Simeon Ten Holtの曲がiTMSとAmazonMP3で大量リリース
自分もさっき気がついたんだけど、iTMS(iTunes開きます)とAmazon MP3ストアでSimeon Ten Holt爺のアルバムが大量リリースされてますね。
特にiTMSの方はPlus配信なのでDRM(Fair Play)によるガードもかかっていません。
聴いたことないアルバムも沢山あるので、いくつか買ってみようかな。ミニマル好きな人にはお勧めッスよ。
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自分もさっき気がついたんだけど、iTMS(iTunes開きます)とAmazon MP3ストアでSimeon Ten Holt爺のアルバムが大量リリースされてますね。
特にiTMSの方はPlus配信なのでDRM(Fair Play)によるガードもかかっていません。
聴いたことないアルバムも沢山あるので、いくつか買ってみようかな。ミニマル好きな人にはお勧めッスよ。
久しぶりに面白い「自分が知らなかったこと」を読ませてもらったと思う。
この本は遊牧の民であるカザフ人が、近代の国家・国境という波の中で自らの住む場所を失い、放浪の旅に出る…具体的には中央アジア、アルタイ山脈南にある「チンギル」という地域から20年をかけてトルコへと移住するまでを描いたドキュメントである。
昔から中央アジア一帯は、モンゴル人の遊牧生活でのイメージにもある、広い草原を移動しながら生活していた人達が暮らしていた。それが、ソビエト連邦、そしてモンゴル人民共和国の成立、そして中華ソビエト共和国の成立が重なる時代から、彼等の生活は圧迫され始める。
何も無かった草原地帯に国境線が引かれ、越境の自由を奪われることと、また近代国家(特に社会主義思想では)では、定住しない人々の存在は望ましくないとの考え方から、徐々に彼等の遊牧範囲は狭められ、また民族としての弾圧も行われるようになる。そのなかで、カザフの人達は自らの生活を守るために長い旅を始める。
中国の領土からモンゴル領内へ、そしてモンゴル領内ではモンゴル軍の攻撃を受け、再び中国青島省に入ると、今度はその地域の馬歩芳という支配者より圧力を受け、彼等は逃げるようにチベット高原に向かう。
チベット高原横断の下りは、この物語のクライマックスであろう。気温零下30度以下の永久凍土の上を、当然遊牧のための食料も無く、高山病への備えも無く、途中で散発的に襲ってくるチベット軍から逃げながら、カシミール地方へとたどり着く。
カシミールでは彼等の難民としての扱いをどうするのか、カシミール行政局とインド政府、イギリス総督府などで責任のなすりつけ合いをしながら、結局カザフへの支援はほとんど行われなかった。
その為、彼等は自力でカシミールの急峻な山脈を越えムザファラバードとタルナワにたどり着く。カザフの集団が街に入ることを恐れたカシミール行政局は、ここでようやく動き始め、彼等にテントを張る場所として屋外の収容所を与えた。しかし、その収容所は、高い気温と湿った土壌、適切な医薬品の不足のため、マラリア等の伝染病によりバタバタと仲間が死んでゆく。そして、その後に移動したペシャワールで、ようやく彼等に対する支援が少しずつ動き出した。
その当時は、インドはイギリスからの独立を果たし、またパキスタンの分離独立と領有権でもめていた時代である。そんななか、遙か国境を越えてペシャワールにたどり着いた同胞のイスラム教徒(カザフ人はイスラムである)の支援についても、どことなく政治の匂いがするが、それでも、ようやくパキスタンへたどり着いた所で、彼等はひとまず命の心配から逃れられたとも言えるだろう。
その後は、たまたまバイクでその地を訪れた新聞記者の口利きでトルコへの移住話が持ち上がり(ホントかな?)、ペシャワールで暮らしていたカザフの民は、トルコを目指すことになるのだが、そちらは冒険と言うより政治的な話になる。
結果として、彼等はトルコで安住の地を見つけた訳だが、トルコでは主に皮革業に従事することとなり、一定の成功を得た人もいたようだが、そのかわり遊牧生活には終止符を打っている。既に陸地には無数の国境線が走る現在では、遊牧という生活はもう成り立たないのかもしれない。
ただ、この話を「近代の政治に翻弄された遊牧の民の悲劇」と理解してしまうことにはやや抵抗がある。おそらく筆者も、そういう視点でこの物語を記したのではないだろう…と思う。
特に、本書前半に描写されている、戦乱と逃亡、時には襲撃を伴う生活は、古来より行われてきた遊牧生活そのものの姿なのだろう。そういう意味で、本書で描かれているカザフの姿は、国境が無かった時代の遊牧らしい遊牧民最後の、リアルな記録を参照できた貴重なドキュメントではないかと感じた。
本来の遊牧民の姿、そしてあまり語られることが無かった20世紀初頭の中央アジアの政治状況、そしてイスラムの人達の心温かさ…様々な視点から楽しむことができて、やや高価ではあったがとても面白い本であった。価格に抵抗を感じる人は、図書館で借りて読んでみるといいかもしれないね。
軍事マニアではないとあまり馴染みがないと思う。ドゥーエとは、20世紀初頭にイタリアで活躍した軍人で、軍事思想家でもある。
当時、第一次世界大戦で使われ始めたばかりの「航空機」を、本格的に軍隊のシステムに組込み、その作戦は陸軍や海軍の補助的な役割では無く、明確に独立して作戦を立てる組織を作らなければならない。つまり「空軍」という組織が必要である…と訴えた人であった。
いまでこそ「陸・海・空」の3軍体制は先進諸国では常識ではあるが(アフリカの最貧国だと「空軍」をもてない国軍もある)、第一次世界大戦が終わった当時、航空機を独立した組織の元で運用する…という考え方は、反対というか多くの人は気がついていなかったのではないかと思う。
空では、既にフォッカーを操るレッドバロンと呼ばれたリフトフォーフェンが撃墜王として活躍していた第一次世界大戦当時ではあったが、ワイヤーと布貼りのボディや主翼をもった飛行機が主力戦闘機として残っていた時代である。戦略爆撃などという思想は、確かに散発的にはドイツ帝国のゴーダGなどで行われたことがあるが、極めて限定的、実験レベルを超えない、作戦などとは呼べないレベルの話であった。
その時代、ドゥーエは明確な「戦略爆撃団」を思想し、その運用母体としての「空軍」を組織することを呼びかけ、また、敵国内を自由に飛べる権利を戦争の初期段階で奪い取る「制空」という概念を確立した。その論文の翻訳が本書である。
内容的には当然古い部分、現在の情勢には合致しない部分は沢山ある。特に対空攻撃兵器の進歩について、ドゥーエの予測は、その当時の技術の情勢にも通じていないように感じる。また、当然レーダーなどという近代防空設備は予想も出来なかったのだろう。
しかし、戦争初期の段階でまず敵国の空を支配し、護衛機と多数の戦略爆撃機(ドゥーエは航空戦力は基本的に戦略的だと語っている)で敵国の奥地に進入し、通常爆弾・焼夷弾・そして毒ガスで構成された戦略爆撃を行えば、その被害は甚大な上、敵国民の士気を多いに削ぐことが出来、戦争を短期で収束させることが出来る…という思想は、彼が考えたほど楽観的では無いにせよ、第二次世界大戦でアメリカ軍が行った戦略爆撃、そしてその後のベトナム戦争(成功ではなかったが)、更に世界史上でもっとも成功したといわれる作戦、湾岸戦争・イラク戦争でも遺憾なく発揮されている。
現在のアメリカ軍は、まず敵国の空の自由を奪い、航空優勢(現代戦では「制空権」とはいわない)を維持した上で、GPSを使った精密誘導弾で敵国軍の活動の自由を奪う。その上で圧倒的な火力をもった陸上部隊が、敵の航空兵力による奇襲を恐れる必要なく、自由に活動し侵攻し拠点を占領してゆく。正にドゥーエが100年近く前に描いた「空軍」による制空戦略そのものである。
私達の日本も、ドゥーエの戦略空軍思想に敗退したと言ってもいいかもしれない。というか、本土による陸上決戦を行わず、空からの攻撃のみで日本はアメリカに屈服した訳であり、仮にその当時ドゥーエが存命だとしたら(彼は第二次世界大戦勃発前に死去している)、同盟国の敗退とは言え、自説の正しさを確信することが出来たであろう。
ちなみに、空の作戦だけである程度の規模を持った国家が屈服した例は、今のところ太平洋戦争における日本の敗退しかない。ドゥーエが思い描いていた通常爆弾、焼夷弾、による戦略爆撃、毒ガスに代わり核が使われた部分は、制空を執筆した当時は考えも及ばなかったであろう。
現在、空の戦力は大規模な戦略爆撃から、少量の精密誘導弾で確実に敵の拠点を破壊するやり方に変わってきている。また、レーダーに移らないステルス機の出現は、かつてドゥーエが考えていた「飛んでしまえば地上からの索敵は事実上不可能に等しい」という、100年前の空に近づいてきているようだ。
都市を大規模に爆撃し敵国民を恐怖に落とし入れる作戦は現在では実行しにくくなりはしたが、先進国は、敵国の空を支配し、その上空を自由に作戦を行う権利を奪取することをドクトリンとしている事に変わりは無い。こんな時代だからこそ、空の作戦の基礎となった「制空」は、もっとたくさんの人に読まれるべきだなと思った。
残念ながら、この「制空」については、戦前に日本軍が教本用として『制空と将来戦』として訳された例があるだけのようだ。私も日本語訳になっているとは最近まで知らず、ふと、この「戦略論大系」という書籍のシリーズに収録されているのを知ったばかりである。
日本では軍事に関する書籍・リソース全般が諸外国に比べ圧倒的に不足しているらしいが、そんな中で地道に軍事思想の古典を翻訳してくれる出版社には頭が下がる。少部数発行みたいなので割高だが、空の作戦に興味がある人は、読んで損はしない内容の濃さであった。
ザックリと読んでみたのですが、面白かったです。ツイッターのいい所は「誤配」というのも面白い視点で、それがある種可視化しやすいのが、逆にメディアとしての信憑性を高めている…というのが私の持論だったのですが、概ね彼も同じような事を考えているようです。
みんなが割と適当なことを思って書いて、基本はそれを眺めているだけなんだけど、面白いと思った情報は拡散していくし、間違いはRTで訂正されてゆく、そういうメディアのいい意味でのリテラシーがリアルタイムで起きてゆく所がツイッターの本当にいい所だと思いますね。この気楽さは、ブログは当然、FacebookでもGoogle+でもあまり得られないことかなと。
それと、彼が「政治」のメディアに取り組みつつあるという話が出ていて、私は応援したいなーと思います。つかね…みんな日常で政治を語らなすぎ。「ブログで政治ネタはタブー」なんて言われてることと自体、日本の有権者は為政者から馬鹿にされているんですよ。
喜楽に読める分量の割に、普段主にネットで情報を得ている人や、ツイッターやら何やらのSNSを使ってる人は、読んでみてもいいかと思います。つか、直接会える仲の人なら、私は読み終えたので、事前に言いつけて頂ければ、この本差し上げますよ(笑)。
武田ワイナリーの「サン・スフル」というワインを飲んでみる。
なんでも「アセンストラル法」により発泡ワインに仕上がっているとのことで、グラスに明けると、ちょっと濁りのある色をしているのが特徴的。お値段も1,680円と、安くはないが高価でもない値段なので、興味のある人は是非。
私は半年位前に山形へ行った時に買ってきたのだが、都内だと確か八重洲地下街の酒屋で買えるはずです。
家で使っているホワイト仕様のHHKB。ホワイトという色のせいもありますが、近頃ヨゴレが目立ってきた気がしますので、掃除してみることにします。
まずは、キーボードのキー抜きで全てのキーを引っこ抜いていきます。で、その姿がこちらです。色々なサイトで見かける程は汚れていませんでしたが、ま、それなりに汚れています。当然ながらこの状態でも黒いボタンを押せばキーボードとして使えますよ。ある種、究極のブラインドタッチ専用モデルです。
なんて余裕かましていたら、返信が必要なメールが来ました。仕方ないのでこの状態から手探りで文字を打ちます。意外となんとかなるもんですね。勿論タイプミスは沢山しましたが(笑)。
ついでに、キーボードを元に戻すため、FPUのサイトからHHKBのキートップ画像をブラウザに表示させておきます。
で、外したキー達は、ボウルに入れて、中性洗剤とぬるま湯でガシガシ洗います。洗いますというか、この状態で何度も攪拌するってだけですね。じゃらじゃら、じゃらじゃらとやりましょう。
そして、キー達を渇かしている間に、キーボードベースをクリーニングします。こちらは水洗いする訳にはいきませんので(過去コーヒーこぼしたキーボード水洗いしたことありますけど)、綿棒やクリーニングクロスなどでクリーニングします。綺麗にはなりますが、キーみたいに、洗剤でドカッと洗ったようなツルピカ感が出ないのがちょっと残念ですが、仕方ないです。
後は当然組み立てですね。キーの位置をお間違いならないように、パッチンパッチンとキーベースにはめてゆきます。これはなかなか快感な感じ。
つことで、無事動作確認を終えてクリーニング終了。キートップが綺麗だと、新品に戻ったみたいでなんだか気分がいいですね。HHKBは長きにわたって使える製品なので、年に一度位はキー外しを用意して、クリーニングしてみると、気分よく使えますよ。
いやまぁ…それだけのことなんですけどね。
ぶんか社から発売されている本当にあった笑える話という「山モコ」という漫画内の一コマ。山ガール目指す皆さんにとっては、山の楽しさと辛さがストレートに描いてある漫画なので、皆さんも読んでみてね。
ちなみに、実際の自分はこんな可愛らしい感じじゃなく、もっとヒネた顔してるぜ(笑)。
今出版界ではジョブズ本バブルで、よく見るとこれジョブズ関係ねーんじゃ…という本まで散見されるようではあるが、こちらもそんな本の一冊かと思っていたら、なんとあの「MAC LIFE」を創刊した高木氏による著作ではないか!こいつはただの便乗本ではなさそうだと思い、早速買って読んでみる。
当然ながら、内容は伝記のスティーブ・ジョブスと被る部分が多いのであるが、こちらの本はもう少し製品寄りというか、公人としてのジョブズについてフォーカスしている内容となる。様々な著作からの引用も多く、伝記版ジョブズからの引用もあり、より精緻にAppleとジョブズという人間の功績を追って行こうという姿勢なのかな?
むしろ、今回の死去により、初めてジョブズという人間に興味を持った人は、こちら側の本を先に読んでから伝記にチャレンジした方が、内容がわかりやすいかもしれない。
今日は朝もはよから6時にセットした「めんまの目覚まし」に起こされ、頭痛がしていたトコロだったのだが、気を取り直しブロンプトンでフラッと出かけることにした。つか、出かけないと一日寝ているだけで終わってしまいそうなので…。
外に出ると猛烈な北風。これはたまらんと思い、進路を南に向ける。つまり都内方面ですね。帰りは向かい風の中自転車漕ぐのも嫌だったので、輪行して帰ってくればいっか…という気楽なつもりで。
と思っていたのだが、とにかく寒い、寒すぎる。自慢のマツケントッシュキルティングコートをすり抜けて北風が肌を刺すような感覚。もう寒くて寒くて帰ろうかなと思いつつも、北風に向かって走るのは嫌なので、千住から田町、千石、小石川、水道橋、神保町と流されてきました(笑)。
おなかも減ったので、三省堂本店近くのキッチンジローで、久しぶりの魚フライライスを食べて元気を回復。ついでに三省堂により本を買い、その後は北風に押されるように皇居まで。
で、皇居に行ったら、今日はパレスサイクリングの日だったんだね。せっかくなので色々な自転車に混じってコースを数周した後、丸ビル方面に行き、チラッとバーゲンの様子を見た後、丸善オアゾ店へ。そこでも本を買っていたら、辺りが薄暗くなってきたので、せめて秋葉原まで戻ってTXで輪行して帰ろう…と思っていたら、なんだか知らぬ間に家まで走ってきてしまった!という結果に。
もっとも、今日の午後には強烈な北風もある程度収まっていたので、北向きに走ってもさほど負担ではなかった、というのもあるんだけどね。
走行距離は、最近サイクルメーターが電池切れで放置してあるので計測できず…おそらく50km前後だと思う。本日購入した本は以下のゾンアマリンクから。
農文教から発行された、戦前、昭和16年に旧文部省から発行された、教師向けの理科指導要綱をまとめた本。
専門書ではあるが、何となく立ち読みしたら、その内容の素晴らしさにビックリして思わず購入してしまった。
カバーの裏折りには“「自然の観察に教科書は不要。強いてつくれば教師は教科書で指導して、子どもを屋外に連れ出すことをしなくなる」という趣旨から、教師用書のみを作成。”とある。
内容はもう、指導書と言うよりはもはや文学と言いたくなる素晴らしい文章も、例えば第20課「とり入れ」では、
こういう身近な自然への知識は、子ども達だけではなく、私達大人もすっかり忘れてしまった部分が多い。私も読み進めるにあたって「なるほどなるほど…」と思いながら読ませて頂いた。そして、一度読んでおしまいではなく、季節毎に該当の章を読み直してみようかなと思っている。
この文章は戦前の日本で書かれた教科書。しかし、内容には軍国的・全体主義的匂いは全く含まれず、ただ目の前の自然に対して謙虚に科学的に観察されている姿勢は、戦前の学校教育へのイメージを覆す進歩的なものだった。このまま今の学習指導要綱に使ってもなんの問題もない、とても濃く、美しい指導書だ。
せっかく買ったので、色々とチャレンジしていますが、今度はイヤーチップのお話しです。
ご存じのように、最近の高級イヤホン界隈では、より自分にフィットするイヤーチップ、または音質向上を狙い、純正以外でもいくつかカスタマイズチップが売られています。有名なのはコンプライだったりしますが、他にもモンスターケーブルも面白いチップを発売していますね。
という事で、それらのチップを交換することで、より音質の向上と極上のフィット感を得られるかという実験になります。
写真左側から順番に使用した感想を書いてゆきますね。
1:AKG K3003純正チップ(Mサイズ)
私の耳には一番フィットしました。初めから結論を言ってしまって申し訳ないのですが、結局純正が一番音もフィット感も優れているかな?という印象です。シリコンなので拭いたり洗ったり出来て、清潔を保ちやすいのも魅力です。
2:10 Pro用シリコンチップ(Mサイズ)
ご存じ、少し前にはER-4やE-5と高級イヤホンの覇を競っていた、アルティメットイヤーズの10Pro、それに付属していたMサイズのチップとなります。こちらのチップも素材はシリコン。チップの先端と奥でシリコンの厚みが変わっていたりとなかなか凝った作り。遮音性は純正より高く、耳へのフィット感もいいのですが、純正に比べると、少しだけ音がこもる印象。しかし、音も含め総合的には甲乙付けがたい性能。
3:コンプライT500(Mサイズ)
汎用イヤホンチップの先駆けとなるコンプライ。元は米軍ヘリコプター搭乗員用の耳栓にも使われていたそうで、遮音性はピカイチ。K3003に使用すると、耳へのフィット感は抜群ですが、音は高音がやや吸われる印象があります。他、スポンジ素材なので、耐久性や常に清潔を保つのが難しいのが難点。ちなみに写真では黄ばんでいますが、これは私の耳が汚いからではなく、数年前に買ったままの開封未使用品なので変色しているのです。新品買ったらまた音とフィット感の印象が違うかもしれません。
4:モンスター・スーパーチップス・フォームタイプ(MSサイズ)
ご存じ、モンスターケーブルが発売しているイヤーチップです。本当は自社の製品用なんでしょうが、様々なメーカーに使用するためのオプションステムが付属しており、汎用性は高いです。K3003の場合は、そのまま入ります。フォームタイプということで、コンプライのようなスポンジなのですが、先端はシリコンで覆われていて、表面もツルッとしたコーティングが施されており、コンプライより耐久性は高いです。その分素材が堅く、耳へのフィット感はイマイチ。音はさほど悪くはありませんが、私の耳には少し大きすぎて耳が痛くなってきました。遮音性も高くありません。
5:モンスター・スーパーチップス・フォームタイプ(Sサイズ)
ならばSサイズならどうだ?という事で購入してみた、上記と同じフォームタイプのチップとなります。ちなみにモンスター・スーパーチップスはサイズ別に色分けがされており、同サイズでのカラバリはありません。試してみた結果ですが、一回りチップを小さくしたおかげで、無理せず耳に入るようにはなったのですが、どうも私の耳にはフィットしていないようで、音が逃げているような印象でした。具体的に言うと、低音も高音も何となくスカスカで力を失っています。私的には残念な結果です。
6:モンスター・スーパーチップス・ジェルタイプ(Mサイズ)
初めて購入したモンスター・スパーチップスとなります。サイズはMを選択したのですが、わぁの耳には全く入りませんでした。無理矢理詰め込んでもまともな音にならず大失敗です。モンスターのチップは、普段使っているサイズよりもワンサイズ、あるいはもう一段階小さなサイズを選択するのが吉です。
7:モンスター・スーパーチップス・ジェルタイプ(Sサイズ)
ならばSサイズならどうじゃい!という事で購入してみたチップ。耳にはなんとか入るようになりましたが、少し耳穴がイタイです。音もさっぱりダメで、これならK3003とけいおん!スペシャルイヤホンでいい勝負できそうな気がします。もっとも、この痛みはチップのサイズというより、このジェル素材が思いの外堅く、私の耳の形状には全くフィットしないからなんだろうなーという結論。耳にフィットさえすれば、シリコンの外皮の中はジェル状のシリコンで満たされているため、水洗いも可能だし清潔も保てるし、何よりも耐久性が高そうだと思っていたのに、残念な結果でした。
とまぁ…こんな感じッス。ちなみにモンスター系のチップは、イーイヤでバラ売り(¥680円)で売られていますので、サイズに迷う人はそちらから買い揃えるようにしましょう。店頭でチップの試装着も出来ますが、短時間でとっかえひっかえしている環境では、あまり参考にならなかった気がします。
色々と買い散らかしましたが、結局は純正が一番よかったという、幸せの青い鳥的な結果になってしまいました。さて、皆さんの耳にフィットするのはどのチップでしょうか?
愛用しているシアのハンドクリームが切れたので、ロクシタンのショップに行ってきました。最近はそこいら中にショップがあるので、買いやすくはなったけど、なんだかありがたみが薄れたような気がますが、ま、何処でも買えるようになったことは素直に喜ぶべき事ですかね。
そんななか、定番のシアバター20%ハンドクリームに、限定版が出ていたのでついついご購入。デザートローズの香りだそうです。
つかってみると、思ったより匂いプンプンでもないし、可愛らしいパッケージを含めてなかなか満足。たしか価格は普通のシアハンドクリームより、2〜300円位高かったと思います。パスモでの支払いなので価格覚えてないけど。
このシアのハンドクリーム、一般的なニベアとかに比べちょい高目だけど、手に塗り込んだ後ベタベタしないのがとても気に入ってます。特に仕事でキーボード打ちまくったり、細かい作業をする人にはとても適したハンドクリームなのではないかと。
こんなイイモノ、女子だけに使わせていないで、男子も使わないと、MOTTAINAIゾ!
きっかけはこの記事を読んだことだったんですけどね、面白すぎますこの本。
片付けのヘンタイ、片付けヲタクを名乗るだけあって、部屋のお片付けに対する情熱というか、本当に好きなんだなあ…というのがストレートに伝わってきて、部屋片付けるつもりない人でも、単に読み物として面白いです。
著者が子供の頃の、片付けにまつわるはちゃめちゃな生活も実に楽しかった。
ときめくか、ときめかないか
が、モノを捨てる基準だそうで、ある意味判りやすく、判りにくくもありますが、ガラクタに囲まれて暮らしているのが落ち着くワタシにとっても、ストレートに伝わりました。実際に読後、ちょっとやってみようかなと思って、大きな段ボール一杯分ゴミを出しましたから。
しかし、片付け好きが興じて家中のお片付けをしたあげく、
片付けのヘンタイが語るだけあって、従来お片付け本のぬるさと違い「片付けは祭り、一気に短期に完璧に」とか「捨てるを終わらせるまでは収納を考えてはいけない」とか「片付けしすぎで病院に搬送されました」そして「片付けは嘘をつかない」とか、キャラ立ちまくり。
この著者、巫女の経歴もあり、お若くて可愛らしいお姿なので、正直アニメ化すれば、新ジャンル「片付け」という萌え路線でも勝負できるのではないかと思うくらい(笑)。じゃんじゃん捨てまくりながらも、モノへの愛情が満ちあふれているのも好感度高いです。
ま、綺麗な部屋に住むのも、いわゆる“汚部屋”に住むのも、人それぞれではありますが、お片付けが目的にすり替わってるような本が多い中、本当の人生は片付けが終わった後に始まる…とか、不覚にも目頭が熱くなるようなまとめもあり、さすがベストセラー、よく出来ているなーと思いました。
部屋の片付けなんて興味ない…って人にも、とにかく面白かったので是非。
年始は何故かラジオにはまってしまってしまい、BCL入門機としても名高い、ソニーのICF SW7600Gとワイヤアンテナを引っ張り出して、北京やらベトナムやら北朝鮮やらモンゴルの短波放送を聞いたり、昼間はFMラジオ聞いたりと、久しぶりにラジオライフを満喫していた。
ちなみにこの機種、正真正銘メイド・イン・ジャパンの十和田オーディオ謹製だよ。
しかし…久しぶりに聞くラジオはなんだか気持ちが落ち着いていいなぁ…。午前中、午後の時間放送しているテレビ番組は、ある種専業主婦しか相手にしていないせいか、内容がとにかく下品極まりないモノばかりなのだが、昼間のFMラジオとか聞いていると、様々な人達を相手にしているせいか、パーソナリティーがみんな前向きで明るく、世間の話題やリスナーの失敗ネタなどを面白おかしく話してくれて、なんというか、聞いていても心地よいというか、家で自宅警備員やってる人は今すぐテレビ投げ捨てて、昼間はラジオ聞いている方が絶対いい!とつくづく感じた。
他、夜間のお楽しみになる国際短波放送は、それこそ日本のメディアで聞くニュースや情報とは全く位相の違うネタを紹介してくれたり、今流行っている曲はこちら!とかドヤ顔で紹介してくれる音楽が、またなんというか…日本で聞くヒット曲とは全然感じが違う曲だったりして面白い。
近頃は、インターネットのおかげで世界は狭くなったとは言われつつも、やはり世界はまだ広いなーと感じさせる。
そんな国際色豊かな短波放送、日本でBCLマニアが減っているというのもあるが、世界的にも短波での放送を取りやめ、インターネットラジオでの配信へ徐々に切り替わりつつある。
それでも、アンテナの向きや設置方法を工夫して、雑音混じりの先から聞こえてくる音声は、その不便さ故に距離感を如実に感じたりして、とても興味深い。インターネットラジオだと、ネット環境さえあれば、何処でも普通に聴けちゃって、あまりありがたみもないしね(笑)。
もちろん、世界のそういう技術推移を否定するつもりはないのだが、ワイドバンドのラジオを手に入れて、チューニングダイヤル(ボタン)を少しずつ回しながら未知の放送局をハントする楽しみはやはりいいよねー。
昨日など、どう考えても単なる学級会(演奏会?)の合唱だよねこれ…みたいな謎放送が受信できたりして、不思議ながらもずっと聴いていたりして、なんだか電波の向こう側でこのコンテンツを発信している人達と妙に親近感が沸いたりしたモノだ。
ラジオ用アンテナ、屋外には配置したことがないが、室内にはピンで部屋の隅へと導線を渡していた事もあった。ま、この先どれだけBCLにハマるかは別としても、ラジオというコンテンツを見直すきっかけになったのはとても有意義な体験であった。
写真奥にあるラジオは、去年購入したICF-SW23というラジオ。ICF SW7600Gとのサイズ比較のため置いてみました。自宅は正直電波環境がよくないので、短波放送を聞くのにはあまり適していないのだが、簡易ワイヤーアンテナを装着すれば、このラジオでも短波のモンゴル日本語放送とか、充分聞けたりします。ラジオって面白いね、ホント。
最近は本屋さんにいけばなんだって手に入る時代になったね〜。ということで、今月の月刊ニュータイプは、なんとけいおんのスペシャルイヤホンが付録についてます。お値段780円也。
家に帰って早速開封。わが家のフラッグシップイヤホンAKG K3003とガチ勝負してみましょうか!
まず本体を見て驚いたのが「カナル型」だと言うこと。付録のイヤホンでカナル型は珍しい気もするけど、今ではそうでもないのかな?付属のチップはSサイズで、私にはちょっと小さいような気もするけど、装着してみたらすんなりとフィットして入りました。
ただ、写真でも判るように、ステムとシリコンチップのスキマが小さいので、耳に合わせて変形する量も少ない為、耳型への適合性はあまりよくないかもしれません。ピッタリくる人とそうでない人に結構別れそう。
あと、L/Rの刻印が判りづらいなぁ〜。本体ケーブル付け根の裏側にありますので、見当たらない人はその辺をチェックしましょうね。
で、試聴してみたのですが、明らかに低音が不足しておるな。やはりこれはチップの問題ではないかと思い、家にあったコンプライのT500に交換して聴いてみましたよ。
そしたらなんとビックリ…目の前にはまさに惟ちゃん達のステージが出現する豊かな音場が…ってなことは当然無く、やはりチープな音です。全力で言わせて頂くと、K3003に比べ、ダイナミックレンジ、解像度、音場感、音の美しさ等々…全ての面で劣っております。当たり前だよね。感度は低目、プレヤーの音量を少し上げましょう。想像してたよりはちゃんと音楽鑑賞できます。
ただひとつだけK3003に優っている点は、耳への装着感。割といいですね。この星形のとんがり部分が本体が耳たぶに引っかかるように固定されますので、装着感はゆるくてもちゃんと耳にフィットした感じになります。
ま、音の品質は100均イヤホンと変わらない気がしますが(100均イヤホン聴いたことないので知りませんが)、なんたってこちらはカナル型だし、初カナルを試すきっかけにするには丁度いいのではないかと。大きなお友達は一回り大きなイヤホンチップのご用意も忘れずに。
ただ、このイヤホン装着して外出する勇気、わぁにはないな…(笑)。
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