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▼2010年09月26日

The Final CountDown・オリジナルサウンドトラック

100926-03.jpg 正にサウンドトラックの秘宝!空母ミニッツが真珠湾攻撃前の太平洋にタイムスリップするというあの映画、あのサントラCDが知らない間に発売されていました。つか、もうCD化なんて絶対ないと思っていたけどね。

 このサントラにまつわるエピソードは、このサイトで紹介されていますね。確かに以前私も火曜サスペンス劇場を見たときに「あれ?この音楽は…」と思ったものです。

 子供の頃、私がこの映画をテレビで見て、サントラLPを探し回った頃は既にもう遅しで、LP版のサントラも市場から消えていました。大分大人になってからだったなぁ…。LPというか、メインテーマのシングルレコードを発掘して買ったのは。大人なので買えない値段じゃなかったけど、確かプレミア付いていて2,000円位した気がします。
 その幻のトラックが、こんな歳になってCD化されて聴けるようになるとはね。長生きしていて良かったですよ。

 売っていた場所は、ディスクユニオン新宿本店の3階サントラフロア。私が見たときはまだ在庫が何枚かあったので、問い合わせれば購入可能なんじゃないでしょうか。何故かネット通販のリストには上がってないようです。ちなみに販売価格はチと高めの3,990円でした。
 他、海外からの注文になりますが、ネットではこちらで購入が可能みたいですね。

 あの勇ましいファンファーレを聴きながら、F14と零戦の空中戦を思い浮かべるのも乙なものです。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro

Apocalypse Now 地獄の黙示録・サントラ

100926-02.jpg 「地獄の黙示録」のサントラ自体はあまり珍しくないのだが、これは映画公開当時に発売されたサウンドトラックのLPレコード2枚組をCD化したアルバム。何が違うのかというと、セリフ入り。

 もちろん、地獄の黙示録の音楽は、スコアだけでも楽しめるのだが、やはり旧LP版を知っていると、あのセリフ入りサントラの狂気が懐かしくなる。特に前半クライマックスの「ワルキューレの紀行」から「ナパーム・イン・ザ・モーニング」までの下りは、戦争のキチガイ共…といった狂気が垣間見えて楽しい。

 このCDの発売は、1990年頃だったらしい。その後に発売されたCDは、全てセリフがカットされているオリジナルスコアバージョンになっているので、セリフ入りの本アルバムがほしい人は、CDの型番に注意。

RICOH GR Digital



 

ワイヤーワールド ULTRAVIOLET USBケーブル 3.0m

100926-01.jpg 仕事帰りに寄った新宿のオーディオユニオンで、中古品6,600円なんて値段で売っていたのでつい購入。考えてみれば、iMacよりChordette GemへのUSBケーブルは、PC付属の格安品の上、長さが足りないので延長ケーブルを継ぎ足しているというひどい状態だったので(笑)

 早速接続して音出ししてみた印象。「あぁ〜USBケーブルでも変わるもんだな」ということ。

 もちろん、私もオーマニとして、それなりにケーブルには金をかけているし、別にケーブル否定派ということはまるでないのだが、正直USBケーブルでねぇ…とは思っていた。ただ、その考えからが間違っていたというのは、まぁ…嬉しいというかこれからどうしようか(笑)みたいな複雑な気持ち。

 とりあえず今回購入したULTRAVIOLETの感想だけど、わかりやすく低音モリモリ系のケーブルではない印象。むしろ余分な低音は引き締められた感じだ。
 その代わり、音の情報量はかなり厚みを増し、立体感、音場感が以前とは比べものないくらいに出てきた。中高域の方には多少独特のキャラがあるようだが、比較対象があまりないので、ケーブルのせいなのか、元々のDAC、あるいはiTunesの傾向なのかは分からない。ただ、PCからの再生音が、非常にオーディオ的になってきたと感じる。特に情報量の増大は顕著で、いつもの音楽が、ハッキリとテンポが緩やかに聞こえてくる気がした。

 今回は6,600円という安値だからこそ手を出したようなものだが、これだけの効果があると分かっていれば、元の売値、14,700円を支払っても損したとは感じないだろう。更にこのワイヤーワールドのUSBケーブルは、上級モデルに「STARLIGHT」というグレードもあるのだが、そっちはどうなんだろうか…なんて、いけないことを考えてしまう(笑)。体験した人、どうなんでしょうね。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro


▼2010年09月23日

Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック

100923-01.jpg 内緒だけど、今まで使っていたマック用OFFICEは、前の会社にいたときインストールした、結構古いバージョンだったのである。
 しかし、最近急速に業務でOFFICE MACを使うようになってきて、新しいバージョンで作った書類をコンバートしないと開けないとか色々と問題が出てくるようになり、そろそろ限界だよな…と思い、新しいマック版のOFFICEを購入。一瞬、オープン系のオフィスをインスコする事も考えたのだが、どうもマック版のそっち系は、あまり完成度が高くない(特に日本語回りが)との噂なので却下した。
 あと、マック版オフィスは、今購入すれと、新しく出るMAC版OFFICE 2011への無償アップデートが可能なキャンペーンやってるし。

 購入場所はもちろんアマゾンから。というか、アマゾンで買えばマック本体同時購入バンドル価格よりも安いじゃねぇの。アップルストアに行って回りの客に「オフィスはアマゾンで買った方がおトクだよ」と言ってあげたいくらいだ(笑)

 ま、それはともかく、マック版のOFFICE 2008を使ってみると、ずいぶんとマックライクなインターフェイスになったものだと感心した。あのアホみたいなツールバー攻撃が消えて、マックのソフトで良くあるようなツールパレットを基準としたインターフェイスに変わっている。
 また、起動や保存などの動作もスムースで、これなら、今まで我慢しながら古いマック版OFFICEを使っている人にも、充分勧められる感じ。一言で言えば「クソ重いアプリ」という印象が刷新されただけでもなかなかいいバージョンなのではないかと思う。もっとも、これはCoreDuoのMacBookProで動かした印象でしかないのだが。

 あと、おトクだなと感じたポイントが、一本のソフトウェアに、プロダクトIDが3つ同梱されていること。つまり、一本分でソフト三本分のライセンスが手に入る。私みたいに、複数のマシンを使っている人にとってはありがたい仕様だ。

 2011になると、2008で捨てられたVBAのサポートも復活するらしいし、Windowsで作られた古いOffice書類との互換性も少しはアップするのかな?
 Mac版OFFICEの購入を検討してる人は、新旧バージョンが一本分の価格で手に入るこの時期がお買い得かもしれませんよ。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


▼2010年09月21日

まんがサイエンスXII/あさりよしとお

100921-02.jpg まさか続刊が出るとは思ってもいなかったまんがサイエンス。本屋さんに寄ったら新刊として売っているのを見て、びっくりして買ってきた。いや…びっくりせんでも売ってるの見付けたら買ってくるけどさ(笑)

 学研の科学が廃刊になった今、どっかでひっそりと連載続けて欲しいけど、無理な話か。12巻のこれが、正真正銘最終巻になるのかな。

 内容はめっちゃお勧めです。ヲタっぽい絵はさておき、科学の不思議さと偉大さと凄さを、わかりやすく味わえます。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


まんがサイエンス12/あさりよしとお

STEFANOMANOのカバン

100921-01.jpg 今使っているフォードミルズ【FORDMILLS】のカバンが、連日の酷使で金具がとれたり、生地がくたびれたりしてきたので、新しいカバンを買おうと、東京の大丸に出かけてきた。

 ここの大丸は、服を買うことはないのだが、カバンの品揃えが独特で面白く、ちょっと良いカバンが欲しいときはこのお店に来てしまう。ちなみに品揃えに関しては伊勢丹新宿メンズ館の地下もなかなかだと思うが、あちらのセレクトはどうも私とは趣味が合わない。ついでに価格レンジもふざけたのが多いし。

 ということで、大丸東京で見つけたのがこのカバン。メーカーも何も知らなかったのだが、見た瞬間ズキュン!ときた。
 早速手持ちの荷物を入れさせてもらったりしてじっくりチェック。ちょっと汚れが目立ちそうな色彩ではあるが、基本的に私は明るい色彩のカバンが好きなので。それと気に入ったのが、ショルダーストラップが大人っぽくていい感じだという事。耐久性はどうなのか判らないけど、よくあるビジネス鞄の、あのいかにも「平らな布ベルト」って感じのショルダーストラップって、どうも好きじゃないので。
 お値段は…ま、同じようなサイズのTUMIと同じ位でしょうか。ちょっといい鞄としてはこんな値段かなと。ちなみに世のビジネスマンに大人気のTUMI系ブラックブリーフケース…みたいなのって、私はどうもダメ。人が持ってるの見るのはカッコいいと思うこともあるけど、似合わないんでしょうね、自分には(笑)

 購入後タグからブランド名を調べたら、ステファノマーノという、それなりに有名なメーカーの鞄だという事が判った。なるほど…メーカーがしっかりしていれば、壊れたときは修理にも出しやすいし助かる。自分の手持ちアイテムとしては、ちょっと珍しくイタリア製ってのが意外かも。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


▼2010年09月20日

ノマドワーカー

100920-01.jpg 最近は休日でも文章書きとかしてる自分ですが、休日に家で仕事をするというのはどうもはかどらない。という事で、外に出かけて仕事をする訳ですが、こういうスタイルを「ノマドワーカー」というらしいです。
 ま、確かに家で仕事をしていると、色々と誘惑が多いし、なんたって気持ちがシャキンとしないからなぁ…。その辺は自分の意志の弱さにもよるんでしょうが。

 ということで、今日はこんな場所でお仕事を…というのはウソで(笑)、スタバで適当に仕事をして、帰り道の途中で寄ってみた公園の中のベンチ、こんな場所でも仕事になるよね、と思って撮影してみた写真です。

 でも、日差しが柔らかい午前中だったら、こういう場所で仕事をしてみてもいいな。今度の休日にチャレンジしてみるか。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

崩れ/幸田 文

 「新潟県は崩れの多いところだときく。」とある章の書き出しだが、この文章がさっぱりと無着色で素晴らしいと思った。

 この本は、作家の幸田文が、とあるきっかけで目にした静岡県と山梨県境にある「大谷崩れ」をみて衝撃を受け、全国の名だたる崩れを見て歩くという異色の取材記録。こんな題材でこんな本が出ているのか…というのも面白いが、その文体がまたさっぱりと透明で、今の私達が良く目にするような、無用なアオリや誇大表現がないのが美しい。
 また、そのさっぱりとした書き方が故に、崩れという自然がもたらした「異質」な空間がより不気味に感じられる。この手のルポに良くあるような、取材地の地図や写真が一切記載されていないというのが、逆に想像力をかき立てられるのかもしれない…。
 とはいいつつ、本書で紹介されている崩れは、1〜2カ所を除いて、私も全て見に行ったことがある場所ばかりなので、こういう言い方はちょっとズルいかもしれない。

 青く美しい山道をゆくと、とたんにその傷口というか、内蔵をさらけ出すように出現する崩れ、確かにその異質な風景は、文学の対象となっても良かったものだと思うが、私が知る限りでは、崩れを、このような文体でまとめてある記録は、他にないような気がする。

▼2010年09月19日

CD買って…

100919-02.jpg 最近はCD買ったり借りたりすると、そのまま近所のカフェに入ってリッピングして、その場でiPodへ…、みたいな事が増えたな。家に持ち帰っても封すら開けない(笑)

 ま、時代ってヤツでしょうかねぇ。

 ちなみにモノにまみれた私だけど、モノとしての音楽パッケージには、意外とこだわりがあまりありません。というか、LPレコードを知っている世代からすると、CDメディアに愛着を…と言われても戸惑ってしまう。別に8インチの円盤は、嫌いではないけど。

 本日買ったCDについては、以下のリンクから。

CONTAX SL300RT*


スターバックスのタンブラー

100919-01.jpg これだけ利用しているんだから、いい加減タンブラーでも買ってみるかと思って、スタバ創業時のイラストが描かれたタンブラーを買ってみた。

 いや…それだけなんですけどね。

CONTAX SL300RT*

▼2010年09月12日

Pocket Wifi用大容量バッテリ「バスタブ」

100912-06.jpg その名も「MUGEN POWER」だそうだ。Pocket Wifi用の大容量バッテリ。愛称は「バスタブ」というらしい。

 発売されてから品切れになっていたと聞いていたのだが、昨日アキバを歩いていたら、とあるショップで店頭在庫を発見。思わず購入してしまった。

 Pocket Wifiの欠点として多く語られることが、バッテリの持続時間。Wifi接続を行っていると、おおよそ3時間程度しか持たないらしい。これでは、最近は10時間駆動を詠っているMacBookProや、iPadを外でWifi接続させるといった用途では心許ない。ということで作られたのが、この大容量バッテリという事だ。
 ちなみにというか、モチロンだが、メーカー純正品ではないので、使用についてはある程度のリスクは承知する必要がある。それを考えても便利だけどね。

 まだ使い始めたばかりなので何ともいえないのだが、このバッテリを装着すると、Wifi接続がおおよそ12時間以上連続して使えるという事らしい。つまり、一日の使用量としては、途中のバッテリ充電が全く不要であることを示している。実際ここまで長時間屋外でWifi接続を使うかはともかく、電池切れの心配から解放されるのは、精神的にも負担がかなり減る。

 当然ながら、このバッテリと専用カバーを装着すると、スリムなPocket Wifiが、ポケットに入れるにはちょっと厳しい厚さになってしまう訳だが、別にポケットに入れずとも、カバンに入れておけばそれで使える訳で、そういう意味なら、このバッテリを装着しても充分コンパクトなサイズだ。

 実際今日もカフェで数時間Pocket Wifi使い続けているが、バッテリのインジケーターがひとつも減らない。Pocket Wifiのバッテリインジケーターは、通常の携帯電話とは違い、満充電から電池切れまでをきちんと等分して表示する。それでインジケーターが減らないという事は、相当電池は持つという事だろう。

 私みたいに、カフェでオサレにブログ書いたり(笑)、仕事したりする人にとっては、とても助かるアイテム。興味ある人はまた品切れになるかもしれないので、早めに確保した方がいいかも。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


電撃戦・グデーリアン回想録(上)

100912-05.jpg ようやく買えた。始めに買おうとしてから、もう10年越しくらいになるんじゃなかろうか。

 「電撃戦」とは、ご存じの通り、第二次世界大戦でドイツ軍が用いた兵法・傭兵術を指す。ドイツ語では「ブリッツ・クリーク」、直訳すると稲妻の戦争とでもいうのか。その後世界各国の陸軍傭兵術に多大な影響をもたらした言葉。
 その「電撃戦」を考案した、ハインツ・グデーリアン、本人による回想録。書籍としては新しい物ではないのだが、重版されると何故か品切れになることが多く、本屋で見かけて「あ、後日お金下ろしてきて買おう」とか思っているうちに、買えなくなってしまい、古本市場では高値になっている…というのを数回繰り返した。
 今回ようやく購入できたのは、今年の春に重版されたもの。上巻のみで4,800円(税抜)だから、下巻も買うと、一万円近くの本になってしまうな。

 注意すべきは、本書が「電撃戦」についてを解説した本ではないという点。あくまでもグデーリアン回想録であって、その課程においてドイツ装甲師団の創設と運用、そして敗北までを描いているに過ぎない。だとしても、本書が「電撃戦」そのものを研究する為の一級の資料なのは間違いない訳だが。

 本書を読んで意外なのは、第二次世界大戦での破竹の快進撃!と思われていた、ドイツ軍によるポーランド・フランス侵攻についても、当事者達からするとあの成功は薄氷を踏む思いであったという点。私達はどうしても、ドイツ軍序盤の大成功を知った上で当時の歴史を考察してしまうので、意外な気になってしまうのだが、それがまた別の視点から見ると、当たり前かもしれないが、全く違った印象だというのが面白い。これはなかなかエキサイティングな回想録だ。

 ついでなので「電撃戦」そのものについて簡単に解説してみる。従来の陸軍戦闘というのは、騎兵などという一部の例外はあったにせよ、展開する敵軍に「面」で当たるというのが主流であり、その為軍団は広く横に戦線を築き、同様に対峙している敵に対峙するというのが基本スタイルだった。その傭兵術を一変させたのが「電撃戦」。機械化された機動力を持つ部隊が、敵陣に対して面で当たるのではなく、正面を突破した後は楔のように縦に深く進行して敵を混乱させ、混乱後の部隊は後続部隊が掃討するというスタイル。今考えるとそんなにうまくいくのか?なんて気もしないでもないが、当時は完全機械化された師団をもつ軍隊はドイツしかいなかったので、楔のように進行した機械化部隊の行動を止められる機動力を持った部隊が存在せず、とても高い作戦効果を発揮した。
 ちなみにというか、皮肉というか…その「電撃戦」のスタイルを最も忠実に受け継いでいたのが、第二次世界大戦でドイツに国家崩壊寸前まで追い詰められていた、当時のソ連である。ドイツに勝利した戦後のソ連陸軍は、師団ではなく大隊規模である程度単独で行動出来る戦闘グループを多く組織し、NATO軍正面を突破した後はそのまま深く敵陣内に食い込み、戦域(シアター)を混乱させて叩くというドクトリンを持っていた。
 ここでもそんなにうまくいくのかと思うのだが、それに対するNATO軍の戦術は「ディープ・ストライク」という、航空機を運用した立体的な蹂躙攻撃…ま、いいや、話がずれてきた。つまり、その「電撃戦」を考案し、実際に運用したグデーリアンは、長きにわたり陸上用兵の父であるような扱いをされてきた訳で、そのグデーリアンの回想録が常に市場で品薄気味なのは、如何なものか…とも思ったりする。

 他、与太話だが、第二次世界大戦では極東の太平洋でも全く新しい軍隊の運用術が生まれている。それは日本海軍が考案した、正規空母を集中して運用する「機動部隊」という考え方で、この新しい戦い方が、かつての主力戦艦を第一線の場から退かせた…というのが、なんだか皮肉。ちなみに「機動部隊」は、後に英語で「タスクフォース」と訳された。

 余談ばかりになってしまったが、とにかく、こういう戦史を知ることは歴史を知ることにつながると思うので、興味のある方は高価ですが是非是非。特に近代史は、このような一次資料に近い当人の証言が聞けるチャンスが多く、世間での評価と当人の証言のギャップなんかを楽しんでみるのもまた一興だ。特にミリタリマニアでは「ドイツの科学力は世界一ィィィ」とか言ってる人が多いので、そういう浮かれた人達にも是非読んで頂きたい本デス。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


電撃戦(上)グデーリアン回想録/ハインツ・グデーリアン 本郷 健

日本海の孤島・飛島/粕谷昭二

100912-04.jpg まだ読んではいないのだが、とりあえず購入報告というか、自分用のメモだな。

 飛島というのは、山形県に属する日本海に浮かぶ孤島。鳥海山の中腹からとてもよく見える島で、渡り鳥の中継地として、あるいは日本海側海上交通の中継地として、それなりに栄えてきた歴史ある島。本書では、その飛島の今と昔、そして未来に渡る課題などを紹介している。

 こういう1地域にターゲットを絞ったドキュメンタリーというのは昔から大好きで、関連の民俗学系書籍を一冊読むよりも、かつての日本の暮らしや文化などがとてもよくわかる気がする。そして、その付近の人達、地域の人達のつながりを知ることにより、日本の歴史というのが、中央の歴史以外にも生々しく存在していたんだなという興味を引き立てられる。

 まだ序文とその先くらいしか読んでいないのだが、早く読みたい。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


「崩壊地ブック」と土木系LOVE

100912-03.jpg 「崩壊地ブック」なる同人誌が出ているらしいことをデイリーポータルのこの記事で知った。早速買ってみようと思い、秋葉原にあるCOMIC ZINという同人誌ショップへ。「崩壊地ブック」「崩壊地ブック2」を買ってきて、お値段1,260円だったかな。安いものだ。

 実は、崩壊地とか、治山事業とか、砂防ダムとか、蛇腹籠工とか、法面とか…ま、そういうキーワードには昔から反応はしていて、例の「大谷崩」ネタの記事を読み始めたときも「あぁ…日本三大崩壊地ね」なんて自然に読めてしまったくらいだ。残念ながら大谷崩には行った事がないのだが、稗田山崩れは何度か見に行ったことがあったりする。

 つことで、何が言いたいのかというと、家には案外こういう関係の資料が多いという事。昔林野庁関係の仕事をしていたせいか、この手の刊行物の編集を何度かやっていて(というか「やるやる!」と名乗り出たというのが正しい)、20代の一時期は、このような治山事業に萌えていた時期がありましたよ…で、家にはこういう資料もあるんだぜ!なんて自慢話をちょっとしたくなったなというお話でした(笑)

 ちなみに私は「ダム」とかも確かに好きなんだけど、そっちは「治山萌え」と、ややベクトルが違うような気がするんだよね。こんな違い、興味ない人にとっては、どうでもいいことでしょうけど。

 う〜ん、また日本各地の「崩壊地」、見に行きたくなってきたな。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro

Bromptonのフォールディングバスケット

100912-01.jpg ブロンプトンにフォールディングバスケットを装着すると、なんだか車体の小ささとバスケットの大きさが不釣り合い。

 でも、その不釣り合いさがなにやらかわいいなぁ…と思ったりもする。Bバッグとかパニアとか付けた姿より、この状態のブロンプトンが一番好き。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 50mm F2.0

▼2010年09月05日

大垂水峠の富士屋にいる土佐犬のとらちゃん

100905-03.jpg 高尾山周回登山の最中に寄った、大垂水峠にある富士屋というラーメン屋さん(?)にいる看板犬、土佐犬の「とらちゃん」です。

 サイズ的には、一般的な犬と比べ、立派に大型なのですが、土佐犬の中では小型ランクに属するとのこと。
 このお店にいる土佐犬は、彼女が2代目で、1代目は気性が荒かったそうなのですが、このとらちゃんは、育てるときにも、怒ったりせず優しく甘やかせて育てたら、本当に心穏やかな犬に成長したそうです。

 ま、穏やかな犬とはいえ、いきなり出かけて触りまくるのは失礼だと思いますが、それでも、飼い主以外で頭を撫でられる土佐犬ってのも珍しい気がしますので、気になる方は大垂水峠にある富士屋まで食事に出かけてみては如何でしょうか。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

モンディーン・ポケット・トラベル・アラーム

100905-02.jpg トラベルクロックが欲しかったのである。というのも、今まで使っていた安物のトラベルクロックが1ヶ月位前に壊れて、それが結構不便だったから。

 私の場合、目覚まし時計の用途は、指定された時間に起きるのではなく、指定された時間まで寝るため…という意味の方が強い。何故か知らないが、例えば夜中の3時に目覚ましをセットしてしまうと、その30分位前に目が覚めてしまう体質だからだ。
 と同時に、毎日の生活でも、例えば朝7時に起きようと思っていると、その30分位前に起きてしまう。で、そのタイミングで起きてしまうと、寝ても時間が気になって眠れないし、起きるのもまた損だし…損だけならいそれでもいいのだが、毎日の生活習慣で睡眠時間が減ってしまうのは、どうもよくない。
 だったら、例え30分前に目が覚めてしまっても、その後きちんとアラームが鳴ると判っていれば、時計を確認しなくても、アラームが鳴るまで布団の中で夢見心地をしていればいい…そんな理由で私は目覚まし時計を使っている。

 もっともね、普通にある目覚まし時計でも構わないんだけど、あれはボディも大きいし大げさだし…ということで、長い間コンパクトなトラベルクロックを愛用してきた訳さ。で、それが壊れちゃって、しばらくはiPhoneの目覚まし時計機能で代用していたんだけど、携帯電話を目覚ましに使うのって案外不便。私の場合、携帯電話なんて家に帰ってきたらカバンから出さずに放置って事が多かったので、目覚まし機能だけのために、毎晩携帯をカバンから出すのが面倒。それでもiPhone買った頃なら、毎日家に帰ってもいじり倒していたからそれでも良かったんだけど、最近は必要なければカバンから出していじらないし…。なんて、色々言い訳が長くなったが、つまり「目覚まし時計」単体の機能で、本当に枕元というか枕の隣に置けるサイズの目覚まし時計が欲しかったのだ。だから「トラベルクロック」なんだよね。

 つことで、昼間ツイッターで「なんかいい感じのトラベルクロックないですか?」とつぶやいたら、早速返信くれたのが、某時計マニアのあのお方(笑)。なんでも「モンディーン」がいいとおっしゃられる。あのスイス国鉄のあの時計。あのお方がお勧めするアイテムにしては意外にも激安品(笑)ではあるのだが、それでも私は反射的に「高いよ〜」とレスしてしまった。しかし、考えてみればヨドバシのポイントがそれなりに貯まっているし、次のトラベルクロックは、ちょっと良いタイプのが欲しいなと思っていたので、とりあえず現物だけでも見てみようかと思ってヨドの時計売り場で見せてもらったら、やはり良い。それとアラームの音もなかなか良い。ま、いっか…と思って買ってしまいました。

 早速買ってきて、家でアラームを鳴らして楽しんでる。コンパクトなボディとほどよい重さ。それと見やすい文字盤が魅力。あと、私は泊まりがけの旅行で、割とトラベルクロック持ち歩く方なので、そんな時にも、小さくて凝縮感あるこの感じが嬉しい。

 ちょっと贅沢ではあるけど、モンディーンの壁掛け時計か置き時計は、一度買ってみたいと思ってはいたので、今回勧められたのは、良いきっかけだったのかなと。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


高尾山と山ガール

100905-01.jpg もう9月になるというのにクソ暑い毎日が続くが、そんな中、今流行の「山ガール」達と高尾山に行ってきたよ。

 高尾山といっても、ケーブルカーで登ってビアガーデンで…といったヌルい登山ではなく、高尾山口から高尾山を背にして草戸山を目指し、大垂水峠を経て、高尾山頂へ裏から進入するといったルート。水平距離はおよそ15km。所要時間は6時間オーバーという、なかなかハードなコース。更にここの所の猛暑もあり、割と大変な山行ではありました。

 今回の特徴は、低山ではありながらも、尾根伝いを歩くコースなので、上り下りが連続して続く事。そのため足腰への負担が案外大きい。
 一般的に山歩きは、登りで体力を消費して、下りでダメージを受ける(膝回りの痛みや筋肉痛、足の裏のへのダメージは主に下りで)ため、山頂を目指して登り、帰りは下って帰ってくる山行だと、中盤で足腰が痛くなり始める事はあまりない。しかし、登り返しが何度も続くコースだと、体力を消費しながら、都度足腰にダメージを負うことになるため、慣れていない人だと、距離の割に意外と辛かったりする。
 それに追加して昨日は猛暑であったため、水の消費量が思ったよりも多かった。自分は1.5Lの水を持っていたのだが、コース中間の大垂水峠でほぼ飲みきってしまった。そこで水の補給ができなかったら(できるとは知っていたのだが)割とヤバかったかもしれない。

 登山の状況としては、京王高尾山口駅を8:30頃スタートし、目の前の国道20号線を渡り、高尾山を背にした反対側の尾根へ一気に登る。その後中間の大垂水峠までは、尾根伝いのアップダウン。この辺りは人気もまばらで、気温の問題さえなければとても気持ちよい道。暑かったとはいえ、コースの大半は木陰の中を通るため、直接日差しにやられるような状況でもなかった。
 そして大垂水峠のラーメン屋さんで昼食。水を補給し、その後は高尾山に向けて裏から登ることになる。前半は割と気持ちいい山道だったのだが、高尾山頂に近づくにつれ、山道は階段状になり、最後には完全なコンクリートの階段になってしまった。正直全コース中この辺りが一番きつかった。
 高尾山頂に着いてしまえば、後は登山道というより観光客向けの散歩道といった趣で、山ガールみたいな人達や、マジでヒール履いてるひらひらの服着た女の人達がいたりする。最後はリフトに乗って京王高尾山口駅に戻ってきた。時間は16:00頃だったかな。

 終わってしまえばなかなか面白い登山ではあったが、大垂水峠までの前半は、自分が調子乗っていたせいもあり、割と辛かった。今回のコースは「山始めました」みたいな初心者にはちょっと厳しいかもしれないが、何回か山に行った事がある人でも結構楽しめる、都会に近い穴場的コースだなと思った。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


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