今日もごちそうさまでした/角田光代
初めは特に買おうと思っていた訳ではなく、ただ、アマゾンで掲載されていた紹介文に心をちょっと揺らされたのです。で、その様子をTwitterでつぶやいたらこのようなRTを頂いたので、これはやっぱり買ってみようと思い、打合せ帰りに恵比寿アトレにある有隣堂へ。
有隣堂に並んでいた「今日もごちそう〜」は、何と著者によるサイン本でしたよ。早速購入、電車に乗ってすぐに読み始めました。
しかし…食べもののことだけでここまで色々書けるってすごいよな〜と思います。
私的には、女流作家の方達って、自身の作品内で「たべること」に関する描写がうまいというか、ある種フェティシズムに似た何かを感じさせる人が多いよな…と思うのですが、角田さんの小説はどうなんでしょう。実はこの作家さんはエッセイしか読んだことないのです(笑)。それはさておき、アマゾンの紹介文にもあった、
朝7時、昼12時、夜7時。失恋しても病気になってもごはんの時間にきっちりごはんを食べてきた。
という言葉は、押しつけがましくない形での命への執念を感じたような気がして、キュンときました。
一応Webの連載だったので、こちらでもまだ読めるのですが、本の方は加筆修正されているとのことなので、興味のある方は是非。
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今日もごちそうさまでした/角田光代