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▼2011年08月30日

電線一本で世界を救う/山下 博

20110830_01.jpg オーディオやってると、コンポやスピーカーをつなぐケーブルの品質にこだわるのは当たり前なのだが、そんな事すら認めない(認められないほど耳が悪い?)人が今でも多くいる。

 ま、確かにオカルトが跋扈するオーディオ業界だというのは私も認めるが、だからといって、ケーブルで音が変わらない…と言っている人は、困った事に、まるで自分達が科学的思考を持った科学を代弁するような口調で「音は変わらない」という。ここまでなら「勝手にすれば?」と思うのだが、そういう閉鎖的思考を持った人たちが、実際の科学技術の発展を阻害しているというのなら大問題。

 クルマのアースチューンについては、最近チラホラと聞かれるようになってきている。ただ、実際にアースチューンしたと言っている人達の車を見ると「こんなんで大丈夫なの?」という施工がほとんどで、更にそういう人達の車に限って「なんだか調子が悪い」とか、しょっちゅう言っている気がする。ちなみにアーシングの弊害については以前もこのブログで書いた。その通りだと今でも思っている。

 で、この本。実はこの人の影響を受けた(?)人が行った、銀線裏打ちをしたオーディオ機器は、確かに音が変わった。友達でも銀線の接続ケーブルにはまっている人は何人かいたし、その効果も耳で確認した。
 そのノウハウを自動車のアーシングにも応用すると、燃費改善や排ガス削減の効果があるらしい。私にはこの効果が「絶対にある」とは主張できないが、オーディオの経験からすると、何らかの効果があってもおかしくないと思っている。だからこそ、是非、もっと色々な場所で検証を重ねて、それが正しいのかを実証してほしい。そして、正しい自動車のアーシングについての効果を、もっと広めてほしいと思う。

 また、本書で言うとおり、そういう未知の現象へのチャレンジが、今の日本の技術者にかけているとするならば、日本の技術者達はすっかり科学的思考を失ってしまったのではないかと、別な位相からも心配してしまう。是非、健全な科学的思考を取り戻してほしいものだ。

 大体、アースの具合でクルマの調子が変わるなんて、ちょいとクルマをいじってる人からすれば、もう常識に近い。MGFになってからは、一応コンピューター付きの精密機器(笑)になったのでやっていないが、オールドミニに乗っていた時は、何度もアースポイントはいじったり磨いたりしていたもんだ。

 ちなみに、どうしてケーブルで音が変わるのかについても、本書では簡単に推論が書かれている。ケーブルの効果を信じないオーディオマニアの方も、一読されてみては如何でしょうか。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


▼2011年08月29日

千葉県は市川市の国府台に興奮!

20110829_02.jpg 久しぶりに猛暑から解放されて晴れ上がった週末。ブロンプトンでおさんぽと思い、何となく江戸川を南下してみましたよ。

 まずは京成高砂に寄って、河内屋製麺所でやきそばを3玉買いました。どうやら土曜日は特売日のようで、一玉90円の麺類が60円!やすい、やすすぎる。他東京焼きそばソースというソースも購入。

 そして、何となく小岩の方に向かい、江戸川を渡って市川市に入ったのですが、そこで木内ギャラリーがある丘を登ってみると、規模は小さいながらも、変化に富んだその景観に圧倒されました。これはもっと丹念に国府台を回ってみなければならないなと。

 その後、坂を下りて京成国府台駅付近の商店街をブロンプトンでじっくりと回り、更に北に向かって、国府台公園から住宅地の路地を徘徊しながら散策し、じゅんさい池付近を巡って帰ってきました。

 途中では自動車が通れないような狭い坂道もいくつかあって、そんな坂を見つけるとつい登りたくなってしまうという自転車乗りの習性を発揮してしまい、同じような場所で何度も坂を登ったり降りたりして、実に楽しい1日でしたよ。

 都内から近い場所に、ヒッソリとした感じでこんなに景観に富んだ街があるとはなぁ。街の規模は小さいですが、プチサイクリングの目的地として、景観マニアの方にもお勧めしたい場所です。

 ちなみに、当日のブロンプトンでの走行距離は、50kmジャストになりました。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

REGZA Tablet AT300ってどうよ?

20110829_05.jpg Androidタブレット機が仕事で必要になりそうなので、この度REGZA Tablet AT300を導入致しました。さすがに自腹で買うほどでもないだろうと思い今回は会社購入。なので、あまり叩きたくもないのですが、いざ製品を手にしてみると、ちょっと、ねぇ…という感じが非常に強く、ここは思った事をストレートに書いてみることにします。

 ちなみに1枚目の写真は、初代iPadと並べて撮影してみた裏面。iPadのアルミ削り出しに比べ、AT300はゴムでコーティングされたプラ製。確かに滑りにくいのですが、背面パネルは取り外し可能な構造のせいか、なんだかペコペコと安っぽい質感。
 何故取り外しが可能なのかというと、オプションでカラーパネルが用意されているから…というより、バッテリ交換可能な構造にしたかったからみたいですね。個人的には、この手の機械でバッテリ交換が可能である理由はあまりないかと思いますが。


20110829_06.jpg まずは正面写真を。下に敷いてあるのは比較のための初代iPadです。

 サイズは、iPadに比べて縦長です。その分幅は少しだけ短くなっていますが、縦が長いせいか、iPadに比べるとかなり大きな印象。重量は初代iPadの680gに対して765g。公式のスペックでは予定値となっていますが、予定って何だ?
 私は持っていませんが、2代目iPadは601gなので、比較すると結構重いですね。実際初代iPadと持ち比べても、重さの差を実感するくらい。また、AT300の方は、持ち上げると筐体内部で何かがカタコト動いてるような感覚があるんですよね。これは交換式バッテリが中で動いてるせいだと思うんですが、こういう部分って本当に安っぽさを感じるなーと思います。
 これはAT300がどんな状況で使われるのかにもよるのですが、3G通信機能を省いているという事は、iPadみたいに外に持ち出して使う事はあまり想定されていないのではないかと。だとしたら、バッテリ交換可能な構造にこだわる必要ってあるのでしょうか。
 最近ではバッテリの高性能化もあり、持ち歩き前提のデジタルガジェットだって、予備のバッテリ一緒に持ち出す人、あまりないと思うのですが、メーカーからするとバッテリが劣化した時「お店でバッテリ買って交換して下さい」で済み、サポートリソースを消費しないからかな?とか勘ぐったりもしてしまいます。
 AT300の交換バッテリは東芝ダイレクト価格で12,600円、iPadのバッテリ交換プログラムは11,800円です。iPadはメーカーに送る必要がありますが、アップルストアに行けばその場で交換してくれます。価格を比較すると、なんだかバッテリが交換できることは、特にメリットがある印象でもありません。

 液晶の表示についてですが、レグザブランドを冠すAT300が圧倒的に綺麗!って程でもなく、むしろiPadに比べ色が薄くてなんだか安っぽい。写真で表示されているのは、このブログ画面なのですが、AT300は明らかに色が薄いです。ただ、液晶の色については調整可能なのかもしれませんね。表示の緻密さについては、どちらもあまり変わりない印象です。


20110829_04.jpg まだまだいきますので、AT300 LOVEの方はこの先読まない方がいいかもしれません(笑)
 個人的にもっとも許せなかったのが、この電源ボタンとパイロットランプの位置。普通この手のデバイスでパイロットランプがこの位置にあれば、このランプ直下の位置に電源ボタンあるよね、と考え、普通に指がいくのが当然だと思うのですが、何故か中途半端に場所がズレています。全く違う場所にあるならともかく、逆にどうしてこのような仕打ちをするのか理解できません。東芝の開発者は、このデバイスが手にとって使われる機械だ、というのを理解していないのでしょうか。
 こういう雑な仕事が見え隠れする製品はホント白けるなーと思います。こりゃ、iPad手にしたみんなが、アップル信者になる訳ですよ。

 他、既に書いた背面パネルの妙ながたつき、筐体内のバッテリのグラつき、他、物理的ボタンの安っぽさなど、正直言って、iPadとAT300を並べて比較した場合、AT300を選択する理由が思いつきません。iPadより優れている点は、豊富な外部インターフェイスのコネクタが用意されている事位?SDカードスロットは、iPadユーザーからしても、素直にうらやましいと思います。
 ただし、実売価格ではむしろ同スペックのiPadより高価です。「死んだ祖母の遺言でiOSだけは絶対使うな!」と言われている事情でもない限り、あえてこの製品を欲しがる人達というのがみえません。


20110829_07.jpg 書いていて自分でもイヤになってきましたが、トドメがこのACアダプタ。もはや何考えてるんだろ?としか思えません。一般的なノートPCサイズの電源アダプタそのままです。
 更にイヤらしいのが、どうせなら自社製品で同電圧のDynaBookとACアダプタを共通化すればいいのに、妙に細長いプラグを使って、一般的なACアダプタが使えないようになっています。ま、これは安全性を考えての事なのかもしれませんが、こういう所も、製品を手にした人のテンションを思いっきり下げる要素です。

 ザッとまとめると、このAT300。ハードウェアとしての魅力に乏しすぎるというのが率直な意見。自腹で購入していたら、返品するかさっさとヤフオクで処分したでしょう。
 Androidタブレットとしての新しさ、ワクワク感、希望などが微塵も感じられない、正直iPad登場以前の製品クオリティ。そうですね…キツイ言い方ですが、AT300の方は10年位前に安売りされていたPCアクセサリ程度の品質感しかありません。東芝がどこまで本気なのか判りませんが、これではAndroidタブレットが盛り上がることはないんじゃないかな…と思いました。
 ただ、仕事には使えそうだし、工夫すれば何らかのデモ機としても利用できそうな気もしますので、頑張って使ってみたいと思います。実際使い始めりゃ印象も変わるでしょう。

 ここまであえて「Android OS」には触れないできましたが、ソフトウェア面については、iOSとは違った独自な価値観があるなと感じています。

 ちょっとマニアックな感じもしないでもないですが、そういう匂いが逆にAndroidらしい部分でもありますし、これは好印象。ただ、画面のヌルヌル感については、まだiOSの方が1日の長があるかな。いずれにせよ、私にとっては初めてのAndroid OS機になるため、ソフトウェアについての比較はまだできません。

 ただ、グーグルマップについては、さすがグーグル純正OS、地図の立体表示や鳥観表示はうらやましかったです。ちょっといじってみて、次期携帯電話に、Androidも選択肢に入れてもいいかな?と、ちょっぴり思い始めましたよ。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5 / Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro / OLYMPYS XZ-1


▼2011年08月28日

アップル クランブル フラペチーノ

20110828_03.jpg お待たせしました。皆さん大好きな試供品宣伝タイムです。

 スターバックス9月1日からの期間限定製品らしいですよ。アップル クランブル フラペチーノだそうです。

 試供品でもらいましたので、早速飲んでみましたが、8月限定品のライム&ミント・グリーンティー・フラペチーノに比べて、少し個性が押さえられている感じ。リンゴの香りはしますが、今のミントほど強烈でもないですね。

 ま、おいしかったので、機会があれば注文してみたいと思います。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?/スコット・ベドベリー/土屋 京子

ソニーのコンパクトラジオ・ICF-SW23

20110828_02.jpg 父親が外出時にラジオをよく聞くとのことだったので、今年の父の日には、ちょっといいラジオを買ってあげようと思っていたのだが、いわゆる「完全地デジ化」の影響で、ここしばらく、電気屋さんの店頭からは、まともなラジオが消えていた。

 何故かというと、日本の市販ラジオはテレビの音声を一部受信できるモデルがほとんどだったりするのだが、アナログテレビ電波が完全停波するにあたり、それらの電波が受信できなくなるから。

 当然製品の一部修正が必要になるのだが、ただ、ラジオとしての機能が変わる訳では無く、多くの製品については主に周波数表記の問題でしかない。しかし、地上波音声完全受信機能が付いていたワイドバンドモデルについては、そもそもその機能がいらなくなった訳で、そういう小変更のため市場から製品を引き上げた、というメーカーも多かったようである。

 ま、そんなこんなもあり、まだ品薄ではあるが、最近ようやく市場にもボチボチラジオが戻ってきたようなので、遅い父の日プレゼントということで、どうせなら短波放送も聴けるラジオがいいな〜と、この製品を選択した訳。スタイルも「ザ・ラジオ」という感じでカッコイイしね。

 プレゼント後に、自分もちょっとこの製品に興味があったので、こっそり父親の部屋から持ち出して使ってみた。チューニングは最近では珍しいアナログ方式で、シンセサイザー式が主流になった視点からすると、やや雑音混じりという感じだけど、こういうのも結構いい。
 本体サイズに似合わない位のでかいアンテナが付いているので、電波のつかみも大体なんとかなる。ただ、私の机のようにPCが3台も置いてある環境だとノイズが酷く、ラジオ電波のつかみも結構大変。また、昼間のせいか短波については入りがあまり良くない。もっとも、私が住んでいる場所はテレビでもラジオでも電波状況が悪い地帯なので、持ち出して外で使う分には問題にならないかもしれない。

 コンパクトで軽く、そしていて精密感がある作りは、往年ソニーテイスト満載で、そういうフェチな方にも満足出来る作り。ちなみにMADE IN JAPANなので、海外向けのおみやげにもどうぞ。

 久しぶりに聞くラジオは、愛しさと懐かしさと切なさと…みたいなノスタルジーよりも、J-WAVEが昼間っから「リスナーの恋愛相談」とかやってる変貌ぶりの方にビビりましたな。ま、これも時代の流れかね。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


モノが語る日本対外交易史/シャルロッテ・フォン・ヴェアシア

20110828_01.jpg 7〜16世紀、日本国号が成立した頃から戦国時代前位までの日本の交易史を語っている本。政治的側面からではなく、主にモノを中心に語っているのが普通の歴史書とちょっと違う所。今をときめく藤原書店から発行されている。

 日本における大雑把な対外交易を記すと、八世紀までの日本は外国の知識や技術の導入が中心。その後十二世紀までは唐物の輸入、十二世紀以降は中国銭の膨大な輸入に切り替わり、十四世紀以降は逆に日本からの輸出品が増大している…そうだ。
 この品目は、日本国の国家成長とぴったりリンクしているのが面白い。特に八世紀頃の日本は、まだまともな中央政府が存在せず、その行政システムを中国に学んでいたことが多かったからね。

 その後、唐の工芸品が珍重される時代になり、その時代は割とすぐに去った後、今度は通貨輸入という、今の日本同様原材料を海外に求める政策に変わる。その後は日本の優れた工芸品が中国や朝鮮で盛んに求められるようになった。昔から日本は物作り国家だったんだな〜と。

 例えば日本刀は、工芸品はもちろんのこと、いわゆる[数打ち」と呼ばれる日本国内では大量生産品扱いされるような製品でも、中国ではかなり高額で売れたらしい。その他、扇子というのは日本人の発明で、時の皇帝がその日本の扇子を臣下に賜るようになってから価値が上昇し、更にその扇子はシルクロードを通りヨーロッパにもたらされたという。日本人としてはなかなかロマンを書き立てられる話だ。

 当時の貿易について、中国(明)と朝鮮は、政府主導の貿易コントロール、日本はむしろ政府が主導しないやりかたで貿易が進められていたというのも面白い。そのため当時の日本人は、勘合貿易(学校で習ったよね)で決められた量を無視して、盛んに中国に物資を輸出しようとしたし、また中国側も、そういった日本の姿勢を無視することもできず、国家の予算を圧迫しながら交易を続けたようだ。
 こういった中国の姿勢は、日本を思いやったというより、当時まだ朝貢貿易思想が強かった中国側の都合らしい。つまり、はるばる皇帝の徳に感服して朝貢してきた周辺諸国を無下に扱えば、皇帝を中心とした中華思想の秩序にも悪影響がおきるという考え方。

 一風変わった歴史観を得る助けとして、なかなか面白いのではないでしょうか。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


モノが語る日本対外交易史/シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア

▼2011年08月26日

テッサー45mm F2.8 + E-3

20110826_01.jpg おや、何故か机の上にYCマウントのテッサーがあるぞ。これは机の隅のレンズ畑から映えてきたモノに違いない。私の大切なレンズとして未来永劫大切にしましょう…。

 とのことで、OLYMPUS E-3になって良かったことは、手ぶれ補正などのモダンな機能満載という点もそうですが、なんたってファインダが広い大きい!これはレンズアダプターを使ってクラシックレンズで遊ぶのが楽しみな感じ。早速、往年の名レンズ、京セラツァイスのテッサー45mm F2.8で遊んできましたよ。

 ちなみにテッサーと言えば、ドイツカールツァイスのパウル・ルドルフ博士が1902年に開発した、3群4枚というシンプルな構成ながら、シャープな描写と色収差の排除に成功した魔法のレンズ。このタイプは「テッサー型」と言われ、現在でも様々なレンズに使われています。

 こちらは、かつての京セラが、CONTAXブランドで一眼レフカメラを製造していた時代のモノ。ただ、最近の某ソニーやパナの「往年のブランド狩り」とは一線を課す、マジモノのレンズです。現にデジタルになった今でも、当時のヤシコンコンタックスレンズはとても評価が高く、今でも中古価格は下がりません。
 もっとも、ここまで真面目にやっちゃっていたから、京セラCONTAXはキャノニコ達の安売り攻勢に屈してしまった…という言い方もできます。
 また、何を考えていたのか、京セラはデジタル時代になってから、CONTAX N Digitalという、バケモノじみた超高級35mmフルサイズCCD搭載デジタル一眼レフボディをリリースしましたが、画像処理部分のノウハウが他社に比べ決定的に劣っていた上、超高価(確か市販35mm一眼レフ世界最高値だった気がする)だったせいで、全く売れませんでした。今でも中古カメラ屋さんで見つけると、なんだかツチノコ見つけたようなレア感覚ぶりですね。もちろん、そんなカメラなので性能はともかく中古相場は高いよ。

20110826_02.jpg とまぁ、ヤシコンの解説はともかくとして、このテッサー、E-3に付けるとカッコイイですな。早速撮影してみましょう。

 サクッと撮影してみた感じでは、コントラストの強弱がわりと強めなレンズなのかな?という印象。カメラのAEにもよるのでしょうが、より位場所と明るい場所の差が強調される感じ。それってダイナミックレンジが狭いって事なんじゃないの?と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな印象でもないですね。むしろこの手のクラシックレンズとしては、現代のデジタル世代のレンズにも迫る高性能だと思います。

 ピントの山も掴みやすいし、4/3だと35mm換算で90mmの画角になるのですが、スリムな本体と相まって、望遠スナップ用途としても使いやすいです。
 予備レンズとしてカバンに入れておいても邪魔にならないサイズですし、これなら、もっと頻繁に持ち出してみようかな?と思ったレンズでした。

OLYMPUS XZ-1 / OLYMPYS E-3 + YC Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8

▼2011年08月22日

USBメモリも持ち歩いてます

20110822_02.jpg ガジェット好きなら、用はなくてもUSBメモリのひとつやふたつ、持ち歩いてるよね…ということで、私が普段持ち歩いてるUSBメモリは、LaCieのiamaKey 8GBとなります。

 今となっては、普段持ち歩いているデジカメにGB級のSDカードが入っているんだし、特にUSBメモリを別にして持ち歩く必要はないんだけど、年に1〜2回位、持っててよかった〜という場面があるのも事実。

 実際、MacBookAirを買ってBootCampでWindows7をインスコする時、不意にUSBメモリが必要になったからね〜。ちなみに自宅にはもひとつ4GBのUSBメモリがあって、そちらは今、Windows7のインストールディスクをそのままコピーしています。なので、今回Airにインストールしたのも、そちらのメモリから。ま、データというかプロダクトIDさえあれば、そもそもWindows本体なんてネットで配信してもいいんじゃねえの?って気もする位なので、Air用に用意したインストールDVDは一度も使わず…。

 って話がそれました。とにかく、意外とSDカードスロットがここにないけどデータを受け渡ししたい…ってシーンは、たまにあるんですよね。そんなときにすごく便利なのがUSBメモリだったりします。今時のPCなら、SDカードスロットがなくても、USBがないマシンなんて存在しないからね。

 ただ、そのイザという時にUSBメモリを持っていないと意味が無いのは当然のこと。ということで、私はこのLaCieのUSBメモリを、写真のようにキーホルダーに付けて使っています。これなら忘れませんし、そもそも鍵の形をしているので、見た目的にも違和感がありません。

 更にこの製品は、キズがつきにくいようなコーティングが表面に施されているのと、防水加工が施されているので、安心してキーホルダーにぶら下げておけます。そもそも、私のキーホルダーにつながってる鍵の中には、通勤自転車の鍵もあるからね。雨風にバンバン晒されてますけど、今のところ全く問題ないですよ。

 ま、USBメモリなんて巷に色々なモノが溢れていますので、皆さんそれぞれ色々なモノを買って使っているんでしょうが、私の場合はこんなのを使ってますよ、という意味で紹介してみました。イザという時の1本!皆様も用意してみては如何でしょうか?

OLYMPYS XZ-1


パソコンは1台のPCにまとめなさい!

20110822_01.jpg こちらのブログで綺麗にまとめられているが、今回、自分でMacBookAirを買ってみて、つくづく思った事。

 よく言われる事だが、自宅、もしくは事務所に置いてあるPCがメインマシンで、持ち歩いて使うPCは、サブ、もしくはモバイル用と区別するやりかた。前々から変だよなぁ…と思っていたのだが、ちょっと前にAirを買ってみて「あ、もうメインマシンとサブマシンってくくりは古くさいわ」とハッキリ認識してしまった。

 現に、私は、自宅でもスタバでも事務所でも同じMacBookAirを使っている。日々の業務では、いわゆるオフィス系のアプリはもちろんのこと、AdobeのCS4を使ったデザインワークも行っている。それこそ、フォトショ起動しながらイラレを立ち上げ、パワポで来た指示書を確認しながら、必要書類はPDF化しつつメール連絡…みたいに、一般的なPC使用用途よりは、すこしハードな使い方をしているつもりだ。その上、Windowsが必要になったら、BootCmapでWindowsアプリも立ち上げられる。ま、これはMacだからという事もあるけど。

 今までノートPCというと、メインのCPUパワーが少ないとか、ディスク容量が少ないとか制限があった。しかしAirの場合、CPUはi7だし、ディスク容量は決して多目ではないが256GB、しかもSSDなので、ディスクアクセス系のアプリについては、一般的なHDDを搭載したデスクトップ機よりも遙かに早い。

 今でも唯一、ノートPCがデスクトップ機に劣っている点といえば、拡張性と画面解像度になるが、USB時代になって、拡張性なんてハードなネトゲマニア以外には関係ない項目になりつつあるし、画面解像度についても、モニタだけ机に置いておけば、PCを持ち帰った時につなげば広い画面で作業ができる。

 ノートPCのデメリットは減った上で、更に全ての必要書類ごとPCそのものを持ち歩けてしまう訳だから、面倒なデータ移転などの手間も省ける。メールや必要書類はどこでも参照できるようにクラウドのディスクにしまって…みたいな事すら意味がなくなってしまう(データ保全という観念からだとまた別だが)

 もちろん、業務によってはPCの持ち出しどころか、データの記憶媒体の持込についても厳しい制限がある場合はあるが、一般的な仕事なら、ノートPCのパワーでは不可能…という状況はほぼない筈だ。

 私はMacなので、Windowsマシンでクラムシェルモード(Windowsではリッドクローズドモード?)がどれだけ使い物になるのか判らないのだが、自宅のメインPCに追加して、持ち歩けるモバイルPCも導入したい…というなら、ハイパワーのモバイルPCと質のいい外付けモニタを用意して、趣味も業務も、全て1台のPCにまとめてしまうと便利ですよ、と提案します。

 ちなみに、写真は事務所で使っているMacBookAir/11inchの図。こうしてしまうと、使い勝手もCPUパワーも、デスクトップPCと比べ遜色はない。便利な時代になったモノだ…なんて言いつつ、ノートPC大好きな私は、業務でデスクトップ機をバリバリ使ってたのなんて、もう10年位前が最後かもしれん。

OLYMPYS XZ-1


▼2011年08月21日

OLYMPUS E-3を導入!

20110821_03.jpg 遅ればせながら、我らがオリンパスの第2世代フラッグシップ機、E-3を買ってしまいました。中古ですけどね。

 思えば、きっかけはXZ-1を使い始めたことだったと思います。手ぶれ補正の圧倒敵便利さと、現代のデジカメが持つ高感度への耐性。なにせそれまでは、普段の手持ち機種として、第1世代のRICOH GR Digitalを使っていたわけですから、もう今のデジカメってスゲーんだなと、浦島太郎状態できゃっきゃしていたんですよ。

 でも、そんな中ふと思ったのが、手元にある膨大なZuiko Digitalレンズ群。それまで所有していた FourThirdsのデジタル一眼レフカメラは、E-1E-410で、どちらも手ぶれ補正などのモダンな機能は搭載していません。なので、日常のスナップにはちょっと厳しい場面が多いのですが、晴れた日の屋外などでは、やはり当然ながらXZ-1とは比べものにならない画像を吐きだしてくれるのです。そう考えると、これらのレンズをモダンなボディーと一緒に組み合わせて使ってみたいと思うのはある意味当然な訳です。

 ということで、すぐに買おうとまでは思っていなかったのですが、とりあえず中古価格がバカ安のE-620なんかをそれとなく探していたんですね。あのボディはいわゆる「全部入り」と呼ばれる機種で、手ぶれ補正もアートフィルターも階調オート機能も全て付いています。ま、防塵防滴じゃないのがちょっと残念ですが仕方ないです。

 なぁんて思って、とある中古カメラ屋さんをのぞいてみたら、ななんと、中古のE-3が3万円台前半で出ていました。思わず「うわっ…オリンパスのフラッグシップ…安すぎ?」と頭の中で呟いてしまいましたが、とりあえず状態を確認させてもらいました。

 すると「安い理由」というのは明確で、背面の液晶パネルにひっかき傷が付いているんですね。その他の部分については、外観もとても綺麗。念のため在庫にあった他のE-3とも比較してみましたが、グリップ部分の劣化やボディコーナーのキズなど、明らかにこちらの方が状態がいい。となると、この液晶のひっかき傷さえ我慢すれば、相当なお買い得な訳で、めでたく購入してしまいました。ちなみにショット数は1万を超えたあたり、ま、そんなモンでしょうね。ちなみに私のE-1は24,000ショット位です。ショット数の調べ方はこちらをどうぞ

 家に帰って、液晶パネルをダメ元でコンパウンド付けた布でちょっと磨いて、上から液晶保護シートを貼ったら、あら不思議、キズは目立たなくなりました…という訳にはいかず、相変わらずそれなりにキズは見えるのですが、ま、この程度なら仕方ないでしょ。いざとなれば修理に出せば済むことです。

20110821_04.jpg 早速、レンズを装着して適当にその辺を撮り歩いてみたのですが、なんといっても夜景が手持ちで撮れてしまう、ってのが感動です。手ぶれ補正、すごいですね。
 それと、フラッグシップ機の割にはボディもコンパクトで携行しやすい。それでいてZuiko Digitalのハイグレードレンズ以上なら、この状態で防塵防滴になります。新品発売当時は、水濡れの故障は1年間完全保障!とか詠っていましたので、オリンパスの防塵防滴は本物です。現にE-1なんて、防滴というか防水に近い。何度もびしょ濡れにしたり、雪に埋めたりしていましたので。

 最近では、横着してデジタル一眼レフカメラをあまり使っていなかったのですが、これを機に、またボチボチと一眼生活に戻ってみたいと思っていますよ。

OLYMPYS XZ-1 / OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 25mm F2.8


宇宙の戦艦第4集・ガトランティス帝国の艦艇

ヲタ

20110821_02.jpg こちらのエントリでも予告していましたが、宇宙の戦艦シリーズの第四集、ガトランティス帝国編を買ってみましたよ。

 ガトランティス帝国と言えば、さらば宇宙戦艦ヤマトで登場した敵ですね。白色彗星という強大な力を持って宇宙を侵略して回ってるという…冷静に考えれば厨二病丸出しな帝国です。

 で、その宇宙を暴れ回る悪の帝国を滅ぼしたのが、我らが地球防衛軍艦隊。モチロン、最後の方は相変わらずでヤマトの単独ショーになるわけですが、その前にもガトランティス帝国前衛艦隊を叩き潰したりと、シリーズで唯一、ヤマトではなく地球防衛軍艦隊が勝利した敵でもあります。

 こちらの同人誌では、ガトランティス帝国は、なにやらマクロスのゼントラディー軍みたいな扱いになっていますね。アンドロメダ銀河であちこちの星を征服して生き長らえていた帝国らしいです。白色彗星はその帝国の一部で、まだアンドロメダ銀河には、ガトランティス人達の帝国は健在だとのこと。

 ま、この手の設定モノが大好きな人にはとても面白い同人誌だと思います。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


あの花、設定資料集〜めんまがくれたもの〜

ヲタ

20110821_01.jpg なんだかんだでハマっている感じの「あの花」ですけど、秋葉原のノイタミナショップに寄ってみたら、設定資料集が発売されていたので買ってみましたよ。

 聞けば、夏のコミケC80で先行販売されていたアイテムらしいですな。ノイタミナショップ以外でも、アニメイト、ゲーマーズなどでも販売されているそうです

 ノイタミナショップで買うと、ふろくとして、めんまたんの水着姿ポストカードと、あのはなのビニール袋に入れてくれます。

 家に帰ってから、めんまたんの設定画と、あなるの設定画を見てハァハァする予定(笑)

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5


▼2011年08月20日

LionのBootCamp環境でSophosは使えない

20110820_01.jpg MacBookAirを使っていて、いつの頃からかふと気がついたのが「BootCampのWindows7から再起動してMac OS Lionに切り替えると、起動後必ずカーネルパニックが起きる」ということ。もう一度強制再起動を行えば問題ないんだけど。

 当初は、Lion新機能のウリである「アプリウインドウの再起動」が原因ではないかと疑っていた。これは、再起動・システム終了時に開いていたアプリやウインドウ類を、起動後にも全て復元しようとする機能だ。
 ちょっと鬱陶しい機能なのだが、残念ながら、この機能はOSから無効にできないんだよね。ターミナルで色々やればなんとか無効化することができるみたいだが、正直そこまでして無効化する理由もない。ただ、BootCampでWindows7を起動した後、必ずLionが固まるのは困るし、仕方ないけど頑張って無効化してみようかと思っていた矢先、ふと気がついた。

 「そういえば、再起動後に固まるタイミングってのがある気がするなぁ」と。

 早速、何度かBootcampでWindows7を起動してからLionに切替えるのを何度か繰り返して検証。すると、どうやら起動後にLionが何らかのディスクアクセスを行うタイミングでOSがパニックを起こすようだというのを突き止める。

 で、起動後に問答無用でディスクアクセスをするアプリ言えば、アンチウイルスソフト位?その予感は的中。いままでインストールしていて、更にメーカーからはLion対応済みです!とアナウンスが出ていたSophosから無償提供されているアンチウイルスソフトを無効にしたところ、カーネルパニックは起きなくなった。つまり原因はSophos・無料版だったと…。

 原因が判明したので、アンチウイルスソフトをClamXavに切替えて、無事トラブルは解決。問題なくBootCampも使えるようになりました。

 もっとも、このケースは、MacBookAir/11のアルティメットモデルでLionを使用して、BootcampでWindows7 64Bitを使用した状況でMacOSに切り替えるとエラーを起こす…という環境に依存した事例かもしれません。
 また、更にひょっとしたら自分の環境だけで起きているトラブルかもしれませんが、何かの参考になるかと思い、念のためここで情報を連携しておきます。ちなみにSophosの有料版でも同じトラブルが起きるかどうかは、判りません。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2011年08月14日

LONG RIDERS

20110814_01.jpg 「ロングライド・ブルベをテーマにした自転車同人誌」らしい。私が買ったのはVol.1だけど、もうVol.5まで出ているのね。割と分厚いくせに、今流行の○○少女的同人誌と違い、あれげなイラストがちりばめられながらも、誌面はびっちりと文章で覆われている。お値段は1,500円位だったけど、これならなんだか割安な感じ。

 まだ全部読んでいないのだけど、じっくりと読みふけりたいと思います。あと、も少し体重絞ってまたツーリングにいきたい。

 ちなみにこの本は、秋葉原の「COMIC ZIN」というお店で買いました。このショップはいわゆる「美少女系同人誌」の他に、こういう読み物系同人誌を多数扱っていて面白く、私もよく寄るお店です。

OLYMPYS E-410 + Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro

▼2011年08月13日

インク壺/増田れい子

20110813_04.jpg 暮らしの手帖で連載されていたというエッセイ。奥付を見ると昭和63年11月に発行された本のようだ。つまり、昭和が終わるちょっと前の雰囲気がこの本には詰まっている。

 例えば「屋根」というタイトルの章では「屋根というのは、伝統的にその土地にもっとも豊富にある材料、草や木でふかれてきたものらしい」とあり、ああ、なるほどなと思う。また「ふかれて」という言葉もなんだか懐かしいような初めて耳にするような、そんな雰囲気だが不思議と意味はわかる。言葉って面白い。
 他「ポケット」という章では、「男たちが女達より敏しょうなのは、ポケットを付けているからだと思う」とあり、そういえば、最近こんな男たちって見なくなたなぁ…なんて思ったりもする。

 全編にわたり、丁寧な文章から著者のきちんとした性格が伝わってくるようだし、また、そんな中に終わりつつある昭和のあの時代をほっこり(用法違い)と感じる事ができる本。

 今では古本でしか手に入らないようだが、何もすることがない休日の午後など、のんびりとお茶しながら飲むのに、とても良い本だと思います。

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インク壷/増田れい子

Magsafeは旧型の方が使いやすい

20110813_03.jpg まずはこちらの写真をどうぞ。

 3枚の連続写真になっていますが、Magsafeアダプタの形状による比較写真です。一番右、MacBookAirから直角にケーブルが出ているのが、旧型のMagsafeアダプタです。
 ただ、こちらの形状は、どうやらアダプタ端子の付け根からケーブルが千切れる事例が多発したため、今では左側2枚の写真のように、本体から平行にケーブルが出る形に変わっています。

 ま、普通に使う分にはどっちの形でも大した問題ではないのですが、私は事務所にいるとき、MacBookAirを外付けのモニタにつないで、クラムシェルモードで使っています。その際、近所の100均で買ってきたまな板立てに立てかけているのですが、一番左の方向でMagsafeを接続すると、机とケーブルが干渉してしまって立てかけられません(上下逆に立てかければいいんだけどケーブルの取り回しに難があるため)
 それなら、写真中央のようにケーブルが上に向かうようにMagsafeを接続すればいいのですが、そうなるとMacBookAirの場合、貴重なUSB端子の一部が塞がれてしまい、使えなくなってしまいます。

 このような場合、旧型のMagsafeなら問題ないんです。USB端子に干渉しませんので。
 もっとも、このモデルはAppleが「危険性がある」との事で廃止したわけですから、使う時にはケーブルの断線には自分できちんと注意する必要がありますが、こういう状況では旧型のMagsafeの方が便利でした…というお話しです。

 ちなみに、Magsafeアダプタの電圧について、Airの場合純正は45Wですが、それ以上の定格電圧を持ったMagsafeでも問題なく使えますよ。

 また、これは余談ですが、上記で紹介したPCを立てるのに使うまな板立ては、絶対にプラ製の方がいいです。安定感が違いますし、ちゃんとPCと接する部分にはゴムのクッションが付いています。オシャレなPC用スタンドは高価ですが、こちらはなんたって100円です。

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渋谷東急古本市の収穫

20110813_02.jpg ただいま行われている、渋谷東急での古本市。ふらりと寄ってみて4冊ほど収穫してきた。

 まずは、あのオーディオ評論家長岡鉄男先生の「ステレオハンドブック」。その次が、アメリカで大ヒットしたオーディオ解説書と言われる「オーディオの神話を剥ぐ」という本。こちらは両方とも500円。あと、暮らしの手帖社から出ている「インク壺」というエッセイ。こちらのエッセイは昭和63年発刊のもの500円。最後は「中世都市十三湊と安藤氏」という本。こちらが少々高く2,100円だった。

 古本屋に行くのと違い、古本市で本を選ぶのは、自分でも思いの寄らないジャンルの本を買うことが多いこと、また、そんな出会いが多いことだと思う。
 古本市は8月の17日まで開催されているそうなので、渋谷にお寄りの方は是非。

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自分の仕事をつくる/西村佳哲

 まず、前書きから引用する。

 人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに探し求めている生き物だと思う。そして、それが足りなくなると、どんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。
 「こんなものでいい」と思いながら作られたものは、それを手にする人の存在を否定する。特に幼児期に、こうした棘に囲まれて育つことは、人の成長にどんなダメージを与えるだろう。

 なるほど…普段から人に「大切な存在」である扱いをされていない自分は、だから買い物に走りがちになるのだろうか…。なんてそんなのはともかく、この序文に人が素晴らしい仕事をするための原則が記されている気がする。
 人は、何かを伝えたい、受け取りたい生き物なのであろう。その手段のひとつとして仕事があるのかもしれない。

20110813_01.jpg 本書は、著者の西村佳哲氏が、様々な仕事についてインタビューして回った記録である。
 ただ、のべつまくなく仕事を探しているのではなく、そこは冒頭にかかれた「自分と他人を大切にする仕事」という視点で選別されているように思う。単純に読んでいてうらやましく、自分もこんな仕事をしてみたいなと思いながら読み進められた。

 また、仕事について、外国人と日本人についての価値観が浮き彫りになるのが面白い。
 例えば、本書的には両方とも成功例の事例として掲載されているのだろうが、パタゴニアに勤めるスタッフの、真に自由に働きながら社会に対して責任を果たせる仕事スタイルを紹介したあとに、日本の「ドラフト」という会社の社長がドヤ顔で「プロジェクトが終わったらスタッフ全員参加で呑み会ですよ!」とか言っているのが実に対照的だった。
 仕事のパートナーとして、社員を1人の独立した人間として扱うパタゴニアの社風と、所詮社員に頼ることでしか生きていけないくせに虚勢だけは1人前の日本式経営者の未熟さというのであろうか…。

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▼2011年08月11日

MacBookAirでのSDカードリーダー選び

20110811_01.jpg MacBookAir 11inchにはSDカードリーダーが付いていない。なので、無線でデジカメデータを飛ばせるEye-Fiを使ってデータ転送を、と思っていたのだが、この製品、ドライバアプリの動作が結構不安定で、イマイチ信用性に欠ける。じゃ、持ち運びに便利なSDカードリーダーを買うかと、毎日のように寄り道しているアキヨドにいった訳さ。しかし…意外と苦労しましたよ、というお話し。

 まず購入したのが、ロアスのSD42という機種。コンパクトでいいなと思っていたのだが、AirのUSBスロットで、Eye-Fi/4GBカードを挿すと「このカードは読めません、フォーマットして下さい」というメッセージが出て読み込めない。仕方ないのでフォーマットしようとしても、フォーマットも完了しないという状態。Lionが悪いのかと思って、BootcampでWINDOWS7を立ち上げてもダメ。
 その他、色々検証してみると、Eye-Fiカードが悪いのではなく、どうやらSD/HCカードの認識がうまくできないようだ。ちなみに、Eye-Fiの2GBカード(HC規格ではない)は問題なく認識できた。

 あー、不良品かなと思って、翌朝出社前にアキヨドへゴルァ!しに行く。不良品売りつけやがって絶対に許さん!と意気込みながら店員さんを呼び「あの〜申し訳ありませんが、昨日買ったこの製品なんだか故障してるみたいなんですが…」と、ネットでは虎で実際は太った猫のあの画像のような弱々しさで店員さんに交換を申し出る(笑)
 まずは同等品を持ってきてもらって、その場でチェック。同じように認識しないので、これは不良品じゃなくて、そもそもロアスのSD42という製品がMacBookAir/LionのUSBスロットで、SD/HCカードをきちんと認識しないということみたい。
 じゃ仕方ないので、似たようなサイズの製品である、エレコムのMR-C18DRを選んで再び店頭でチェック。同じくまともに認識できなかった。もっともこのふたつの製品、サイズもほぼ同じなので、内部的には一緒の製品なんだろうね。

 ということで、店員さんに何種類かカードリーダーを持ってきてもらい、その場でチェックすることに。結局次に試してみた、バッファロー・コクヨサプライのBSCRA41U2SVという製品だと問題なく認識できたので、その場でサクッと購入。ありがとうございました。また、動作検証につきあってくれたアキヨドのスタッフにも感謝。

 SDカードリーダーが装備されないMacBookAir 11のユーザーは、外付けのSDカードリーダーを買う人が多いと思う。その際の参考になればと思い、ここで検証結果を共有しときます。

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▼2011年08月10日

MacBookAirのWindowsエクスペリエンス

20110810_01.jpg BootCampを使えばWindowsも走るMacBookAir。とはいってもどのくらいのパフォーマンスがあるのか気になる人もいると思います。
 なので、AirにインストールしてあるWindows7で、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアを計測してみたよ。

 一番低い部分が、グラフィックスの「5.8」で、他の部分もなかなか頑張っているんでないかい?とりあえず表にすると…

MacBook Air 11inch / Intel Core i7 1.8GHz / 4GB RAM / 256GB SSD
コンポーネント 評価についての詳細
サブスコア
プロセッサ: 1秒あたりの計算
6.9
メモリ(RAM): 1秒あたりのメモリ操作
5.9
グラフィックス: Windows Aeroのデスクトップパフォーマンス
5.8
ゲーム用グラフィックス: 3Dビジネスおよびゲームグラフィックスパフォーマンス
6.3
プライマリハードディスク: ディスクのデータ転送速度
6.9


 となりました。
 普段Windows機を使っていませんので、この数字がどうなんだか比較してみたくて、つい最近会社で購入したデルのノートPCでもスコアを取ってみましたよ。

DELL Vostro V130 13.3inch / Intel Core i5 1.86GHz/ 4GB RAM / 500GB HDD
コンポーネント 評価についての詳細
サブスコア
プロセッサ: 1秒あたりの計算
5.5
メモリ(RAM): 1秒あたりのメモリ操作
5.5
グラフィックス: Windows Aeroのデスクトップパフォーマンス
3.2
ゲーム用グラフィックス: 3Dビジネスおよびゲームグラフィックスパフォーマンス
4.7
プライマリハードディスク: ディスクのデータ転送速度
5.9


 プロセッサはi7とi5の差があるので当然の結果だけど、Airではビデオ回りの数字が健闘しているのが意外でした。こういう部分は超軽量ノートPCなのでケチっているかと思いましたが。

 こりゃ、Win機を買う皆さん、MacBookAirにしないと損するよ…と言いたくなりますが、DELLのVistro V130って、¥62,980とかで売ってるのね…。さすがデル、Airが安くなったとはいえ、価格面ではまだまだ勝負できないです。
 でも、今までWINDOWS使ってたけど、Macにも興味あります…って人は、これを機にMacに乗り換えちゃいましょう!と言えちゃう位、BootCampでのWINDOWSはパフォーマンス発揮してますね。

 もっとも、とは言いつつもWINDOWSメインにするつもりで、ちょっとMacをイジってみたいって人が、WINDOWSをメインに使うつもりでMac買うと、それはそれで色々と不便な所もあると思いますので、そこは慎重にご検討下さい。

▼2011年08月08日

OLYMPUS・オリジナルカメラバッグ

20110808_03.jpg これは、確かE420とか出た頃に、販促キャンペーンでプレゼントされていたバッグですね。モノもよさげだし、見た目もドンケっぽくてオシャレだし、ちょっといいなと思っていたのでした。

 で、このバッグですが、昨日用事を終えたあと、ふらりと立ち寄った吉祥寺にあるカメラのキタムラで500円。これなら買うっしょ。中古品ではありますが、なんだか使った跡が見えない位キレイでした。

 私もこれのバッグを肩から下げて、オサレにデジカメ持っておさんぽ写真とか撮っちゃうぞこんちきしょう!(笑)

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めんまの衣装(実物大)

ヲタ

2011080801.jpg 以前渋谷でやっていた「あの花ショップ」が、秋葉原のアニメセンターに移ってきました。出かけるついでにちょっと寄ってみましたよ。

 入り口脇には、めんまたんと、ゆきあつたんが使ったであろう白い衣装が飾られています。写真撮影もおさわりもOKだそうです。つか、ゆきあつでかすぎだろ。プロレスラーか?

 となりのめんまたんの衣装も思ったよりでかい、私でも普通に着られそうです。つか、Tシャツなんかよりこの衣装作って売れば、ヲタちゃん達なら万円越えでも買うと思うよ。

2011080802.jpg こちらのアニメセンター内には、さらに「超平和バスターズ」の秘密基地も展示、その他あの花グッズも沢山売ってました。

 私は思わずうちわ買ってきちゃいましたよ。なんでも秩父市で売っている限定モノ特別販売らしいです。レジに持っていったら800円と言われ「えっ!」と思いましたけど、ま、仕方ない。今年の夏はめんまたんに涼しくしてもらいましょうか。

 夏休み期間中は年中無休だそうなので、秋葉原にお出かけの際は、涼むついでに行ってみるといいかもしれません。ちなみに昨日の日曜午後でも、思ったより会場内は空いていた印象でした。

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▼2011年08月07日

東京駅でリゾットを

20110807_03.jpg 普段事務所でのお昼は、カップ焼きそばとかばかり食べているので、休日位ちょっとイイモノを…と思って、事務所に行く途中、東京駅構内にあるリゾットのお店「リーゾカノビエッタ」というお店に寄りました。

 メニューがほぼリゾットだけしかないお店のせいか、昼時に近い時間でも案外座れます。店内は女性客が多目で、いつも男性客は私一人か、もう一人位です。
 今日頼んだメニューは五穀米のリゾット。チーズをベースにしたシンプルな味付けは、穀物の複雑な香りや甘みをじっくりと味わえます。出てきたばかりの時は「アチチ」って位熱いので、スプーンでふうふう冷ましてから食べましょう。見ると、ちょっと少ないかな?と思いがちな量ですが、実際食べてみると、熱いのでゆっくり食べるしかないせいもあるのか、割とおなかいっぱいになりますよ。

 お値段は900円と、チと高目かな?って気もしますけど、なんだか健康になった気分になれますし、ちゃんとおなかもふくれますので、満足度は高いです。
 シンプルな穀物の料理を味わいたい時におすすめのお店ですね。女性でも一人で入りやすい雰囲気です。つか、男性の方がむしろ入りにくい雰囲気(笑)

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MacBook Air 11inchでドヤっ!

20110807_02.jpg 歳と共に足腰の衰えを感じ、最近MacbookPro 13inchを持ち歩くのが辛いと思い始めていた今日この頃、モバイルマカー希望の星、MacBookAirが、Lionのリリースと同時にモデルチェンジして、使えるスペックのマシンになったので、サクッと買ってみました。

 購入したモデルは、Air 11inchの特盛り仕様。CPUがi7で、内蔵SSDが256GB、メインメモリ4GBのモデルですね。本来このモデルはBTOモデルのため注文生産なのですが、銀座のアポーストアで、この仕様は持ち帰り可能なモデルとして売ってます。
 ちなみに私は、先週の中旬にオンラインストアで注文していたのですが、発送が再来週とのことだったので、お店の人に相談してオンラインをキャンセル、店頭買いしてしまったという訳。

20110807_01.jpg こちらの写真は、開封前の写真です。こちらのブログで話題になっているせいなのか、特にお願いしたわけでもないのに、同梱3芯電源ケーブル対策として、店員さんが2芯の電源ケーブルをサービスしてくれました。個人的には3芯電源ケーブルウェルカムなのですが、ま、うれしいッス。つか、家に帰ったら封が開いてないApple製2芯の電源ケーブルが2セット出てきたよ(笑)

 セットアップは簡単。マシンを起動してから、環境移行アシスタントでTime Capsuleに入っているMacBookProのデータを移転するだけ。それなりに時間はかかりますが、あとは寝て待ってればいいのでラクチンです。
 一眠りした頃には、メールのデータ、アプリ、ファインダのアイコンの位置までもが使っていたMacBookProのままで復旧されます。アプリによっては再度シリアルの認証を求められるモノもありますが、面倒なのはそれ位かな。相変わらず最近のMacはよくできてます。

 そそ、MacBookAirには、外部ストレージへの接続手段が、USB2.0とThunderBolt、それとWi-fiしかありません。特にネット接続手段が無線だけだと、大容量のデータ移転には厳しいので、「Apple USB Ethernet アダプタ」を買ってきて、有線ネット接続で環境移行を行いました。大体170GB程度のデータ移転で、寝ていたので判りませんがおそらく4時間位です。Wi-fiでやってたら一晩じゃ終わらなかったかもね。

 早速、このエントリはスタバでドヤ顔しながら書いてます(笑)
 やはり当然ながら、MacBookProを持ち歩いているのとは全然軽さが違います。まるでカバンに羽が生えたかのよう!バッテリも今入店から40分位、Apertureバリバリに使ったりして作業してますが、システムが表示する残り駆動時間は4時間位残っています。これなら、私みたいな半ノマド的仕事スタイルでも充分役に立ってくれそうです。追加でACアダプタ持ち歩いても、MacBookPro 13inchより軽いしね。

 とりあえずファーストインプレッションなど。また、使ってみて気がついたことは、ジャンジャンアップしてゆきますね。

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