きゃんでぃっど/小幡休彌
秋葉原にある書泉という本屋さんの3Fだったかな…、カメラ書籍のコーナーに、何故かずっとこの小説が平積みになっているのです。確か、店員さんによる吹き出しのポップもあったと思うのですが、内容は覚えていません。
で、そのカメラ本のコーナーに行くたびに目にする訳で、何度か通っていると、だんだん気にするようになってくる訳です。
「どんな本なのかな?」とか「どんなキャラが出てくるんだろう?」とかね。
そして、おそらくですが、何度か売り場に行くうち、4〜5回目くらいで、めんどくさくなって買ってしまいました。もうパッパと読んだる!って勢いで(笑)。
つ事で内容ですが、ラノベです。いや…確かに帯には「写真、好き?」とありますが、別に写真以外でも成立する物語のような気もしますし、そういう意味では、ストーリーに対して、カメラや写真がびっちりと深く関わる話って程でもないです。
まーでも、ソレこそが正当な「ラノベ」なのかな、って気もします。なので、本書は正しくラノベが好きな人にはお勧めしますが、逆に言えばラノベのお勧めどころってのを、私が良く理解していませんので、本当はお勧めの本じゃないのかも知れません。
でも、カメラや写真好きで、それら目当てで買って読むのはあまりお勧めしません。
いや、私としては、サクッと読めたし案外楽しめたので、それなりに肯定的な評価しますけどね。あと、主人公がオリンパスの一眼レフ使ってるのも、ポイントちょっぴり加算です。