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▼2013年05月19日

アナログレコードの復権?

P5181475.JPG FBにも書いたんだけど、アナログレコードが復活しつつあるようです。
…とはいっても、0.01が0.02になったようなモノで、前年比倍の出荷数になったからといって、世間でいわれるところのブームにはほど遠い訳ですが。

 かくいう私も、今月は久しぶりに新品のアナログレコードを3枚も購入してしまいました。もちろん、中古を含めれば、もっとレコードを買っている月は沢山ありますけど、新譜の完全新品をひと月に3枚って、…なかなか珍しいんじゃないかしら?

 買ったレコードは、流線形のアナログレコード2枚と、西山瞳のアナログレコード。
 流線形は何年か前にCD出た頃「あ、買ってみよう」と思っていたのですが、その後すっかり忘れていました。ユニオンでアナログ版が出ていたので(どうやらCD発売当時もアナログ版が出ていたそうだけど、それの復刻みたい)思い出して購入。
 西山瞳は、デビューアルバムから3枚位買っていたきりだったけど、ニューアルバムとアナログ版を同時に買うとCDRプレゼント…とあったので、こちらも若干衝動気味に(笑)

 流線形の方は、J-POPというか、達郎&ユーミン系の時代が好きな人は、結構懐かしい感じでハマるんではないかと。
 西山瞳の方は…彼女のJAZZって、スタンダード曲の焼き直しではなく、オリジナルで作曲された曲が多い。そのせいか当たり外れのブレは大きい気がするけど、アタリの時はなかなかよいというか、今回は特にボーナスCDRがよかったな。

 私がお金を稼ぐようになってオーディオを始めた頃というのは、世間ではもう「アナログレコードはいつ市場から消えるのか?」みたいな風潮で、これからはCD時代、アナログはもう古い!という時代でした。
 それが、このままだとおそらく、アナログレコードより先にCDの方が消えてしまいそう。
 実際、コンテンツ配布メディアとしてのCDはまだ続いてはいますが、それを再生するためのCD専用のプレーヤーは、高級オーディオの世界からは知らぬ間に消えてしまってます。

 そして、結果としてCDの音は、アナログレコードを凌駕することができませんでした。これはノスタルジーなどの評価ではないです。
 気になる人は、数万円のモデルでいいから、ターンテーブルを買ってアナログレコードを再生してみて下さい。その音の違いに納得できるはず。
 全ての環境で断言できる訳ではないですが、アナログの音は、濃密でエネルギッシュでCDよりもずっと現代的というか、演奏現場の音に近い。CDの影でヒッソリとしているかと思われたアナログプレーヤーですが、水面下ではきちんと進化していたんですね。

 もちろん、アナログレコードが今普及しているデジタルオーディオに取って代わるとは全然思いませんが、私達の世代が消えるくらいまでは、確実に音楽を聴くためのフォーマットとして残りそうな気がします。

OLYMPYS XZ-1


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