ブロンプトンで栃木県へ
Googleマップを見る度に、昔から気になっていた地域があって、それがこの画像の場所。
宇都宮から北東方面に行った、那須高原が関東平野に繫がるあたりの平地なんだけど、この部分だけ異様に河川の密度が濃いのです。
確かにこの辺りは、国道4号線と、294号線に挟まれた地域で、関東圏から近い割に、私もあまり踏み入れた事が無い地域でした。つことで早速行ってみよう!
スタートは東武伊勢崎線(最近はスカイツリーライン…でしたっけ?)草加駅から。ブロンプトンを折り畳み、区間快速で南栗橋まで出て、そこから新栃木、東武宇都宮駅へ到着。到着したのは朝の10:28分。つか、草加駅から2時間以上もかかるとは思いませんでした。
早速ブロンプトンを組み立てて、まだ商店達が目覚めたばかりの宇都宮市内を散策。その後進路を北に取り、白沢街道を北上。白沢町では江戸時代の公衆便所なんて変な施設を見学した後、県道125号線で鬼怒川を渡り、さくら市へ。さくら市上阿久津地区の岡の上の住宅地を目指して坂を上り、その後は東北本線沿いに下って、ちょっと北の氏家駅へ。その近くの街道にあったガストで昼食を取りました。
食後はいよいよ、芳賀地区上流の河川密集地帯です。氏家市街を軽く散策した後、進路を南東へ進めます。
建物が途切れてちょっと郊外に出ると、それはもうとてもよい景色。広々とした水田地帯の中、遠くには日光連山や那須連峰がクッキリハッキリと見えます。天候も晴れて乾燥したちょっとひんやりとした空気。とても気持ちよくサイクリングができました。
さて、ここまでの予定では、そのままずっと南下して、つくば市位までブロンプトンに乗車して、その後つくばエクスプレスで帰宅しようかと思っていたのですが、JR烏山線の仁井田駅にたどり着いてから、急に気が変わり、那須烏山市を目指すことにします。たまには山道も走らないとね。
仁井田駅から東でいきなりの登り、その後、山をいくつか上り下りして、1時間後くらいかな?那須烏山市へ到着!
那須烏山市は、車では何度も通過したことがあるのですが、自転車で来たのはもちろん初めて。ゆっくりと市内を散策すると、今まで気が付かなかった待ちの形が見えてきます。
安定した大地の上にある街なのかと思っていたら、市内のあちこちに川の流れでえぐられた谷の跡が見られ、この場所に街を作った人達は、結構苦労したんじゃないかなと。個人的には、川の上半分せり出した構造だった、マルコ書店がお気に入りでした。何か本買ってくれば良かったな。市内にある酒蔵で、限定60本という純米生酒を買ってきましたが、まだ呑んでません。
帰りも山道を登り下りして芳賀地域へ戻ろうかと思ったのですが、丁度烏山線の上り列車が出る時間だったので、途中の下野花岡駅まで、列車で戻ることにしました。こういうときの臨機応変さがブロンプトンのよい所。下野花岡駅についたのは、もう16:00頃になっていましたが、初夏の日中はまだ長い。
そこから南下して、芳賀市の河川密集地域を行ったり来たり楽しみながら、途中から五行川のサイクリングロードに合流。真岡から下館まで一気に南下しました。
さすがに辺りも暗くなってきたので、ブロンプトンを折り畳み、関東常総線で守谷へ、そこからつくばエクスプレスに乗り換えて家まで帰ってきました。
走行距離は110km。山あり谷ありのバラエティに富んだサイクリングで、久々に自転車の楽しみを満喫した気がします。
ブロンプトンを手にして本当によかった…と、久しぶりにしみじみと実感できた1日でした。