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▼2009年08月15日

核にまつわる日本の政策

 観念論だなぁ。選ぶ項目が、

 ①核の力に頼るべきでない
 ②核の傘に守ってもらうべき
 ③核兵器を持つ

 回答が回答になっていないのでは?
 
 現実は、日本の近くには核兵器を用いて日本を脅かす国家があり、それに対して日本はどういう対応を取るべきかというフェイズに入っているのに、まだこういった観念論で遊んでるの?

 ①核兵器で抑止力を持つのか
 ②核兵器以外の兵器で核抑止力を持つのか
 ③それ以外の具体的手段(あるのか?)をで抑止力を持つのか

 現実は、こういう状況だと思うけどね。
 広島と長崎の悲劇は繰り返せないから核は持たない…ってのは、道徳的にとても立派な意見だと思うけど、なら、それで北朝鮮を説得してきて下さいよ。

 …あ、戦争するくらいならおとなしく殺されます…って電波な人なら、そもそも議論が成立しないので仕方ないけど。

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コメント

なにせ、「白人様(シナ様も入るのかな)には二度とたてつきませんから」が、基調のケンポーですから。

以下参考まで、

国連憲章第17章、第107条:第二次大戦の敵国に対してとった行動の効力。
 「第二次大戦の戦勝国が敵国(日本)から取ったものや義務付けたものを無効にしたり、排除したりしない。」
つまり、ロシアが敗戦国日本から取った北方領土はたとえどんな取り方(日ソ中立条約違反)であっても有効で返還の義務は無いことを決めています。ロシアからすると、何で返さなあかんのかな?と当然思うわけです。

また、

国連憲章第8章、第53条:地域的安全保障取極と地域的紛争解決。
 「地域紛争が起こり紛争解決の為に地域機関(2国又は多数の国連加盟国の安全保障機関)が強制行動を取る場合は安全保障理事会の許可を得なくてはならない。ただしかつての連合国の敵国(日本)に対しては例外とする。」
つまり、日本を攻撃しようが、領土を獲ろうが、拉致しようが、ご勝手にと国連が決めています。北鮮は、何で拉致したらあかんの、ええやんか!となるわけです。

国連脱退から始めた方が良いかな。

 日本における核の問題は、本当に「臭いものにはフタ」という日本人の体質そのものだと思いますね。平和だの唯一の被爆国だの唱え続けても、世界の流れは何も変わらない。世界ではどんどん核武装する国が増え続けています。

つ まり、ああいう連中が行っている「平和運動」は、世界の核を無くすには、なんの役にも立っていないということ。でもそれを認めない、平和は正しい(コレに異論はありません)、正しいから平和を唱えている私たちも正しい…という、宗教みたいなモンでしょ。バカバカしい。
 日本で平和運動行ってる活動家は、なんで中国やイランや北朝鮮に行かないんでしょうね。行かないのはまだしも、なんで「中国の核武装反対」と言わないんでしょうね。つか、ああいう人達って本当に…いや、ここまでにしておきましょう。

 現実問題として、日本の隣国は核武装国だらけになってしまっているのに、その核兵器の脅威から、私たちはどうやって身を守るの?って、議論そのものすら行う事が汚らわしい…みたいな風潮です。その脅威に対してもっとも安上がりなのが「同じく核武装」って結論しかないのに、あの人達は何故そこの論点を避けるんでしょう。

 それを踏まえた上で、日本は核武装するのか、それとも核武装せず、核に頼らない防衛システムを作るのか、あるいは、それを超えた効果が得られる何らかの外交政策を行い結果を出す(←コレ大事)のか。

 あのテレビを見て思ったのは、あのテレビに出ている人達のほとんどが、議論のスタート位置にすら立てていないんだなと思いました。平和って誰のためにあるの?って事を考えたこと無いんでしょうね。
 あと、あの番組に出演していたいわゆる左派の人達の考え方は、平和のためなら何万人死のうとどうでもいい…みたいなモンなんだろうな、とも思いました。

>北方領土
 本当の所、日本の政治家や官僚って北方領土返還なんて望んでないんじゃないですかね。戦後すぐの話ならともかく、もう何十年もたってしまった今では、北方領土にもロシア人は住んでいるし、そこで結婚して子供育てて、そこを故郷とするロシア人だって沢山います。そんな現実なのに「4島無条件返還」なんてできる訳がない。国際法とかそんな話では解決できません。変なたとえですが、居住権を持っているので地主の命令に従わない居住者が沢山いる…みたいな感じでしょうか。

 返還を本気で望むのなら、今住んでいる住民はどうするのか、あるいは移住や主権移行に関する具体的な計画とタイムテーブルはあるのか?そして今ロシアが北方領土を返還することにより、彼等にどんなメリットを与えられるのか、きちんとブレゼンできないと、返してくれる訳がありません。だってロシア側にとっては今のままでいいんですから。
 それなのに、そんな話になると「我が国の領土を金で買うようなモノだ!」みたいなアホな事言い出す、こっちは右翼か…みたいな人が出てくる。本当に日本ってのは、右も左も観念論の中で生きてるんだなぁ…なんて思います。

無用ノ介の書いている国連憲章第107条は偽物。

「第二次大戦の戦勝国が敵国(日本)から取ったものや義務付けたものを無効にしたり、排除したりしない。」

本物の国連憲章第107条はこちら。

「この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。」

http://www.unic.or.jp/information/UN_charter_japanese/

第107条の中にある「戦争の結果としてとり又は許可したもの」の「もの」とは「物(土地)」のことではなく、「行動」のことをさす。よって、第107条はソ連ロシアが南樺太や北方四島などの領有を主張する根拠とならない。したがって、これらはソ連ロシアのものではない。

ちなみに無用ノ介が載せている第53条も偽物。本物は以下のとおり。

第53条
1.安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
2.本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

偽情報には要注意。

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