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▼2011年08月26日

テッサー45mm F2.8 + E-3

20110826_01.jpg おや、何故か机の上にYCマウントのテッサーがあるぞ。これは机の隅のレンズ畑から映えてきたモノに違いない。私の大切なレンズとして未来永劫大切にしましょう…。

 とのことで、OLYMPUS E-3になって良かったことは、手ぶれ補正などのモダンな機能満載という点もそうですが、なんたってファインダが広い大きい!これはレンズアダプターを使ってクラシックレンズで遊ぶのが楽しみな感じ。早速、往年の名レンズ、京セラツァイスのテッサー45mm F2.8で遊んできましたよ。

 ちなみにテッサーと言えば、ドイツカールツァイスのパウル・ルドルフ博士が1902年に開発した、3群4枚というシンプルな構成ながら、シャープな描写と色収差の排除に成功した魔法のレンズ。このタイプは「テッサー型」と言われ、現在でも様々なレンズに使われています。

 こちらは、かつての京セラが、CONTAXブランドで一眼レフカメラを製造していた時代のモノ。ただ、最近の某ソニーやパナの「往年のブランド狩り」とは一線を課す、マジモノのレンズです。現にデジタルになった今でも、当時のヤシコンコンタックスレンズはとても評価が高く、今でも中古価格は下がりません。
 もっとも、ここまで真面目にやっちゃっていたから、京セラCONTAXはキャノニコ達の安売り攻勢に屈してしまった…という言い方もできます。
 また、何を考えていたのか、京セラはデジタル時代になってから、CONTAX N Digitalという、バケモノじみた超高級35mmフルサイズCCD搭載デジタル一眼レフボディをリリースしましたが、画像処理部分のノウハウが他社に比べ決定的に劣っていた上、超高価(確か市販35mm一眼レフ世界最高値だった気がする)だったせいで、全く売れませんでした。今でも中古カメラ屋さんで見つけると、なんだかツチノコ見つけたようなレア感覚ぶりですね。もちろん、そんなカメラなので性能はともかく中古相場は高いよ。

20110826_02.jpg とまぁ、ヤシコンの解説はともかくとして、このテッサー、E-3に付けるとカッコイイですな。早速撮影してみましょう。

 サクッと撮影してみた感じでは、コントラストの強弱がわりと強めなレンズなのかな?という印象。カメラのAEにもよるのでしょうが、より位場所と明るい場所の差が強調される感じ。それってダイナミックレンジが狭いって事なんじゃないの?と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな印象でもないですね。むしろこの手のクラシックレンズとしては、現代のデジタル世代のレンズにも迫る高性能だと思います。

 ピントの山も掴みやすいし、4/3だと35mm換算で90mmの画角になるのですが、スリムな本体と相まって、望遠スナップ用途としても使いやすいです。
 予備レンズとしてカバンに入れておいても邪魔にならないサイズですし、これなら、もっと頻繁に持ち出してみようかな?と思ったレンズでした。

OLYMPUS XZ-1 / OLYMPYS E-3 + YC Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8

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コメント

Y/Cテッサーだー!またかぶってるー!って思ったら、かぶってません。仕様が違いますね。リミテッドものとかですか?
いい感じに写ってくれますし、あの薄さで換算90mmってのも美味しい感じなんですよね。ちょっと惜しいのが最短撮影距離が長めな事ですが、こんなモンと思って気にしない事にしています。そんなこんなでウチでもレンズキャップ代わりです。

うちにはこんなん生えてくる畑が欲しいですよ(^^

実は私のではなく、友人からお借りしているレンズなんですけどね。
もう何年借りっぱなしになっているのか(笑)。

通常モデルのテッサー、自分で買ってみようかなと思っていたのですが、
案外衝動買いできるような値段でもないので。

最短撮影距離については、銀塩時代感覚だとみんな遠いですよね。
そう考えると、現在のレンズの進歩ってのは、やっぱりすごいんだなと思います。

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