのに、現状は裁いて終わりになっていますね。
本当は次の事故を防ぐことこそが大事なのに。

ただ、「つい急いでいたから」というドライバーの過失
で被害者にとっては殺人と同じような結果が生じて
しまうという現実に裁判だけでなく、もっと真剣に向き
合う必要があると思いました。

今回は長々とおつきあい頂きありがとうございました。

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