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▼2009年09月23日

オーディオ装置に高いお金をかけるのは悪か?

 オーディオが良くわかっていない人によくある誤解で「100万円の高級機器を手に入れるのなら、10万円の機器で90万円分ソフトを買った方が豊かではないか?」という逸話があるけど、これって正しいのかね?

 例えば、10万円の服を買っている人を捕まえて「服はユニクロや西友で1,000円以内にして、残りの99,000円で外出した方が豊かではないか?」なんて話にはならないよね。

 例えが極端だが、自分が大好きなCD、たった1枚をもっといい音で聴くために、オーディオ機器に1,000万円つぎ込みました…ってのも、ある意味とても豊かな音楽趣味だと思うんだけど、こういう「オーディオ機器を買う金があればもっとソフトを…」って人は、乱聴以外の価値観は認めない…って言うことなのかな?つか「乱聴」って、そんなに豊かな音楽趣味のスタイルなのか?

 そうそう…派生バージョンとして「高級機器に金をかけるなら、その金でせっせとライブに行って生音を」って言い方もあるけど、こっちにしたって、夜な夜なのライブ通いってのは、そんなに大層で豊な音楽趣味なのかね…とも思う。つか、そんなライブ通いの姿って、端から見るとまさに「道楽者」にしか見えないが(笑)

 で、私自身はどうなのかというと、残念ながら(?)、今のところ家にあるオーディオ機器よりも、今までのソフトの代の方が全然高額だと思う。
 ただ、ライブに関しては、あまり行ってないね。ライブに行くのは好きだけど、ライブ通いする程、生音にこだわってる訳じゃないし、そもそもライブ会場で聴く生音は音楽鑑賞的にベストじゃないことがほとんどだし、そもそも「ライブ」ってのは、体験を楽しむための遊びであって、私としては家やiPodで聴く音楽趣味と、直接対峙もしないし、比較しようとも思わないし…。

 そういうもんじゃないのかね?

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コメント

よっちさん、初めまして、38%オーディオファンで62%音楽ファンの杉ちゃんです。

>オーディオ装置に高いお金をかけるのは悪か?

私はこう考えます。
それぞれの楽器が判別できるような音が出るようになるまでは装置に資金をつぎ込む・・・まあ、自分の稼ぎの範囲内ですが(笑
何故かと言いますと、私が聴く音楽はクラッシックでありまして
現在も存命の方もいらっしゃるが、亡くなった作曲家・演奏家が殆どであります。しかるに、そのような音楽を聴くためにはオーディオ装置のグレードが低くては間違った感じ方をする危険性があるからです。例えばイングリッシュホルンとクラリネットが同じように聴こえれば、曲のニュアンスが随分違って聴こえます。

・・・ですから、ライブにも時間が許す限り通い、楽器の音色を
頭に叩き込み、オーディオ装置から出る楽器の音色をキャリブレーションします。また、お金のかける場所も、ルームアーコスティクや電源周りと、装置ばかりとは限りません。部屋もオーディオ装置の一部だと認識しております。

現在まで、私が装置につぎ込んだ資金は約300万円程度しょうか、これで、25余年かけて収集したLP&CDの再生音が限りなく完璧に再現出来るとなれば安いと思うのは私だけでしょうか

いくら何に使おうが個人の自由だと思いますが、一般的に、ハードは高価なほうがより高性能で高品質になり、より使い手や場所を選び、より扱いも難しくなる、のではないでしょうか。

ただ、ピュアオーディオという趣味は、原則「自分ひとり満足できる音が出りゃいいんだ」という、極めて独善的な趣味だと思っているので、あまり他人にはおすすめしていません。
論点ずれましたね。ごめんなさい。


ところで、杉ちゃんさんは、「HEGEL」と「B&W」のおかたなのでしょうか。ちょっと興味あり、です。

T・Bさん
>・・・ところで、杉ちゃんさんは、「HEGEL」と「B&W」のお かたなのでしょうか。ちょっと興味あり、です。

あたりです。拘りオーディオの杉ちゃんです。

>ただ、ピュアオーディオという趣味は、原則「自分ひとり満足できる音が出りゃいいんだ」という、極めて独善的な趣味だと思っているので、あまり他人にはおすすめしていません。

確かにピュアーオーディオは独善的な趣味ではありますが、良い音を求める探究心という意味では共通の趣味ではないでしょうか
しかし、ケーブル一本に30万も50万も掛けるのは、趣味と言う域から逸脱していると感じます。(金満家で、何でもフラッグシップ機でしか満足できない方は別として)

私は、オーディオ装置を音楽を聴く道具として見ております。ですから原音再生という実現困難な再生音を求めておりません。
限られた予算の中で、演奏会場で聴く音のバーチャルサウンドを
再現できないかお金を掛けております。但し、装置の巨大化・複雑化は、音楽を聴く道具としての意味から極力排除しております
そのポリシーは私の装置を見ていただいたら理解できると思います。

杉ちゃんさん、どうもはじめまして。

まぁ…ケーブル1本100万円でも何でも、当人がよければそれでいいとは思うのですが、
確かに一般的な「趣味」という範囲を逸脱しますよね。
ついでに言うと、全ての人がそういう世界を望んでいる訳でもないし…。

オーディオというのは、ある人にとっては「ライブの再現」であるでしょうし、
またある人にとっては、環境BGMであるでしょうし…、
まぁ、これはソースの趣味ともリンクするんですが、
「こういうスタイルこそが正しい」というモノでもないよなぁ…なんて思っています。
極めて個人的な趣味だし。

最も、皆さん極めて個人的な感覚で楽しんでいるから、
人の音やスタイルに一言言いたくなってしまうというのもある訳で…。
まぁ、ある程度は仕方ないですけどね(笑)。

>極めて独善的な趣味
 というのは、本当にその通りですね。私も昔はそれが理解できなくて他人にモノ申したこともありましたが、
 今ではあまり他人の音に興味ない…と言う訳じゃないか。
 他人の音には興味ありますが、それを「改善しよう」とか、
 そういう視点で人のオーディオを見なくなった気がします。
 もちろん、意見を求められれば、失礼のない程度に思うことは発言しますが(笑)。

なんだか、変なレスになっちゃったかな?

よっちさん、こんばんわ、
私がオーディオに熱中していた頃、他人の装置の音が気になり
自分の求める音とは関係なく、いいなぁ~と感じた装置を購入
しては、思惑違いに安価で処分しておりました。

ある時、オーディオの師匠であるFさんから、装置自慢の人間
はゴマンと居る、イチイチ気になっていたら何時までたっても
自分の音にたどり着かないよォ~。と言われました。

つまり、自分が求める音をしっかり持っていないと、無駄に資
金を投資と時間の浪費が続くだけです。(・・・と言うことが
判った)
今では、他人の装置を聴いても、こんな音もあるんだなぁ~程
度しか感じません。加えて、これだけお金を掛ければいい音が
して当たり前、ちゅうか、掛けたわりに、いい音が出てない例
が多いです。

・・・おおおっと、私もスレタイになってきました。(笑)
装置に、お金を掛けるのは、個人の自由ですが、家庭を壊さな
い範囲で・・・と言うのが結論でしょうか。

初めまして、ちょっと気を惹かれた文だったのでコメントさせていただきます。

>「100万円の高級機器を手に入れるのなら、10万円の機器で90万円分ソフトを買った方が豊かではないか?」

多分、この手の発言は、オーディオ機を揃える事が目的化していて、音楽を楽しんでますか?って問いかけなんだと考えます。

機器を揃えて、見るだけが楽しみでも趣味としてはありですが、ルアーを山盛り買い込んで釣りに行かない釣り人、洗車とワックス掛けだけを楽しみにしている高級車オーナー、写真は撮らないが交換レンズをやたらと買い込む写真趣味、こういった状況を他人が見たら、そういった感想をもたれるかもしれません。

どうも、色々あってしばらく放置状態でした、申し訳ありません。

オーディオ機を揃える事が目的化している事だって、私は立派な趣味だと思います。
音楽が趣味(と言い張っている?)人達にすれば、全然理解しがたい趣味なのかもしれませんけどね(笑)。

確かに「休日クルマにワックスを掛けるのが好き」という趣味は、私にとっては理解しがたいモノですが(笑)、この歳になってようやく「それも人それぞれか…」なんて思えるようになってきたかなと…(笑)。

ちなみに、私自身は音楽そのモノも好きですが、同時に「オーディオ機器」そのものも大好きです。
家には、使う宛のない機器が沢山コレクションされています。

放出した方がいいかなぁ…。

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