まっかちん.Web / アラビヤン焼きそばファン倶楽部 / ESSAY / LINK / フラットな地球 / Photography. Blog*/ 記事INDEX

« 東京インターナショナルオーディオショウに行ってきたよ | メイン | 「LIFE」という名のパン屋さん »

▼2012年11月08日

audiogalaxyで全ての曲を持ち歩こう

PB084161.JPG 皆さんのiTunesはどれくらいの曲が入っているでしょうか。

 私のiTunesは、今日現在21,655曲のデータが登録されており、容量的には273GBとなっています。
 もっとも、この容量は、結構遠慮気味にCDをリッピングしているせいで、実際家にあるCD全てを「本気出す」モードでやると、曲数も容量も数倍…特に、iTunesを使い始めてから数年間にリッピングしたデータはMP3のままなので、これも本気でALAC形式にしたら、かなり容量が増えるでしょう。

 ちなみに、私の全音楽ライブラリの中で、ALAC形式は7,682曲。容量的には191GBだったりしますから、MP3やAAC時代と違って、この先は加速度的にストレージの容量を圧迫してゆくのかな。

 で、この先テラバイト級のストレージを持ったiPodが発売されるならともかく、音楽ライブラリが一定以上に増えている人は、手持ちのDAPに入れる音楽を選択して持ち歩いていると思います。
 ただこれが、意外とめんどくさいというか、たまたま外出時に「あ…あの曲聴きたい」と思ったときには、手持ちのiPhoneにデータが入ってない!とか、結構ありがちですよねー。

 そんな悩みを解決してくれるのが、この「audiogalaxy」というソリューション。利用はなんと無料!
 必要な環境は、インターネットに常時接続された音楽ライブラリに接続されているPC(OSX or WINDOWS)と、iOSもしくはAndroid端末+外出先でのネットワーク。
 最近では自宅のネットワーク回線は、ADSLや光などの定額常時回線の人が多いでしょうし、iPhoneやAndroid携帯を持っている方なら、外出先でのネットワークは確立されていますので、それでOK!

 詳しい使い方は、既にWebのあちこちで説明されており、ここで私がまとめても仕方ないので、iOSはこちらAndroidはこちらを参照して下さい。このエントリでは主に使ってみた感想を紹介しましょう。(※アカウントをFacebookで登録した人は、デフォルトが「再生した曲情報をタイムラインに流す」状態になってますので、オフにするなり注意してください。)

 どういう仕組みになっているのか知りませんけど、audiogalaxymobileのストリーミングアルゴリズムはかなり優秀で、地下鉄など、どう考えても今ネットワーク切れてるよな…という所でも、粘り強く再生してくれます(もちろん駅間が長ければ切れますが)。キャッシュの処理が優れているんでしょうね。ただ、私の環境では、端末側よりも、むしろ自宅側のネットワークがそんなに高速ではないので、たまに曲データが途切れることがあります。
 もっとも、仕事場でストリーミング再生している分には、2〜3日に一度位、数秒途切れる程度。この頻度なら「あれ?ネットワークの調子悪いのかな?」で済まされる程度のトラブルでしょう。

 気になる音質ですが、オプションの「High quality audio」で使う分には、高ビットレートでのMP3という感じで、悪くはありません。というか、外出先でBGMとして利用するなら全く問題がない音質。更に高音質で聴きたい音楽については、別途iTunesで同期して持ち歩けばいいのですから、そこは使い分けかな。

 一部の曲データで、日本語のタグが文字化けするという不具合もありますが、タグ情報は全てaudiogalaxyのサーバーに保存されますので、検索や選択については高レスポンスでストレスを感じません。再生開始時には2〜3秒待たされますが、これは仕方ないよね。一度再生が始まってしまえば、曲間でも待たされることはありません。

 また、audiogalaxymobileでは、アプリ内課金800円を支払うことにより、端末のストレージに音楽データを保存する機能が使えるようになります。これでお気に入りの曲を端末内に保存するようにすれば、iOSやAndroidの標準音楽プレーヤーを使わずに、オンライン/オフライン両方で音楽を楽しむこともできます。

 私の場合は、全ての音楽ライブラリをaudiogalaxyに登録して、端末ではiTunesで、主にお気に入りと新しく追加された曲を転送するようにして使っています。そして、仕事中など、ダラダラと色々な曲を聴き続けたいときには、audiogalaxymobileを使って音楽を聴いています。
 結構な頻度で「お!この曲こんなに良かったのか」など、新たな発見もあって面白く、これはiPodが発売された当時にあった「全ての曲を持ち歩く」のコンセプトに近い体験です。

 人によっては、自宅に常時起動しているPCを用意する必要があるのが、少しハードル高いかもしれませんが、この便利さと体験は病みつきになりますし、新たな音楽への発見もあるかも。
 アプリ内課金を行わないなら、今のところ完全無料なので、手元にiOSやAndroid端末があり、音楽データが端末に入りきらない…という人、みんなにお勧めしたいサービスです。

OLYMPYS XZ-1

« 東京インターナショナルオーディオショウに行ってきたよ | メイン | 「LIFE」という名のパン屋さん »

コメントを投稿

最近のコメント

アーカイブ